日本人初、女子高校生がCERN(スイス・ジュネーブ)で素粒子実験を終了
加速キッチン合同会社がサポートしている高校生5名のチームSakura Particlesが2024年9月11日から9月25日まで世界最大の加速器施設CERN(注釈1、スイス・ジュネーブ)において素粒子実験を実施しました。本実験はCERNが主催する高校生向けコンテストBeamline for Schools 2024年最優秀賞受賞に伴い実現したもので、日本の中高生が大型加速器施設で素粒子実験を行うのは初めての快挙になります。
図1 Sakura Particlesの集合写真
■背景
CERNでは年に1回、世界中の高校生を対象にした国際素粒子実験コンテストBeamline for Schools(注釈2)を実施しています。コンテストでは、CERNまたはDESY(注釈3、ドイツ電子シンクロトロン)での加速器ビームラインを利用した実験提案書を全て英語で提出し、その内容について審査されます。今年度は過去最高461件の申し込みがあり、日本(Sakura Particles)、エストニア(Mavericks)、アメリカ(SPEEDers)の3チームが最優秀賞に採択されました。
最優秀賞に採択されたSakura Particlesのメンバーは以下の通りです。