徳島県那賀町にて休校中の小学校でクルマエビ陸上養殖実証実験を開始 過疎化地域復興の一手として海無しエリアでの難題に挑戦
社会課題解決型事業を展開する株式会社Seaside Consulting(R)(本社:千葉県鋸南町、代表取締役:平野 雄晟、平野 彩、以下:当社)は、2024年8月20日より、徳島県那賀町との共同プロジェクトとして、休校となった平谷小学校の施設を活用したクルマエビ陸上養殖の実証実験を開始しました。
この取り組みは、遊休施設の有効活用を通じて過疎地域の活性化を目指す画期的なモデルであり、地方創生に貢献する新たな事業です。
休校中の平谷小学校の給食室での養殖実験風景
■実証実験に至る背景
2022年、博報堂プロダクツ社が徳島県那賀町と地域活性化包括連携協定を締結しました。この協定の一環で、「那賀町みらい創造プロジェクト」が発足し、博報堂プロダクツが那賀町と未来についての構想を練ってきました。その取り組みが月刊事業構想(2022年5月号)にも取り上げられ、今回、当社へ遊休施設利活用に関する陸上養殖の相談が持ち込まれました。
■今後の遊休施設利活用に向けた試験的実証
那賀町からの相談で気づいたのは、当社が2021年から取組んできた耕作放棄地ではなく、遊休施設を活用することの優先性です。文部科学省のデータによると、日本では既に8,000校が廃校となっており、今後25年間でさらに10,000校以上が廃校化すると予測されています。