くらし情報『芝浦工大と西武建設が複数台の除雪車両を識別できる除雪作業支援システムを開発』

芝浦工大と西武建設が複数台の除雪車両を識別できる除雪作業支援システムを開発

サーバーを必要とせず、他の除雪車両から情報を読み出すことができ、常に3台の車両間で情報を共有できます。システムは自律分散型で、どの車両が先に起動しても適切に動作することが可能です。

■検証実験の概要
山岳部の道路で深雪の除雪作業を行うために、2024年4月の3日間、3名の除雪オペレーターが本支援システムを使用し、有用性を確認しました。本支援システムを利用している除雪オペレーターには、除雪作業中のシステム画面に3台の除雪車両の位置と姿勢が正確に表示されています。悪天候時には、運転席からは近くの車両しか見えませんが、本支援システムを使うと他の車両の動きを確認することができます。作業軌跡の確認や記録することもでき、作業の進行状況も把握することができます。

■今後の展望
2021年から現場実証実験をスタートし、現在の位置精度の確保やオペレーターが使いやすいシステム開発をしました。機器等のハード面では、現場作業員達だけで運用が可能となるように簡素化を図っていきます。

また、山岳地帯は携帯のキャリア電波が不通の区間が多く、本開発においてもデータ送信のために通信網を整備して実験をしています。スターリンク等の新しい通信技術を取り入れながら、データの不通を極力減らす方法を模索していきます。

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