アグリ王とアクポニが共同開発:糖度15度の高品質イチゴを安定栽培可能な閉鎖型アクアポニックス システム 2024年10月販売開始
株式会社アグリ王(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:徳丸 義洋)は、LED照明を使用した完全閉鎖型植物工場技術を持ち、次世代の循環型農業技術であるアクアポニックスを用いて、株式会社アクポニ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:濱田 健吾)と共同で「閉鎖型アクアポニックス システム」を開発しました。このシステムは、イチゴ栽培に特化した革新的なソリューションで、農薬や化学肥料を使わずに高品質なイチゴの安定生産を実現します。
2023年より両社は、横浜市港北区の試験農場にて共同実証実験を行い、アクアポニックスで栽培したイチゴは平均糖度が15度に達することを確認しました。これは、一般的なイチゴ(平均糖度10度)を大きく上回る数値で、農薬を使用せずに甘味の高いイチゴの栽培が可能であることを証明しました。
さらに、システムはLED型栽培ラックや水質管理が容易な水槽、濾過循環器などを備え、コンパクトな設置面積で高効率な生産が可能です。特に、小規模面積や農福連携など、多様なニーズに応えることができる点が強みです。
販売開始は2024年10月9日を予定しており、次世代の農業ソリューションとして注目されています。