中・高校生向け分析機器体験実習「JAIMA サマーサイエンススクール2024」を日本科学未来館で実施
実習は、参加者の皆様が主体的に考え、装置を自ら操作することに主眼を置いて進められ、対面実習で企業担当者と楽しそうに会話し、そして真剣に取り組む姿が印象的でした。
自由に各企業テーブルを訪問する45分間のフリータイムを2023年から実施しています。時間一杯まで企業担当者と参加生徒の質疑応答も見られ、非常に好評でした。
また、実習の冒頭に日本化学会 フェロー 元東洋大学教授 柄山 正樹先生より演題「共通テストと機器分析」にてご講演をいただきました。大学入試の傾向と対策的な内容ではなく、“学ぶ”ことに対する考え方を示していただき、中・高校生にとって良い刺激となる内容でした。
本サマーサイエンススクールと“一般向け体験コーナー”を併設し、今年は卓上走査電子顕微鏡の実機体験を実施、海外からの来場者を含め、多くの方に分析機器に触れていただきました。【参加者の感想】
・何か新しいことを成し遂げるためには、個々に知った知識をどう繋げて行くかが大切だとわかり、自分で日々思考を広げていくことを大切にしたいと思いました。
・化学への理解や学習へのモチベーションが、今までより向上することができました!
■今後の展望
講義中心となるスクールと異なり、実際に分析機器を操作体験し、各企業の研究員と直接会話できる本サマーサイエンススクールは大変貴重な機会となっています。