NGPとJTP、大型自動車リサイクル部品の環境負荷低減効果に関する産学共同研究を開始 ~カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーを推進~
リサイクル部品は、採掘した天然資源を加工して生産する新品部品と比べて大きな省資源・省エネルギー効果があり、CO2削減効果も期待できることから、カーボンニュートラルに貢献するとともに、サーキュラーエコノミーを推進する製品といえます。
JTPは、トラックに特化した唯一のリサイクル団体として、使用済みトラックの解体・リサイクルを行うとともに、使用済みトラックから取り外した部品から生産した大型自動車のリサイクル部品の流通を担っています。自動車業界がカーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーへの転換を進める中で、大型自動車のリサイクル部品が環境負荷削減に大きく寄与することを示し、その普及拡大を目指しています。
一方、NGPは、2013年5月より、富山県立大学と明治大学との産学共同で「自動車リサイクル部品による環境負荷低減効果の研究」を行っており、部品の重量・素材調査や生産工程の調査等を行ったデータをもとに、LCA※1ソフトを使用して主に普通自動車のリサイクル部品利用によるCO2削減効果を算出しています。JTPの持つ大型自動車の知見と、NGP・富山県立大学・明治大学とでこれまで研究してきた知見を活かすことで、大型自動車リサイクル部品の環境貢献度を数値化し、その価値を高め自動車リサイクル業界全体の発展に寄与するべく研究を開始する運びとなりました。