近畿文化会は、沿線に数多くの文化財を持つ近畿日本鉄道が1949年に「文化財愛護の心を養い、歴史的知識を高める」ことを目的に設立しました。寺社や史跡などを紹介する月刊文化冊子『近畿文化』の発行と、専門の知識をもった講師の案内による現地見学会(臨地講座)の開催を軸に、文化財と歴史の魅力を発信する活動を行っています。
月刊の『近畿文化』は、近畿文化会の会誌として1949年10月に創刊(当時の冊子名は『近畿文化通信』)、以来75年間連綿と発行を続け本年11月号で900号を迎えます。
900号を記念して、創刊号(『近畿文化通信』第1号)で紹介した壷阪寺と五百羅漢像を訪ねる記念臨地講座を開催します。詳細は別紙のとおりです。
『近畿文化』900号
『近畿文化通信』第1号
別紙
1.近畿文化会の概要
(1)沿 革 1931年(昭和6)
古文化研究団体「大和國史會」設立
(郷土史家の田村吉永が主宰、吉野の富豪で大阪電気軌道(近畿日本鉄道の前進会社)社員の阪本猷が支援。大阪電気軌道や関西急行鉄道の援助・協力を受けて会誌の発行、講座・講演会の開催等を行う。)
1949年(昭和24)10月
「大和國史會」