マイクロプラスチック観察キット「ぷらウォッチ」の一般販売を開始 ~「はかる」と「わかる」を体験できる簡易学習キットでサステナビリティ教育に貢献~
国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)においても、さまざまな社会課題が挙げられていますが、HORIBAではその多くの課題の解決は「はかる」ことから始まると考えています。
こうした背景から、子どもたちが海洋汚染の実態をより理解することを目的に、浜辺などから採取した砂に含まれるマイクロプラスチックを可視化できる簡易学習キットを開発しました。
マイクロプラスチック観察キット「ぷらウォッチ」
【製品の特長】
1. マイクロプラスチックの有無を簡易に観察
・プラスチックの分析には、含有成分とその分布を特定することのできる赤外分光法が有効とされていますが、前処理を含めると数日かかることもあります。本製品は「迅速な可視化」を主目的とし、蛍光分析の技術を応用することで、わずか1時間程度での観察が可能となりました。(サンプル採取の時間を除く)
・染色液を用いて発光させたマイクロプラスチックは、スマートフォンやタブレット※3などのカメラを通して観察することができます。また、そのまま撮影することで画像資料としても有用なものとなります。
製品断面図
染色作業
(1) サンプルの砂を染色液※4で染色し乾燥させる
(2)