くらし情報『家庭科の授業と連携した「学べる粒すけ授業」を実施 松戸市の小学校で「粒すけ」炊飯体験 開発者による講話も』

家庭科の授業と連携した「学べる粒すけ授業」を実施 松戸市の小学校で「粒すけ」炊飯体験 開発者による講話も

が特徴です。しかし、県内の作付けの約5割を占める「コシヒカリ」は、近年多く発生している稲刈り時期の強風や長雨などで倒れやすく、収穫に手間がかかるなどの悩みがありました。そこで、食味が良く、台風にも負けない、力強い品種を目指して、開発がスタートしました。

ー「粒すけ」はどうやって開発されたの?
平成17年から研究に取り組み、食味の良い「コシヒカリ」を母に、茎が短くて倒れにくく、大粒な特徴を持つ「佐(さ)系(けい)1181」(県オリジナル品種「ふさおとめ」の子ども)を父として、人工交配により育成されました。
「粒すけ」は、約4,000種類の候補の中から選び抜かれ、両親の長所を引き継いだ、おいしくて作りやすい品種です。

ーどこにこだわったの?
「粒すけ」を開発するにあたって、最もこだわったポイントは食味試験の方法。おいしい品種を選ぶためには、機器による分析も行いますが、最終的には人が実際に食べて判断します。
食味による選抜試験は、それぞれのお米に含まれる水分含量に応じて、水加減を調整するなど、細心の注意を払って行います。

収穫時期の3カ月は、1日7種類をほぼ毎日食べ比べ。10年間にわたり、延べ3,500の品種候補の試食を繰り返しました。

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