ベルエナジー、完全ゼロエミッション電源車「MESTA Gen」を発表 独自技術を応用し三相200V最大50kWの出力を実現
ベルエナジー株式会社(所在地:茨城県つくば市)は、走行から給電まで一貫して脱炭素を追求した業界初の完全ゼロエミッション電源車「MESTA Gen」を発表しました。
MESTA Genシステム図
「MESTA Gen」は、EVの駆動用バッテリーから直接電力を取り出す独自技術を応用し、これまで誰もなしえなかったEVからの三相電力の供給を、しかも50kWという大出力で実現しています。
これにより、建設現場での電動重機へのAC充電はもちろん、三相電源を必要とするあらゆる現場への「電気の宅配」が常時、非常時を問わず、初めて完全脱炭素で可能となりました。
分けても災害時の大規模停電対応では、携帯基地局への駆け付け救援を始め、各事業所や集合住宅でのエレベーター、機械式駐車場、給水ポンプ等の産業機器の緊急稼働に絶大な威力を発揮します。また、単相200Vや100Vも完備しており、例えば避難所であれば100人分の電気毛布を一晩中連続で使うことも可能な電池容量を有しています。
本電源車の最大の特徴は、同社の他のMESTAシリーズと同様に、機能の全てを普通車EV(日産リーフ)後部にオールインワンでまとめ上げていること、そしてその結果、本車が通常は一般のEV社用車として十分普段使いが可能となり、より効率よい運用が可能なことです。