通常非公開の尼門跡寺院 京都・霊鑑寺にて椿が咲き誇る庭園や書院を3月20日より特別公開
尼門跡寺院 京都・霊鑑寺(所在地:京都市左京区鹿ケ谷)は、2025年3月20日(木・祝)から4月13日(日)まで、春の特別公開を開催いたします。
~椿咲き誇る霊鑑寺~

椿1

椿2

椿3

椿4
■霊鑑寺について
「椿の寺」として知られる霊鑑寺は、承応3年(1654)、後水尾(ごみずのお)天皇の皇女・多利宮(たりのみや)を開基として創建され、歴代皇女が住職を務めた尼門跡寺院。別名「谷の御所」と呼ばれた格式と清楚な佇まいを今に伝えています。さらに、後水尾天皇が椿を好まれたことから、広い庭内には100種類以上の椿が植えられています。そして、後西(ごさい)天皇の院御所から移築した書院は「四季花鳥図」など狩野派の作と伝わる華麗な障壁が飾られており、本堂は江戸幕府十一代将軍・徳川家斉(とくがわいえなり)が寄進したもので、如意輪観音像を安置しています。

椿5

椿6
■春の特別公開の見どころ
今年は、書院内にて雛人形(有職雛)を飾ります。こちらは約360年前のもので、江戸幕府十一代将軍・徳川家斉(とくがわいえなり)が霊鑑寺の尼宮様に贈ったものとされています。雛人形ときくと小さい雛人形を想像しがちですが、全長約110センチもあり、見ごたえのある雛人形です。