「言葉でつなぐ、私と香り展」金沢21世紀美術館にて 2026年4月29日より開催
言葉でつなぐ、私と香り展
香老舗 松栄堂(京都市中京区/代表取締役社長:畑 元章)は、2026年4月29日(水)~5月10日(日)の期間、金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA 全室にて「言葉でつなぐ、私と香り展」を開催いたします。
本展は、2025年2月に下北沢 BONUS TRACK GALLERY にて実施され好評を博した企画展の巡回展であり、金沢展ではインスタレーションの新作追加や初実施となるワークショップ・トークセッション、新企画「香りの迷路」など、より一歩踏み込んだ“ここにしかない香り体験”を提供します。
■ 企画展の趣旨
本企画展は、世界に誇るべき日本の文化の一つである、香文化を振興・体験できる機会を創出するものです。日本の四季や美意識と共に、時代ごとに姿を変えながら、人々の近くで今に至るまで生活を彩ってきた日本の香りの多様な魅力を、様々な手法で紹介します。
古来、日本では和歌や漢詩、物語などにおいて「香り」は多く取り上げられ、「言葉」と「香り」は密接な関わりがありました。本企画展では、メイン展示として、現代で言葉を紡ぐ小説家と、松栄堂の香りとのコラボレーションにより、TOPPANと共同で新たな来場者参加型のインスタレーションを制作しました。
独自の文化を育んできた日本の香りが現代を生きる人々の何気ない日常に彩りをそえるとき、どのように香りを取り入れるか、アプローチの方法は人それぞれです。本企画展では、来場者一人一人と香りをつなぐ特別な体験を提供します。
前回会場の様子(2025年2月「言葉でつなぐ、私と香り」@下北沢BONUSTRACKGALLERY)
■「言葉でつなぐ、私と香り展」開催の背景
日本の香文化は、約1400年の歴史を持ちます。お香は仏教伝来とともに日本に伝えられたとされ、平安時代には貴族の教養として、鎌倉時代から室町時代には武士たちの嗜みとして、江戸時代には芸道として確立しました。お香そのものの香りもさることながら、香席での心得や四季や文学になぞらえた遊び、洗練された作法、香道具の意匠など、お香の世界は奥深く広がります。
日本の香文化を題材にした企画展を開催するにあたり、これまで多様な「文化」を題材にしたデジタルアーカイブや文化をテーマにした展覧会やイベント、研修、ツアー等を企画・運営してきたTOPPAN株式会社が、嗅覚が五感の中でも感情や記憶に強く結びつき、生活においても重要な役割を果たしていることに着目し、来場者の視覚だけでなく嗅覚も刺激する新たな体験を生む企画展を2025年2月、下北沢 BONUS TRACK GALLERYにて、当社協力のもと実施いたしました。■ 展示構成
1. 来場者参加型インスタレーション(新作1編追加)
メイン展示は、創業300余年の香老舗 松栄堂が作り出すお香の香りと、現代で活躍する直木賞作家の千早茜氏が紡ぐ言葉(金沢展では新作1編を追加して計6編)がコラボレーションした来場者参加型のインスタレーションです。来場者は嗅覚と視覚を使い、現代において新たに生まれたインスタレーションを体感していただきます。来場者は自身の感覚や感性で香りと言葉を自由に組合せ、自分だけの「香りの栞」を作成し、購入することができます。
※「香りの栞」は物販レジにて550円(税込)で販売。
各日数量限定。
インスタレーション(2025年2月「言葉でつなぐ、私と香り」@下北沢BONUSTRACKGALLERY)
千早 茜
1979年生まれ。2008年『魚神』で第21回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。同作は2009年に第37回泉鏡花文学賞も受賞した。2013年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞を、2021年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞を、2023年『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞した。他の小説作品に『男ともだち』『西洋菓子店プティ・フール』
『クローゼット』『さんかく』『ひきなみ』『グリフィスの傷』『雷と走る』やクリープハイプの尾崎世界観との共著『犬も食わない』等。食にまつわるエッセイも好評で「わるい食べもの」シリーズ、新井見枝香との共著『胃が合うふたり』がある。
X(Twitter):https://x.com/chihacenti
2. 日本の香文化紹介コーナー
平安~江戸期の香文化の変遷や、多様なお香を展示し、日本の香り文化の奥深さを紹介。
会場では原料の香りが体験でき、香りの成り立ちをより直感的に感じることができます。
お香の原料(2025年2月「言葉でつなぐ、私と香り」@下北沢BONUSTRACKGALLERY)
香りのポンプ(2025年2月「言葉でつなぐ、私と香り」@下北沢BONUSTRACKGALLERY)
3. 新企画「香りの迷路」
金沢展より新たに導入。来場者が“鼻”を頼りに香りをたどりながら進む、香り探索体験エリア。
香りの違いや特徴に意識を集中して楽しむ新感覚コンテンツです。
4. トークセッション(事前予約制/会場内特設ブース)
5月9日(土) 14:00~
「香りを編む、言葉を燻(くゆ)らす~見えない情景の描き方~」
登壇:
● 千早 茜氏(小説家)
● 藤本 悌志(香老舗 松栄堂/調合師)
● 江南 亜美子氏(進行:京都芸術大学 准教授/書評家・ライター)
内容:
調合師が抽象的なイメージからお香の香りを創り、小説家が“香りの気配”を文章へと変換するプロセスを読み解き、“構成美”の共通点に迫るトークセッション。
※事前予約は 松栄堂予約サイト にて受付
5. ワークショップ「匂い香づくり」(事前予約制)
5月2日(土)~5月6日(水・振休)
1日3回 11:00/14:00/16:00 40分
来場者が自分で香原料を調合するオリジナルの“匂い香”づくり
※事前予約は松栄堂予約サイトにて受付
6. 物販ブース
多様なお香の世界を楽しめる松栄堂商品を販売いたします。
また書籍、千早 茜氏の香り三部作『透明な夜の香り』・『赤い月の香り』・『燻る骨の香り』(2026年4月26日(日)発売予定)のほか、当社編集のお香の文化史『香千秋』・香りエッセイ『香り風景 全三巻』も販売いたします。
■ 開催概要
名称 :言葉でつなぐ、私と香り展
会期 :2026年4月29日(水)~5月10日(日)
開場時間:10:00~18:00 ※5月10日(日)のみ16時閉場
会場 :金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA 全室(1階)
入場料 :無料
主催 :香老舗 松栄堂
企画協力:TOPPAN株式会社
金沢21世紀美術館(画像提供:金沢市)
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プレスリリース提供元:@Press