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「アカネキントキ」は新種だった!西太平洋からキントキダイ科魚類を新種記載「Priacanthus starnesi」と命名

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鹿児島大学総合研究博物館と大学院連合農学研究科の研究チームは、これまで標準和名「アカネキントキ」と呼ばれてきたキントキダイ科キントキダイ属魚類が、未記載の新種であることを発見しました。学名にはキントキダイ科魚類の分類学的研究に多大な貢献を果たしたW. C. Starnes氏への敬意を込めてPriacanthus starnesi(プリアカンサス スターネスアイ)、標準和名には「アカネキントキ」と命名しました。
本研究の成果は、日本魚類学会が発行する英文誌Ichthyological Researchにて2026年4月16日に公開されました。

掲載ページ:https://doi.org/10.1007/s10228-026-01066-x

「アカネキントキ」は新種だった!西太平洋からキントキダイ科魚類を新種記載「Priacanthus starnesi」と命名

生鮮時のPriacanthus starnesi(アカネキントキ)のホロタイプ(標準体長154.8mm:鹿児島県産)

【研究の背景と概要】
西太平洋には、標準和名「アカネキントキ」と呼ばれてきたキントキダイ属の魚が生息しています。この魚はこれまでインド洋に生息する近縁種Priacanthus blochiiと同じ種として扱われてきたため、独自の学名は与えられていませんでした。
今回、鹿児島県産をはじめとする西太平洋各地の標本と、インド洋産の標本を詳細に比較分析したところ、鱗の枚数やひれの形などの形態、遺伝子の塩基配列の両面で明確な違いがあることが判明しました。
これらの結果から、標準和名アカネキントキとされていたキントキダイ属魚類をPriacanthus starnesiとして新種記載しました。また、これまでアカネキントキに用いられてきた学名Priacanthus blochiiは、インド洋のみに分布する種に適用されることが明らかとなりました。


【生息環境】
Priacanthus starnesiは水深100m以浅のサンゴ礁域や岩礁域に生息しています。日本からサモアにかけての西太平洋の広域に分布し、国内においては京都府から奄美大島にかけて確認されています。鹿児島県内では、甑島列島、薩摩半島西岸、鹿児島湾、大隅半島東岸、奄美大島から記録されています。

【標本について】
新種記載に使用した標本(タイプシリーズ)は鹿児島大学総合研究博物館、和歌山県立自然史博物館、および国外の4研究機関に所蔵されています。【掲載論文】
A new species of Priacanthus from the western Pacific Ocean, with a redescription of Priacanthus blochii Bleeker 1853 (Perciformes: Priacanthidae)

【著者名】
Shintaro Hashimoto and Hiroyuki Motomura

【掲載誌】
Ichthyological Research

【DOI】
https://doi.org/10.1007/s10228-026-01066-x

【鹿児島大学について】
鹿児島大学は、9つの学部と9つの大学院研究科を擁する、南九州における最高学府です。南九州から南西諸島など南北600キロに及ぶ県土を本学のキャンパスとして、そこにある自然・歴史・風土・産業を土台に活動しています。地域とともにある大学として「知」と「智」の力をもって、“進取の精神で、地域と世界の未来に挑む教育研究拠点”となることを目指して進んで参ります。

鹿児島大学HP :https://www.kagoshima-u.ac.jp/
鹿児島大学Instagram:https://www.instagram.com/kagoshima_univ.koho/
鹿児島大学総合研究博物館 本村 浩之教授 HP:
http://www.museum.kagoshima-u.ac.jp/staff/motomura/motomura.html

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