堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

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京都府立堂本印象美術館(所在地:京都府京都市北区https://insho-domoto.com/)は、〈開館60周年記念〉特別企画展I「印象、美術館をつくる」および同時開催「第7回京都工芸美術作家展」を2026年7月7日(火)~9月23日(水・祝)に開催いたします。

■開催概要
昭和41年(1966)10月、風光明媚な京都・衣笠の地に異彩を放つ美術館が開館しました。日本画家・堂本印象(1891-1975)が、自作の散逸を防ぎ、展示する場として、75歳にして自ら設立した堂本美術館(現・京都府立堂本印象美術館)です。
当時、存命作家のための個人美術館はまだ珍しく、昭和38年(1963)に日本画家・川端龍子(1885-1966)が設立した龍子記念館(東京都大田区)に次いで全国で2番目、関西では初の個人美術館でした。
堂本美術館は、印象が渡欧時に見た各地の宮殿や美術館をアイデアの源泉にして、外観から内観、椅子やドアノブといった細部に至るまで、画家自らデザインを手がけました。そうして、空間の隅々まで印象の美意識が貫かれた、印象作品としての美術館が誕生しました。
令和7年(2025)夏、美術館本館と山のアトリエ(昭和25年頃竣工)が国の登録有形文化財に登録されました。そして、今年、令和8年(2026)、美術館は開館60周年を迎えます。
これを記念し、美術館誕生の軌跡を辿る展覧会を開催します。開館に向けてのデザイン原画や作品を通して、印象が美術館設立プロジェクトにかけた熱い想いを感じ取っていただければ幸いです。

■みどころ
・挑戦する日本画家・堂本印象。70代で美術館をプロデュース!
多彩な画風で知られる日本画家・堂本印象。その創作は平面作品のみならず、彫刻、染織、陶芸に及びます。そんなマルチクリエーター・印象が70代で挑んだのが、自らがデザインした美術館を設立するプロジェクトでした。

・美術館も作品!?印象ワールドを体感!
昭和30年代以降、取り組んでいた独自の抽象表現の感性は美術館デザインにも反映され、その前衛的な建築には、当時批判の声もあったようです。しかし、印象は「平等院の鳳凰堂でも、それができたときはケッタイだったにちがいない」と言い、批判を一蹴しています。
この美術館がいずれ歴史的な遺産になることを、彼はすでに確信していたのかもしれません。
本展では、印象が美術館建設に向けて描いた美術館のデザイン原画を多数展示します。完成した実際の館内装飾と見比べながら、印象ワールドに浸ってみてください。

・60年前の第一回展にタイムトリップ!
昭和41年(1966)10月、満を持して開かれた第一回展には、新作10点を含む印象の力作57点が出品されました。後半生の画業を代表する抽象画を中心にしたダイナミックな展示構成が、ユニークな美術館空間で展開され、印象の理想が体現された展覧会となりました。
本展では、この第一回展にもフォーカスを当て、その様子を振り返ります。出品作16点の他、当時の展示風景がわかる写真資料などを展示します。

・初期構想はこんなに違った!?
「堂本美術館完成予想図」戦後
堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

「堂本美術館完成予想図」戦後 京都府立堂本印象美術館蔵

・アイデアの種はどこから?
堂本印象《プラド美術館の窓(美の跫音挿絵)》昭和27年(1952)
堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

堂本印象《プラド美術館の窓(美の跫音挿絵)》昭和27年(1952)京都府立堂本印象美術館蔵

・美術館を彩る装飾の数々
堂本印象《瞑想(堂本美術館壁面装飾)》昭和42年(1967)
堂本印象《好転(タピストリー下絵)》昭和42年(1967)
堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

堂本印象 《瞑想(堂本美術館壁面装飾下絵)》昭和42年(1967)京都府立堂本印象美術館蔵
堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

堂本印象《好転(タピストリー下絵)》昭和42年(1967)京都府立堂本印象美術館蔵

・展覧会ポスターも印象作!
堂本印象《堂本美術館ポスター(原画)》昭和41年(1966)
堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

堂本印象《堂本美術館ポスター(原画)》昭和41年(1966)京都府立堂本印象美術館蔵

・家具もデザイン
《椅子》(デザイン:堂本印象)昭和41年(1966)
堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

《椅子》(デザイン:堂本印象)昭和41年(1966)京都府立堂本印象美術館蔵

・第一回展のために描いた新作10点を展示
堂本印象《感喜》昭和41年(1966)
堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

堂本印象《感喜》昭和41年(1966)京都府立堂本印象美術館蔵

・第一回展にタイムトリップ!
堂本印象《金の鍵と銀の鍵》昭和30年(1955)
堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

堂本印象《金の鍵と銀の鍵》昭和30年(1955)京都府立堂本印象美術館蔵

・抽象の代表作も特別出品!
堂本印象《風神》昭和36年(1961)
堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

堂本印象 《風神》昭和36年(1961)京都府立堂本印象美術館蔵

・展覧会名
日:〈開館60周年記念〉特別企画展I「印象、美術館をつくる」
英:Special exhibition commemorating the 60th anniversary of the museum's opening Domoto Insho, Create a Museum

・会期 : 2026年7月7日(火)~9月23日(水・祝)
・会場 : 京都府立堂本印象美術館(京都市北区平野上柳町26-3)
・開館時間: 9:30~17:00(入館は30分前まで)
・休館日 : 月曜日(ただし、7月20日[月・祝]、9月21日[月・祝]は開館)、
7月21日[火]
・観覧料 : 一般 600(480)円、高大生 450(360)円、65歳以上 300(240)円
*( )は20名以上の団体料金
*中学生以下無料
*障害者手帳ご提示の方(介護者1名を含む)は無料
・主催 : 京都府、京都府立堂本印象美術館(指定管理者: 公益財団法人京都文化財団)、京都新聞
・助成 : 一般財団法人地域創造

■祝!国の登録有形文化財登録!美術館建築のひみつを徹底解剖!
関連イベント
(1) 講演会 「堂本印象の美術館とアトリエ」
2026年7月12日(日)13:30~15:00(開場13:00)
講師 : 石川 祐一氏(京都市文化財保護課 主任文化財保護技師)
会場 : 立命館大学 末川記念会館講義室
定員 : 先着150名 *申込不要。
当日12:30より美術館ロビーにて整理券を配布
参加費: 無料 *別途、本展観覧券(半券可)が必要
(2) 学芸員によるギャラリートーク
2026年7月25日(土)・8月15日(土)いずれも13:30~
2階展示室 申込不要・要観覧券

(3) コンサート「開館60周年記念 室内楽コンサート」
2026年9月13日(日)18:00~20:00(開場17:30)
会場:堂本印象美術館
主催:堂本印象美術館、ArTRANDOM
*料金や申し込み詳細は美術館HP

■同時開催 第7回京都工芸美術作家展
The 7th Kyoto Craft Artist Exhibition
京都にゆかりのある工芸作家たちが、現代の感性に基づく意匠と技法によって独創的な作品を発表します。

会期 : 2026年7月7日(火)~9月23日(水・祝)
会場 : 新館展示室
出品作家: 今井 眞正(陶芸)、羽田 登喜(染織)、徳力 竜生(ガラス工芸)、
服部 一齋(漆芸)

作家によるギャラリートーク(新館展示室/申込不要・要観覧券)
2026年7月18日(土)14:00~ 羽田 登喜、徳力 竜生
2026年7月25日(土)14:00~ 今井 眞正、服部 一齋
堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

今井 眞正《貔貅 吽形》
堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

羽田 登喜《春の譜》
堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

徳力 竜生《IMAGINE》
堂本印象美術館、開館60周年記念展Iを7月7日より開催 日本画家・堂本印象が自らデザインした“美術館誕生”の軌跡を紹介 同時開催 第7回京都工芸美術作家展

服部 一齋《朱金地高蒔絵飾箱 しだ》

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