【幾何】はなんて読む?「きか」以外の読み方はなに?
「幾何」はなんて読む?
「幾何学(きかがく)」と読むこともありますが、幾何は他にも読み方があります。いったい、「幾何」はなんて読むのでしょうか?正解を知りたい人は、もう少しスクロールしてみてください。
正解は…
正解は「いくばく」でした!
幾何は、熟字に読みをあてた熟字訓という読み方なので、単語ごとの読み方を知っていても読めない人が多いかもしれません。熟字訓とは、日本語において漢字からなる単語に、単字単位ではなく熟字単位で訓読み(訓)を当てたものです。幾何の意味は二つあり、一つ目の意味は、数量・程度が不明であること、二つ目の意味は数量が少ないことを表します。数量・程度が不明であるのを表す場合は、「幾何(いくばく)の損失が出たか」、数量が少ないのを表す場合は、「幾何(いくばく)かの金銭を渡す」のように使うんだとか。また、幾何(きか)は、数学の一部門である幾何学を略した読み方です。同じ漢字でも、意味が全く違うものになるので読むときは気をつけてくださいね。みなさんは分かりましたか?家族や友だちにも、「知ってる?」と聞いて自慢してみて!
《参考文献》
・「デジタル大辞泉」(小学館)
・「精選版 日本国語大辞典」(小学館)
・「日本大百科全書」(小学館)