これなんて読むの!?と驚くような難読漢字や、よく使うのに意外と読めない常識漢字…あなたも漢字クイズにレッツトライ!
「苟も」はなんて読む?
「苟」は普段なかなか目にしない漢字ですよね。「筍(たけのこ)」に似ていますが、別の漢字です。いったい、なんと読むのかわかりますか?正解を知りたい人は、もう少しスクロールしてみてください。
正解は…
正解は「いやしくも」でした!
「苟も」は、価値水準などの低さを表す「賤しい(いやしい)」に、助詞の「も」を付けた言葉です。そのため、「不相応にも」「柄にもなく」という意味があります。また、「仮にも」「もしも」という意味で使用されることも。「苟も教師なのだから」という文章は、「仮にも教師なのだから」と言い換えることができるのです。一方、「苟も~ない」のように後に打消しの言葉を伴うと、「いいかげんに」「おろそかに」という意味になります。「苟も」は意味が多岐にわたるため、どの意味で使われているのか、文脈から判断してみてくださいね。みなさんは分かりましたか?家族や友だちにも、「知ってる?」と聞いて自慢してみて!
《参考文献》
・『デジタル大辞泉』(小学館)
・『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
・『日本大百科全書』(小学館)