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「赤ちゃんと一緒に参加しよう!」【寛平マラソン】ベビーカーウオーク発起人・ミサイルマン西代さんに聞く、子育てをもっと面白くするコツ

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「赤ちゃんと一緒に参加しよう!」【寛平マラソン】ベビーカーウオーク発起人・ミサイルマン西代さんに聞く、子育てをもっと面白くするコツ


2013年から大阪・淀川河川公園枚方地区で行われているチャリティーマラソン「淀川寛平マラソン」。発起人の間寛平さんをはじめ、多くの吉本芸人たちが盛り上げるお祭りのようなランイベントです♪ 今年は、赤ちゃんをベビーカーに乗せながらウォーキングを楽しめる、「ベビーカーウオーク」が新設されました。その発起人である、お笑い芸人・ミサイルマンの西代洋さんに特別インタビュー! 2歳の娘ちゃんのパパでもある西代さんに、ベビーカーウオークに込めた思いや、日々の子育てのことなど、たっぷりお聞きします!

ベビーカーウオークは、ママたちの横のつながりをつくる場



ーー毎年恒例の「淀川寛平マラソン」。今回西代さんの呼びかけで新設されたベビーカーウオークについて、詳しく教えてください!

西代:寛平マラソンでは、寛平師匠をリーダーに、たむけんさん(たむらけんじ)や僕たちのような後輩芸人たちが、様々なアイデアを出してきました。例えば、昨年度から始まった「ハートフルラン」は、障がいがある方に参加いただく約2kmのマラソンです。この企画の成功もあって、次も何か新しいことをしたいと考えた時に思いついたのが、ベビーカーウオークです。
僕の娘はいま2歳なのですが、やっぱりママさんたちは大変だなあと実感しています。産後数カ月はほとんど家で子どもと2人きり、外出するようになっても横のつながりってなかなかできないですよね。
子育て支援センターなどに行っても、会話のきっかけがつくりづらいこともあると思います。
だからベビーカーを押して歩くだけの簡単なイベントを通して、ママたちの横のつながりがつくれたらと思ったんです。オムツやミルクのことなど、たわいもない話ができる場としてベビーカーウオークを立ち上げました。僕はもちろん、子育て中の芸人、スーパーマラドーナも一緒に参加するので、ママたちの会話を盛り上げますよー!
約1.5kmのコースをベビーカーを押しながら歩くので、ゴールした時にママたちの表情が少しでも明るくなっていたらうれしいですね。参加者には子育てに役立つサンプリングなど、記念品も用意しています!

ーー素敵な企画です!

西代:なかなか遠出が難しいママさんにとっては運動不足解消にもなるかと思います。しかも運動しながら周りのママたちと悩みも共有できちゃいます。「パパが何もしてくれない!」なんて愚痴も歓迎です!僕たち芸人がいるので、人見知りの方も安心してください。1.5kmの間、黙らせません!(笑)
ベビーカーウオークは、ママの新しいコミュニティづくりにもつながると思います!毎年寛平マラソンで会えるような、ずっと続く関係性になれたら良いですよね。
子どもが大きくなったら今度はキッズランに切り替えても良いですし。
寛平マラソンは、赤ちゃんから大人まで、何歳まででも参加できるイベントです。ママさんたちのストレスや悩みは、子どもの年齢によって変わるので、それぞれの悩みを共有できる場になればと思います。

「赤ちゃんと一緒に参加しよう!」【寛平マラソン】ベビーカーウオーク発起人・ミサイルマン西代さんに聞く、子育てをもっと面白くするコツ


子育てにエンタメを!読み聞かせも歯磨きもコントのように!



ーー西代さんの子育てのモットーは?


西代:子どもは親の鏡、ということをよく意識しています。「こんな子になってほしい」と思うなら、まず親がそうあるべきだということです。例えば、マンションのエレベーターで挨拶をしたり、おばあちゃんに「お先にどうぞ」と譲ったりする。親がそういったことを当たり前にしていたら、子どもも同じように振る舞うようになるんです。
先輩芸人の小藪千豊さんが「親がスマホばかり見ていると子どももスマホばかり見るようになるし、逆に親が本をよく読んでいれば子どもも本好きになる」と言っていました。
僕もこれにはすごく同意で。だから嘘でも良いから親も家でも本を読む!そうすると、それが当たり前だし、かっこいいことだと子どもも認識して真似するんです。
あとは、子育てにエンタメ・笑いの要素を入れること!僕はご飯もよく作るのですが、子どもが食事中に飽きちゃってなかなかお米を食べてくれない時があるんですよ。そんな時は、サランラップを使って残ったご飯を子どもの目の前でおにぎりにする。そして子どもにも「ちょっとやってみな」と渡して一緒に形を整える。そうすると食べてくれるんですよ。

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お食事中のひとコマ
ーー子どもが「楽しい」と思える工夫を取り入れているんですね。


西代:そうなんです!例えば絵本の読み聞かせも、ただ読むだけじゃなくて、いかに楽しくできるかに力を入れています。
『おばけなんてないさ』の絵本だったら「ちょっとおばけやってみてやー!」「パパのおばけも見てやー!」なんてことをして1ページを深掘りする。『はらぺこあおむし』だったら、食べ過ぎて太っちょになるところから、さなぎのページまでのテンションの上げ方にこだわる。蝶になる時はなかなかページをめくらず期待感を高めて、「こんなに大きくなったー!」と驚いて、本をパタパタ動かす。子どもの反応を見ながら親も一緒に楽しんでいます!
歯磨きなんかも、娘は嫌がりがちですが、「パパが虫歯菌をやっつけるぞ!」と、ヒーローのように振る舞うと楽しんでくれます。「クチュクチュペー行くぞー!」「よっしゃ!これでやっつけたぞ!」とか、まるでコントのように楽しく歯磨きをしています。クタクタになりながらですけどね(笑)。
思春期になって「パパ嫌!」なんて言われないことが目標なので。楽しさを通じて、親子関係を築いていきたいと思っています。


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家事の分担は「気づいた方がやる」方式でイライラしない



ーー家事・育児の分担は、夫婦でどうやって決めていますか?


西代:僕の方が妻よりも時間の融通が利くので、保育園の送迎と平日の食事の準備、風呂掃除は僕が担当です。家事に関しては、トイレ掃除は衛生面のプロである看護師の妻が担当しています。それ以外は適宜できる方がやっています。基本的には、「相手がやってくれるだろう」と思わないようにしていて。
以前、比叡山に行った際に「不滅の法灯」という1200年以上消えていないろうそくを見たんです。住職に「当番はどう決めているんですか?」と聞いたところ「決めていない」と言っていて。当番を決めていないから、全員が「自分がやらなきゃ」と思うんですって。家事も同じで、洗い物や買い物も気づいた方がやるようにしています。
きっちり決めすぎると、やった・やらないでイライラすることになりますしね。

芸人同士でしていた遊びを、今は娘と楽しんでいる



ーー娘ちゃんと今どんな遊びにハマっていますか? ‎


西代:家ではとなりのトトロの「さんぽ」をかけて、手を繋いで家の中を歩き回ることにハマってます。ソファやクッションを使って障害物を作って、おうちの中でも探検気分を盛り上げています。
あと、自転車に乗ってる時のボケとツッコミにもハマってますね〜。僕が運転中、後ろに乗っている娘が服を引っ張ってくるんです。そうすると僕は自転車を止めて、「誰や服引っ張ってんの〜?」と聞いて、娘が「〇〇ちゃんです!(娘さんの名前)」と答える。しばらくするとまた引っ張ってきて「引っ張るのやめてや〜」…の繰り返し。同じボケを重ねてくるんです。


ーーまるでお笑いコンビのようですね!(笑)


西代:そうなんですよ。日常の中に遊びを取り入れて、楽しくコミュニケーションをとっています‎。

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家でも外でも、全力で娘と一緒に遊んでいます!
ーー逆に子育てで悩んでいることはありますか? ‎


西代:あまりないんです。強いて言うなら娘には食べ物の好き嫌いがあることですが、そこは保育園で給食のレシピを教えてもらって参考にしています。僕も一緒に食べながら「おいしーー!!」って大袈裟なリアクションをとると、娘も興味を持ってくれて、食べてくれるかな。子どもの「食べてみたい!」という気持ちをマックスにさせるのがコツです。


ーー子どもの扱いがうますぎます!


西代:そもそも楽しいこと・面白いことが大好きなので、今まで先輩や後輩とやっていたミニコントとか変顔とかを娘と一緒にやっている感覚ですね。
でも生まれたての頃は、そりゃあ日々ドキドキしていました。ミルクを吐いた時に「救急車を呼ぼう!」と言ったこともあります。

ーー西代さんのように、子育てを楽しむコツを教えてください。 ‎

西代:子どもの成長を自分の子ども時代に重ねて、当時の親の気持ちを想像してみる。例えば娘が歩き始めた時、「ああ僕の親もこんなに喜んでくれたんだろうな」と想像すると、なんだか幸せな気持ちになって子育てがもっと楽しくなります。
あとは、毎日子育てブログを書いているので、日々のちょっとした成長や楽しみを細かく探すようにしています。芸人がネタを探すような感じで、子どもの中のちょっとした「プチ笑い」を探すと、面白くなるのではないでしょうか。
ブログには出産準備も含めて全部記録しています。子どもが大きくなったときに見てくれたらうれしいなと思って続けています。‎

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子育ては、楽しむ気持ちが何より大事


ーー今後企画したい親子イベントはありますか?


西代:パパ芸人として、子どもとの遊び方をワークショップのように共有したり、みんなでBBQしたり動物園に行ったりするイベントもしてみたいですね。日々の子育てをがんばるためにも、楽しむ気持ちは絶対に大事。みんなで楽しいことを共有する場をつくりたいです。


ーー最後に、子育て中のママたちにエールをどうぞ! ‎


西代:皆さんが抱えている夫へのストレスは重々わかります!!ママたちが日々当たり前のようにやっていることは本当にすごいことです。子育ては大変ですが、がんばっていることは、子どもに伝わっています。子どもが大きくなるにつれて、ママの味方になってくれるはず。今、将来の優秀な仲間を育てていると思って、子育てを楽しく一緒にがんばっていきましょう!

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■プロフィール
西代 洋(にしだい ひろし)
1980年生まれ、大阪府出身。お笑いコンビ・ミサイルマンのツッコミ担当。間寛平が発起人のチャリティーマラソン「淀川寛平マラソン」に初期から参加。2歳の娘を育てるパパ芸人。娘さんとの日常を綴った育児ブログを毎日更新中。
ブログ「ミサイルマン西代の親父になりました♪」ameblo.jp/onikuchan0927papa

【フジパンPresents 淀川寛平マラソン2025】
タレント・間寛平や大勢の吉本芸人が集結する〝笑い〟と〝ラン〟が融合した唯一の大会「淀川寛平マラソン」。今年は12月6日(土)・7日(日)に開催です!
詳しくはこちら→https://kanpei-marathon.jp/

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