第97回選抜高校野球出場校紹介 聖光学院(福島)
東北大会優勝を決めた聖光学院が3年ぶり7回目の選抜に挑む。
昨秋は大嶋と管野の継投で安定した力を発揮した。背番号1を背負う左腕の大嶋哲平は昨秋公式戦で42回2/3を投げて防御率2.95・与四死球が9と制球力に優れた投球で試合を作った。背番号10の管野蓮は19回1/3を投げて防御率1.86・与四死球3と140キロ近い直球を持ちながら制球も良く安定している。東北大会は大嶋が先発し管野がリリーフというリレーで勝ち上がった。そのほかにも、背番号11の古谷野太心は11回1/3を投げて防御率1.59を記録し二枚看板を支える。
打線は1番の芳賀巧が打率.333で出塁率が高く、2番の猪俣陽向が打率.387・7犠打と得点圏に進める中軸は3番の菊池政善が打率.405・打点11と勝負強い。東北大会決勝の青森山田(青森)戦では決勝打も放った。
4番の竹内啓汰が打率.412、5番の坂元壱は打率.500を記録した。6番の石澤琉聖は打点11・四死球10と好成績を残しており、好打者が続く。
チーム打率.361と高い攻撃力を誇りながら、チーム犠打数33・盗塁数15と小技や機動力を絡めて得点に繋げる。青森大会では準決勝まで2ケタ得点、東北大会では1点差で逃げ切る試合を2試合演じており、どの試合展開でも勝ちきることができる。一冬超えて打撃力に磨きをかけて甲子園でどのような活躍をするか期待したい。