水戸・J2通算171試合27得点の実力者加入「自分の持っている力をすべて出します」
J1初挑戦への切り札として、経験豊富なゲームメーカーが加わった――。2025年シーズンにJ2優勝を果たし、クラブ史上初のJ1昇格を決めた水戸ホーリーホックは20日、ヴァンフォーレ甲府からMF鳥海芳樹(27)が完全移籍で加入することを正式発表した。1998年8月1日生まれの神奈川県出身で、165センチ、62キロ。桐光学園高校、桐蔭横浜大学を経て2021年に甲府へ加入した。
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J2通算171試合27得点を記録し、2025年シーズンは甲府でJ2 33試合9得点をマーク。技術と得点力を兼ね備えた攻撃的MFとして、J2で5シーズンにわたり活躍してきた。高校時代には全国高校サッカー選手権大会で優秀選手に2度選出(2015年、2016年)された実績を持つ。
水戸へのコメントで鳥海は「水戸ホーリーホックの新たな挑戦の一員になれることを光栄に思います。
水戸旋風の続きを皆様にお見せできるように自分の持っている力をすべて出します」と意気込みを語った。また、「名前は『とりうみ』じゃなくて『とりかい』です!よろしくお願いします!」とユーモアを交えて自己紹介した。
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甲府には「2020年、大学4年生の12月、なかなかチームが決まらずプロサッカー選手になることを諦めかけていた時期に、森さんからの一本の電話で甲府でのキャリアが始まりました。嬉しくて、泣いたのを今でも覚えています」と感謝を伝え、思い出の地を後にした。J2で磨いた技術と経験を武器に、水戸の歴史的なJ1シーズンに彩りを添える。
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部