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J1町田のレジェンドが移籍を決断 地元に完全移籍

J1町田のレジェンドが移籍を決断 地元に完全移籍
カターレ富山の公式インスタグラム(@kataller_toyama)より
カターレ富山は21日、FC町田ゼルビアから41歳FW中島裕希が完全移籍で加入することを発表した。
富山県高岡市出身で、富山第一高校卒業後の2003年に鹿島アントラーズでデビューを飾った中島は、ベガルタ仙台、モンテディオ山形でもプレーし、2016年から当時J2の町田に活躍の場を求めた。

生まれ故郷のクラブでプレーする機会を手にした41歳のベテランが、新たな挑戦を決断した。


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10年間在籍した町田では公式戦通算287試合に出場し、51ゴール26アシストを記録。

町田のレジェンドとして、クラブハウスもない人工芝での練習、洗濯も自分たちで行っていた時代から、2018年の「勝てば優勝」の最終戦、クラブハウス完成、J2優勝、J1での3位、ACL出場、そして、みんなで勝ち取った天皇杯優勝まで、クラブの成長・発展を支え続けた。しかし今季は怪我の影響もあり、公式戦の出場は0。キャリア通算でもJリーグ632試合で109ゴールを積み上げる中島は、現役続行の場として故郷のクラブを選んだ。


中島は町田のファン・サポーターに向けて「環境や人が変わる中でも、『町田のために』という想いは一度も揺らぐことはありませんでした。
ここまで全力でやりきったことに後悔は一切ありません」とコメント。「天皇杯優勝の瞬間は、先人たちの想いとゼルビアの長年の努力が報われた、最高の瞬間でした。この最高の景色と、仲間と共に切磋琢磨した日々は、一生の大きな大きな財産です」と10年間の軌跡を振り返った。

そして「私の大好きなゼルビアを、これからもどうぞよろしくお願いいたします。では、いってきます!」とメッセージを締めくくった。


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新天地の富山に向けては「富山の皆さん!こんにちは!中島裕希です! 生まれ育った富山のクラブでプレーする機会をいただき、心から感謝しています。地元・富山のために、これまでのキャリアで培ってきた経験を活かし、全身全霊で闘いたいと思います! 皆さんと共に闘い、一緒に富山を盛り上げていきましょう! 県総で、皆さんと喜びを分かち合える日を楽しみにしています」と意気込みを語った。契約期間は明治安田J2・J3百年構想リーグならびに2026-27明治安田J2リーグ終了まで。
2025明治安田J2リーグ最終節で奇跡の逆転残留を果たした富山にとって、経験豊富なベテランの加入は大きな力となる。41歳の挑戦が、故郷のクラブに新たな歴史を刻む。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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