【RIZIN】神龍誠がヒロヤに判定勝ち ATT所属後初戦を白星で飾る

12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催されたRIZIN大晦日大会「Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り」で、神龍誠がヒロヤとフライ級で対戦し、判定3-0で勝利を収めた。ATTでのトレーニング開始後、初の試合を白星で飾った。

ATT所属後初陣 グラウンドで圧倒

試合は序盤から両者が慎重な立ち上がり。1Rは互角の展開が続いた。神龍はワンツーからミドルキックで攻め、ヒロヤもローキックやタックルで応戦する。決定打のないまま2Rへ突入した。

展開が動いたのは2R。神龍がタックルからヒロヤを高々とリフトアップし、テイクダウンに成功する。サイドポジションを奪うと、肩固めを狙いながらパウンドを落とし始めた。パウンドの連打でヒロヤを苦しめ、トップポジションをキープ。グラウンドでの技術差の発揮だ。

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最終回にヒロヤ反撃も及ばず

3R、ヒロヤのローでバランスを崩す場面もあったが、神龍はすぐに立て直す。偶発的なアイポークで一時中断を挟んだ直後、ヒロヤが見せ場を作った。テイクダウンを奪い、トップポジションを確保。その後のスクランブルでも互角の寝技を展開する。

しかし2Rでの劣勢を覆すには至らず、判定は3-0で神龍のもの。両者とも7月のフライ級GPで元谷友貴に敗れており、敗者同士による再起戦の様相を呈する。格上とされる神龍を相手に、最終回でヒロヤは意地を見せたものの、総合力で上回る神龍が順当に勝利を収めた。

神龍は9月の準決勝で元谷に判定負けした後、フロリダのATTへ移籍。トップ選手が集うATTで研鑽を積み、その成果を発揮した形だ。ヒロヤも米国でビリー・ビゲロウコーチの下でトレーニングを重ねており、両者の海外経験が随所に表れた高度な技術戦となった。

今回の勝利で、神龍は混戦のフライ級戦線で存在感を示す。次戦へ向けた弾みとなりそうだ。