日本の格闘技を再び世界の中心に…ONE SAMURAIが発足!元電通の田中俊太郎氏がONE Japan CEOに就任「負けねえぞ!やったるぞ!という種を撒きたい」
チャトリ・シットヨートン氏が“兄弟”と呼ぶ男が、日本にいる。世界最大級の格闘技団体・ONE Championship(Group ONE Holdings)の創始者兼CEOが最も信頼を寄せる人物。それが、田中俊太郎氏だ。28年間在籍した株式会社電通を離れ、今年2月1日付でONE Championship Japan CEO兼Group CCOに就任した。
電通時代は海外事業やエンターテインメント領域など多岐にわたる分野を担当。国内外のプロジェクトを統括してきた。そのキャリアを経て、いま格闘技の世界に身を投じている。
18日、都内でONE Championship日本オリジナル新シリーズ発表記者会見が行われた。
壇上の中央に立った田中氏。その表情には、覚悟がにじんでいた。
田中氏と格闘技のつながりは幼少期に遡る。「小さい頃から格闘技が好きで、探しまくってビデオを観ていました。PRIDEもK-1も、立ち上がった団体は全部追いかけていました」。自身はラグビーなど球技に打ち込んできた。
派手なKOももちろん魅力だ。だが、田中氏が最も熱くなるのは“逆転”の瞬間だった。「なんでこの人はここで心が折れないんだろう。立ち上がる姿を見ると、気持ちが爆発するんです」。ルールはある。それでも最後は、覚悟と覚悟のぶつかり合いになる。その剥き出しの構図が、人の本能に触れるのだと話す。
転機は8年前、ONEを日本に広めるため来日していたチャトリ氏との出会いだった。「こんな人間を見たことがないと思いました」。目の前のゴールだけを真っ直ぐ見ている。揺れない。否定されても止まらない。「イノシシのように見える。でも実は冷静に計算もしている。その計算がいやらしくない。
そして、ある日の席でチャトリ氏は田中氏にこう問いかけた。「これからの人生、何をしたいのか。お金を稼ぐだけでいいのか。世界に誇れる日本人スターを一緒に生み出さないか。
『ONE SAMURAI』は単なる大会ではない。「世界の格闘技の中心を、もう一度日本に持ってきたい」。その思いの背景には、電通時代に駐在していたベトナムで見た光景がある。日本より裕福でなくても、人々は笑い、誇りを持って生きていた。一方、日本は豊かなはずなのに、電車ではどこか暗い表情が目立つ。
「若い人に、負けねえぞ!やったるぞ!っていう種を撒きたい」
格闘技は、一人で国の英雄になれる競技だ。勝敗の向こうに、その人の覚悟があらわになる瞬間があるという。
ただし、情熱だけでは続かない。「お金を稼げる。有名になれる。引退後も生きていける。そこまで作らないと若い人は来ない」。
「ONEに出て世界を目指す、が当たり前になる世界を作りたい」
アマチュア育成からキャリア設計、引退後の支援まで。仕組みを整える覚悟もある。マーケティングの形も変えるという。従来の“動員モデル”にとどまらず、ストリーマーやゲーマー層へ広げる。鉄拳、ストリートファイター、Robloxなどゲームとの接点も視野に入れることを構想している。「見てもらえれば、絶対に心は動く」。かつてPRIDEを追いかけていた少年は、いまリングの未来をつくる側に立っている。その挑戦は、静かに始まっている。
取材・文:成田敏彬(SPORTS BULL編集部)
電通時代は海外事業やエンターテインメント領域など多岐にわたる分野を担当。国内外のプロジェクトを統括してきた。そのキャリアを経て、いま格闘技の世界に身を投じている。
18日、都内でONE Championship日本オリジナル新シリーズ発表記者会見が行われた。
チャトリ氏、田中氏に加え、武尊(キックボクシング)、吉成名高(ムエタイ)、与座優貴(キックボクシング)、若松佑弥(MMA)が登壇。4月29日に第1回大会を迎える『ONE SAMURAI(ワン・サムライ)』が正式に動き出した。
壇上の中央に立った田中氏。その表情には、覚悟がにじんでいた。
原点はPRIDEとK-1だった
田中氏と格闘技のつながりは幼少期に遡る。「小さい頃から格闘技が好きで、探しまくってビデオを観ていました。PRIDEもK-1も、立ち上がった団体は全部追いかけていました」。自身はラグビーなど球技に打ち込んできた。
それでも心を強く揺さぶられたのは格闘技だったという。
派手なKOももちろん魅力だ。だが、田中氏が最も熱くなるのは“逆転”の瞬間だった。「なんでこの人はここで心が折れないんだろう。立ち上がる姿を見ると、気持ちが爆発するんです」。ルールはある。それでも最後は、覚悟と覚悟のぶつかり合いになる。その剥き出しの構図が、人の本能に触れるのだと話す。
チャトリ氏との出会い
転機は8年前、ONEを日本に広めるため来日していたチャトリ氏との出会いだった。「こんな人間を見たことがないと思いました」。目の前のゴールだけを真っ直ぐ見ている。揺れない。否定されても止まらない。「イノシシのように見える。でも実は冷静に計算もしている。その計算がいやらしくない。
全部がゴールのためなんです」。企業やファンドのトップと向き合っても、自然と人を動かしていく。その姿を近くで見てきた。やがて2人は親友となり、兄弟のような関係になった。
そして、ある日の席でチャトリ氏は田中氏にこう問いかけた。「これからの人生、何をしたいのか。お金を稼ぐだけでいいのか。世界に誇れる日本人スターを一緒に生み出さないか。
100年先の歴史に栄光を刻もう」。具体的な条件提示はなかった。それでも田中氏は翌日、電話をかけ、「受けます」と即答だったという。
“世界の中心を日本へ”という構想
『ONE SAMURAI』は単なる大会ではない。「世界の格闘技の中心を、もう一度日本に持ってきたい」。その思いの背景には、電通時代に駐在していたベトナムで見た光景がある。日本より裕福でなくても、人々は笑い、誇りを持って生きていた。一方、日本は豊かなはずなのに、電車ではどこか暗い表情が目立つ。
その対比が、いまも心に残っている。
「若い人に、負けねえぞ!やったるぞ!っていう種を撒きたい」
格闘技は、一人で国の英雄になれる競技だ。勝敗の向こうに、その人の覚悟があらわになる瞬間があるという。
情熱だけでは続かない
ただし、情熱だけでは続かない。「お金を稼げる。有名になれる。引退後も生きていける。そこまで作らないと若い人は来ない」。
田中氏は、かつて強い若者が集まったこの世界の流れをもう一度つくるつもりだ。
「ONEに出て世界を目指す、が当たり前になる世界を作りたい」
アマチュア育成からキャリア設計、引退後の支援まで。仕組みを整える覚悟もある。マーケティングの形も変えるという。従来の“動員モデル”にとどまらず、ストリーマーやゲーマー層へ広げる。鉄拳、ストリートファイター、Robloxなどゲームとの接点も視野に入れることを構想している。「見てもらえれば、絶対に心は動く」。かつてPRIDEを追いかけていた少年は、いまリングの未来をつくる側に立っている。その挑戦は、静かに始まっている。
取材・文:成田敏彬(SPORTS BULL編集部)
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