愛あるセレクトをしたいママのみかた

【第98回センバツ】山梨学院・菰田陽生が背番号「1」獲得 甲子園で二刀流の真価問う

3月8日、山梨学院グラウンドで行われた背番号発表で、今秋ドラフト1位候補の二刀流右腕・菰田陽生主将(3年)が背番号「1」を手にした。昨夏の甲子園に続く2度目のエースナンバー。「もっと頑張りたいと思います」と表情を引き締めた。第98回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)まで11日。真価を問う春が迫っている。

【画像】【第98回センバツ】山梨学院・菰田陽生が背番号「1」獲得

冬の成長でエースナンバーを奪還

実は、昨秋の菰田は野手中心の出場だった。山梨県大会から関東大会、明治神宮大会まで、背番号1を背負ってフル回転したのは最速143キロ左腕・檜垣瑠輝斗(3年)だ。高い制球力と決め球のスライダーでゲームメークに長ける檜垣が選抜出場を牽引し、甲乙つけがたいダブルエース状態が続いた。


それでも、冬の練習期間に投手としての完成度を一段上げた菰田がエースナンバーを奪還した。最速152キロの爆発的な球威と1メートル94の長身が放つ威圧感。背番号発表後、菰田は「もっと頑張りたい」と短く絞り出した。簡単には取れなかった「1」だからこそ、その言葉に重みがある。

DHで通算33号打者・菰田も健在

同日行われた市原中央(千葉)とのオープン戦で、菰田は「4番・DH」として出場し、2ランを含む3打数2安打5打点の活躍を見せた。今春のセンバツから正式導入される指名打者制度に対応したオープン戦での今年初本塁打。高校通算33号に到達した。

木製バットで140メートル級の飛距離を誇る長打力から「ネクスト大谷」と称され、2月時点でメッツなどメジャー10球団以上が視察した逸材だ。
この日ネット裏に訪れた中日・永野吉成スカウトは「体が大きいけれどコンパクトにバットを使えている。センスがある」と評価した。

【画像】【WBC】種市篤暉が2試合連続の圧巻救援 韓国戦3者3三振、豪州戦も三者凡退で世界を驚かす

檜垣の「11」に込められた18年

背番号争いで敗れた檜垣に与えられたのは「10」ではなく「11」だった。この番号には深い意味がある。2008年夏の甲子園で今村猛(元広島)が2年生ながら背負った番号だ。今村は後にエースとして清峰(長崎)を甲子園優勝へ導いた。当時、清峰を指揮していたのが現・山梨学院監督の吉田洸二監督だ。

背番号発表の場でチーム関係者はナインの前でこう語った。
「檜垣はエース2人分の働きを期待して背番号11。檜垣がいなければ絶対、この春に甲子園に出ることはできなかった」。18年の時を経て同じ思いで託された「11」を受け取った檜垣は「悔しさはありますが、去年より良い投球をしたい。夏は1番をもらうために頑張っていきたい」と決意を語った。

背番号1と11。タイプの異なるダブルエースが切磋琢磨する山梨学院の甲子園挑戦から目が離せない。

提供元の記事

提供:

スポーツブル(スポブル)

この記事のキーワード