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【WBC】タイラー・ロジャースとは何者?MLB唯一のアンダースローと双子の経歴

2026年WBCの準々決勝から米国代表に合流したタイラー・ロジャース。35歳の右腕は、現役MLB投手の中で唯一のアンダースロー投手として知られる異色の存在だ。日本でも再検索が相次ぐその正体と経歴を紐解く。

【画像】準々決勝から合流!アメリカ代表タイラー・ロジャースとは一体

MLBで唯一のアンダースローが武器

ロジャースの投球フォームは、ボールのリリース点が膝より低くなるほど腕を下げた極端なサイドアーム――いわゆるアンダースロー(サブマリン投法)だ。数値でもその異様さは際立つ。リリースポイントの高さはMLBで最も低い1.33フィート(約40cm)を記録している。

遅い球速がかえって強みとなる。2025年シーズンは81登板でMLB最多を記録。
ERA1.98、77回3分の1投球で48奪三振・わずか7四球という安定した数字を残した。地を這うような軌道でゴロを量産し、2025年のゴロ率61.6%はMLB全投手中7位に相当する数字だ。打者は芯で捉えることができず、被打球の平均exit velocityはStatcastで99パーセンタイル、バレル率は100パーセンタイルを記録している。

コミカレから這い上がった異色の経歴

1990年12月17日、コロラド州デンバー生まれ。リトルトンで育ち、チャットフィールド高校を卒業後、カンザス州のガーデンシティ・コミュニティカレッジに進んだ。アンダースローへの転向はこの時期だ。当時のコーチ、クリス・フィネガンの勧めで投球フォームを変えたことが、プロへの扉を開いた。

その後、テネシー州のオースティン・ペイ州立大学へ転入。
2013年MLBドラフトでサンフランシスコ・ジャイアンツに10巡目(全体312位)で指名された。マイナーリーグで6年以上を過ごした末、2019年にMLBデビュー。ジャイアンツで2020・2021・2024年とNLの最多登板を記録するなど、リリーフの柱として活躍を続けた。

2025年途中にニューヨーク・メッツへトレードされ、オフにトロント・ブルージェイズと3年総額3700万ドルの契約を締結。新天地での1年目に、WBCという大舞台が巡ってきた形だ。

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双子の兄テイラーとの絆と記録

30秒差の双子が、ともにMLBの舞台へ。ロジャースには、30秒早く生まれた双子の兄・テイラーがいる。テイラーもMLBの現役投手だ。
二人はミラーツイン(鏡像双子)で、利き腕が逆になっている。タイラーは右腕のアンダースロー、テイラーは左腕で93〜95マイルの速球を投げる、まったく異なるスタイルの投手だ。

2019年8月27日、タイラーがMLBデビューを果たしたその日、テイラーはミネソタ・ツインズで登板しており、二人はMLB史上10組目の双子選手となった。2023〜24年にはジャイアンツで同僚として肩を並べ、MLB史上わずか4組目となる同一チームでの双子プレーを実現した。兄弟そろって好調を維持し、2023年シーズン途中には二人の防御率・奪三振・WHIPがほぼ同一という数字がSNSで話題を集めた。

地を這う球筋が、WBCの大舞台を揺さぶる。

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