【ボクシング】増田陸が元5階級王者ドネアに8回TKO勝利
WBA世界バンタム級挑戦権を獲得
伝家の宝刀・左ストレートが、レジェンドを沈めた。3月15日、横浜BUNTAIで行われた「U-NEXT BOXING 5」のWBA世界バンタム級挑戦者決定戦10回戦で、WBA同級4位の増田陸(28=帝拳)が元世界5階級制覇王者の同級1位ノニト・ドネア(43=フィリピン)を8回TKOで下し、WBA正規王者・堤聖也(角海老宝石)への挑戦権を獲得した。 左ストレートが決めた7回のダウン 序盤は互いに慎重な駆け引きが続いた。サウスポーの増田が右ジャブとボディストレートで圧力をかければ、ドネアも持ち前の左フックと右のストレートで応戦する。緊張感ある攻防が続くなか、次第に増田がペースをつかみ始めた。 5回以降はドネアの右目上の出血もあり、増田が流れを引き寄せた。6回には左ストレートから連打が決まり始め、主導権を掌握する。 7回終了間際、右ジャブで崩してから繰り出した強烈な左ストレートが直撃。
【画像】増田陸が元5階級王者ドネアに8回TKO勝利
3年前の黒星を糧に積み上げた成長
増田にとってドネアは「リベンジへの通過点」でもあった。2023年8月の日本王座挑戦試合では、現WBA王者の堤聖也に10回判定負け。プロキャリア唯一の黒星だ。その後も世界ランカーとの対戦を重ねながら、頭の位置・前の手の使い方・ポジショニングと細部にこだわり、ボクシングを磨き直してきた。 2025年11月の前戦ではカルデロン(メキシコ)相手に5回負傷判定勝ちと、内容に課題を残した。それでも大和心トレーナーとともに精度を上げ続けてきた。
【画像】増田陸、衝撃の勝利伝家の宝刀・左ストレートで43歳ドネア沈めた「必ず世界チャンピオンになります」…WBA世界バンタム級挑戦者決定戦
「必ず世界チャンピオンになります」
試合後も課題を口にしつつ、世界王者を目指す姿勢を示した増田。満足とは程遠い表情が、この先へのさらなる意欲を物語っていた。 次の目標はWBA世界戦線だ。公式上は堤聖也への挑戦が視野に入るが、王座をめぐる状況の行方も注視が必要だ。いずれにせよ、増田がその左拳で道を切り開く準備が整ったことは確かだ。
伝家の宝刀・左ストレートが、レジェンドを沈めた。3月15日、横浜BUNTAIで行われた「U-NEXT BOXING 5」のWBA世界バンタム級挑戦者決定戦10回戦で、WBA同級4位の増田陸(28=帝拳)が元世界5階級制覇王者の同級1位ノニト・ドネア(43=フィリピン)を8回TKOで下し、WBA正規王者・堤聖也(角海老宝石)への挑戦権を獲得した。 左ストレートが決めた7回のダウン 序盤は互いに慎重な駆け引きが続いた。サウスポーの増田が右ジャブとボディストレートで圧力をかければ、ドネアも持ち前の左フックと右のストレートで応戦する。緊張感ある攻防が続くなか、次第に増田がペースをつかみ始めた。 5回以降はドネアの右目上の出血もあり、増田が流れを引き寄せた。6回には左ストレートから連打が決まり始め、主導権を掌握する。 7回終了間際、右ジャブで崩してから繰り出した強烈な左ストレートが直撃。
ドネアを尻もちで倒し、ダウンを奪取した。続く8回もプレッシャーをかけ続けると、ドネア陣営からタオルが投入され試合が決した。
【画像】増田陸が元5階級王者ドネアに8回TKO勝利
3年前の黒星を糧に積み上げた成長
増田にとってドネアは「リベンジへの通過点」でもあった。2023年8月の日本王座挑戦試合では、現WBA王者の堤聖也に10回判定負け。プロキャリア唯一の黒星だ。その後も世界ランカーとの対戦を重ねながら、頭の位置・前の手の使い方・ポジショニングと細部にこだわり、ボクシングを磨き直してきた。 2025年11月の前戦ではカルデロン(メキシコ)相手に5回負傷判定勝ちと、内容に課題を残した。それでも大和心トレーナーとともに精度を上げ続けてきた。
この勝利で10勝9KO1敗となった増田の左ストレートの破壊力は、今回の大舞台でも遺憾なく発揮された。 ジムの先輩である元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏の「神の左」を継承する男として期待を集める増田。43歳のレジェンドを日本で退けたことは、その継承が確かなものとなってきた証でもある。
【画像】増田陸、衝撃の勝利伝家の宝刀・左ストレートで43歳ドネア沈めた「必ず世界チャンピオンになります」…WBA世界バンタム級挑戦者決定戦
「必ず世界チャンピオンになります」
試合後も課題を口にしつつ、世界王者を目指す姿勢を示した増田。満足とは程遠い表情が、この先へのさらなる意欲を物語っていた。 次の目標はWBA世界戦線だ。公式上は堤聖也への挑戦が視野に入るが、王座をめぐる状況の行方も注視が必要だ。いずれにせよ、増田がその左拳で道を切り開く準備が整ったことは確かだ。
「神の左の継承者」が、いよいよ世界の頂へと照準を合わせる。