【福岡・九州国際大付】神宮王者が逆境を力に変える…4年ぶり出場で狙うセンバツの頂点
昨秋の明治神宮大会を初制覇し、今センバツ最大の優勝候補として注目を集める九州国際大付。しかし開幕直前、プロ注目の主力選手に公式戦出場停止処分が下るという逆風が吹いた。楠城祐介監督は「チーム全員で束になって戦っていくだけです」と前を向く。神宮王者は逆境をどう乗り越えるか。4年ぶりの春の甲子園で、真の実力が問われる。
チームプロフィール
九州国際大付は福岡県の私立校で、第98回選抜高校野球大会に4年ぶり4回目の出場を果たした。昨秋の成績は秋季福岡県大会・九州大会・明治神宮大会をすべて制覇した三冠という圧倒的な結果だった。
チーム打率は.340を誇る強打の集団で、投手陣は左の岩見輝晟、右の渡邉流が軸を担う左右の二枚看板構成となっている。
監督は楠城祐介氏。小倉高校から青山学院大学を経て、松下電器(現・パナソニック)、東北楽天ゴールデンイーグルス、東京ヤクルトスワローズとプロ経験を持つ元プロ野球選手だ。プロの一流現場で学んだ野球観をチームに注入し、着実に全国トップクラスの強豪へと育て上げてきた。
注目選手ピックアップ
岩見輝晟(1年・左投左打)——覚醒した大型左腕
秋に覚醒した大型左腕・岩見輝晟は、楠城監督が「投手に専念させない。打者としても絶対逃さない」と惚れ込む二刀流選手だ。DH制が今大会から導入されても、監督は打席に立たせることを示唆している。
岩見は3番打者としての起用が多く、投手としても長いイニングを投げきる力を示しており、攻守で二刀流的な価値を発揮する。1年生ながらすでに神宮大会でも主要な役割を担い、センバツでさらなる成長が期待される。
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渡邉流(2年・右投左打)——エース番号を背負う右腕
背番号1を背負う渡邉流は2年生右腕で、センバツのエースナンバーを担う存在だ。外野手としても打撃と守備の幅・場面適応力の高さが強みで、投打にわたってチームを引っ張る中心選手となっている。
城野慶太(2年・捕手)——プロ注目の司令塔
背番号2の城野慶太は2年生捕手で、今大会の注目選手。投手陣を巧みにリードするキャッチャーとして、チームの守備の要だ。甲子園までの道のり・ストーリー
九州国際大付の昨秋は、圧倒的な強さと同時に「勝負強さ」を存分に見せつけたシーズンだった。
昨秋の公式戦では1点差勝利が実に7試合に及んだ。際どい試合をことごとく制するという勝負強さこそ、今チームの最大の武器と言える。
九州大会では左右の継投で安定した投球を続け、4年ぶりの九州制覇を達成。その勢いを持続して明治神宮大会に乗り込んだ。
神宮大会では優勝候補の強豪校を次々と撃破し、決勝へと駒を進めた。決勝では神戸国際大付と対戦し、11対1の大差でこれを下して明治神宮大会初優勝を飾った。九州勢として神宮の頂点に立ったこの瞬間は、チームにとって悲願の達成だった。
センバツでの展望
九州国際大付の初戦は3月22日(日)第1試合、神戸国際大付(兵庫)と対戦する。昨秋の明治神宮大会決勝と全く同一のカードで、いわば「因縁の再戦」だ。
楠城監督は神戸国際大付について「神宮の決勝でも、大差で負ける可能性を意識するくらい脅威のあるチームでした。秋に勝ったからといって何かが変わるわけではない。しっかり準備して臨みたい」と気を引き締めている。
勝利へのポイントとして監督が挙げるのは投手陣の踏ん張りと守備。「初戦で投げるピッチャーがしっかり抑えて、しっかり守って。そこから打撃につなげていく。改めて守備面を強化して試合に入りたい」と堅実な野球を描いている。
1番打者として神宮大会で活躍した牟禮翔を今大会は欠くが、チームの総合力は出場校トップクラス。
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ファンの声・地元の期待
九州国際大付をめぐる注目点のひとつは、今大会から導入されるDH(指名打者)制をいかに活用するかという点にもある。元プロ野球選手の楠城監督が、豊富な実戦経験を活かした戦術をどう描くか注目が集まる。
福岡県北九州市周辺では4年ぶりの甲子園出場に地元の期待が高まっており、「神宮王者が春も頂点へ」という声が上がっている。ベンチ入り20選手のうち大半が福岡県出身者で固められており、地元色の強いチームだ。まとめ
昨秋の福岡県大会・九州大会・明治神宮大会の三冠を達成し、今センバツ最大の優勝候補として臨む九州国際大付。1点差勝利を7試合積み重ねてきた勝負強さ、投打の二刀流・岩見輝晟の躍動、そして逆境でも揺るがない楠城監督の「全員野球」の哲学。主力の不在というアクシデントを経ながらも、このチームが春の甲子園で見せる野球は、見る者の心を打つはずだ。
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部
チームプロフィール
九州国際大付は福岡県の私立校で、第98回選抜高校野球大会に4年ぶり4回目の出場を果たした。昨秋の成績は秋季福岡県大会・九州大会・明治神宮大会をすべて制覇した三冠という圧倒的な結果だった。
チーム打率は.340を誇る強打の集団で、投手陣は左の岩見輝晟、右の渡邉流が軸を担う左右の二枚看板構成となっている。
監督は楠城祐介氏。小倉高校から青山学院大学を経て、松下電器(現・パナソニック)、東北楽天ゴールデンイーグルス、東京ヤクルトスワローズとプロ経験を持つ元プロ野球選手だ。プロの一流現場で学んだ野球観をチームに注入し、着実に全国トップクラスの強豪へと育て上げてきた。
注目選手ピックアップ
岩見輝晟(1年・左投左打)——覚醒した大型左腕
秋に覚醒した大型左腕・岩見輝晟は、楠城監督が「投手に専念させない。打者としても絶対逃さない」と惚れ込む二刀流選手だ。DH制が今大会から導入されても、監督は打席に立たせることを示唆している。
岩見は3番打者としての起用が多く、投手としても長いイニングを投げきる力を示しており、攻守で二刀流的な価値を発揮する。1年生ながらすでに神宮大会でも主要な役割を担い、センバツでさらなる成長が期待される。
全国的な注目度は高い。
【選抜高校野球2026】全32校"戦力徹底分析"完全版|優勝候補・ベスト8徹底分析と注目「怪物四天王」
渡邉流(2年・右投左打)——エース番号を背負う右腕
背番号1を背負う渡邉流は2年生右腕で、センバツのエースナンバーを担う存在だ。外野手としても打撃と守備の幅・場面適応力の高さが強みで、投打にわたってチームを引っ張る中心選手となっている。
城野慶太(2年・捕手)——プロ注目の司令塔
背番号2の城野慶太は2年生捕手で、今大会の注目選手。投手陣を巧みにリードするキャッチャーとして、チームの守備の要だ。甲子園までの道のり・ストーリー
九州国際大付の昨秋は、圧倒的な強さと同時に「勝負強さ」を存分に見せつけたシーズンだった。
昨秋の公式戦では1点差勝利が実に7試合に及んだ。際どい試合をことごとく制するという勝負強さこそ、今チームの最大の武器と言える。
大差で勝てなくても接戦を拾い続けた秋の戦いぶりは、チームの精神的な強靱さを証明している。
九州大会では左右の継投で安定した投球を続け、4年ぶりの九州制覇を達成。その勢いを持続して明治神宮大会に乗り込んだ。
神宮大会では優勝候補の強豪校を次々と撃破し、決勝へと駒を進めた。決勝では神戸国際大付と対戦し、11対1の大差でこれを下して明治神宮大会初優勝を飾った。九州勢として神宮の頂点に立ったこの瞬間は、チームにとって悲願の達成だった。
センバツでの展望
九州国際大付の初戦は3月22日(日)第1試合、神戸国際大付(兵庫)と対戦する。昨秋の明治神宮大会決勝と全く同一のカードで、いわば「因縁の再戦」だ。
楠城監督は神戸国際大付について「神宮の決勝でも、大差で負ける可能性を意識するくらい脅威のあるチームでした。秋に勝ったからといって何かが変わるわけではない。しっかり準備して臨みたい」と気を引き締めている。
勝利へのポイントとして監督が挙げるのは投手陣の踏ん張りと守備。「初戦で投げるピッチャーがしっかり抑えて、しっかり守って。そこから打撃につなげていく。改めて守備面を強化して試合に入りたい」と堅実な野球を描いている。
1番打者として神宮大会で活躍した牟禮翔を今大会は欠くが、チームの総合力は出場校トップクラス。
短期決戦の甲子園で経験値は大きなアドバンテージとなる。
【選抜高校野球】注目選手15人まとめ!154キロ右腕・194cm二刀流・昨夏Vエース…ドラフト候補を完全網羅
ファンの声・地元の期待
九州国際大付をめぐる注目点のひとつは、今大会から導入されるDH(指名打者)制をいかに活用するかという点にもある。元プロ野球選手の楠城監督が、豊富な実戦経験を活かした戦術をどう描くか注目が集まる。
福岡県北九州市周辺では4年ぶりの甲子園出場に地元の期待が高まっており、「神宮王者が春も頂点へ」という声が上がっている。ベンチ入り20選手のうち大半が福岡県出身者で固められており、地元色の強いチームだ。まとめ
昨秋の福岡県大会・九州大会・明治神宮大会の三冠を達成し、今センバツ最大の優勝候補として臨む九州国際大付。1点差勝利を7試合積み重ねてきた勝負強さ、投打の二刀流・岩見輝晟の躍動、そして逆境でも揺るがない楠城監督の「全員野球」の哲学。主力の不在というアクシデントを経ながらも、このチームが春の甲子園で見せる野球は、見る者の心を打つはずだ。
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部