愛あるセレクトをしたいママのみかた

【世界フィギュア】坂本花織が4度目V 自己ベスト更新で有終の美 日本女子単独最多記録を樹立

現役最後の試合で、坂本花織(シスメックス)が有終の美を飾った。チェコ・プラハで行われた世界フィギュアスケート選手権2026の女子フリーが現地3月27日に実施され、坂本はフリーで158.97点、合計238.28点と自己ベストを4年ぶりに更新し、2年ぶり4度目の優勝を果たした。日本女子単独最多となるタイトル獲得で、約21年のスケート人生に最高の幕を引いた。

【画像】【世界フィギュア】坂本花織が4度目V 自己ベスト更新で有終の美 日本女子単独最多記録を樹立

五輪の忘れ物を取り返したい

この世界選手権出場は、決して当初からの予定ではなかった。今季限りでの現役引退を表明した坂本は「五輪が最後」と決めていたが、ミラノ・コルティナ五輪のフリーでジャンプのミスがあり、1.89点差で金メダルに届かなかった。「やり切れなかった。もうちょっとできたはず。五輪の忘れ物を取り返したい」と出場を決意した。
悔しさが、引退を宣言した選手をもう一度リンクへと引き戻した。

五輪のフリーで大粒の悔し涙を流した坂本が、現役最後の試合に選んだ舞台が世界選手権だった。その決断が、歴史的な記録を生む結果につながった。

SP首位から自己ベスト更新し頂点へ

大会序盤から、坂本は圧倒的な存在感を示した。女子ショートプログラムでは今季世界最高となる79.31点をマーク。首位でフリーに臨んだ。SP2位には千葉百音(木下グループ)が0.86点差で続き、日本勢がフリーでも上位を争う展開となった。

迎えた女子フリー。
坂本は最終滑走という重圧の中で己のベスト演技を引き出した。合計238.28点は自己ベストを4年ぶりに塗り替える数字だ。ショートから通じて首位を守り抜き、最後のリンクで頂点を射止めた。

【画像】【ミラノ五輪】坂本花織が涙のラストダンス エキシビションで集大成の舞

浅田真央超えの単独最多 日本フィギュア史に刻んだ足跡

坂本は同種目の3連覇をすでに記録しており、通算3度の優勝は浅田真央さんと並ぶ日本女子最多タイだった。今大会の4度目制覇により、日本女子単独最多の新記録を樹立した。

日本フィギュアスケートの歴史に残る数字だけではない。引退発表後も全日本選手権で5連覇を達成し、ミラノ・コルティナオリンピックでは団体・個人ともに銀メダルを獲得した。最後のシーズンでキャリアの集大成を見せ続けた女王が、プラハの大歓声の中で現役に幕を引いた。
4歳でスケートを始め、約21年をリンクとともに生きてきた坂本花織のキャリアが閉じた。残したのは、記録と、全力で滑り切ったという記憶だ。

提供元の記事

提供:

スポーツブル(スポブル)

この記事のキーワード