イタリアを倒した夜の先に…ボスニアヘルツェゴビナ代表、ワールドカップ2026の見どころ
ボスニアヘルツェゴビナ(3大会ぶり2回目)
2026年3月、ボスニアの古都ゼニツァで歴史が動いた。W杯欧州プレーオフ決勝、強豪イタリアをPK戦の末に撃破。悲劇的な内戦を経て独立した国が、2014年ブラジル大会以来、12年ぶりとなる世界の舞台へ帰還する。アッズーリを沈めた粘り強さは、この国の不屈の精神を象徴するものだった。
チームの精神的支柱は、40歳を迎えた「生ける伝説」エディン・ジェコだ。代表通算得点・出場数ともに歴代最多を誇るストライカーは、今予選でも勝負所でのゴールを連発。黄金世代の生き残りとして、キャリアの集大成を北米の地で迎える。一方で、次世代の旗手として期待されるのが、セリエAで急成長を遂げる23歳のCBムハレモビッチだ。
193cmの長身と正確な左足のフィードを武器にする若き才能の台頭により、長年の課題だった世代交代にも光が見え始めている。
カナダ、スイス、カタールと同組のグループB。絶対的な本命が不在の混戦模様だが、ジェコという「個」の力と、イタリア仕込みの堅実な守備が噛み合えば、初の決勝トーナメント進出は十分に射程圏内だ。ボスニアの「ダイヤモンド」が最後の輝きを放つ準備は、すでに整っている。
FIFAランキング:65位
◆メンバー
▼GK
ニコラ・バシリ(ザンクト・パウリ)
マルティン・ズロミスリッチ(リエカ)
オスマン・ハジキッチ(スラベン・ベルポ)
▼DF
セアド・コラシナツ(アタランタ)
アマル・デディッチ(ベンフィカ)
ニハド・ムヤキッチ(ガズィアンテプ)
ニコラ・カティッチ(シャルケ)
タリク・ムハレモビッチ(サッスオーロ)
スティエパン・ラデリッチ(リエカ)
デニス・ハジカドゥニッチ(サンプドリア)
ニダル・チェリク(RCランス)
▼MF
アミル・ハジアフメトビッチ(ハル・シティ)
イバン・シュニッチ(パフォス)
イバン・バシッチ(アスタナ)
ジェニス・ブルニッチ(カールスルーエ)
エルミン・マフミッチ(スロバン・リベレツ)
ベンヤミン・タヒロビッチ(ブレンビー)
アマル・メミッチ(プルゼニ)
アルミン・ギゴビッチ(ヤング・ボーイズ)
ケリム・アライベゴビッチ(ザルツブルク)
エスミル・バイラクタレビッチ(PSV)
▼FW
エルメディン・デミロビッチ(シュトゥットガルト)
ヨボ・ルキッチ(ウニベルシタテア・クルージュ)
サメド・バジュダル(ヤギエロニア・ビャウィストク)
ハリス・タバコビッチ(ボルシアMG)
エディン・ジェコ(シャルケ)
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部