「世界一の団結力」——長友佑都の言葉が現実になった日|ワールドカップ2026

試合前、長友佑都は仲間たちにこう言い切っていた。
「本当に世界一の団結力だと思う。このチームで絶対に7月20日まで残る。途中で帰る気はない」。
チュニジア戦4日前、ベースキャンプ地ナッシュビルで行われた選手ミーティング。その言葉が、試合後の自身のSNS投稿でそのまま見出しになった。「世界一の団結力」——。


長友が仲間たちに伝えたかったのは、経験から来る危機感だった。

「4大会経験しているけど、2戦目は一回も勝ててない。もう一回引き締めてやろう」と呼びかけたのは、長友が身をもって知っている鬼門の怖さだ。前回2022年カタール大会の第2戦、初戦でスペインに大敗していたコスタリカに敗れたあの苦さを「『絶対いける』でしょっていう。正直、その空気はあった」と述懐し、「そういう精神でいるとW杯に足をすくわれる。本当に強い覚悟がないと足をすくわれる」と力説した。

同時に長友は、チームの一体感も称えた。試合に出られない若手も、サポート役として帯同する吉田麻也や南野拓実も、オランダ戦ではみんなが一つだったと。
ライバルをサポートする若手選手や、試合後に用具の片付けを手伝うベテラン選手の行動を例に挙げ、「普通じゃない」とチームの結束力の強さを強調した。



その言葉を受けてチームは一体となり、6月21日のチュニジア戦に臨んだ。結果は4-0の快勝。
長友はスタメンではなくベンチから仲間たちを鼓舞し、試合後にはサポーターへの挨拶でこぶしを天に突き上げた。
投稿した2枚の写真には、スタジアムで整列して拍手を送る選手たち、そして肩を組んで笑顔でカメラに収まる選手たちの姿があった。

そして、一言だけ添えた。「世界一の団結力」。

ミーティングで語った言葉と、試合後の投稿の言葉が重なった瞬間、SNSには「宇宙一です」「ブラボー」という声が次々と寄せられた。

5大会連続でW杯のピッチに立ち続けてきた39歳は、今大会もピッチの外から、そして試合後の2枚の写真から、チームの魂そのものを体現している。


しかし、まだこれで終わりではない。

日本代表が掲げる目標は「W杯優勝」。かつて途方もない夢だと思われた目標が今、現実味を持ってきている。

「世界一の団結力」を持った上で、「世界一のチーム」へ。

日本代表の戦いは7/20の決勝まで続くはずだ。文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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