【W杯2026】日本中が追った王国の終幕とネイマールの涙

7月6日の朝、日本のトレンドを一気に駆け上がった一戦がある。ブラジル対ノルウェーだ。
優勝候補の敗退、そしてピッチで涙を流すネイマール。多くのファンが、その結末に見入った。

ラウンド16で、いったい何が起きたのか。

サッカー王国を破ったノルウェー
ブラジルはラウンド16でノルウェーに1-2で敗れた。
前半にPKを得たものの、GKニランドがブルーノ・ギマランイスのキックを止め、先制の好機を逃す。

試合を決めたのはアーリング・ハーランドだった。
79分にヘディングで先制すると、90分にも2点目を奪う。
ブラジルは後半アディショナルタイムにネイマールがPKを返すのが精一杯だった。

5度の優勝を誇る王国が、1990年大会以来の早い敗退。
一方のノルウェーは、国の歴史で初めてベスト8へ駒を進めた。北欧の新興勢力が、優勝候補を沈めた瞬間だった。

ネイマールが代表引退を表明
試合後、ネイマールは代表からの引退を表明した。
「挑戦した。もう終わりだ」。
デビューを飾ったメットライフスタジアムで、16年の代表キャリアに自ら幕を下ろした。
負傷明けの今大会で、出場はわずか2試合。それでも通算130試合80得点は、ペレの77得点を超えて2023年に打ち立てたブラジル歴代最多の記録だ。異なる4大会での得点も、ペレに並ぶ足跡となった。だが4度のワールドカップで、悲願の優勝には届かなかった。
試合後はピッチに座り込み、涙を流した。後半に決めたPKが、最後のボールタッチとなった。

イングランドの勝利と得点王争い
同じ日、もう一つ視線を集めたメキシコ対イングランドも熱戦となった。

開催国メキシコを相手に、イングランドが3-2で競り勝つ。退場者が出て10人になりながら、ハリー・ケインのPKなどで逃げ切った。

イングランドは準々決勝で、そのノルウェーと対戦する。得点王争いも見どころだ。
ハーランドは通算7得点に到達し、エムバペ、メッシと肩を並べた。3人が7得点で首位に立つ、稀に見る大接戦となっている。

サッカー王国・ブラジルが去り、新たな主役が名乗りを上げる。
次の焦点はノルウェー対イングランド。
世代交代の予感が、ピッチに漂い始めている。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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