【MLB】村上宗隆が戦列復帰へ 前半戦の軌跡と後半戦の展望

日本選手のメジャー1年目として、鮮烈な印象を残してきた。ホワイトソックスの村上宗隆が、負傷者リスト(IL)から復帰する。日本時間7月11日のアスレチックス戦での先発起用が見込まれている。5月末の離脱以来、約6週間ぶりの実戦復帰だ。
離脱前の圧倒的な数字、新人王争いの現在地、そして後半戦の展望まで、村上をめぐる状況を整理する。

約6週間ぶりの復帰へ


まず、復帰までの経緯を振り返る。
村上は5月29日のタイガース戦で、一塁へ駆け抜ける際に右太もも裏を負傷した。肉離れと診断され、メジャー移籍後初のIL入り。
当初は復帰まで4〜6週間の見通しとされていた。
その後、傘下の3Aで実戦調整を重ね、7月8日のマイナー戦にフル出場して適時打を記録。ベナブル監督は「準備は整った」と復帰にゴーサインを出した。前半戦の残り試合に出場し、一塁か指名打者として起用される見込みだ。

離脱前に残した圧倒的な数字


村上が復帰を待たれる理由は、離脱前の成績にある。今季はここまで57試合で打率.240、20本塁打、41打点。この本塁打と打点は、離脱の時点でア・リーグのトップタイだった。移籍1年目の選手が、リーグの打撃部門をけん引していたことになる。

5月にはア・リーグの月間最優秀新人にも選ばれた。同月は8本塁打、18打点をマークし、本塁打と得点、四球でメジャーの新人トップに立った。
長打力は、日本時代から変わらずメジャーでも通用している。

新人王争いの現在地


注目されるのが、ア・リーグ新人王レースへの影響だ。
村上は離脱前、有力候補の一人に挙げられていた。だが約6週間の離脱で、出場試合数に差がついたのも事実だ。この間に、他の候補たちも成績を伸ばしている。米メディアの中には、離脱が受賞の可能性に影響するとの見方もある。

新人王は、シーズン全体の成績で争われるタイトルだ。復帰後にどれだけ数字を積み上げられるかが、村上にとって鍵となる。レースの行方は、後半戦に持ち越された。

後半戦とチームの行方


最後に、チーム全体の状況にも触れておきたい。
ホワイトソックスは、過去3年連続で100敗以上を喫してきた。だが今季は、村上ら若手の活躍もあり、5月には勝ち越す月もあった。「ミラクル」とも評される奮闘を見せている。その原動力の一人が、村上だった。
主砲の復帰は、後半戦のチームにとって大きな意味を持つ。個人記録の上積みと、チームの浮上。二つの視点で、村上の後半戦に注目したい。

約6週間の時を経て、村神様がメジャーの舞台に戻ってくる。前半戦に見せた長打力を、後半戦も発揮できるか。
村上宗隆の一打から、目が離せない。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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