【W杯】決勝はアルゼンチン対スペイン メッシの連覇か無敗のスペインか

ワールドカップが、ついに最後の一戦を迎える。決勝は、前回王者のアルゼンチンと、欧州王者スペインの顔合わせとなった。
現地時間7月19日、日本時間では20日に、ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで行われる。連覇を狙うアルゼンチンに対し、スペインは37試合無敗という記録を携えて臨む。
頂点を懸けた一戦の見どころを整理する。

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スペインは37試合無敗


まず、スペインの数字に触れておきたい。準決勝でフランスを2-0で下し、無敗記録を37試合に伸ばした。これは歴代最長に並ぶ記録だ。
しかも、この試合も無失点。堅い守備が、勝ち上がりを支えてきた。
準決勝までに8得点を挙げていたエムバペを完封し、フランスの攻撃陣を最後まで沈黙させている。
強さの土台にあるのは、組織力である。ロドリを中心にボールを保持し、相手のプレスをいなしながら前進する。高い最終ラインを保ち、危うい場面では全員で対応する。
個の力に頼らないスタイルが、頂点まであと一歩のところまでチームを運んできた。

メッシは2大会連続の決勝


一方のアルゼンチンで、やはり注目を集めるのがメッシだ。
大会期間中に39歳を迎えたが、その存在感は薄れていない。
今大会はここまで8ゴール。エムバペと得点数では並ぶが、タイブレークとなるアシスト数で上回り、得点王争いの単独トップに立っている。
ワールドカップ通算ゴールは21。準決勝でも2つのアシストを記録し、通算アシストは12に伸ばした。これはW杯の歴代最多記録である。前回大会での優勝に続き、2大会連続で決勝の舞台に立つ。
年齢を重ねてなお、チームの中心であり続けている。
この決勝が、メッシにとってどんな一戦になるのか。世界中の視線が、そこに注がれる。

対照的だった準決勝


両者の準決勝は、勝ち方が対照的だった。
スペインは、前半にオヤルサバルがPKで先制し、後半にはペドロ・ポロが加点。危なげなく試合を運び、完封で勝ち切った。
対するアルゼンチンは、イングランド相手に苦しんだ。後半10分に先制を許し、リードされたまま試合は終盤へ。それでも後半40分、エンソ・フェルナンデスのミドルシュートで追いつく。
さらにアディショナルタイム、メッシのクロスにラウタロ・マルティネスが頭で合わせ、逆転に成功した。ラウタロは「このゴールを夢見てきた」と語っている。
完成度で押し切ったスペインと、最後まで諦めなかったアルゼンチン。決勝への道のりが、両者の色をよく表していた。

欧州王者と南米王者の一戦


構図としても、興味深い決勝となった。スペインは欧州王者であり、アルゼンチンは南米王者だ。それぞれの大陸を制した2チームが、世界の頂点を懸けて対峙する。
スペインが持ち味とするのは、ボールを握り続けるスタイルだ。
相手に主導権を渡さず、試合そのものを支配する。
対するアルゼンチンは、勝負どころで力を発揮するチームである。今大会は登録メンバーのうち8人が得点、9人がアシストを記録した。誰が出ても点を取れる総合力が武器だ。
スペインが試合を支配し切るのか、アルゼンチンが勝負強さを見せるのか。そこが、勝敗を分けそうだ。

長い大会も、残すところ1試合となった。連覇か、それとも16年ぶりの頂点か。
どちらが優勝しても、記憶に残る決勝となるだろう。
なお、18日にはフランスとイングランドによる3位決定戦も行われる。
世界一が決まる90分に、視線が注がれる。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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