【W杯】3位決定戦で得点王争いが動く エムバペとメッシの数字
ワールドカップは、3位決定戦を迎える。日本時間19日午前6時、フランスとイングランドがマイアミで顔を合わせる。
決勝に進めなかった2チームの一戦。消化試合と見る向きもあるだろう。
だが、この90分には、大会全体を左右する要素が含まれている。得点王争いが、決勝を待たずに動く可能性があるからだ。
数字を並べると、その意味が見えてくる。
まず、得点ランキングを確認したい。
首位はアルゼンチンのメッシで8得点。2位はフランスのエムバペで、こちらも8得点である。得点数は並んでいる。
ここで重要なのが、両者の出場する試合の順番だ。
メッシが次にピッチに立つのは、20日の決勝。一方のエムバペは、19日の3位決定戦に出場する見込みだ。つまり、エムバペの側には先に1試合が残されている。ここで1点でも決めれば、9得点となり、単独首位に立つ。
では、なぜ8得点で並んでいるのに、メッシが首位なのか。得点王を決めるゴールデンブーツには、同数の場合のタイブレークが定められている。
まずアシスト数を比べ、それでも並べば総出場時間の少ない方が上位となる。メッシの4アシストに対し、エムバペは3アシスト。この1つの差が、順位を分けている。
準決勝までは、エムバペが首位に立っていた時期もあった。
得点だけでは、この争いは読めない。
追う立場にも、目を向けたい。
イングランドのケインとベリンガムが、それぞれ6得点で続いている。首位とは2点差。3位決定戦で2点を挙げれば、8得点で並ぶ計算になる。両者にとっても、これが最後の90分だ。
3位には7得点のハーランドがいるが、ノルウェーは準々決勝で敗退しているため、この数字は動かない。
つまり、ケインとベリンガムがこの数字に迫ることはできる。今大会の得点ランキング上位には、フランスとイングランドから計4選手が名を連ねる。
3位決定戦は、個人記録の面でも見どころが多い。
試合そのものにも触れておきたい。
フランスは準決勝でスペインに敗れ、今大会で初めて無得点に終わった。鍵を握っていたのは、5アシストを記録するオリーズである。
スペインはここに人数をかけて封じ込め、結果としてデンベレやエムバペまで沈黙した。
イングランドは、準決勝でアルゼンチンに1-2。
フランスとイングランドの対戦は、100年以上の歴史を持つ。
3位決定戦は、優勝には関係しない。それでも、選手にとっては大会最後の90分であり、記録が動く場でもある。
エムバペが決めれば、翌日の決勝でメッシが背負うものが変わる。ケインとベリンガムが決めれば、順位はさらに動く。
3位決定戦は、決勝の一部でもある。そう考えると、この試合の見え方も変わってくるはずだ。
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部
決勝に進めなかった2チームの一戦。消化試合と見る向きもあるだろう。
だが、この90分には、大会全体を左右する要素が含まれている。得点王争いが、決勝を待たずに動く可能性があるからだ。
数字を並べると、その意味が見えてくる。
決勝より先に動く争い
まず、得点ランキングを確認したい。
首位はアルゼンチンのメッシで8得点。2位はフランスのエムバペで、こちらも8得点である。得点数は並んでいる。
ここで重要なのが、両者の出場する試合の順番だ。
メッシが次にピッチに立つのは、20日の決勝。一方のエムバペは、19日の3位決定戦に出場する見込みだ。つまり、エムバペの側には先に1試合が残されている。ここで1点でも決めれば、9得点となり、単独首位に立つ。
メッシは決勝で取り返すしかなくなる。3位決定戦は、この意味で決勝の前哨戦でもある。
アシスト数で決まる順位
では、なぜ8得点で並んでいるのに、メッシが首位なのか。得点王を決めるゴールデンブーツには、同数の場合のタイブレークが定められている。
まずアシスト数を比べ、それでも並べば総出場時間の少ない方が上位となる。メッシの4アシストに対し、エムバペは3アシスト。この1つの差が、順位を分けている。
準決勝までは、エムバペが首位に立っていた時期もあった。
メッシがイングランド戦で2つのアシストを記録し、順位が入れ替わったのである。
得点だけでは、この争いは読めない。
2点差で追う2人
追う立場にも、目を向けたい。
イングランドのケインとベリンガムが、それぞれ6得点で続いている。首位とは2点差。3位決定戦で2点を挙げれば、8得点で並ぶ計算になる。両者にとっても、これが最後の90分だ。
3位には7得点のハーランドがいるが、ノルウェーは準々決勝で敗退しているため、この数字は動かない。
つまり、ケインとベリンガムがこの数字に迫ることはできる。今大会の得点ランキング上位には、フランスとイングランドから計4選手が名を連ねる。
3位決定戦は、個人記録の面でも見どころが多い。
両チームの現在地
試合そのものにも触れておきたい。
フランスは準決勝でスペインに敗れ、今大会で初めて無得点に終わった。鍵を握っていたのは、5アシストを記録するオリーズである。
スペインはここに人数をかけて封じ込め、結果としてデンベレやエムバペまで沈黙した。
イングランドは、準決勝でアルゼンチンに1-2。
先制しながら、終盤に追いつかれ、後半アディショナルタイムに勝ち越された。しかも、大会で唯一の中2日での試合となる。数的不利や延長戦を乗り越えてきたチームが、最後にどんな姿を見せるのか。
フランスとイングランドの対戦は、100年以上の歴史を持つ。
3位決定戦は、優勝には関係しない。それでも、選手にとっては大会最後の90分であり、記録が動く場でもある。
エムバペが決めれば、翌日の決勝でメッシが背負うものが変わる。ケインとベリンガムが決めれば、順位はさらに動く。
90分の後、決勝のピッチに立つメッシは、確定した数字を見ることになる。
3位決定戦は、決勝の一部でもある。そう考えると、この試合の見え方も変わってくるはずだ。
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部