【バレー男子日本代表】五輪12枠はどう決まるのか アジア選手権が持つ二つの意味
9月4日から13日まで、「アジア男子バレーボール選手権大会 福岡2026」が北九州市立総合体育館で開催される。
優勝国には2028年ロサンゼルスオリンピック(LA28)の出場権が与えられ、日本にとっては今年最も重みのある10日間となる。
ただし、この大会に敗れれば五輪への道が閉ざされるわけではない。出場12枠がどう配分されるのかを整理すると、日本の前に残された道筋と、9月の位置づけがはっきりする。
日本バレーボール協会が4月13日に公表した出場国決定プロセスによれば、インドア男子の12枠は次のように配分される。
最も早く決まるのが大陸選手権の5枠だ。
アジア、欧州、アフリカ、北中米カリブ、南米の5大陸で2026年に行われる各選手権の最上位国が、それぞれ1枠を得る。福岡での大会は、このアジアの1枠を懸けた大会にあたる。
次が2027年のワールドカップで、上位3チームに出場権が与えられる。この大会は2027年から名称が変更されたもので、従来の世界選手権にあたる。男子はポーランドで開催される。
3つ目がFIVB世界ランキングによる3枠。2028年のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド終了時点のランキングをもとに決まり、男子は2028年6月18日が基準日として予定されている。
選出には優先順位があり、大陸選手権・ワールドカップ・開催国枠のいずれでも出場権を得たチームがない大陸のチームが先に選ばれ、その後に未獲得のチームが続く。アジアからは大陸選手権で必ず1カ国が枠を得るため、日本がこのランキング枠を狙う場合は、計算上は後者の争いに入ることになる。
そして残る1枠が開催国のアメリカで、男女それぞれ1枠が保証されている。
アジア選手権は12チームが参加し、4チームずつ3つのグループに分かれて1回戦総当たりのリーグ戦を行う。ここで全12チームの総合順位を決め、上位8チームが準々決勝へ進む。以降は準決勝、決勝と勝ち上がる方式だ。
注目したいのは、この大会に懸かっているものが優勝の1枠だけではない点である。
上位3チームには、2027年にポーランドで開催されるワールドカップの出場権が与えられる。前述のとおりワールドカップは五輪3枠の入口でもあるため、福岡で3位以内に入れば、その先の入口に立つ資格が残る仕組みになっている。
8月11日に行われた抽選の結果、FIVBランキング6位の日本はA組に入り、オーストラリア(同49位)、バーレーン(同44位)、オマーン(同63位)と同組となった。
日本代表が9月をどんな状態で迎えるかは、8月に終えたVNL2026にある程度表れている。
予選ラウンドは大会史上初の12戦全勝で通過した。決勝ラウンドの準々決勝でも開催国の中国を3-1で退けて13連勝としたが、準決勝でアメリカにフルセットの末に敗れて今大会初黒星。3位決定戦もスロベニアに1-3で落とし、最終順位は4位だった。優勝はポーランドで、2年連続3回目となる。
3位決定戦の内容を見ると、ブロックポイントは日本の5に対しスロベニアが10。髙橋藍が20得点を挙げたものの、相手の得点源を止め切れなかった。キャプテンの石川祐希は首のコンディション不良を抱え、本来のプレーができない状態だったと伝えられている。
その石川は、9月のアジア選手権について、五輪の出場権を取ることが絶対条件だと語っている。
ロラン・ティリ監督体制2年目のチームにとって、初戦は9月4日。北九州で始まる。
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部
優勝国には2028年ロサンゼルスオリンピック(LA28)の出場権が与えられ、日本にとっては今年最も重みのある10日間となる。
ただし、この大会に敗れれば五輪への道が閉ざされるわけではない。出場12枠がどう配分されるのかを整理すると、日本の前に残された道筋と、9月の位置づけがはっきりする。
■ 12枠は4つの入口に分かれている
日本バレーボール協会が4月13日に公表した出場国決定プロセスによれば、インドア男子の12枠は次のように配分される。
最も早く決まるのが大陸選手権の5枠だ。
アジア、欧州、アフリカ、北中米カリブ、南米の5大陸で2026年に行われる各選手権の最上位国が、それぞれ1枠を得る。福岡での大会は、このアジアの1枠を懸けた大会にあたる。
次が2027年のワールドカップで、上位3チームに出場権が与えられる。この大会は2027年から名称が変更されたもので、従来の世界選手権にあたる。男子はポーランドで開催される。
3つ目がFIVB世界ランキングによる3枠。2028年のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド終了時点のランキングをもとに決まり、男子は2028年6月18日が基準日として予定されている。
選出には優先順位があり、大陸選手権・ワールドカップ・開催国枠のいずれでも出場権を得たチームがない大陸のチームが先に選ばれ、その後に未獲得のチームが続く。アジアからは大陸選手権で必ず1カ国が枠を得るため、日本がこのランキング枠を狙う場合は、計算上は後者の争いに入ることになる。
そして残る1枠が開催国のアメリカで、男女それぞれ1枠が保証されている。
■ 福岡での大会は「二段構え」になっている
アジア選手権は12チームが参加し、4チームずつ3つのグループに分かれて1回戦総当たりのリーグ戦を行う。ここで全12チームの総合順位を決め、上位8チームが準々決勝へ進む。以降は準決勝、決勝と勝ち上がる方式だ。
注目したいのは、この大会に懸かっているものが優勝の1枠だけではない点である。
上位3チームには、2027年にポーランドで開催されるワールドカップの出場権が与えられる。前述のとおりワールドカップは五輪3枠の入口でもあるため、福岡で3位以内に入れば、その先の入口に立つ資格が残る仕組みになっている。
8月11日に行われた抽選の結果、FIVBランキング6位の日本はA組に入り、オーストラリア(同49位)、バーレーン(同44位)、オマーン(同63位)と同組となった。
■ VNLの4位が示した現在地
日本代表が9月をどんな状態で迎えるかは、8月に終えたVNL2026にある程度表れている。
予選ラウンドは大会史上初の12戦全勝で通過した。決勝ラウンドの準々決勝でも開催国の中国を3-1で退けて13連勝としたが、準決勝でアメリカにフルセットの末に敗れて今大会初黒星。3位決定戦もスロベニアに1-3で落とし、最終順位は4位だった。優勝はポーランドで、2年連続3回目となる。
3位決定戦の内容を見ると、ブロックポイントは日本の5に対しスロベニアが10。髙橋藍が20得点を挙げたものの、相手の得点源を止め切れなかった。キャプテンの石川祐希は首のコンディション不良を抱え、本来のプレーができない状態だったと伝えられている。
その石川は、9月のアジア選手権について、五輪の出場権を取ることが絶対条件だと語っている。
ロラン・ティリ監督体制2年目のチームにとって、初戦は9月4日。北九州で始まる。
文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部