「春馬と撮影前日も飲みに…」三浦翔平&西川貴教語る思い出
構想から7年。大阪経済の礎を築いた五代友厚が主人公の映画『天外者(てんがらもん)』が現在公開中。三浦春馬さん(享年30)最後の主演作で共演したのは、旧知の仲のおふたり。坂本龍馬役の三浦翔平(32)、岩崎弥太郎役の西川貴教(50)に、撮影時のエピソードや春馬さんへの思いを聞いたーー。
ーー春馬さんと三浦翔平さんは’09年の映画『ごくせん THE MOVIE』などで共演されていて、西川さんも春馬さんと以前から親交があったとお聞きしました。
西川「僕が『地球ゴージャス』の舞台に出演したときに春馬が稽古場に来てくれたりして。そういうこともあったので、今思うとこの映画の撮影は純粋にすごく楽しい時間だったんですよね。だからこそあいつが今ここにいないのがね」
三浦「今回はクランクイン前から春馬と台本の読み合わせをしていました。
サーフィンを一緒にしていたんですけど、その行き帰りにも読み合わせをしたり、食事しながらどうやっていこうとか話をしたり」
西川「年下ではありますけど、春馬も、翔平も、しっかりと自分で立っていて、僕はすごく頼もしく見ていました。仲間として一つの作品にこうして肩を並べられることに、単純にわくわくしました」
ーー撮影中はどのように過ごされましたか?
三浦「撮影が京都ロケでほぼ毎日一緒にご飯を食べに行って、ああでもない、こうでもないって」
西川「お前がよく飲むからだよ(笑)」
三浦「違うんですよ。春馬が誘ってくるんです。『翔平(撮影)何時に入る?』って。時間を伝えると『じゃ、今日、飲みに行けるじゃん』と。クランクイン前日だったので、本当に行くのか確認したら、あいつ、豪快に『行くぜよ』って言いましたから(笑)」
西川「(僕と春馬は)役として演じていながらも、セリフを介してそれぞれの思いで会話していたし、確実にそこで生きていた証しがあったなって感じられました。ラストのシーンで春馬と2人で向かい合い、戦ったシーンがすごく印象的です」
ーー「天外者」は鹿児島の方言で“すさまじい才能の持ち主”という意味ですけど、撮影を通じて春馬さんにそういう部分を感じたことがありましたら教えてください。
三浦「あいつこそ天外者ですよ。
才能豊かだし、歌もダンスも上手で、お芝居も上手。ただ、いつも人のことを気づかって自分のことは後回しというところがあったので。非常に残念な気持ちはありますが、彼の思いを受け継いでいかないといけないと思っています」
西川「去年の暮れ、春馬は『FNS歌謡祭』に出たりして、これから役者以外の部分でも自分らしくやっていくのだと思っていたし、『どんどんやればいいじゃない』と言っていたさなかのことだったので、もっと、そういう姿を見たかったですね」
三浦「今、コロナや悲しいニュースがたくさんありますけど、よりよき未来のために尽くしてくださった方たちがいて現在がある。この映画を見たあとに、未来というものに少しでも目を向けていただけたらうれしいです」
西川「この2020年だからこそ、この作品の必要性を感じるというか。見たあと、『明日も頑張ろう』と感じてもらえる作品だと思います」
「女性自身」2020年12月29日号 掲載
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