高市首相 沖縄県知事選での「現地入り」に党内で“慎重論”…幹部は続々派遣も「求心力低下」の“敗戦リスク”

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高市首相 沖縄県知事選での「現地入り」に党内で“慎重論”…幹部は続々派遣も「求心力低下」の“敗戦リスク”

睡眠不足?目が血走り気味の高市早苗首相(撮影:長谷川新)



8月27日に告示、9月13日投開票の沖縄県知事選で、自民党が支援する新人で前那覇副市長古謝(こじゃ)玄太氏(42)が猛烈な追い上げを見せている。

同知事選への出馬を表明しているその他の有力候補には、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」が支援する現職で3選を目指す玉城デニー氏と、元郵政改革担当相で沖縄ファースト政策研究所の下地幹郎所長がいる。

政治部記者が言う。

「自民党の世論調査では、古謝氏は玉城氏に7月上旬で9ポイントリードされていましたが、7月中旬には6ポイント差、そして8月中旬には4ポイント差にまで迫っています。古謝氏は自民党、日本維新の会、国民民主党、参政党、そして公明党沖縄県本部が推薦を決めています。8月19日には日本保守党も推薦を決めました。

一方の玉城氏は立憲民主党、共産党が支援していますが、立憲民主党と公明党が合流した衆院の中道改革連合は結局、足並みが揃わず、8月18日に自主投票を決めたため、玉城氏にとってはダメージとなっています」

高市早苗首相人気を追い風に、2026年2月の衆院選では沖縄県の4つの全小選挙区で初めて勝利した自民党は12年ぶりの県政奪還に向け、党本部からも幹部が沖縄入りしている。西村康稔選対委員長がこれまで6回沖縄入りし、小林鷹之政調会長も24日から沖縄県に入り、地元企業に支援を要請する。
また、高市首相の側近の1人である萩生田光一幹事長代行も今後、沖縄入りするとみられている。

沖縄県自民党関係者が言う。

「古謝氏陣営は、幅広い層の有権者から票を集める戦略を取っており、過去の知事選のように自民党の政党色を前面に出さないようにしたいため、地元経済界が主導する“県民党”として位置付けし、臨んでいます。ただし、一部の沖縄県自民党関係者からは『高市氏に沖縄入りしてもらい、保守色を強めて戦うべきだ』という声も出ています」

しかし、高市氏の沖縄入りはそう簡単ではないという。

「公明党が保守色の強い高市政権成立後に連立を離脱した関係で、高市氏に対する拒絶反応が一定程度あるのです。沖縄県公明党は古謝氏を支援しており、表立って高市氏の沖縄入りに反対の声は上げていないものの、本音では高市氏の沖縄入りには積極的ではないのです。沖縄県自民党は高市氏の沖縄入りによって、一定数の古謝氏の支持者が離れることを恐れています。ただし、日を追うごとに古謝氏の支持率は玉城氏に迫る勢いとなっていますから、今後あえて高市氏を沖縄に呼ぶ必要もないような気もします」(前出・沖縄県自民党関係者)

自民党本部内からも高市首相の沖縄入りは難しいという見方が出ているという。
自民党ベテラン秘書が言う。

「高市首相が沖縄に入って古謝氏への投票を呼びかけた結果、古謝氏が負けるリスクを考えると、沖縄入りには慎重にならざるを得ないようです。負けた場合、高市氏の求心力が低下してしまう恐れがあります。党内からも沖縄入りには慎重論が出ており、悩ましい問題です」

沖縄県知事選の結果は、今秋以降の政局に大きな影響を与えるともみられている。残り3週間となった今、高市氏の判断が最大の注目ポイントになっているようだ。

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