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東京・立川「国立昭和記念公園」にて巨大フードフェス「まんパク」が6月2日まで開催されている。まんパクとは「満腹博覧会」の略称。東京では4回目の開催となる今年は、ご当地、ワールド、ラーメン、餃子、からあげ、スイーツ、物産、たまエリアという八つのエリアに分けて、音楽フェスの飲食エリアで行列の出来る名物店や、全国の物産展で話題の人気店を集めた。今回は、アンアン総研メンバーの、こままりえさん(No.160)、三浦泉さん(No.15)、井上あずささん(No.74)が会場へ足を運びまんパクを体験。本イベントを味わい尽くすべく、攻略ポイントを六つにまとめた。JR立川駅から徒歩10分ほどの昭和記念公園あけぼの口から場内へ入場。周囲にぐるりと店舗が立ち並び、中心に設置されたテント内の、4,172席あるベンチやシートエリアで買ってきた食べ物を食べることが出来る。会場奥にはパフォーマンスステージが設けられており、アクロバット、ジャグリングなど世界各地で活躍している様々なパフォーマーによるイベントや歌手の宇宙まおによるライブなども開催される。また、場内には公式キャラクターの「ぽぅ」が常駐しインフォメーションや救護の際にはアシストしてくれる。攻略ポイント一つ目は「メロンからスタートすること」。スイーツエリアに出展している、いばらき食文化研究会 酒趣の名物「メロンまるごとクリームソーダ」(900円)は、凍っているメロン一個分をまるごと使用したクリームソーダ。溶けるまでに少し時間が掛かってしまうので、早めに買っておくことをおすすめする。更に冷凍メロンを食べやすくするために「自宅からスプーンを持参すること」が攻略ポイント二つ目。その他持参した方が良いものとして、ティッシュ、ウェットティッシュ、ごみ袋、レジャーシートがある。攻略ポイント三つ目は「からあげ、餃子は行列店を狙う」。長い行列に並ぶには根気がいるため嫌煙しがちだが、行列が出来ているということは、調理しながら客をさばいている、作り置きがない、ということ。作りたてが美味しさの決め手になる、からあげ店と餃子店には並んで食べるのがポイント。会場内で圧倒的な人気を誇る、昭和39年に創業された餃子専門店 丸満の「福包み揚げ焼き餃子」(500円)は、外はかりっと揚げられているが、皮はもっちりとした食感だという。続いて、からあげグランプリ・味バラエティ部門3年連続金賞受賞の行列店、インどり屋では「そうからあげ・モモ」(600円)が人気。かじると肉汁の旨みが溢れるからあげは、衣に草加せんべいがブレンドされており独特な食感が特徴。このからあげと餃子のお供として、神奈川県厚木市から出展している元祖地ビール屋サンクトガーレンの「飲み比べセット」(1,000円)がおすすめ。10種類の中から4種類を選ぶことがきる。それにちなんだ、攻略ポイント四つ目が、「ビールは普段親しみのないブランドを飲み比べすること」。アンアン総研メンバーのこまさんは、「パイナップル風味、オレンジ風味など、スイーツビールは初体験のおいしさでした」と話す。日本中から集まる名店グルメが堪能できる、ご当地エリアでは、北は北海道、南は熊本まで全17店が集結。札幌 九兵衛の「豪華北海大漁5色丼」(1,800円)を食べたこまさんは「具がたくさんで溢れてしまいそう!」と、三浦さんは、みやぎ石巻 かき小屋の「食べ比べセット」(700円)の中のガーリックチーズ焼きを食べ、「濃厚チーズでグリルされた牡蠣の香ばしさが口の中に広がります」と語る。北海道円らくから初登場の「十勝牛とろ丼」(800円)は温かいご飯と牛とろフレークが組み合わさり、十勝牛の旨味が引き立つ一品となっている。やはり、ここのエリアでも人気店には行列ができ、日除けのない待ち時間には強い日差しに備えての対策が必要。そこで「日焼け対策は万全に」。日焼け止めクリームや、日傘、帽子、熱中症対策のために水などの飲み物を用意しておくこと」が攻略ポイントの五つ目として挙げられた。尚、会場内への飲み物の持ち込みは可能。食べ歩きを堪能し尽しお腹がいっぱいになったら、リフレッシュに緑の多い公園内を散歩することも出来る。ここで、最後の攻略ポイントは「お腹いっぱいになったらエスカレーターを上ること」。会場は再入場スタンプを押してもらうことで、出入り自由となっている。更に公園内にある、花みどり文化センターのエスカレーターを上がると、まんパク会場を一望できるスポットも。イベントを満喫したメンバーは、「餃子、からあげなどご当地グルメから贅沢スイーツまで、心からおいしい!と思える厳選メニューを楽しみました。ひと工夫こらした独創的なフードは、お店それぞれの美味しさを追及する本気度も伝わってきました」(三浦さん)、「品数も多いので今回食べられなかったグルメも挑戦すべく、もう一度足を運びたいです 」(こまさん)、「シートエリアやベンチも充実していて、友だち大勢で来たら楽しそう!まんパク合コンなんてのもアリかも?」(井上さん)とそれぞれ感想を話す。
2014年05月28日日本橋三越本店は5月28日、中元ギフトセンターをオープンした。会場での受け付け会期は8月4日まで。今年は三越に食品フロアが誕生して100年を迎えたことから、同店は今年の中元テーマを「食のクロニクル(年代記)」と題し、今までの歩みを振りながら、同店と銘店がコラボレーションした商品を紹介する。100年前、三越食品フロアには「鰹節(かつおぶし)部」があり、この誕生時からずっと店頭に並ぶ「山政(やままさ)」の鰹節にフォーカスした。今回販売する鰹節は、1本釣りの鰹を天日で干して旨みを引き出した後、5回カビ付けを行い、約半年を掛けて仕上げた逸品。縁起が良いとされる「雄節と雌節」を「削り器」とセットで販売(1万5,000円/限定300個)する。担当バイヤーによれば「鰹節は家庭での使用は減少しているものの、うどんやそばをはじめ、和食に多用されており生産量は伸びてきている。『本物の味わい』を知っていただきたい」と語る。また、明治41年に三越の専属図案化になった画家・杉浦非水(すぎうらひすい)とサントリーのザ・プレミアム・モルツとのコラボレーションも注目だ。ビール缶には100年前に非水が描いた三越呉服店新館落成のポスター画が印刷されている。モダンなアールヌーボーの絵を見ながらビールを楽しめるビールの詰め合わせのセットで、価格は3,000円から5,000円。夏の味覚、素麺(そうめん)にもこだわった。担当バイヤーによれば、「手延べ素麺は通常、細ければ細いほど高級とされ、高級素麺と言われるものは、10g約80本から100本の細さの素麺という。今回紹介するのは、素麺技能士の本多賢一郎が手掛ける島原の手延べ素麺(1万5,000円)。日本名水百選の地元・有馬の湧水にて作り上げたこの素麺は、10g約300本という格段に細い素麺で、喉越しも良く、つゆにしっかりと馴染む」そうだ。素麺が入った箱は、涼を感じられるデザインで、こちらも非水が描いた。「日々是食楽(ひびこれしょくらく)」シリーズは、食事の際に配慮が必要な人や、食と健康に関心のある人にもすすめる商品をセレクトし、全20点をそろえる。おのざきの煮魚詰合せ(5,000円)は、6種類の煮魚(金目鯛、ぶり、さば、さば味噌、なめたかれい、むきがれい)がセットされ、塩分は控えめながら醤油や味噌の風味がしっかりと感じられる味わいで、箸でも簡単にほぐせるという。この他食品以外では、「親子で楽しめるサマーギフト」として、親子のふれあいを深める時間として、一緒に思い出をつくれるようなギフトを24点そろえる。「恐竜の本と最新のCGアニメーションDVD+ビスケット」(5,000円)や、「短編映画を見ているような新感覚の動く絵本+ゼリー」(5,000円)など、絵本にお菓子をプラスした贈り物も充実。「今年はギフトセンター会場にもこだわった」と担当者。天井からは三越の暖簾やちょうちんが下げられ、江戸時代の越後屋をイメージさせるような造りだ。また、会場での待ち時間をより楽しくするために、同店では初めて、プリクラコーナーを会場に設け、そこで撮影した写真をメッセージカードに貼り、中元と共に贈ることもできるユニークなサービスも実施する。また、ギフトセンター会場での購買特典として、「三越オリジナルトートバッグ」「ペットボトルホルダー」「ライオンのぬいぐるみ」を用意している。
2014年05月28日70年代からプラスチックスを起点に、後に世界的なブームを巻き起こす東京ストリートカルチャー誕生の火付け役的存在の立花ハジメと、ストリートの流れをモードに消化して世界を相手にコレクションを展開する「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のデザイナー、高橋盾(ジョニオ)が、お互いのクリエーションを振り返りながら、東京、音楽、ファッションについて語った。立花ハジメ(以下H):ジョニオと初めて会ったのっていつだっけ?高橋盾(以下J):東京セックスピストルズの頃でしょう。H:それっていつだっけ?J: (青山のスパイラルであった)「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」のショーに出た時ですよね、1989年か90年。H:そうだ、みんなで出たんだ。(藤原)ヒロシとか甲田益也子、(高木)完ちゃんとかと一緒に。J:日本のコレクターの人が持っているワールズエンドやセディショナリーズを着て。ヴィヴィアン本人も来日して。僕はまだ、学生だったんで、ヴィヴィアンの本物は持ってなかったですけど。ヒロシ君に誘われて。H:ジョニオ、あの時まだ学生だったの?NIGOとかも一緒の頃?J:そうですよ。文化服装学院の2年か3年生。NIGOは1年下です。そのショーで(MILKの大川)ひとみさんが僕を見つけて、次の週にあなた面白いからって呼び出され、それからあっちこっち遊びに連れてもらって。H:僕も(藤原)ヒロシを紹介されたのはひとみちゃんなんだよね。彼女はとにかく、キレイでカッコイイ才能のある子は男の子でも女の子でも大好きで、いつも若い子を連れていて、ツバキハウスやいろんなところ連れていっては、いろんな人を紹介するんだよ。J:僕の頃はもうツバキハウスはなかったんですが、もう毎晩クラブを4軒位回る。その頃は芝浦のGOLDとかピカソ。H:新宿の花園神社のところ何だっけ?J:元第3倉庫の跡のミロスガレージ。H:そう、ロンドンナイトをやってたよね。J:そのロンドンナイトで大貫憲章さんのレコードとかを学生の僕が運んでて、ただでクラブとか入れてもらってて。その時に、ヒロシ君が「君、おしゃれだね」と声を掛けてきて。H:へぇー。そうなの(笑)。J:僕はジョニー・ロットンみたいな格好していて。こっちは勿論、ヒロシ君のこと雑誌とかで知ってるじゃないですか。そこから仲良くなって、ヴィヴィアンのショーに出てって感じです。ハジメさんとはそのショーで直接お会いしたのは初めてですね。中学の頃からパンクとか好きだったんで、プラスチックスのこともリアルタイムではなかったんですけれど、レコードは聞いていたので立花ハジメの存在は知っていましたよ。H:僕自身はクラブとかあまり遊びに行かなかったから、一緒に遊ぶという関係ではなかったんだけど。J:ちょうど、藤井フミヤさんとも仲良かったんで、ハジメさんの個展を見に行きましたね。H:プラスチックス(Plastics)を止めて10年ほど経って、92年に「BAMBI」を出したけれど、ジョニオに会ったのはそれを製作していた頃かな。90年代に入って個展をやることが多くなって。92年が初の個展となるタイポグラフィ展、93年がDEPT展、95年がアプリケーションツアー、97年にリトグラフ展をやって、その年に発表した「LOW POWERS」のバンドの衣装デザインをジョニオにお願いしたんだよね。J:あれって、もうそんな前ですか?H:そう、新しいバンドをやるとか、DJやるからって時はいつもジョニオにTシャツのデザインとか頼むんだよね。お世話になってます(笑)。ちょっと話を元に戻そう。そう、東京セックスピストルズだ!あれってメンバーは誰がいたんだっけ? NIGOもいた?J:ベースが(BOUNTY×HUNTERの岩永)ヒカル君、ギターは(DOGDAY AFTERNOONの)片桐 (Katcin’) 克巳君。NIGOはレギュラーメンバーのドラムが突然、ライブに来ないなどということがあって、たまにドラム叩いてもらっていました。NIGOはドラム叩けるんで。東京NO.1ソウルセットの(渡辺)俊美君とかにも手伝ってもらったことありますよ。H:でも、ライブとかで一緒になったこととかは無いんだよね。J:まあ、僕達はコピーバンドですから(笑)。2/6に続く。
2014年05月28日エグザイルの事務所LDHが展開するファッションブランド「トゥエンティーフォーカラッツ(24karats)」と「アディダス(adidas)」のコラボレーション第5弾「“エンジン”ダンスパフォーマンスコレクション(“enjin” dance performance collection)」が6 月2 日より発売される。アディダスのスポーツパフォーマンステクノロジーと、24karatsのブランドコンセプトである“STREET SPORT”を象徴するダンスカルチャーを融合させた同コレクション。ラインアップは、燃え上がる炎のグラデーションプリントが施されたフラットバイザーデザインのキャップ(6,800円)、通気性と吸汗速乾性を備えたアディダスのクライマクールが搭載されたフードトップ(1万1,800円)とショーツ(8,800円)、24karartsのビッグロゴがアクセントのタイツ(7,800円)の4種。各アイテムには、2014 FIFA ワールドカップ ブラジルにインスパイアされた“円陣” デザインがあしらわれている。取り扱い店舗は、24karatsの東京、名古屋、大阪、福岡店、「アディダス パフォーマンスセンターの渋谷、新宿、六本木、大阪、名古屋、札幌店。
2014年05月27日紀伊國屋書店は、新宿南店(東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2タカシマヤタイムズスクエア)6階の洋書売り場を拡大し「ブックス キノクニヤ トーキョー(Books Kinokuniya Tokyo)」として5月29日にオープンする。フロア全域である991.73平方メートルに拡大。同店海外店舗をモデルに日本最大規模の洋書空間を目指す。ターゲットは、海外文化や刺激に興味を持つ日本人と、東京近郊で英語を使って日常生活を営む推定40万人の外国人。在庫冊数を現在の2倍である12万冊に増量し、従来から扱っている専門書に加え、フィクション、絵本・児童書、海外マガジン、フランスやイタリアなど英語圏外の書籍、海外コミック・アメコミを強化。公衆無線LANスポットが設置され、問い合せやニーズに対応する専門洋書バイヤーも常駐する。開店を記念し6月1日まで全商品20%割引セールを実施し、2,000円以上購入した先着100名に特製トートバッグをプレゼントする。ポール・オースター(Paul Auster)の『闇の中の男(Man in the Dark)』刊行を記念し、翻訳者の柴田元幸によるトーク&サイン会も開催(スケジュール未定)。その他、日本人作家の文学書について英文書を中心に多数取りそろえる常設コーナー「ジャパン イン ワールド リテラチャー(Japan in World Literature)」、英語絵本読み聞かせ会などのイベントを予定している。
2014年05月27日「ヤンマー」が4月1日より数量限定販売している新農業ウエア「プレミアムアグリカルチュラルウエア」が、5月28日より伊勢丹新宿店で開催される日本の食と暮らしにフォーカスした催事「チアアップ!ニッポン」内のヤンマーブースで試着販売される。この農業ウエアは、ヤンマーのブランドブロジェクト・クリエーティブディレクターの佐藤可士和監修の元、「イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)」を経てクリエーティブディレクターとして活躍する滝沢直己がデザインしたもの。今回、試着販売するモデルは、昨年夏に発表したプロトタイプを改良したもの。“かっこいい農業ウエアを作ろう!”という会話からスタートしたこのプロジェクトは、農業の実際の動きや体勢、不便などをヒヤリングすることからスタート。それらは一つひとつデザインに反映されている。少しでも作業に費やされるエネルギーを軽減するため軽量の素材を採用し、農作業への負担を減らす機能性と毎日の仕事が楽しくなるファッション性を持ち合わせた高機能ウエアを目指したという。カラーは大地と日々向き合って仕事をする姿、ヤンマーの次世代農耕機のデザインからイメージしたチタニウムブラウンを採用。ウィメンズには鮮やかなピンク、メンズには黒をアクセントカラーとした。伊勢丹の担当バイヤーは「今までの泥臭いイメージではなく、農業をかっこ良く紹介したいという思いからイベントの出展者を検討した。昨年から話題になっていたヤンマーのウエアはスタイリッシュでイベントのコンセプトとも一致したので出展を決めた」とコメントしている。
2014年05月26日モデル歴22年、トップモデルとして日本のファッション界をリードしてきた梨花の最新書籍『NO.22』が、5月28日に発売される。モデル人生最終章への決意でもある本書は、写真集でもスタイルブックでもない、新しいカタチの“スペシャルブック”だという。ファッション誌のカバーを飾ったのは日本歴代最多の250回以上という梨花。40歳になってもファッションアイコンの1人として変わらない輝きを放ち、くったくのない笑顔で話す。話題は新著から人生感にまで及んだ。――『No.22』を製作したきっかけは?40歳という年齢や、子供を産んだことなどもあり、モデルとしても、ひとりの女性としても一旦ここでリセットしたいという気持ちが強くなりました。今までとこれからでスイッチを切り替えたい時期だったんです。――1万カット以上の中から写真をセレクトしたそうですか、その作業の中で改めて発見したことはありましたか?私は写真にその時の心境が出てしまうタイプなので、それぞれの作品の時代背景と共に、その時の自分を思い出したりして懐かしくなりました。これまで何度か節目と言える時期があって、その頃の撮影は本当に印象に残っています。赤文字系のモデルとしてデビューして、25歳でそれを卒業してからの5年間、特に28・9歳の頃は本当に仕事が無い時期があって…でも、30歳になってから仕事が徐々に増え始めたの。その当時、モデルは20代で終わりという印象が強かった私は、30代なのに表紙をやらせてもらったりして、また違うモデル人生が始まった。ありがたいことにたくさんのお仕事を頂けて、ここまでくることができました。――これだけ長い間カバーを飾って来られた秘訣は?30歳手前で仕事が無くなったときに、海外セレブスナップが流行って、それまでは、ある程度の年齢になったらコンサバなスタイルになるのが主流だったのに、大人でもミニスカートを履いていい!みたいな時代になった。時代の流れと共に成長することができた私はラッキーだったのかなぁ。人生の中で、すべてが色々動き出したのは30歳からでした。30代は本当に仕事が楽しかった。色んなジャンルと年齢層の雑誌にかかわれたのも、いい経験だったと思います。――一度沈んで、這い上がるためにしたことはあるのでしょうか?仕事が無くなった時は、もう終わったな、と本気で思いました。その時は、散歩など日常の当たり前のことをしていました。それしかできなかったということもあるのですが、20代だったから物足りなかったし、このままじゃ何も変わらないとすごく嫌だったことを憶えています。でも今思うと、当たり前のことをきちんとやる、それが良かったのかもしれないなと感じています。――アラサーの時にやっておいた方がいいことがあれば教えてください。整理整頓!部屋の中はもちろん、人生設計や今の状況の整理も含めた意味です。整理整頓をすると自ずと見えてくるものがある。欲張っているつもりじゃないのに、やらないといけないと思っていることがたくさんあるんですよ。意外とそんなにキャパがあるわけじゃないから、自分が苦しくなってしまう時がある。そんな時は、自分と向き合って本当に必要なものは何か、今一番大切なことは何かを考えて、他を全部削ぎ落とす。そうすることで優先すべき大切なものが見えてくるんじゃないかな。――モデルとして体型維持のために気をつけていることは?理想はあるけれど、実現するのはモデルの私にとっても難しいです。だから、スムージーとか健康なものを摂取することで、そういう自分を意識するようにしています。トレーニングはあまり好きじゃないんだけど、「やらなきゃ」と思ってやるより、「こんなに健康を気にしている私」を意識しながらやっていれば効果があるような気がしていて。自分自身に意識させることも大事なんじゃないかな。2/2へ続く。
2014年05月26日パリのショコラティエ「ジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HEVIN)」は、父の日に向けた新作コレクション3品を発売する。「ガトー モン パパ」(1,944円)はビターチョコレートのムースを、アーモンド風味のチョコレート生地でサンド。全体を薄いショコラ ノワールでコーティングしている。6月1日から予約をスタートし、6月13日から15日まで店頭にて販売される。「スティロ ショコラ ノワール」(4,860円)は見た目が万年筆そっくりという遊び心あふれる一品。店頭での販売期間は6月1日から15日。通信販売ではオンライン限定商品「コフレ モン パパ」(4,964円)を用意。オレンジピールのシロップ漬けがビターチョコレートでコーティングされた「オランジェット」と、チョコレートにイチジクやアーモンドを乗せた「マンディアン エキゾティック」。更に夜のシーンにぴったりな5種類の銘柄を選んだドリップパック「カフェ プエンテ EVENING」がセットになり、ショコラとコーヒーを楽しめる。
2014年05月26日「アラン ミクリ(alain mikli)」が、6月に14周年を迎える「アラン ミクリ ブティック 丸の内」、7月に19周年を迎える「アラン ミクリ ブティック 南青山」の2店舗でアニバーサリープロジェクトを実施する。両店舗では、6月1日から7月31日までの2ヶ月間、アーティストのプシエメク・ソブツキ(Przemek Sobocki)とコラボレーションし、ブランドのアイコンであるブラックとレッドのダミエ柄を使用したディスプレイを披露する。ポーランド出身のソブツキは、東京を拠点に活動するイラストレーター。セットデザイナー・アートディレクターとして「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」や伊勢丹などとのコラボレーションや、ファッション誌のエディトリアルページも手掛ける。同プロジェクトに合わせ6月1日より丸の内店と南青山店では、アイウエア2モデルの、アニバーサリープロジェクト限定カラーを各10本販売。「J1305-2907」は、カッティングによってスッキリ仕上げたデザインとやや太めのブローラインが特徴。クラシカルスクエアタイプの「J1306-2907」は、目尻を吊り上げることでブローラインを強調したデザイン。両モデルともソブツキのプロジェクトと連動し、フロントにブラック、テンプルにレッドというアラン ミクリのアイコンカラーを配色している。価格は各2万8,000円。更に、丸の内店では6月1日より、ビンテージ生地のブラウンカーキカラーの「J1305-2985」を、南青山店では7月1日より、ブラックとダミエ柄のハニーブラウンカラーの「J1306-000B」をこちらも各10本限定で販売する。価格は各2万8,000円。
2014年05月26日女性向けビーチカルチャーブランド「ロキシー」(ROXY)は、水着の着こなしをシミュレートできるスマートフォンサイト「BIKINI MIX & MATCH」を5月23日に公開した。いわゆる“着せ替えアプリ”のような同サイト。ブランドイメージモデルのマギーがビキニ姿で登場し、着用している水着を画面スワイプで切り替えることができる。上下それぞれに切り替え可能で、全2,800パターンの組み合わせが試せる。また、トップとボトムスをそれぞれ一覧でも表示できる他、気に入った組み合わせが見つかったら、その場で購入することも可能だ。
2014年05月25日「シャネル(CHANEL)」は、14-15クルーズコレクションをアラブ首長国連邦・ドバイにてランウエイショーで発表した。会場として特別にドバイ海岸に建設された砂色の建物はマシュラビーヤ(格子窓)で装飾され、中にはオアシスが設けられた。日没後、キャンドルの光の下でショーがスタート。アーティスティックディレクターのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)は、「これは万人のための、理想の東洋を表現したもの。伝説から映画、ドラクロワの絵画から1914年のポール・ポワレの作品まで、様々なものから影響を受けた」と語る。ボリュームのある袖に極小のスパンコールを刺繍したボレロジャケット、ウエストをベルトでマークしたツイードのプレースーツ、ゴールドのルレックスシルク製バギーパンツ、ネオプレンのカメリアが刺繍されたジャケットなどがキーアイテム。東洋のモザイク柄からインスピレーションを得たプリントは、花柄と幾何学模様が組み合わさり、ドレスやシルクシフォンのチュニックなどを彩った。イブニングでの、胸元に宝飾を散りばめたシルクのクレープドレスや、ブレード刺繍が施されたロングドレスはドバイにある世界一の高層ビル「ブルジュ・ハリファ」を思わせる。素材には軽量ツイード、シルクシフォン、リネン、ゴールドラメにコットンボイルなど軽くて繊細なものが多く用いられ、透け感やレイヤリングで遊び心を持たせたスタイルが提案された。アクセサリーには、ウォッチやファインジュエリー、コスチュームジュエリーなどを合わせ、ゴールドのキルトレザーで作られたジェリー缶型のハンドバッグ、宝飾をまとったサンダルやオリエンタルなスリッパなども登場。エルザ・スキャパレリの孫で女優のマリサ・ベレンスン風のカールヘアには三日月のティアラが飾られた。ショーには、シャネルのアンバサダーである女優のヴァネッサ・パラディ、ティルダ・スウィントン、アンナ・ムグラリス、アリス・デラル、ジョウ・シュン、更に、ダコタ・ファニング、フリーダ・ピントー、エリザ・セドナウィ、ヤスミン・ハムダン、ラザーヌ・ジャマル、映画監督のナディーン・ラバキー、アブドゥラ・アル・カービといったセレブリティを含む1,000人が来場。歌手のジャネール・モネイのコンサートも行われた。
2014年05月24日フランスのベビーキッズ用品ブランド「コックアンパット(Coq en Pate)」は、伊勢丹新宿店本館6階ガールズ・ボーイズテイストフルスタイルにて期間限定ショップをオープンしている。5月27日まで。コックアンパットはフランス語で「子供を可愛がる」という意味。フランス在住のフランス人と日本人カップルが立ち上げたブランドで、綿商品には肌に優しいオーガニックコットンを使用しフェアトレードの理念に基づいて商品を製作している。これまでに様々なアーティストとコラボレーションしているが、今回はリサイクルペーパーを使用するクラフトアーティスト・miboのグラフィックを使ったアニマル柄デザインのアイテムを展開。キリンやトラ、ライオンが描かれたTシャツ(4,300円)は、前身頃に動物達がポップなタッチで描かれ、後ろ身頃にはその動物の後ろ姿がプリントされている。バックパック(6,900円)はストラップが長さ調整可能で歩き始めの子供から6歳くらいまで幅広く対応。この他に同柄のナップサック(2,900円)、ショルダーバッグ(3,900円)、コインケース(1,600円)、メラミンプレート(1,100円)なども取りそろえる。
2014年05月24日小田急線本厚木駅にエキナカ商業施設「ミロードイースト」が5月24日オープンした。それに伴い、23日「ミロードイースト」内の広場に設置される厚木市のマスコットキャラクター「あゆコロちゃん」ブロンズ像の除幕式と内覧会が行われた。あゆコロ広場で行われたあゆコロちゃん像除幕式には「あゆコロちゃん」の着ぐるみ、厚木市長・小林常良、本厚木駅長・松村幸雄、本厚木ミロード所長・吉村政彦が登場。小林市長が「厚木市は小田急線あっての街なので、憩いの場となるとともに集客の場ともなることを願っている」と挨拶した後、幕を引いた。「あゆコロちゃん」は厚木市の名物“鮎”を頭に乗せた“シロコロホルモン”の豚キャラクターで、昨年のゆるキャラグランプリでは6位を受賞している地元民にも親しまれているゆるキャラ。「ミロードイースト」は高架下にあった1982年営業開始の中央館商店街の老朽化とショップ構成再編のために1年2ヶ月掛けて作られたショッピングストリート。二つある東口改札をすっぽり包み込むようにできていることから“イースト”の名称に。既存の通路を確保しながら改修された、北口方面へ通り抜けることができるグランドフロアで、北口側にある「ミロード1」「ミロード2」への回遊性を高め、買い回りの相乗効果を狙う。敷地面積は3,300平方メートル、全体の売り場面積は1983.5平方メートル。「28店舗からなるミロードイーストだけの売り上げ目標は年間17億円、ミロード全体の売り上げ目標は年間162億円で、昨年比13%増をミロードイーストオープンにより見込んでいる」と本厚木ミロード副所長・田中功氏はコメント。本厚木駅は1日約14万人が乗降する。「ミロードイースト」の施設コンセプトは「変わらない日常にちょっとアレンジを加える“デイリーアミューズメント”」。デザインコンセプトは“厚木の原風景”。「山の散策路」トレンドセレクトショップゾーン、「集め木ガーデン」シティクロスゾーン、「川辺のプロムナード」ライフサービスゾーンの三つのゾーンからなり、厚木市の相模川、中心街、大山が並ぶ地形に見立てた。トレンドセレクトゾーンはファッションや雑貨、カフェを中心としたエリア。郊外のショッピングモールなどに多く展開する「ディスコート(Discoat)」のエキナカ業態となるファッション、雑貨の「ディスコートプチ(Discoat Petit)」、アパレル、雑貨、化粧品の「プレミィ・コロミィ(Plame Collome)」、LAのビーチサイドに住むカップルのライフスタイルをイメージしたファストファッション「フリーズマート(Free’s Mart)」などが厚木地区初出店。シティクロスゾーンは主に飲食店が並び、大阪の串カツとどて焼きが名物の「串カツでんがな」、博多ラーメンの「一風堂」、低価格ピッツァと「もちもちタピオカ」「もちもちクレープ」の「センプレピッツァ/パールレディ(sempre pizza/Pearl Lady)」が厚木地区初出店。海鮮丼と立ち飲みの「御さしみ家ぼたん」は新業態、中華料理の「石庫門」は小田急沿線初出店だ。ライフサービスゾーンは靴修理・合鍵の「クイックサービス」、11分カット1080円の低価格美容室「イレブンカット」、コンビニエンスストア「Odakyu MART」など生活関係の店舗が並ぶ。オープンに伴い、各店舗で期間限定値下げなど販促が行われる。
2014年05月24日皇室御用達の靴メーカー、大塚製靴のブランドの一つ「オーツカ シンス 1872(Otsuka SINCE 1872)(以下オーツカ シンス)」は、三越伊勢丹グループの「グローバル・グリーン」キャンペーンの一環として、森林保護団体モア・トゥリーズ(more Trees)とコラボレーションし、野生のエゾシカレザーを用いたスリップオンシューズ(3万円)を伊勢丹メンズ館で発売した。近年、エゾシカを含むニホンジカが保護政策と天敵がいないことから激増。現在では「害獣」に指定されている。モア・トゥリーズは駆除されたニホンジカの革を流通させ、その利益を森へ還元する活動をしており、これを知った伊勢丹の紳士靴担当バイヤーが大塚製靴に駆除された革での靴作りを打診したことから、今アイテムが誕生した。紳士靴の担当バイヤーは「鹿の皮は独特のシボ感と柔らかさがあり、馴染みがよく肌触りもいい。ただ、その柔らかさ故、ジャケットスタイルにも対応できるシルエットの靴に仕上げることが非常に難しい。今回、大塚製靴には半年以上の時間を掛け、試作を繰り返してもらった」と語る。また、このシューズの素材は野生の鹿のため、草木でついた傷や弾痕などがあり、製品に使用できる部分が非常に少なかったが、数量と販売店舗を限定することで、販売に漕ぎつけたという。ブラックとブラウンの2色展開。サイズは24.5から27cmを用意する。
2014年05月23日「エンフォルド(ENFOLD)」は、フラワーアートユニット「プランティカ(plantica)」とコラボレーションしたポップアップショップを伊勢丹新宿店本館2階センターパーク/ザ・ステージ2にオープンした。5月27日まで。伊勢丹限定アイテムとして、プランティカの作品をテキスタイルに取り入れたシリーズと、これらに合うようデザインされたシルバーメタリックのシューズなどを展開。プランティカとのコラボでは、アロエやロマネスコなど、グリーンを基調にした彼らの作品をプリントモチーフとして使用している。トップス(2万6,000円)、ハーフパンツ(3万円)、ワンピース(3万9,000円)。そのコーディネートアイテムとして、シルバーメタリックのストラップ付きクラッチバック(3万6,000円)、ハイヒール(3万6,000円)、オックスフォードシューズ(4万円)などを用意している。エンフォルドディレクターの植田みずき氏は、セレクトしたプランティカ作品について、「今季のエンフォルドのテーマが『ネイチャー』なので、プランティカさんの作品から、色々な緑が表現されたこの作品をセレクトした。ただ、洋服にするにあたり少し植物の輪郭をぼかしたり、凹凸のある生地を使うなどの工夫をしている」とコメント。5月24日にはプランティカの木村貴史が「生け花」体験イベントを開催。好きな花を選び、アクリルの花器に生けていくという。
2014年05月23日ワコールが、阪急うめだ本店で「時代に磨かれる『からだ美』」展を5月31日から6月5日まで開催する。本展では、公益財団法人京都服飾文化研究財団(The Kyoto Costume Institute)(以下、KCI)が収蔵する18世紀から現在までの西洋の下着コレクションと、60年以上にわたり日本における女性の「からだ美」を追求し続けているワコールの貴重な所蔵品を一堂に集め、下着文化の変遷、時代と下着の密接なつながりを紐解いていく。会場は四つのセクションから構成。「Beauty history(18世紀から20世紀前半:西洋)」セクションでは、コルセットを始めとするKCI所蔵の下着を展示。「Beauty history(1945年から現代:日本)」では、日本社会の下着文化の変遷という観点から、ワコールがこれまで世に送り出してきた数々のヒット商品「タミーガードル」「フロントホックブラ」や当時のテレビCM、ポスターを展示する。「Beauty forever(Science & Craftsmanship)」では、初期のワコールブラジャーを縫い上げてきた「サーキュラーミシン」を展示し、ものづくりへのこだわりをを紹介する。「Beauty forever(Suspense Art)」では、ワコールの14-15AWランジェリーコレクションをアーティスティックにモードとして見せる。また、1964年の創設以来、50年にわたり女性のからだを測定し続けてきた「ワコール人間科学研究所」の身体計測技術を最新の映像技術を使ったプロジェクションマッピングで体感できるコーナーも見所の一つ。その他、ワコール新作ランジェリーコレクションを、セクシーな「からだ美」を持つマネキンを用いて、映像や音楽、照明を駆使したストーリー性のあるサスペンス仕立ての演出で特別公開する企画も用意されている。【イベント情報】時代に磨かれる「からだ美」会場:阪急うめだホール住所:大阪府大阪市北区角田町8-7阪急うめだ本店9階会期:5月31日から6月5日まで時間:10:00から20:00 (土曜日は10:00から21:00、最終日のみ18:00閉場)入場無料
2014年05月23日ポイントが展開する「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」は5月22日、ブランド生誕20周年を記念したイベント「GLOBAL WORK 20TH ANNIVERSARY THE LAUNCH EVENT 2014」を六本木のビルボードライブ東京で開催した。世界展開ブランドとしての飛躍を目指すグローバルワークは、「THE WORLD FASHION MART」をスローガンに「フク、フクフク。世界人キャンペーン」を展開。世界に活動の場を広げる俳優の大沢たかおと長澤まさみをブランドパートナーに起用し、2人が出演する新テレビCM「”世界人”篇」を4月25日から全国でオンエアしている。CMの内容は、夢を追求し海外で活動する“世界人”のもとを大沢と長澤がそれぞれ訪れ、彼らの日常をドキュメンタリータッチで描くというもの。バックには本キャンペーンのオリジナル曲としてカバーした、平井堅の『やつらの足音のバラード』が流れる。今回は大沢がバスフィッシャーマンの北嶋一輝を追ってアメリカのオーランドを、長澤がバレエダンサーの福井かおりを追ってマイアミを訪ねている。今回のイベントでは大沢と長澤がそろって登場し、撮影秘話などを交えたトークを展開。小学校ぶりに釣りをしたという大沢氏は、「釣果はゼロだったが、北嶋さんは幸せを全身で表現している少年のような人で、自分も幼い頃に戻ったような楽しい時間を過ごせた」と述べ、長澤さんは「同い年の“世界人”ということですごく勇気をもらえた。励まし合えたことも嬉しかった」と話した。キャンペーンにちなんだ今後のグローバルな活動について質問されると、「生きているうちに沢山のことを味わいたいので、世界を旅して人生を豊かにしたい」(大沢氏)。長澤さんは「グローバルワークのキャンペーンで今後も“世界人”に会える機会が増えると思うので、勇気や元気をもらって初心を忘れず頑張っていきたい」と述べた。イベントではファッションショーも開かれ、メンズ・ウィメンズとも、ショートパンツやクロップドパンツを用いた、グローバルワークらしいリラックス感溢れる春夏ルックを披露した。
2014年05月22日伊・ジェノバのフレグランスメゾン「ノービレ1942(NOBILE1942)」のオーナー夫妻が初来日し、新作発表会が5月21日に東京ミッドタウンで開かれた。新作は8月発売のオードトワレ「ヴェスプリ・オリエンターレ(VESPRI ORIENTLE)」(75ml/1万5,000円)。ユニセックス向けのシトラスオリエンタルノートで、ベルガモットやタンジェリンが織り成すトップノートがウードやセダーのベースノートに連なり、通常はミックスされないシトラスとウードをミドルノートのジャスミンが中和し繋ぐ。爽やかながらも深みのある香りで、「デイリーユースはもちろん、エレガントな夜のシーンにも最適。いわば『夜のシトラス』だね」とオーナーのマッシモ・ノービレ(Massimo Nobile)氏。会場となったイタリアンレストラン「ボタニカ(Botanica)」では、ジェノバの景色がスライドで流され、ステファニア(Stefania)夫人が見どころを解説。会は終始和やかなムードで進行した。ノービレ1942はウンベルト・ノービレ(Umberto Nobile)により1942年にローマで設立され、現オーナーのマッシモに至るまで3世代にわたり継承されてきた。天然香料にこだわり、ボトリングから箱詰めまでを熟練の職人が担当。奇抜な香料に頼ることなく、幅広いシーンに対応するエレガントでソフトなフレグランスを作り続けている。欧米、中東など世界24ヶ国のセレクトショップや百貨店で展開。日本では東京と大阪の阪急メンズ、「トゥモローランド(Tomorrow Land)」などで扱われている。
2014年05月22日手芸歴34年のお笑い芸人・光浦靖子による作品展「男子がもらって困る・子供がもらって、そうでもない ブローチ展」が、表参道ヒルズの新情報発信スペース「表参道ヒルズ ポケット(OMOTESANDO HILLS POCKET)」にて6月5日から22日まで開催される。会場では新作を含む100点超の作品を展示し、初の展示作品販売(新作ブローチ5点)も実施。6月7日14時よりゲストの千秋を迎えてトークイベントと書籍サイン会を開催し、21日には光浦本人による手芸ワークショップ(参加費3,000円、先着20名)を14時と16時より行う。光浦が所属する手芸女子集団「ブッス!!手芸部」による物販も同時開催し、メンバーのパネルを背景に記念撮影できるフォトスポットも設置。光浦は幼少時よりフェルトマスコットに熱中し、成人してからはミシンで巾着袋などを制作。2007年にニードルフェルトと出合いブローチに専念。「夢と希望と愛を込めて」作ったブローチをタレント仲間などに配布している。12年に初の手芸本『男子がもらって困るブローチ集』、14年1月にはエッセイやフォトストーリーも加えた第2弾『子供がもらって、そうでもないブローチ集』(共にスイッチ・パブリッシング刊)を発表。作品は合同展示会「ルームス(rooms)」などで展示され話題を呼んだ。OMOTESANDO HILLS POCKETは表参道ヒルズ本館3階中央オープンスペースに開設。クリエーターの作品展示や新プロジェクトの発表などを発信していく。会場の基本構成とロゴデザインは、建築家・村山圭率いるクリエーターユニット「ファミリー(PHAMILY)」が手掛ける。
2014年05月22日日本橋三越本店は5月21日、本館屋上にビアガーデン「日本橋」をオープンした。9月19日まで。同ビアガーデンは今年で開設10年目。都内のデパートでは最大級の700席を用意する。同ビアガーデンでは、料理30種類以上、ドリンク20種類以上をそろえる。食べ放題バイキングの料金は、成人男性3,901円(飲み放題付き)、成人女性3,401円(飲み放題付き)。高校生3,401円、中学生以下1,601円。乳児無料。三越ビアガーデン担当者は「今年は和食メニューを強化し、売り上げ前年比105%を目指す」と意気込む。担当者によれば、同ビアガーデンの利用客は日本橋のオフィスワーカーが多く、胃にやさしいヘルシーな料理、家庭の味を求める声が多いという。同ビアガーデンはこのような需要に応えるため、今年は「和食」をメインにメニューを開発。初登場の和食メニューとして、ひじきと野菜の彩煮、大根なます、高菜ごはん、五穀米入りひじきご飯、炭火焼とりつくね、蒸し鶏のワサビソース、わらびもち、抹茶プリン、生どらやきなどを用意した。また、今年初めて「ケーキ持ち込みサービス」を導入する。これは同店食品売り場でケーキを購入後、ビアガーデン受け付けでこれを預け、指定した時間にスタッフが席まで持参するというもの。この他に「ビアガーデンで祝うアニバーサリー」と題し、誕生日会や記念パーティー場としてビアガーデンを利用する提案を行う。今年3月には商業施設「コレド(COREDO)室町2・3」が同店向かいに開業し、客層の幅が広がってきているという。担当者は「初めて日本橋を訪れた方にも気軽に、当ビアガーデンを利用していただきたい」と語る。営業時間は17時半から21時半まで。
2014年05月21日90年代に一大ムーブメントを巻き起こしたガールズカルチャーをフィーチャーしたイベント「'90s girls culture@TOKYO解放区」が5月21日から6月3日まで伊勢丹新宿店本館2階TOKYO解放区にて開催される。90年代と言えば、ガールズカルチャーが一大ムーブメントとなった時代。ソフィアコッポラが1995年に立ち上げた「ミルクフェド(MILKFED.)」や、ソニックユースのキム・ゴードンとデージー・ヴォン・ファースらがスタートした、音楽やストリートカルチャーの要素が散りばめられた「エックスガール(X-girl)」のファッションに身を包み、ピチカートファイブやカヒミカリィなどの渋谷系音楽をのめり込むように楽しんだ頃だ。本イベントではファッションや音楽、映画、写真、アートなどカルチャーを通じて女性が自己表現・自己実現・自己主張し始め、センスや生き方で女性が認められるようになった90年代を彷彿とさせるアイテムを取りそろえる。90年代を代表するファッションブランドのミルクフェドはガーリーフォトブームの火付け役フォトグラファーHIROMIXとコラボレーションし、このイベントのために製作したTシャツやトートバッグ3型を展開。1994年にスタートし、今年で20年を迎えたエックスガールからは、ブランドモチーフである女性の顔やレインボーロゴをプリントした復刻Tシャツが登場。伊勢丹限定アイテムとして、90年代から米国を中心に活躍する女性ミュージシャン「チボマット(CIBO MATTO)」の2人がデザインを手掛けたトートバッグ(大5,000円、小3,000円)、マグカップ(1,500円)缶バッヂ(1,300円)などが登場。また、カヒミカリィの手描きメッセージがデザインされたTシャツやトートバッグ、キム・ゴードン×ボアダムスのYOSHIMIによるコラボアイテムも販売する。会場ファサードには、90年カルチャーについての考察を同企画の立案者がしたためたメッセージや、HIROMIXの写真やイラストなどの作品も展示販売する。会期中、5月23日18時から、イベント参加アーティストによるDJイベントを開催。90年代に“世界で一番有名な女子2人組”としてニューヨークで人気を博し、今年2月に15年ぶりにオリジナルアルバムをリリースした本田ゆかとハトリミホのユニット・チボマット、バッファロー・ドーターの大野由美子が出演予定。
2014年05月21日「ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)」のアイコンジュエリー、ハート型の花びら4枚が寄り添う「コスモス コレクション」に、ホワイト マザーオブパールとオニキスのバリエーション2種が新登場する。6月発売。インドネシア及び日本産のマザーオブパールには、ピンクゴールドを組み合わせた。オニキスはホワイトゴールドとセットに。メゾンの規格に則り、カラーがDからF、透明度がIF、VVSIまたはVVS2の石のみを使用したダイヤモンドは、一つの花びらに最大八つがすべて異なるパターンで並べられる。「アントレ レ ドア リング」、イヤクリップ2種、ペンダントなどがラインアップ。コスモスは、1950年代に誕生したヴァン クリーフ&アーペルの花にインスパイアされたもの。四つ葉のクローバーと花がモチーフで、メゾンを象徴する幸運のモチーフ「アルハンブラ」にも馴染むデザイン。「コスモス」はギリシャ語で「調和の世界」を意味し、様々なモデルを自由に組み合わせることが可能。既存のデザインはゴールドとダイヤモンドの組み合わせ。
2014年05月21日ボタニカルデザイナーの江原理恵は、テキスタイルデザイナー告鍬陽介(つげくわ・ようすけ)とコラボレーションし、植物をアートに飾る「ボタニカルベース(botanical vase)」展を伊勢丹新宿店本館2階アートギャラリースペースで開催している。5月27日まで。今回展示されるbotanical vaseとは、告鍬がデザインしたキャンバスに一輪挿しが組み込まれており、草花を飾ることができる作品だ。「vase(花瓶)シリーズ」(5,400円から6,000円)と「hanging(壁掛け)シリーズ」(5,800円)が出展されている。vaseシリーズはキャンバスに“鶴首花瓶”や“ピストルの銃口”などが描かれ、草花はまるでキャンバスに生けられているように見える。hangingシリーズはキャンバスに“鳥の巣”や“クマノミ”が描かれ、その絵柄に合わせられた形でエアプランツ(鉢や土がなくても育つ植物)が生けられている。両シリーズはそれぞれ専用の草花が付属しており、vaseとセットで購入できる。草花には紫陽花やクリスマスローズ、ねぎぼうずなど、明るめのグリーンの植物が使われ、モノトーン系のvaseとは対照的に色鮮やかな楽しい空間を演出する。「普段、生け花をされない方や、花に触れることが少ない方もアート作品のように気軽に楽しんでもらえればうれしい」と江原は話す。江原は昨年「花を売らない花売り展」を開催。ボタニカルアートの展示だけでなく、今回コラボした告鍬を始め、陶芸作家の鈴木稔、アパレルデザイナー根岸明子、アクセサリーブランド「PUPUTIER」と共に製作した花や植物と人や空間を繋ぐ作品を提案し好評を得た。今回の伊勢丹への出店は、伊勢丹バイヤーを知る同展のアートディレクターの紹介で決まったという。アールイー・フラワー(RE flower)の代表取締役を務める江原は、ボタニカルデザイナーとして、人と植物と空間をデザインする事業を展開するほかにも、オフィスデザインやクラウドファンディングを行うなど、活動は多岐に渡る。そんな同氏は「今後はITと花が融合された作品を作りたい、人と花がインタラクティブにコミュニケーションを図れるような動的な作品を実現させたい」と語る。花に話しかければ、音を感じ取るテクノロジーにより花がリアクションしてくれるイメージだという。人を癒やす「静的な花」が人に話しかけてくれる「動的な花」へと変容する日も近いかもしれない。
2014年05月17日第67回カンヌ国際映画祭が5月14日に南フランス・カンヌで開幕。そのオープニングセレモニーで、初めてカンヌに参加した女優の長澤まさみが「ステラ マッカートニー(Stella McCartney)」の黒のドレスで登場した。ドレスは、バストの下にスリットが入ったセクシーなデザイン。トレーンを引くリーンシルエットがエレガント。「ショパール(Chopard)」のジュエリーと「ジミー チュウ(Jimmy Choo)」のパンプスを合わせた。長澤は、ジョン・ウー監督最新作『太平輪(原題)』のプロモーションため、今回初のカンヌ入りを実現。17・18日に行なわれるプレスカンファレンスにも出席する予定。
2014年05月16日ヘアケアコスメを企画開発する「オブ・コスメティックス(of cosmetics)」が、新業態のトータルサロン「オブヘア(Of HAIR)銀座店」(東京都中央区銀座6-2-3 3階)を6月1日にグランドオープンする。フロアには専属スタッフを有するネイル・アイラッシュブースとヒーリングヘッドスパを併設した「オブヘア銀座」、オブ・コスメティックスのショールームの他、初となる理髪店「オブ・ザ・バーバー」がオープン。銀座という立地ながらも入りやすい雰囲気作りを心掛け、「自由が丘店や表参道店のリラックスした空気を持ってきた」とオブ・コスメティックスPRの辻村氏。回廊をイメージした店内には緑が溢れ、照明を落としたスパブースはリラックスできる空間。2回連続で行うシャンプーが特徴的で、1回目は頭皮と毛穴をこすり洗いするスタンダードシャンプー、2回目は地肌を指圧しながら洗うマッサージシャンプー(スタンダードの選択も可)を実施。シャンプーは専門スタッフが髪の状態に合わせてセレクトする。香りを10種のオリジナルブレンドオイルから選択でき、リラックス効果の高い「ラベンダーオレンジ」が1番人気という。シャンプー(ショートスパ&マッサージ)&ブローで4,000円から。バーバースペースは英国紳士を意識したクラシックモダンな雰囲気。理容師免許を持ちつつ、オブヘアのカット理論も学んだスタッフがそろう。主に男性客向けだが、顔剃りなどで女性客が利用することも可能。オブ・コスメティックスは、自由が丘にヘアサロンを構えていた古里オサムが1988年に設立。オーガニック素材と最新テクノロジーを採り入れた、髪にもサロンスタッフの手にも優しいアイテムを開発している。
2014年05月16日「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」は、原宿本店 メンズ館の「UA カフェ(CAFE)」を改装し、「UA バー(BAR)」として5月22日に新規オープンする。営業時間は11時から23時半(日曜日は20時まで)。内装やフード&ドリンクメニュー、ロゴデザインを大幅リニューアル。ドリンクはノルウェー・オスロの老舗コーヒーバー「フグレン(FUGLEN)」が担当し、オリジナルカクテルやスペシャリティーコーヒーを提供。フードは浅本充による東京・自由が丘のベーカリー「自由が丘ベイクショップ(JIYUGAOKA BAKESHOP)」が手掛け、酒に合うガストロパブメニューやテイクアウト可能なボリューム感あるランチを用意。オペレーションを行うのは「トランジット ジェネラル オフィス(TRANSIT GENERAL OFFICE)」が行う。
2014年05月16日三陽商会が、33年前に同社が元プロ野球選手・長嶋茂雄のために仕立てたスーツを復元する。昨年設立70周年を迎えたことを機に「TIMELESS WORK.ほんとうにいいものをつくろう」というタグラインを策定した三陽商会。2013年は「時を越えて愛されるコート」をテーマにした『100年コート』の製作に取り組み、購入者のための「100年オーナープラン」も開始した(『100年コート』は14年も展開する)。そして、14年は保管庫から長嶋のために仕立てた33年前のスーツの型紙が見つかったことをきっかけに、当時の作り方に現代の手法を取り入れてそのスーツを復元する。当時のスーツ作りに携わった社員の思いや技術、こだわりが現社員に継承することに期待されている。5月中旬にはこの試みを題材にした企業広告を一部の新聞に掲載し、7月には公式サイトにて完成品が紹介される予定。
2014年05月15日ビンテージコレクターとしても知られるクリエーティブディレクターのニゴー(NIGO)が、「リー(Lee)」のコレクションから3型をセレクトしたコレクション「リー バイ ニゴー(Lee by NIGO)」をローンチした。「131カウボーイ(Cow boy)」(2万6,000円)は、1930年代のカウボーイモデルがベース。経糸に米国産オーガニックコットン、緯糸に汚れを目立たせないトップグレーの糸を用いたセルビッジデニムを使用。カウボーイのイラスト入りソーバラベル、鉄製「UNION MADE」刻印のタックボタン、左バックポケットに挟み込まれた紙のチケットが付属。オール綿糸仕様のステッチワークも再現した。左バックポケットの革ラベルには「バイ ニゴー」のオリジナルスタンプ入り。「101カウボーイ」(2万3,000円)はジッパー仕様の20年代モデルがベース。米国産オーガニックコットン100%製の右綾セルビッジデニムで、フロントのジッパー部分には当時と同様にフックレスファスナーのピンロック、ファスナー止めには「コの字止め」を使用。オール錦糸仕様のステッチワークは、当時の職人による縫製時の歪みまで再現した。「リー バイ ニゴ」のロゴが入った、当モデル専用のワイヤー入りドーナッツボタンがアクセント。20年代にデビューしたフロントジップのオーバーオール「ウィジット(WHIZIT)」は、ファスナーが素早く動く音「WHIZ」からインスパイア。生地にはリーが開発した、軽くて薄いながらも13オンスクラスの強度を持つオリジナルデニムを使用。フロントにはコの字止め仕様の綿テープベル型フックレスファスナーを用い、運針やステッチワークなども再現。創立125周年記念イベント「リー アーカイブ ツアー(Lee Archive Tour)」に合わせ、ラフォーレ原宿内「リー ショップ(Lee SHOP)」で先行販売中。
2014年05月15日荒木飛呂彦作の人気マンガ作品『ジョジョの奇妙な冒険』と「コンバース(CONVERSE)」の定番スニーカー「オールスター(ALL STAR)」とのコラボレーション第2弾が発売される。テレビにてアニメ放映中の第3部主人公・空条承太郎が日本人ということから、日本の伝統工芸・西陣織をアッパーに採用。「オラオラ」の模様が浮き上がり、承太郎のトレードマークであるハンドマークが左右に入る。インソールには描き下ろしの承太郎とスタープラチナがプリントされ、アイレットホールにはジョースター家の星型のアザをイメージしたハトメを用いた。サイズはメンズ25.0から30.0cm(28.0までハーフサイズあり)、ウィメンズ22.0から24.5cm(ハーフサイズあり)を展開。価格は1万1,000円。「ツーピーエムワークス(2PMWORKS)」にて5月16日0時から6月15日まで受注会を開催し、12月下旬配送予定。オールスターの『ジョジョの奇妙な冒険』コラボモデル第1弾は、2013年6月にローンチ。1部と2部のメイン要素である石仮面がモチーフとなった。これまでにも「アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)」のデイパックとパーカ、「セイコー(SEIKO)スピリットマート」のウォッチなど、ジョジョのコラボファッションアイテムが発売されている。
2014年05月15日5月12日、伊勢丹新宿店にて販売がスタートした「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」の新アクセサリーブランド「ディスコード(discord)」。当日行われた記者発表でデザイナー・山本耀司が発言した内容全文を紹介する。僕が特に最近気にしているのはジャパンクール。(これは)日本発信の世界に影響を与える非常に高いレベルの、感覚の鋭い日本の工業技術の最先端と同じようなレベルのもの。要するに世界にはないレベルの高いクリエーティブな感覚だ。これを商売ではソフトと呼びますが、ソフトしか日本には輸出する物がない。その中で日本政府はアニメとかキャラクターだけを大事にしている。僕にとっては残念な状況が続きました。僕が残念だなぁと思っていたところへ伊勢丹さんからお声を掛けていただいて、小物・バッグ・スカーフなどをやってみないかと言われました。伊勢丹さんは去年に改装が終わってから、アーティスティックな百貨店になっていくというお話を伺っておりました。なので、ぜひ協力したい、やらせていただきたいということで引き受けたんです。即行で引き受けました。ところが、私自身、服を作り続けて37、8年、バッグってデザインしたことがなかったんです。パリコレクションで発表する男のデザイナーで女性のことが大好きなデザイナーはほとんどおりません(笑)。私はファッション界の化石と呼ばれています。女好きのデザイナーは化石なんです(笑)。だから女心が分からないんです。バッグをどう持つのか、どうショルダーにして背負うのか、どのくらいの分量が良いのかが分からない。なので、急遽自分の周りに(バッグを持つ女心を)フォローしてくれる女性デザインスタッフを集めました。大きな方向性は僕が決めましたが、実際のバッグの大きさとか革の柔らかさ、ベルトの長さとかハンドルの具合とか細かいことを全部女性スタッフと相談しながら作りました。(ディスコードは)半年間、三越伊勢丹さんでエクスクルーシブで取り上げていただきます。その後は継続してヨウジヤマモトブランドのアクセサリー部隊・部門としてずっと継続して行くつもりです。このブランドは日本だけじゃなくて世界でどこまで伸びるか、頑張るつもりでいます。みなさんどうぞ僕を助けてください!よろしくお願いします。フォトコールでは、“フェイスブックで拡散して”との発言も。■会見終了後、記者から受けた質問に対して――伊勢丹と組まなければできなかったことはありますか?もちろんあります。この百貨店は世界で一番新しい物がいつもあるんですよ。――クールジャパンではアニメやキャラクターを推しているのが残念と言っていましたが。だって、残念じゃありませんか?日本にはもっとハイレベルな正しい意味でのクールな物があるのに。――日本の本当の意味でのクールな物というのはどんな物だと思いますか?日本的な文化。日本的な美しさ。これがクールです。外国ではそういった物は作れませんから。いわゆる引き算の文化、間(ま)の文化、行間を読む、崩れを美しいと思う、歪みが美しいと思う、そういうところに美しさを発見できるのは日本だけなんです。――そういった感性が生かされた技術、または埋もれてしまっている日本の技術はありますか?沖縄返還の時に、秘密協定で繊維産業が壊滅的な打撃を受けて以来、日本政府は繊維産業に全然力を入れておりません。本当に細々と職人さんが京都とか北陸とか様々なところで作っています。到底他の工場ではできない世界的なレベルの織り物とか染め物とか、ちょっと年長者の職人の方々ですがまだまだ頑張っています。私が伊勢丹さんと取り組みをすることで、こういう商品が消費者の手元に届くんだと言うことが分かれば、その零細な工場も跡継ぎが出てくるんじゃないかと。そうすれば日本の将来はあるぞと。ちょっと大げさですが、そのために頑張るぞというような考え方でやっております。――次世代につなげるためにも、このブランドを立ち上げたという思いもあるのでしょうか?そうですね。それがこの業界で長いことやらせていただいて自分の役割だと思っていますし、できるだけ早く若い人達に引き渡して行きたい。
2014年05月12日