FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (838/854)
大阪観光局は3月28日、インバウンド増加に向けた取り組み「大阪ポップ(OSAKA-POP)」の公式キャラクター「ミオ&ツクシ」の最優秀賞と国際クールジャパンアワード「アートコスプレ部門」の最優秀賞を大阪府庁本館・正庁の間で発表した。「ミオ&ツクシ」と「アートコスプレ」は昨年11月に世界公募をしたところ、それぞれ20ヶ国から678点の応募、15ヶ国から354点の応募があった。「ミオ&ツクシ」の最優秀賞に選ばれたのは専門学校1年生の山本美和(大阪府)の作品。「活発なミオちゃんと、おとなしいツクシちゃんというコンセプトで作りました」と山本は話す。「アートコスプレ」の最優秀賞にはロシアのアントニーナ(Antonina)の作品が選ばれた。「ミオ&ツクシ」の選定にあたっては、リム・カーワイ(監督・脚本・編集・プロデューサー)、藤本憲一(武庫川女子大学教授)、黄瀬和哉(アニメーター、作画監督、アニメ監督)、吉田徹さん(アニメーター)、北西祐介(インテリジェントシステムズ広報)、神澤孝宜さん(宝塚大学教授)が審査員を務めた。「予想を越える応募総数で、選考が大変だった。優秀賞の選考理由はイラストとして、アニメーションのキャラクターとしえ、コスプレしやすさなどの要素のバランスを考えて選考した」と講評を添える。今回、最優秀賞に選ばれた山本の「ミオ&ツクシ」は大阪POP公式キャラクターとして大阪POP公式サイトやそれに付随したウェブメディアに使用され、更にはアニメーション化やキャラクターグッズ化なども想定される。昨年4月に創設された大阪観光局は、2020年までの7年間で海外から大阪への観光客数を現在の260万人から650万人へと拡大することを目指している。また、昨年11月1日に立ち上げた公式ウェブサイトは3ヶ月半の間に、世界91ヶ国から7万2,844件の訪問者数があった。
2014年03月30日イチオシ3店目は、COREDO室町1階にオープンした「京つけもの 西利」。総理大臣賞に輝いた「西利の千枚漬け」や、京都府知事賞の「すぐき」、風味豊かな「柴漬け」など、さまざまな商品が高い評価を受けている京都の老舗漬物店です。イートインスペースとして15席が設けられていて、自慢の漬物料理をその場で味わうことができます。店内で食べられるメニューの中でも、特にオススメなのは「京漬物寿司点心」(1,300円)。7種類の旬の京漬物寿司(やまいも、柴漬け、菜の花、千枚漬け巻き、なす、白菜、赤かぶ)は、漬物の味を生かすよう、米の酸味は控えめに。大根のぜいたく煮、あっさり漬大根とサーモンなどの添え物は、季節によって変わるので、何度でも食べに行きたいですね。さらに、編集部が注目したのは「健康漬物ラブレ」のリンゴ。これは、いま注目の“ラブレ乳酸菌”で素材を醗酵熟成させた、西利オリジナル商品。食感は“焼きリンゴ”のようで、イートインで提供されるデザート「健康漬物ラブレりんごのフリッターアイスクリーム添え」(400円)のアイスクリームとの相性は抜群。以上、「コレド(COREDO)室町2・3」とリニューアルした「COREDO室町」の中から、編集部イチオシの3店をお届けしました。
2014年03月29日――昨年8月末にポップアップショップを行った時の感触はどうでした?柴田:ファッションというのはやはり伊勢丹なんだな、と思いました。上から下までそれぞれのフロアにファンがいて、百貨店というのは何度も足を運んでお互いの関係が築かれてから購入するというイメージがあったのですが、伊勢丹のお客様が多くの商品から自由に選ばれているのはすごく驚きで、ここで是非やりたいと思いました。実際に今回の本格的な売り場のスタートは、私達にとってはチャレンジで、多くを学ぶ場所。激戦区で価格、素材など様々に勉強していかなければと思ってます。井辻:昨年8月のポップアップショップは40%が34歳以下のお客様で、普段の我々のお買場の平均年齢よりかなり若く、新規のお客さまも多かったようです。今回の導入でその時のお客様にまた戻って来ていただいています。――ルシェルブルーは東京ブランドと呼んで良いのですか?柴田:目指すのはいつも言っているのですが“世界標準の女”。東京から発信しているブランドですが、いつかは世界中の女性に着て欲しいですね。井辻:ルシェルブルーには突っ走って欲しい。今の時代に必要なのは“個性”。世の中からこれってルシェルブルーらしいね、と言われるようになるためには続けなきゃいけない。妥協せず、それが“世界標準の女”になるブランドになるのではと思います。――今春、デビューするベーシックライン「ルシェルブルー・エッセンシャルズ」は、柴田さんのこだわりが詰まっているようですね。柴田:(企画では)コンスタントに使っていきたいアイテムは数えられないほどボツを出します。インナーとか普通に見えるモノほどこだわりたいんです。そのこだわりはバイヤーとしての経験もありますが、着用して襟の伸びや静電気など自分自身が気になる箇所はずっとボツを出し続けます。「ルシェルブルー・エッセンシャルズ」は我々が目指す究極のベーシックのラインです。今まで私がずっと探していた理想のサイズ感とフィット感を形にしたTシャツやパンツなど、モード過ぎるアイテムをうまく引き算していったアイテム。コーディネートに絶対に欠かせないアイライナーのようなラインで、ゴールデンウィーク中にTシャツとデニムパンツ、ジャケットがデビューするので、ご期待ください。――こだわりの強さは店作りまで徹底されているとか。柴田:そうですね。2年前のリブランディングでは、ロゴのフォントから、壁紙の色、ショッパーまですべて変更しました。フォントのこだわりは強いんです(笑)。商品だけではなく、それを包むいろいろがあってブランドなんで、そこにはこだわりたいですね。――リステアとルシェルブルーの関係性は?柴田:セレクトショップのリステアとルシェルブルーは別人格。まったく自分の中では切り離して考えています。ルシェルブルーを卒業したらリステアというような関係性とは全く違います。ルシェルブルーはデイリーなアイテムですね。友だちに会う時とか、普段着る服。シンプルだけど、どこかお洒落。リステアは非日常ですね。パーティーとか(笑)。これどこに着ていくのですか?とか良く聞かれますけれど、「さぁ、どこかじゃないですか?」って、答えています(笑)。――来秋冬、注目しているトレンドを少し教えて頂けますか?柴田:大人の女性が楽しむプレッピースタイルを我々らしくモードに解釈して提案していきたいと思ってます。今回の海外コレクションでも60年代とのミックスしたプレッピールックやブリティッシュぽいものなどクラシカルな要素は、ビッグトレンドとして注目されていますから。1/2に戻る。
2014年03月28日リモデルから1周年を迎えた伊勢丹新宿店の2階「TOKYOクローゼット」に「ルシェルブルー(LE CIEL BLEU)」が導入された。東京基準の最旬ブランドが集積された同売り場のキーワードは「モードエントリー」。2年前にリブランディングして東京のリアルクローズを再提案したルシェルブルーのコンサルティングを手掛けるリステアの柴田麻衣子クリエーティブディレクターと伊勢丹新宿店TOKYOクローゼット担当・井辻康明バイヤーに話を聞いた。――2年前にリブランディングする際に考えた、柴田さんが思い描いた新しいルシェルブルーというのは?柴田:あまりカテゴライズしてファッションを考えたことはないのですが、内なる強さと上品さを兼ね備えた日本の女性に向けて、日常を彩る新デイリーというか、ニュースタンダードというべきアイテムをスタイリングで提案するトレンド発信型ブランドを目指しました。――実際にそれまでのお客さんに比べて、この2年間で客層は変化しましたか?柴田:以前は日本の雑誌などで紹介されたスタイリングやトレンドをそのまま取り入れるような層が中心だったのが、普段から海外のコンテンポラリーブランドのトレンドに注目している女性が増えたのでは、と感じています。そういう意味で、年齢は少し上がったのかもしれません。――少し抽象的な質問になりますが、柴田さんが考えるファッションというのは?柴田:うーん、難しいですね。個人的な考えですが、ファッションは自己表現の一つ。着飾っても、着飾らなくてもその人の人生は変わらないのかも知れないけれど、私達は表現の一つとして、それは変えられると思っている。お化粧や、物を食べるのと一緒ですね。――柴田さん自身はいつからファッションのバイヤーを目指したのですか?柴田:ずっと小さいころから着飾ることは好きだったんですが、バイヤーを最初から目指したわけではありません。欲しい服が買えれば最初はそれで良かったのが、だんだんエスカレートしてバイヤーになりました。バイヤーになったのは、2000年頃からです。――リモデルから1周年を迎え、伊勢丹新宿店がルシェルブルーを2階に導入した背景は?井辻:若い層のファッションで、誰かと同じファッションが良いという価値観だったのが変化してきているという背景があります。リモデルから1年が経ち、分析してみると、モードに非常に興味を持った若いお客様が増えているという実感があります。ファッションが好きで、今何を着るべきかを理解しているお客様ですね。――その理由は何なんでしょうね?柴田:あまりにも服屋さんが多く、ファストファッションが増えて、トレンドが安易に取り入れられるようになりました。そこに疑問を持ったファッション好きな女性達が、少々高くても意味のある洋服や、メッセージ性のあるものにお金を出そう、という気持ちが芽生えているのではないでしょうか。井辻:自分で良いと思うモノを着たいという思いであったり、誰かが良いと言ったから着ると言うのではなくて、自分自身で体感しないと分からない、というか……。柴田:食べてみないと分からない、っていう感じ(笑)。井辻:そうそう。――伊勢丹新宿店では、モードエントリーのゾーンとしてルシェルブルーを位置づけていますが、その意図は?井辻:お金にもゆとりが出てきた20代後半から30代前半の女性が海外の有名メゾンなどの商品も見て、知ってはいるけれど、価格も高いしシーズンに何着も買えない。自分自身が社会に出て、経験を積んで世の中を知ってきた時に見えてきた“モードのエントリーとしての部分”がルシェルブルーなのでは、と考えています。モードというのは確かに格好いいのだけれど、普段の一般生活の中に取り入れにくいものだと思います、ただ、それをうまく日常に取り入れられている女性は素敵ですよね。今回2階のTOKYOクローゼットが2月26日にリニューアルオープンして、ルシェルブルーのお客さんは定番のものではなくどこか尖ったものを望んでいらっしゃいます。――モードな要素をリアルファッションに取り入れるためのルシェルブルーのMDとは具体的に?柴田:(ルシェルブルーの商品は)コレクション的な強い要素とメッセージ性を持つライン、少し尖ったトレンド性の強いコマーシャルライン、シンプルで洗練された、トレンドに左右されないアイテムがそろうライン、その三つのラインで構成されいて、それぞれをどう組み合わせてもうまく引き算出来るようになっています。ファッションが上手な女性というのはどれだけ引き算ができるかだと思いますね。井辻:柴田さんと初めてお会いしたとき印象的だったのは「今の子は楽しすぎなのでは」と話されていたこと。雑誌や誰かの真似で良い、というファッション感覚も然り。そのとき柴田さんが「1日中、ハイヒール履いていれば脚が痛くなって当たり前」と言われていたのは覚えてらっしゃいますか?今後日本の若い女性達がもっとグローバルな感覚を持って世界に出ていくのであれば、場と目的にあったスタイリングをしていくのは当たり前で、そういう意味で今の若い子は楽しすぎているのかもと思いますね。柴田:海外ではあり得ないことだけれど、日本では汚い格好でもフレンチに行けたりするし、スペシャルなデートの時に着飾ることが逆に変に思われたり、疎ましく思われたりすることがあり、そういう点で寂しかったりするんです。それと、日本では異性に受けるか受けないかということが、若い子の洋服を選ぶ基準のナンバー1なのでは。勿論、それも洋服を選ぶ一つの基準ではあるのですが、同時にそうじゃない女性もいるはずで、そういう女性が実は仕事がすごく出来て、海外に出て活躍されているシーンをよく見ます。そういう女性に向けてのブランドがあっても良いのではと思っています。井辻:ファッショニスタをターゲットとしている伊勢丹新宿店のお客様は確かに、洋服をよく知っていらっしゃって、ルシェルブルーの洋服もコレクションラインを中心に選ばれるお客さまが多いのですが、確かに僕から見ると、 “モテ服”という基準で洋服を選ばれている女性ではないですね。2/2に続く。
2014年03月28日手ぬぐいの専門店「かまわぬ」は、新ブランドの日本販売開始に合わせて伊勢丹新宿店本館5階ウエストパークにポップアップショップをオープンする。会期は4月1日から15日まで。新ブランド「バイ カマワヌ(BY KAMAWANU)」は、手ぬぐい専門店「かまわぬ」が新たに立ち上げたインターナショナルブランド。デンマークのコペンハーゲンを拠点に活動するトーマス・リッケ(Thomas Lykke)がデザインを手掛けるスカーフコレクション「スカーフ バイ カマワヌ(SCARF BY KAMAWANU)」は今春、海外での販売が開始され、日本では同店が初めての展開となる。2014年2月、ドイツのフランクフルトで開催された世界最大規模の消費財見本市「アンビエンテ 2014(Ambiente 2014)」にて発表された同コレクションは、6柄10種類。日本の藍色の色幅を活かしたデザインで、どの柄も日本古来の柄と世界中で親しみのある幾何学模様をデザインに取り込んでいる。日本での販売開始にあたり、ダイヤモンド柄がコレクションに追加された。デザインは麻の葉文様と世界共通のラッキーチャームであるダイヤモンドと掛け合わせたもの。藍色をベースとした同コレクションは「注染(ちゅうせん)」という明治時代から伝わる染色技法を用いている。染色を施す日の気温や湿度といった自然条件によって、かすかに発色の具合などの染め上がりが異なるため、一つひとつ違った表情を見せる。また、この染色法は生地の表と裏がないためリバーシブルで使うことが可能。素材は手ぬぐい同様綿100%で、使い続けるうちに肌触りの良い風合いを楽しめるという。同店での発表終了後は、かまわぬ浅草店「ユーテンシル ストア(Utensils store)」にて巡回展を開催。会場全体を大胆に使ったインスタレーションと全コレクションの販売を行う。
2014年03月28日4月26日、東京・上野の1920年創業の老舗「食料品 吉池」本店の建て替えが完了し、「御徒町吉池本店ビル」としてグランドオープンする。吉池と三井不動産の共同事業。食料品 吉池は鮮魚・食品・酒類・日用雑貨を扱い、和食・寿司、養殖が楽しめる複合新業態「吉池食堂」にリニューアル。この他、池袋に続く「ユニクロ(UNIQLO)」のグローバル繁盛店、「GU」の都心大型店、手芸用品・ホビー材料専門店「ユザワヤ」、老舗洋食店「香味屋」のビストロ風新業態「Cochon d’Or 香味屋」など全11店舗が出店する。立地は近隣にJR線や都営大江戸線の各駅、日本有数の商店街であるアメヤ横丁があり、2017年にかけ大型商業施設やオフィス・ホテルの開発が進行するエリア。御徒町吉池本店ビルが新たなランドマークとなることを目指す。なお食料品 吉池は4月19日に営業を終了し、23日に当ビルに先行オープン予定。
2014年03月27日卓越した審美眼で「ビズビム(visvim)」のもの作りを進化させてきた中村ヒロキ。近年のクリエーションでは、自らがコレクションするビンテージのような温もりと味わいを商品に落とし込んでいる。そのもの作りに掛ける思いを聞いた。――ビズビムは細部まで徹底したこだわりのあるブランドとして知られています。最近のもの作りの方向性について聞かせてください。海外にいる時に良く感じる事ですが、世界中どこへ行ってもフラットで、似てきているなという感覚があります。そこで、自分なりに新しい事を試したくて、1年前にF.I.L. Indigo Camping Trailer(I.C.T.)というコンセプトショップを立ち上げました。表参道のジャイル(GYRE)に直営店があります。均一化するショッピングモールや商業施設の中で、人間らしい手触りのある商品を展開する実験的な店です。I.C.T.では、天然の藍で染めた後、更に泥染めをしたパーカやコレクションしているビンテージのバンダナを縫い付けたシリーズ、インディゴの古布など、通常コマーシャルとして展開しにくいアイテムも扱っています。そうした個人の目を通したキュレーションによる、パーソナルが詰まったお店をモールに出店しようと考えました。――ビズビムのアイテムは、ボタン一つひとつの色が違ってかすれていたり、生地にムラがあったり、それぞれ表情が違いますね。それは作る人のキャラクターや思いがにじみ出ているからなのだと思います。例えば14SSコレクションはアメリカンキルトから発想しました。アメリカンキルトって作った人の大切な家族や子どもへの愛情が縫い目から感じられて、もともとすごく好きなんです。これまでにアメリカ東海岸のアーミッシュの服や日本のボロなどビンテージをインスピレーションソースにしているのですが、同じアイテムでも違う雰囲気を感じることに気づきました。それは作る人のキャラクターや思いがにじみ出てくるからでしょうか。ビズビムの服にも、僕達の考えや哲学=着る人や環境への思いが、流れてほしいと思って作っています。――なぜ、パーソナルなもの作りを目指すのでしょうか。どうしたら心に響く商品を作れるのか。試行錯誤を繰り返しています、やりながら自分自身が成長、発見していく。良いものの作り方を勉強しているうちに、昔と作り方が全く違うことに気がつきました。ものの生産体制がハンドメイドから機械による大量生産へと変わっている。手で作ったものには、パーソナルな要素が入ってくる。作った人の思いが伝わって、大切にされ、残っていく。そこに心に響くもの作りのヒントがあるように思います。――どうのようにパーソナルなもの作りをするのでしょうか。今の時代のマシンメイドの製品にどうやって個を入れられるか。昔は1人の人間が作っていて、「ここはお腹が空いていた時かな」などと想像できるくらい縫い方に個性や気持ちが表れていました。でも今は流れ作業で製造するので、平均化してしまいます。機械でオーガニックな違いを出すのは難しく、あえて昔と同じやり方にしても、既に内面や時代性が違うので、全く同じにはなりません。新しいものを作るからにはもの作りを前に進めて行きたい。時間軸で考えていて、後々振り返った時に、今の時代にも良いものが作られていたと思われるようにしたい。そのために、現代のテクノロジーと手仕事を結びつけることを考えています。――今回のコレクションで、テクノロジーと手仕事を使った具体的なアイテムはありますか。例えば、このゴアテックスのジャケット。普通ラミネート加工するとつるつるでフラットになるのですが、表情を出したかったので、奄美大島で泥染めをして、ビンテージのバンダナを縫い付けています。裏地も千鳥格子のトリコットをオリジナルで作ってもらい、手描きプリントのテープを貼りました。今のテクノロジーと手仕事を融合させた商品になればと思いデザインしました。2/2に続く。
2014年03月26日英シューズブランド「クラークス(Clarks)」は、同じく同国をベースに活動するファッションデザイナーのオーラ カイリー(Orla kiely)とコラボレーションしたカプセルコレクション全5型を、4月より店舗限定で発売する。本コラボで初めて靴を手掛けたカイリーは「私は小さい頃からクラークスが好きで、特に『オリジナルス(ORIGINALS)』のデザートブーツのファン。コラボ提案され『やらなければ』という気持ちにかられた」とコメントを発表している。今回のコレクションには、自身のブランドのシグニチャーカラーやモチーフ、60・70年代のテイストに現代的な解釈を加えた。フラワーモチーフをパンチングで施したパテント素材のハイヒール「オーラマリアンヌ(ORLA MARIANNE)」(2色、2万2,000円)やストラップシューズ「オーラミリー」(4色、1万5,000円)、レザーの輪のように繋がったデザインのサンダル「オーラマチルダ(ORLA MATILDA)」(3色、1万8,000円)やウェッジヒールの「オーラマリー(ORLA MARY)」(3色、2万1,000円)、バイカラーのバックストラップシューズ「オーラマギー(ORLA MAGGIE)」(2色、1万9,000円)が登場する。カイリーは、ロンドンを拠点として活動するアイルランド出身のデザイナー。ロイヤルカレッジオブアート(Royal College of Art)在学中最後のプロジェクトはハロッズが購入し、現在もファッションウィークにて活躍。2001年に発表した「ステム(葉茎)」デザインをはじめ、ユニークな手描きのデザインで洋服から室内装飾品、車までコラボレーションを手掛けている。
2014年03月26日「カルティエ(Cartier)」が、ネックレスを中心とした新コレクション「アミュレット ドゥ カルティエ」を4月2日に発売する。“Unlock your wish(願いを解き放つ)”をテーマに、マザー オブ パール、オニキス、パヴェ ダイヤモンドで飾られた丸い的のようなデザイン。その中央にはダイヤモンドやオニキスが輝く。ソリッド・ゴールドのアーチ部分はカチっと開けることができ(サイズによって異なる)、コレクション名にあるように、アミュレット(お守り)のように身に着けられるジュエリーとなっている。ネックレスが9種(20万円から)、ロングネックレス2種(各88万円)、ブレスレット4種(18万7,500円から)がラインアップする。
2014年03月25日フェンディ(FENDI)は、6月公開予定のウェス・アンダーソン監督の最新映画『グランド・ブダペスト・ホテル』のために、劇中に登場するコートやアクセサリーを製作した。同作は、ヨーロッパ随一のホテルを舞台に繰り広げるミステリー・エンターテインメント作品。フェンディは、アカデミー賞も受賞した映画衣装デザイナーのミレーナ・カノネロと協力し、エドワード・ノートンや、ティルダ・スウィントンら俳優達の衣装を手掛けた。ノートン扮するヘンケル警部が着るグレーのアストラカンファーミリタリーコートや、スウィントン演じるマダムDのまとうブラックミンクの襟、ラグジュアリーなイタリア製シルクベルベットケープの手描きのディテールと袖などもフェンディのデザイン。フェンディは以前にもルキノ・ヴィスコンティ監督『家族の肖像』のシルヴァーナ・マンガーノやアラン・パーカー監督『エビータ』のマドンナなどの衣装を手掛けている。フェンディのチェアマン兼CEOのピエトロ・ベッカーリは「イタリア、ヨーロッパ、そしてアメリカで製作される映画のために思い出に残る衣装を作るのは、フェンディのDNAと歴史に根ざしたもの」とコメントを発表している。
2014年03月24日――なるほど。逆に喜びを感じた瞬間はありますか?フランス人は服を知り尽くしている民族です。20代からオーダーメイドの服しか着ていない人もいて、そういった人は今までのオーダー数が1,000着を越えていたりもします。そんな審美眼の高い人達に認めてもらえるのが嬉しいですね。また日本だと自分の取り巻く環境、例えば雑誌に紹介記事が載っていたり、有名メゾンで働いていたという経歴が必要なところがありますが、こっちだとそれは関係なく、アジア人だろうが外国人だろうが、作ったものが良いから注文すると言ってもらえることがあります。それがやりがいにつながりますね。例えば顧客で、1年に45着注文してくれる人がいます。年間50着程度の製作が限界ですので、徐々に仕上げてくれればいいと言われていますが。彼はミラノ、ローマ、サヴィルロー、香港、日本など世界中で服をオーダーしている人です。その中でも一番私の服が良いと言ってくれるのは嬉しいですね。――NHKの番組では顧客としてトマ・ロンタル氏(ファッション誌『Numero』でアーティスティックディレクターとして長年活躍し、現在はクリスチャン・ディオールやプラダなど、様々なハイブランドのキャンペーン広告を手掛けている)が出ていましたね。ファッションの中心にいる男性は、実はプレタポルテを買わない人が多いと思います。彼もその1人で、自分の顧客の中では特別な存在です。普通、1着が出来上がって気に入ったらまた頼む、というケースがほとんどですが、彼は違いました。3着いっぺんに頼んで様子を見る方法をとったのです。1着目は私が好きなように作っていいと言われました。2着目はアメリカの50年代風にして欲しいと頼まれ、3着目では、彼が一番好きなブリティッシュスタイルにするように言われ、30分ほど話し合って製作して納めました。4着目のオーダーの時に、3着目の感想を聞いたら、「イタリアやイギリスのテーラーではなく、あなたに注文し続けたい。たまたま気に入ったテーラーが日本人だっただけ。自分よりも若いし、まだまだ作ってもらえるからね」と言ってくれました。こんな風に、フランス人はオーダーの文化に慣れています。時間を掛け、待つという忍耐があるのです。1・2着目に細かい注文をしなかったのは、作る人に対しておこがましいと考え、うるさいことを言わないのがルールだと思っている部分があるようです。人間関係を築きながら、自分の趣味を分かってもらいながら作ってもらうのが良いと思っているんでしょうね。でも、トマさんはとりわけ細かい人で、襟の大きさの2mmの違いにダメ出しされたことがありました。3/3に続く。
2014年03月22日「トッズ(TOD’S)」のメンズバッグ「ダブル ストライプ」に、新アイテムが登場。伊勢丹新宿店メンズ館1階バッグコーナーでは、新アイテム発売を記念したプロモーションが25日まで開催されている。「ダブル ストライプ」は、センターに鮮やかな発色の2本のレザーストライプを配したミニマルなデザインが特徴。厳選したカーフを使用し、その柔らかでナチュラルな風合いを生かしたバッグは、ビジネスからカジュアルまで幅広く使えることから、現在、人気が高まっているという。今回、新たに加わったのは、ニュークラッチ、財布、iPadケース、ベルト、シューズの5アイテム。三越伊勢丹限定として、カーキ色にブルーとホワイトのストライプを施したクラッチが登場している。
2014年03月22日コンセルヴァトワール(パリ国立高等音楽院)があり、多くの楽器店が集中するパリ・ユーロップ(ヨーロッパの意)地区。楽器店が立ち並ぶ界隈にフランスで数少ない日本人テーラーとして活動する鈴木健次郎のアトリエ兼ブティックがある。昨年末にはNHKでドキュメンタリー「プロフェッショナル 仕事の流儀 『パリの新風、一針の美学』 テーラー・鈴木健次郎」が放送、直後には長谷川喜美著『夢を叶える パリのタイユール 鈴木健次郎』も刊行され、各方面から脚光を浴びている鈴木。それらも含めた様々なメディアで、彼は自己の内面を語ってきてはいるが、それはあくまでもテーラー=職人として仕事について吐露したものである。流行を追わないテーラーに、ファッションの視点から質問を投げ掛けるとどのような答えが返ってくるのか。それを探るべく、アトリエ兼ブティックを訪ねた。――トム・フォードが自身のブランドを設立した当初、フランス人男性は身なりに気を使わないのでブティックをオープンするつもりはない、と明言していたほどフランスはイギリスやイタリアに比べてメンズファッション後進国です。そんなフランスを、どうして自分のアトリエ兼ブティックをオープンさせる国に選んだのでしょうか。日本で専門学校を出てからは、東京コレクションで作品を発表するニューヨーク・パーソンズ出身のデザイナーと組み、パタンナーとして活動をしていました。そのデザイナーの周りにいるアーティストの多くが、たまたまパリのカルチャーに影響を受けている人が多かった。それで、美しい物作りをするにはパリだ、と思ったのです。テーラーになりたいから、パリにやって来たのではありません。普通、テーラーを目指す人はイギリスやイタリアへ行くと思います。――私もパリに住む日本人ですが、パリでの苦労は多いのでは?フランチェスコ・スマルト(パリ最高峰のテーラー、鈴木は日本人初のチーフカッターを務めた)に入社してから、人間関係に難しさを感じました。プレタポルテの業界では共通語が英語だったりもしますが、テーラーはフランス語が基本言語で、先ず言葉で苦労します。職場は普通に40年以上働いている人が多く、その世界は閉鎖的です。外国人、例えばイタリア、スペイン、モロッコなど様々な人種構成で、我こそがカッターになる、と狙っている人ばかり。そういった中では当然摩擦が起きるものです。「お前なんか出ていけ」と面と向かって言われることもありました。上司さえも自分をジェラシーの対象にしていましたね。私が引いたパターンを完成した側から破いたり。そんな環境がきつかったです。フランス人はプライドが高く、他のヨーロッパ人を下に見て、常に自分達が上だと思っている。そして白人こそがシックだと信じているのです。そんな考えを持っている人達とは、簡単には良い関係を築けません。また、フランスでは職場に新しく入ってくる人に噛みつく習慣があります。服従するかどうかを試すのです。放置するとそのまま服従し続けることになるので、噛みつき返さないといけません。そんなことがほぼ毎日続き、非常にストレスでしたね。そんな環境を4年半続けました。また独立した時が大変で、特に顧客を掴むことに苦心しました。スマルト時代の話ですが、通常カッターは実際に顧客と接して採寸して仮縫いをします。しかし、それではカッターが顧客を抱えたまま独立してしまう危険性がある。それを避けるために、フランチェスコ・スマルトでは、採寸と仮縫いは別の担当者を立て、カッターは顧客と接することができないシステムにしたのです。独立してからしばらくは、顧客の仕事が終わる時間に採寸をして夜中まで仕事をし、土日も作り、納品をしながら顧客を開拓しなければならないのが大変でした。2/3に続く。
2014年03月21日3月19日、「ギンザ ファッションウィーク(GINZA FASHION WEEK)」(以下、GFW)が開幕した。6回目を迎える今回のテーマは「銀座を楽しもう」。銀座三越では、”ギンザ レトロ モダン”をテーマに、多数のイベントや企画を紹介する。同イベントは銀座の街をステージに、銀座三越と松屋銀座、プランタン銀座がタッグを組み、ファッションで銀座の街を元気にすることを目的に開催。銀座三越では2020年の東京オリンピック開催を受け、1964年東京オリンピック開催時に遡り、銀座発のものが流行した60年代をフィーチャー。当時流行した“アイビールック”と“みゆき族スタイル”のデザインをベースに、現代の感性を融合したこだわりのアイテムを提案する。9階には、日本アイビーブームを巻き起こした「ヴァン(VAN)」の期間限定ショップが出現。銀座三越限定品や復刻版を含む、ウエアやグッズなどをラインアップ。ヴァンがマイケルジャクソンに贈った限定デザインのスタジャンを復刻させ、そのジャケットに付いていたワッペンを3種類セットで販売(1万290円)。6個入りジッポセット(5万円)、エンブレムセット(4万円)、ロゴ入りトレーナー(1万6,800円)などを復刻させ、60年代当時流行したヴァンの紙袋をそのまま再現した、ヌメ革のクラッチバッグ(2万5,200円)も登場。売り場には、64年創刊の男性誌『平凡パンチ』のクロニクルも展示している。そして3階ウィメンズフロアでは、ヴァンと「ダブル スタンダード クロージング (DOUBLE STANDARD CLOTHING )」がコラボレーションした期間限定ショップがオープン。60年代アイビールックを現代風に可愛くアレンジしたアイテムをそろえる。スウェット素材のスタジャン(33,600円)が銀座店限定で登場し、ストライプやカモフラージュのフレアスカートを並べる。7階のメンズ特設会場では、64年に誕生し50周年を迎える「ニューヨーカー(NEWYOKER)」が、“2014 NEWアイビー学”をテーマに現代版アイビーファッションを提案。銀座店限定のウール素材の赤いブレザー(7万4,520円)や、50周年記念のストライプ柄ブレザーを販売する。アーカイブも展示され、ジャケットは実際に手に取って見ることができる。3階ウィメンズフロアの「ルプレイス(Le PLAYCE)」では、みゆき族のセンスを今風にアレンジしたルックを提案。「カオン(Kaon)」はレース仕立てのドレスと共布のシュシュのセット(9万300円)を、「ミュラーオブヨシオクボ(muller of yoshiokubo)」は切り替えドレス(5万1,450円)と共布のヘアターバン(8,400円)を、「ラウラ(Laula)」は異素材ミックスドレス(4万4,100円)をそれぞれ銀座店限定で販売。その他、「ラドロー(LUDLOW)」や「トリア(triaa)」からも、60年代風にアレンジしたワンピースが銀座店限定で登場する。19日には、ファションショーやロシアの歌姫エカテリーナによるミニコンサートが開かれ、雑誌『ギンザ(GINZA)』編集長の中島敏子によるトークショーも行われた。中島氏は、「銀座という街は一見敷居が高く見えるかもしれないが、新しいもの好きで刺激を求める人たちが多く集い、あらゆる世代が楽しめる場所。新しいものと古いものが共存しているところが魅力であり、雑誌ギンザもそこを体現できるものにしていきたい。インターナショナル誌にはない“東京発”であることが誇り」と述べた。GFWにおける銀座三越のテーマには、「20から50年代のものは秋冬にもリバイバルするので、みゆき族の復活はタイムリーで面白いと思った。洋服をコンパクトにして、ヘッドアクセサリーやクラッチバッグでアクセントをつけたアレンジが手軽にできておすすめ」と話した。GFWの会期は31日まで。同店では、21日にはテリー伊藤氏のトークショーを、22、29日にはファッションショーが開かれる。
2014年03月21日「ノグチ(NOGUCHI BIJOUX)」は、3月19日から31日まで、伊勢丹新宿店本館3階のウエストパーク / プロモーションスペースでポップアップストアを開催している。”The One”と銘打ったプロモーションでは、デザイナーが長い時間掛けて集めてきたダイヤモンドを使ったジュエリー107点をラインアップ。それぞれ石の大きさや色合い、シェイプが異なる1点ものの商品で、一般的な輝石に見る透明感や輝きなどを極力出さずに、石の持つ個性を生かしたデザインとなっている。店頭に並んだ商品は、ネックレス、リング、ピアスの3型。それらにはあえて、不純物が入ったダイヤモンドや研磨していないラフダイヤモンドなどが付けられ、”ダイヤの濁りも持ち味”という1点ものならではのアイテムに仕上げた。非常に薄くカットしたスライスダイヤモンドも使用し、それぞれ表面のブリリアントカットも変えている。ダイヤモンドは中で乱反射するようにカットを施すのが一般的だが、表面だけ施すことで輝きにも変化が出るよう工夫がなされている。琥珀色や褐色といった様々なカラーがあるのも特徴だ。リングは小粒の石をあしらったものが多く、重ね付けをして色の組み合わせを楽しめるよう提案。ピアスも左右で微妙に形が異なる。ポップアップストアでは、ネックレスのチェーンを好みの長さに合わせるサービスを無償で行う。「ノグチは日常に付ける大人のジュエリーをテーマに、カジュアルに馴染むジュエリーを提案している。ジュエリーだけが豪華にならずに、いかにデイリースタイルにマッチするかが大切。素材ありきで、石から得たインスピレーションをもとにフォルムやカットに差をつけたデザインにしている。一つひとつデザイナー自身が手作業で作っており、クラフト感やビンテージのような風合いが魅力」と売り場担当者は話す。同ブランドは新宿伊勢丹本館の他、恵比寿と南青山の、合計3店舗の直営店を展開。購買客層は30から60代の女性と、幅広い年代から支持を受けている。価格帯は、リングが10から100万円代、ネックレスが20から70万円代、ピアスが30から50万円台。
2014年03月20日3月15日に死去した藤巻幸夫(幸大)・参議院議員の告別式が20日、東京・芝の増上寺で行われ、雨の中約900名が参列。19日に行われた通夜には1,700名を超える人々が参列し、故人を偲んだ。葬儀は結いの党と藤巻家の合同葬で行われ、告別式では江田憲司・結いの党代表が弔辞で「カリスマバイヤーとして日本、世界を駆け巡り、常に新しい流れを巻き起こした藤巻氏のパワーは、政界入りしても想像以上、期待以上の働きだった。クールジャパンにおけるデザインやブランディングで日本を元気にしようという活動はまさに命を掛けた仕事ぶりだった」と、早すぎる死に無念さがにじんだ。また生前、故人と毎日何度も電話で話したと言う大西洋・三越伊勢丹HD代表取締役社長は弔辞で、「彼が伊勢丹在籍中に手掛けた売り場は今も我々の大きな財産。突然電話を掛けてきて、いきなり見ず知らずの漁師さんや、地方の地場産業を支える若い作り手と話をするという機会は、彼しか与えてくれなかった貴重な時間だった」と述べ、次々と人をつなげるその希有な存在を改めて印象付けた。通夜には政界、財界、ファッション関係、百貨店関係だけではなく、ビートたけし、アントニオ猪木など多くの著名人が姿を見せ、その交友の広さが浮き彫りにされた。
2014年03月20日サンローラン(SAINT LAURENT)が、伊勢丹新宿店本館2階に日本国内では初めてとなるウィメンズシューズのポップアップストアをオープンする。4月1日から15日まで。クリエーティブディレクターのエディ・スリマンによるニューコンセプトを踏襲した空間に、幅広いシューズコレクションをそろえる。14SSコレクションを象徴する「キトゥン・ヒール(KITTEN HEEL)」や、ムッシュ イヴ・サンローランのアイデアを現代的に再解釈したバレリーナシューズ「ダンス(DANCE)」、パーマネントシューズコレクション「パリス(PARIS)」や「ルル(LULU)」「コート・クラシック(COURT CLASSIC)」などが登場する。
2014年03月20日資生堂は、日照時間が長くなり始める春分の日を目安として3月20日を「日やけ止めの日(3と2と0の語呂合わせで“サ・ニー・ゼロ=Sunny Zero”)」に制定した。これを記念して、日やけ止めブランド「アネッサ(ANESSA)」のイベントを、東京・丸の内の丸ビルで19日に開催した。イベントには、先月発売されたジュレタイプの「パーフェクトエッセンスサンスクリーンA+N」(SPF50+・PA+++、ノープリントプライス)のTVCMに出演する、モデルの長谷川潤が登場。ハワイのメインストリート・カラカウア通りでロケが行われ、「雲一つないピーカン晴れで気持ち良く撮影できた」と長谷川さん。商品の特長を表現する「ジュレ~~」のフレーズが印象的な楽曲は、奥田民生率いる「ユニコーン」が書き下ろした。美容の秘訣を問われた長谷川さんは「乾燥肌なのでデイリーケアは絶対。内面からキレイになれるように、マンゴーなど体に良い食べ物を取り、睡眠と運動も重視している」と語った。パーフェクトエッセンスサンスクリーンA+Nは「“ちゅるちゅる”とした、とろけるような感触。化粧下地としても使えるので、顔にも体にも毎日使っている」とのこと。「日やけ止めの日をきっかけに、毎日サンケアしましょう」と締めくくった。イベント終了後には、アネッサのスタッフらによる新製品サンプリングも実施された。
2014年03月20日「ダイアン フォン ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)」は、ラップドレス誕生40周年を記念したポップアップイベントを伊勢丹新宿店本館2階ザ・ステージ#2で開催中。25日まで。3月19日にはデザイナーのダイアンが来店した。イベント「DVF×ANDY WARHOL“POP WRAP”collection」では、ダイアンと親交のあったアンディ・ウォーホルの代表作「フラワー」と、同ブランドのアーカイブプリントを組み合わせた限定コレクション「POP WRAP」を先行販売。ラップドレスの他、バッグやポーチなど雑貨もそろえる。数量限定生産のため、無くなり次第終了。イベント初日、ラップドレスの最新作を身に纏ったモデル達と共に伊勢丹に訪れたダイアン。会場では、多くのファンに拍手で迎えられ、その後、ファンと写真撮影を行うなど、終始笑顔でファンを魅了した。ダイアン・フォン・ファステンバーグは、1970年に自身のブランドをスタート。73年に発表されたラップドレスは、動きやすく、大胆な色使いと女性らしいシルエットで大ヒット。ブランドのアイコンアイテムとして現在も多くの女性達に支持されている。ラップドレス誕生40周年を迎える今年。LAで開催された展覧会「The Journey of a Dress(ドレスの旅)」を皮切りに、世界各地で記念イベントを開催。日本では、伊勢丹新宿店の他、バーニーズ ニューヨーク銀座でも14SSコレクションを先行で展開中。20日には、メルセデス・ベンツ・ファッションウィークの特別プログラムとしてファッションショーを行う。
2014年03月20日「COREDO室町3」に3月20日、江戸時代から続く老舗の和菓子店「鶴屋吉信」の東京店(トウキョウミセ)がオープンする。入り口に入ってすぐの場所にある「菓遊茶屋」では、注文してから目の前で菓子職人が和菓子をつくるスタイルを採用。見るだけでなく、職人と会話しながらお菓子の裏話などが聞ける。季節によってメニューが変わるのも特徴で、4月15日まではピンクの桜の形をした「福桜」が提供される。定番商品の「柚餅」(箱入り1,000円/一食サイズ230円)には、黄色く熟す前の香りの強い緑色の柚子が使用されており、表面には四国の伝統的な砂糖「和三盆(わさんぼん)」がふりかけられている。また、サイコロ状の寒天に季節のフルーツや白玉、柚餅などを盛りつけた「季節のあんみつ」(1,100円)も登場する。“糸かんてん”を使用し、すっきりしたのどごしを追求した。白蜜と黒蜜の好きな方を掛けることができるが、素材の味をより堪能するには「白蜜」がオススメとのこと。また、東京店でしか味わえない限定商品も多数展開する。同店の人気和菓子「つばらつばら」のもっちりとした生地を使用し、フランス産の“エシレバター”や“あん”をトッピングする「TSURUYAパンケーキ」(1,300円)や、まるでマカロンのようなかわいらしい見た目のモナカ「IROMONAKA」(2,300円)が登場。このモナカは、生地5種類とあん3種類を自分の好きなように組み合わせることができる。和菓子以外にも東京限定のお弁当として、京料理の名店「たん熊北店」が手掛けた「松花堂弁当」(2,800円)や「TSURUYA弁当」(1,500円)も販売。四季折々の厳選食材が盛りつけられており見た目にも鮮やか。たん熊北店は今後、同店にてクッキング教室も開催する予定。
2014年03月20日「ビューティフルピープル(beautiful people)」の14-15AWコレクションのインスピレーション源は、1969年に行われたビートルズのルーフトップコンサート。ロンドン・サヴィル・ロウにあるアップル・コア社の屋上で行われたその伝説的ライブでのビートルズのメンバー達と、昼休みにライブを観に集まってきたスーツ姿のビジネスマンやOL達のエレガントなスタイルを現代のトラッドスタイルとして表現した。前シーズン、プレフォールと今デザイナー熊切秀典はビートルズにはまっているようだ。今季はポール・マッカートニーがライブで着ていたテーラー「トミー・ナッター」のジャケットからインスパイアされ、特にジャケットやアウターに力を入れた。長めの丈のジャケットやチェスターフィールドコート、オフショルダーのダブルフェイスのジャケットなど、テーラリングをより意識してエレガントに仕上げた。ラペルは大き目。ブランドのアイコンでもあるライダースは、ウエストベルトを省いてシャープに。ゴージャスなカルガンファーのコートは、寒空の下、ジョン・レノンやジョージ・ハリスンが妻のファーコートを羽織って演奏したという逸話から想を得たもの。名曲「GET BACK」の歌詞にも出てくるハイネックやクルーネックのセーター、そしてピーコートやモッズコート、白のシャツにピンストライプやチェックなど、60年代を代表するアイテムを今すぐ着たくなるようなバランスでアップデートしている。その頃のビートルズはブーツカットのパンツを合わせていたが、今コレクションではクロップドパンツやロールアップしたノンウォッシュデニムでブランドらしいモダントラッドスタイルに。ウィメンズではリブ編みのニットパンツやタイツなど暖かみのあるボトムも登場した。カラーはベージュやグレー、ネイビー、グリーンなどベーシックトーンをベースに、カラフルなサイドゴアブーツやローヒールのストラップシューズで色を加えた。バッグは、ボア素材の四角いクラッチや、ライダース風のクラッチを携えている。ラストの曲は、コレクションのタイトルでもある「ACROSS THE UNIVERSE」。この選曲には趣味趣向や年代を超えた服を作りたいという思いが込めたという。「キッズサイズから、(今コレクションで登場した)肩を落としたエレガントな大人のアイテムまで、服作りの幅を広げることができた。テーマはあったけれど、それを超えるコレクションが作れたと思う」と熊切。ランウエイには、LEDで光る大きなユニオンジャックが置かれ、ギターを抱えた熊切とその仲間達で結成されたロックバンドが登場。「デザイナーだけ頑張っても良いモノ作りはできない」(熊切)というビューティフルピープルのクリエーションへの姿勢を反映した演出だ。
2014年03月19日「グローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)」は、英・リバティ社とのコラボレーションによる14SS限定コレクション「ヴォヤージュ(Voyage)」を発表した。4月1日よりヴァルカナイズ・ロンドン伊勢丹新宿店と、銀座三越、日本橋三越本店内グローブ・トロッターショップで販売する。2社のコラボレーションは、2004年からはじまり、本作で10作目となる。今回は、リバティ社のブランドカラーである鮮やかな「リバティ・パープル」をボディに採用し、ライニングはグローブ・トロッター創業期の19世紀後半にデザインされたというリバティ社の「ピーコック・フェザー(孔雀の羽)」があしらわれている。展開サイズは、ミニユーティリティーケース(9インチ/9万5,000円)、ヴァニティケース(13インチ/11万円)、トロリーケース(18インチ/18万円・21インチ/20万円・26インチ/23万5,000円)、エクストラディープスーツケース(30インチ/24万円)の全6型。日本限定カラーとしてブラウンも展開する。同シリーズの26インチトロリーケースは、4月の一斉発売に先駆けて、現在、三越伊勢丹で先行販売されている。グローブ・トロッターは1897年に英国で創業。ヴァルカン・ファイバーという堅牢かつ軽量な素材を使用した商品は、現在も創業当時とほぼ変わらない手法で職人により一つずつハンドメイドされているという。
2014年03月18日三越のシンボル・ライオン像が設置されてから100年を迎える2014年。日本橋三越本店は、「三越ライオン像 100歳の誕生日」を祝う企画として、ライオンにちなんだ商品の販売やイベント、展示などを開催する。会期は、4月1日から8日までの一週間。メイン会場となる本館1階中央ホールには、同じく100周年を迎えた「森永ミルクキャラメル」とのコラボレーションカフェが期間限定でオープン。お菓子作りのワークショップやデジタル・サイネージ(電子展示)による三越ライオン像100年の歴史紹介ビデオ上映なども行う。各食品ブランドからは、ライオンにちなんだ和菓子や洋菓子、弁当の数々。クッキーやマカロンにキャンディ、上生菓子、どら焼きと、ライオンの顔をモチーフにした可愛らしい商品が特別販売。デザインやパッケージにも凝った、こだわりの商品だ。期間中に食品フロアに登場するライオンモチーフのアイテムは総数3,000頭以上となり正に“ライオンづくし”の祭典となる。食品以外のフロアでも、ライオンをモチーフにしたアイテムを多数用意。「トリンプ」による「ライオン像ブラジャー」を始め、180万円相当の純金製のライオン親子や、「リチャード・ジノリ」の陶器といったインテリア雑貨、子供を対象としたライオンを探すスタンプラリーや、屋上ではライオン姿に扮した飼い犬と参加できるショー形式のイベントなど、館内全体が”ライオン一色”となる。期間中、同店の地下倉庫で保管されている5体のライオン像が、銀座線口や中央ホールなどに一斉にお目見え。熊本「お菓子の香梅」製作によるチョコレート製の等身大ライオン像や、森永ミルクキャラメルのパッケージで作られたピクセルアートのライオンオブジェ、金箔のライオン像も登場する。三越伊勢丹常務執行役員の日本橋三越・中陽次本店長は、「日本橋はいまや海外でも観光スポットとして注目され、日本のカルチャーをしっかりと発信していく場所となっている。『コレド(COREDO) 』のリニューアルもあり、街全体で楽しめる要素が増える。4月の増税対策も含めた“ライオンづくし”の催しで、当初は企画イベントで十分だと思ったが、従業員の気持ちが一つになったことで予想を遥かに上回る大規模な祭典になった。縁起の良いライオンの100周年をぜひ皆さんで祝って楽しんで頂きたい」と述べた。青銅製の2体のライオン像が同店に設置されたのは、1914年(大正3年)。本館完成に合わせて、当時経営トップだった日比翁助が「勇気と気品、度量の象徴」として設置。関東大震災や、太平洋戦争も乗り越えてきたライオン像は、三越の守り神として現在も愛され続けている。
2014年03月18日「川崎」「餃子」「キャベツの芯」……これらに通ずるのは何か?答えは安田裕紀によるファッションブランド「キューン(CUNE)」のコレクションテーマだ。ファッションブランドでもモードでもなく“かろうじて服”を作っていると掲げるCUNE。3月17日にインスタレーション形式で発表した14-15AWコレクションはライオンが製造販売している燻煙式殺虫剤「バルサン」がテーマだった。会場も渋谷・道玄坂のラブホテル街という立地で人を食っている。スモークが焚かれ、正に殺虫中といった様子(煙は無害)の場内には「バルサン」プリントに溢れた服達が並ぶ。今回はすべてメンズ。バルサンロゴは文字の大きさを変え、スーツやコートを覆う。ボンデージパンツには前キルトにプリントされ、パンクスピリットなどあったものではない。バルサンの缶を並べたテキスタイルはアンディ・ウォーホルのキャンベルスープ缶を彷彿とさせる。一見悪ふざけのように取れるコレクションだが、洋服のディテールは凝っている。ニードルパンチで煙模様を施したヘリンボーンジャケットやバルサンのパッケージを閉じ込めたアクリルトグルのダッフルコートなど手が込んでいる。細かい部分では、右前合わせなどウィメンズの仕様を取り入れている。ロングのスウェットワンピースやチュールを用いたボザム、丸襟シャツ、プリーツスカートが付いたジャケットなどフェミニンな雰囲気。テーマがテーマなので最早何でもありの状態だ。これらに合わせられるのは、ブランドが「腹巻き」と呼ぶアクセサリー。ライダース、コート、カーディガン、スウェット、ダウン型などの腹巻きが登場。アウターの上からコーディネートすることを意図したもので、オーバーサイズだ。ストラップにより肩から下げて着用する。一見スカートのようだが、そうではないらしい。またポケットがあると便利なアイテムだが、あくまでも“腹巻き”ということでポケットは殺されている。とにかく発想が不思議なブランドだが、特に深い意味は無いとのこと。考えるだけ無駄であろう。
2014年03月18日日本の技術とクリエーターによるコラボレーションアイテムを紹介する展示会「EN」が3月18日から20日まで、渋谷ヒカリエ8階のクリエーティブスペース「8/」で開催される。同イベントでは、徳島県の藍染め革製品や江戸切子、浅草の職人の手によって製作されたステーショナリーなど、日本の匠の業や開発技術とファッション業界にかかわりの深いクリエーター達によって新たな価値を吹きこまれた14組のライフスタイルアイテムがそろう。空間ディレクションは谷尻誠+長谷川直子(HIILO)が手掛け、空間プランナーとして外山翔(matic)も参加している。出展者は、M.SCOOP/ミマツ工芸(佐賀)×plantica、カイハラ(福山)×iTADAKi、華山(有田)×L、KINUYA(徳島)×F、指物益田(墨田区)×SyuRo、SIWA | 紙和(山梨)×JOINTRUST、添島勲商店(大川)×FUGAHUM、タケヤリ(倉敷)×THE UNION、手捺染 久山染工(京都)×PLASTICTOKYO、Tokyo LIFE/ライフ(東京)×archi、中伝毛織(尾州)×ARTYZ、堀口切子(江東区)×HAN AHN SOON、MARUITEX/丸井織物(能登)×RESISTANT、000/笠盛 (桐生)×JUN OKAMOTO。同イベントは、17日にスタートしたメルセデス・ベンツファッション・ウィーク東京の一環として行われる。【イベント情報】「EN」会場:8/住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ8階会期:3月18日から20日時間:18日/15:00から20:00、19・20日/11:00から20:00入場無料
2014年03月18日就職や衣替え、入学式など春にスーツの新調を考える人は多いだろう。ビジネスパーソンのためのトータルファッションブランド「ザ・スーツカンパニー(THE SUIT COMPANY)」は、イタリアの最高級メーカー「カルロ バルべラ」とコラボした「カルロ バルベラ スーツコレクション」の販売を3月15日より開始した。「カルロ バルべラ」は、1949年にイタリア・ビエラ地区で創業。「エルメネジルド・ゼニア」「ロロピアーナ」などと並ぶ高級梳毛メーカーの一つ。ザ・スーツカンパニーでは1月下旬より「カルロ バルべラ」の生地を使用したスーツを展開している。今回の「カルロ バルベラ スーツコレクション」では、両ブランドがコラボレーションして、ザ・スーツカンパニーだけの別注生地を用いたスーツを7,000着展開。使用されている“Super130’sピュアバージンウール生地”は、ぬめりのある光沢としっとりした手触りが特徴で、原料には最高級オーストラリア産原毛が用いられている。生地には色々な糸が組み込まれており、ベーシックなカラーでも様々な表情を醸す。背抜き仕様でロングシーズンに対応する。価格は4万5,150円
2014年03月17日パリ・ルーブル美術館に隣接する装飾美術館にてパリファッションウィーク中の3月1日より「ドリス・ヴァン・ノッテン―インスピレーションズ」展が開催されています(8月31日まで)。私は20年以上「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」というブランドをバイヤーとして買い付けて来ました。また個人的にもドリス氏自身と何度かお話する機会があり、そんな背景もあってこの原稿を頼まれています。パリコレクション中に原稿依頼を頂いた直後、驚くべき偶然がありました。ドリス氏自身に直接展覧会を案内し解説して貰うという、信じられないような幸運があったのです。展覧会自体はレセプションで拝見していましたが、後日、もう一度観たいと思って入場券購入の列に並んでいた私を同社プレスのパトリックが見つけ「何しているの?」という会話から「それなら今から始まるプライベートビューに参加して!」と呼び入れていただいたら、そこにはドリス氏が居て、そこから1時間半、彼自身に案内して頂いた……という経緯です。前置きが長くなりましたが、これほどの幸運・偶然は考えられず、その成果(?)を是非お伝えしたいと思います。「インスピレーション展は回顧展ではないのです」とドリス氏は言います。「自分が生きて、現役でいる間にこのような展覧会を行えるのはファッションデザイナーとしてこの上ない幸福であり、名誉です。私がこの展示で表現したかったのは“何からインスピレーションを得てデザインしてきたか?”を開示し、展示することで私の頭の中を一緒に旅して貰えたら、ということです。私にとってファッションとは即席でつくられたり、誰かの作品をコピーしたりして出来上がるものではないし、また、インスピレーション源自体も絵画や映画や文学や新聞、あるいは自然や草花や偶然拾ったもの、旅先で出合ったもの等、多岐にわたり限定できないものです。しかも、そこからそのままカタチになることはなく、頭の中であれこれ捻っているうちにだんだんと形になっていきます」と、彼自身が語るように、その発想源は実に多様です。会場には偉大なファッションの先達の服も展示してあります。イヴ・サンローラン、クリストバル・バレンシアガ、装飾美術館自身のアーカイブからはカンサイヤマモト、ヨウジヤマモト、セシル・ビートンが着ていた服は個人の収蔵品から借りたそうです。そう“インスピレーション”展のダイナミズムとは装飾美術館の収蔵品のみならず、オルセー美術館からジョヴァンニ・ボルディーニを、ホワイトキューブ・ギャラリーからはダミアン・ハーストを、といった具合に収蔵品を借り出してまで可能にした、前例のない“インスピレーションの宇宙”が具現化されている点にあります。こうして展示されているアート作品は100点以上、ドリス ヴァン ノッテンの作品も180体以上。また、本展示のために特別製作された映像作品もあります。2/2に続く。
2014年03月17日「イデー(IDEE)」の新たなコンセプトショップ「イデーショップ 日本橋店(IDEE SHOP Nihombashi)」が、3月20日開業の「日本橋コレド室町3」内にオープンする。イデーショップ業態としては2008年3月の自由が丘店以来、約6年ぶり。店内面積は約165.29平方メートル。イデーのオリジナル家具を始めとし、世界のクラフトや若手作家の作品、アンティーク、リサイクル&アップサイクルアイテムなどを、ベーシックで高品質な雑貨アイテムと組み合わせて提案する。シーズンごとの展開やディスプレイを通し、より充実したライフスタイルを送るためのアイデアやヒントを発信していく。オープニング企画第1弾として、染色家の柚木沙弥郎(ゆのき・さみろう)による企画展「柚木沙弥郎さんの布と暮らす」を開催し、インテリアショップの空間で家具とコーディネートされた柚木作品を展示・販売。また、オープニング記念アイテムとして「バーズワーズ(BIRDS’WORDS)」の波佐見焼カップシリーズを販売し、定番カラーに加え別注色のグリーンが登場する。アーティストの中野加奈子が手掛ける陶器ブランド「ビルビラ(Birbira)」のテーブルウエアも取り扱う。
2014年03月17日3月12日にリモデルオープンした伊勢丹新宿店メンズ館5階「ビジネスクロージング」が、オーダースーツの展開を強化。「メイド・トゥ・メジャー(Made To Measure)」(「メジャーメイド」から呼称変更)のゾーンを大きく見直すことで、「ビジネスウエアの聖地となるべく、世界NO.1の“テーラークロージング”のフロア」を打ち出した。今回、服飾知識レベルの高い顧客へ対応を図るため、日本人テーラー8名による「ハウス・オブ・テーラー」という空間を新設。従来から展開されてきた「テーラーケイド」の山本祐平、「テーラー&カッター」の有田一成、「ミリオーレ」の岡本良夫、「サルトリア イプシロン」の船橋幸彦、「ペコラ銀座」の佐藤英明、「シゲアキナオイ」の直井茂明、「イチロウスズキ」の鈴木一郎に加え、今回新たに東京・西荻窪にアトリエを構える「リッド・テイラー」の根本修を導入した。売り場にはシネマ&ライブラリーとして、60・70年代の名作映画や洋古書などをそろえ、詳細なテイストをモニタリングするためのカウンターを設置。各テーラー/モデリストの世界観をフルアイテムで表現するVMDを2名のテーラーごとに“舞台”で提案した。「以前はユニフォームとして着られていたスーツが、自分の個性を表現するコスチュームとしてこだわりを持って選ばれる時代になりつつある。世間ではスーツ自体はダウントレンドだが、オーダースーツのマーケットは拡大している。特にこのゾーンを求められるお客様は、従来我々が提案してきたイタリアンクラシコ、ブリティッシュトラッドなど国別、スタイル別のカテゴリー分類で買い回りを求めているのではなく、どんな男になりたいかという根源的な要望を満たす必要があった。そのため今回、新たにリッド・テイラーの根本さんに加わっていただき、より幅広い顧客の嗜好への対応を図った」と三越伊勢丹紳士スポーツ統括部の鏡陽介バイヤーは説明する。ディテールのオプションオーダーの追加も年々高まっており、顧客の細部のこだわりが顕著。そのため、ボタンなどの副資材、バンチブック(生地見本帳)の在庫なども大幅に増やしている。着地生地のバリエーションも増やし、同店の上質志向の顧客への提案の拡大は、様々な部分で対応が図られている。更に今回の同フロアのリモデルでは、PBの「イセタンメンズ」の生産体制を見直すことで、各工程での発注体制を見直し、アパレル体質のものづくりに変更。また、クールビズに代表される新しい時代のビジネススタイルを再編集した。さらにお直し、修理の名店として知られる「サルト」がパターンオーダーとリフォームを引っさげて、銀座、原宿、二子玉川に次いで、百貨店として初めて、同5階フロアに導入された。
2014年03月16日docomoのCM出演で話題を呼んだ注目の若手女優、黒島結菜は沖縄在住の高校2年生。写真や映像の中では大人っぽい表情を見せるが、対面した時の雰囲気は10代らしいあどけなさが残る印象。そのナチュラルさ、透明感がイメージにぴったりということで、今回「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」のCMに起用された。ブランドのキーワードでもある”女の子ロード”の真っ只中にいる彼女に、ファッション観や夢について聞いた。――ファッションに興味を持ったのはいつ頃でしたか?中学校3年生くらいからです。小学生時代はバスケや陸上、中学生時代はバドミントンをやっていて、土日も遊びに行く時も部活の時と同じ練習着でいることが多かったんです。私服を着ることが珍しいくらいだったのですが、部活を引退した頃から好きな私服を着るようになって、ファッション誌を見たりし始めました。――どんなファッションに興味を持ったんでしょう?小学校2年生の時からスカートを履かなくなって、ずっとパンツスタイルだったのですが、高校生になってからはスカートも履くようになりました。でも、基本的にスキニーパンツとかが好きで、柄物よりはシンプルなデザインが好きです。『JILLE』とか『mini』とかのボーイッシュでカジュアルな感じの雑誌をよく読んでいて、スニーカーもたくさん持っています。――シンプルな服というと、モノトーンとか?そうですね。わりと黒が多くて、お店でもつい黒に目が行きます。最近は緑のものが増えてきました。自然が恋しくなることがあって、山とかに行きたくて…それで緑なのかもしれません。――買い物はどんなところに行きますか?最近は古着にハマっていて、お気に入りの古着屋さんがやっているブログを定期的にチェックしています。「入荷しました」という記事で「かわいい!」って思えるものがあったら直接お店に見に行きます。――女優をなさっているとスタイリストさんに服を進められることもありますよね?一度すごくかわいいのに出合いました。袖が黄色、前がベージュでロゴが入っている、薄い素材のロンTです。あんな感じのを自分で見つけたいなと思っています。――「ローリーズファーム」のCM撮影はどうでしたか?面白かったです!自分の体にプロジェクターで映像が投影されて、そのアニメーションの動きに合わせて動くのが難しかったです。でも、キラキラした模様が体の上に浮かんで本当に奇麗で、自然に”わぁー!”と喜ぶような表情が出ました。最初の方は笑顔でふわーっとした表情をしているんですが、最後はキリッと意志を持った強い表情を意識して演じたので、それを皆さんに感じてもらえたら嬉しいなと思います。――CMのキーワードは、「女の子ロード」ですが、どんなイメージがありますか?一本の道があって、その周りに洋服とかメイク道具とか友達とかがいて、そこをまっすぐ進んでいくようなイメージですね。――進んだところには何があるんでしょうね?うーん、自分がなりたい自分かな。それを目指して、やりたいこともやって、女の子の人生も楽しみたい。はっきりした目標はまだないんですけど、与えられた役に一生懸命向き合って頑張っていきたいなって思います。――モデル・女優さんで憧れの方は?最近、モデルの沙羅マリーさんが雑誌に出ているのを見てかっこいいなって思いました。目標にしている女優さんはまだいないのですが、これからいろんな役に挑戦して、自分にしかできない、自分らしく表現ができるような女優になりたいです。今一番やりたいのは、等身大の高校生役。今しかできない役ですから。――高校時代はどう過ごしたいですか?演技の勉強に集中?それとも学校生活も楽しみたい?学校の行事とかが演技でも活かされてくると思っているので「これ演技のこの部分に使える」とか日々意識しながら、学校生活を楽しんでいます。
2014年03月16日