約3年11カ月ぶりとなる『HUNTER×HUNTER』の連載再開も大きな話題を集める人気漫画家・冨樫義博の画業35年を記念し、その作家性を多角的な視点で迫る展覧会『冨樫義博展 -PUZZLE-』が10月28日(金)から六本木・森アーツセンターギャラリーにて開催される。会場内は『幽☆遊☆白書』『レベルE』『HUNTER×HUNTER』の3作品を中心に、各作品の制作過程と魅力を「複雑な設定を埋め込んだ世界観」「読者を惹きつけてやまないキャラクター」「喜怒哀楽を超えた感情を生み出すストーリー」「ページをめくるたびに驚きが連続する描写力」という4つのピースを通して解析。それらを“パズル”のように組み合わせることで、漫画家・冨樫義博の作品世界をあますところなく紹介する。展示されているのは、作者直筆の漫画原稿やカラーイラスト、貴重な原画・制作資料など総数362点。キービジュアル用イラストや描きおろしイラスト、『HUNTER×HUNTER』に登場する“念能力”を解説する資料など、冨樫氏による同展初公開のイラスト・資料16点も含まれており、物語の魅力をより深く理解できる展示になっている。まず、プロローグエリアで来場者を出迎えるのは、冨樫氏の歴代作品に登場したキャラクターたち。パズルのピースとなった彼らが、その生みの親である冨樫ワールドへと誘ってくれる。冨樫氏による来場者向けメッセージも必見。こちらはプレス向け内覧会では、撮影不可だったため、ぜひとも会場で確認してほしい。プロローグエリアⓒY.T.89-90 ⓒY.T.90-94 ⓒY.T.95-97 ⓒP98-22「とにかく自分の好きなものを題材に漫画を描こう」。そう決意し、1990年から連載がスタートした『幽☆遊☆白書』は、死んでしまった主人公・浦飯幽助が、生き返る試練を乗り越えながら、仲間たちと冒険を繰り広げる出世作。展示エリアには、数々のバトルから生まれた名場面や、忘れられない名台詞を刻んだ原稿が、激しい戦いの痕跡が残る展示空間に並ぶ。エリア中央に集められた幽助・桑原・飛影・蔵馬4人の厳選アクションシーンも見逃せないポイントだ。『幽☆遊☆白書』エリアⓒY.T.90-94『幽☆遊☆白書』エリアⓒY.T.90-94劇画タッチで描かれる表情とデフォルメ調でのキャラの描き分けや、シリアスな展開の中で、時折描かれるコミカルな言動によって、キャラクターの幅が広がり、そのギャップもまた魅力になった。そんな彼らが時に人間、時に妖怪を相手にしながら、力技から頭脳戦、テレビゲームなど幅広いバトル設定で戦う設定も大きな見どころ。見開きの効果的な使い方、巧みなコマ割りによる視線の誘導、読者の時間さえ止めそうな静と動のコントラスト、あえてスッキリとさせた背景など、動きが“映える”工夫が随所に凝らされていることが、原画からしっかりと感じ取れるはずだ。『幽☆遊☆白書』エリアⓒY.T.90-94『幽☆遊☆白書』エリアⓒY.T.90-94続く『レベルE』エリアは、“バカ王子”を中心とした宇宙人と地球人の奇妙な交流を描いたSFストーリーをエピソードごとに展示。異彩を放つ隠れた名作の魅力に迫る。まるで時空が歪んだかのような展示空間を、デフォルメされた人気キャラクターが道案内してくれるのも楽しい演出だ。『レベルE』エリア ⓒY.T.95-97そして、ファン待望の連載再開が話題を集める『HUNTER×HUNTER』エリアは、ゴンたちの成長過程を追いながら、壮大かつ緻密な作品世界を、感情を震わせるエモーショナルな名場面とともに紹介。水見式のグラスと、そこからあふれ出す念能力の数々が展示エリアを彩っている。『レベルE』エリア ⓒY.T.95-97『HUNTER×HUNTER』エリアⓒP98-22『HUNTER×HUNTER』エリアⓒP98-22主人公のゴンをはじめ、キルア、クラピカ、レオリオの4人が物語の中心となるが、エピソードによっては、彼ら4人以外が主役のように描かれるケースもあるほど、登場するキャラクターは総じて存在感が強く、それが作品を際立たせる魅力にもつながっている。登場人物それぞれが、自らの目的や理念に基づいて行動しており、物語が進むにつれて、その内情や内面が明かされる点も、長年ファンを飽きさせない魅力。「読者に、そのキャラクターが今、何をしようとしているかが伝わっているかどうか」が漫画表現で最も大事だと語る冨樫氏の“解らせる”描写の数々を、生の迫力で感じてほしい。『HUNTER×HUNTER』エリアⓒP98-22『HUNTER×HUNTER』エリアⓒP98-22尾田栄一郎らクリエイターたちからのメッセージも!また、冨樫氏の作品に時折登場し、強烈なインパクトを残している奇怪なデザインをした生き物たちが一同に会す『“奇”生物の世界』エリアもファンにはうれしい特別展示。冨樫氏の類まれないイマジネーションと嗜好性が垣間見えるのも興味深い。異空間に迷い込んだ、奇妙な感覚を存分に味わいたい。『“奇”生物の世界』エリア ⓒY.T.90-94 ⓒY.T.95-97 ⓒP98-22『“奇”生物の世界』エリア ⓒY.T.90-94 ⓒY.T.95-97 ⓒP98-22展覧会の最後を飾るのが『「冨樫義博」エリア』。初期作品の原稿、各作品のカラーイラスト、そして最新の描きおろしキービジュアルイラストを展示した、賑やかでカオスな空間からは、35年にわたる冨樫氏の画業におけるクリエイティビティの幅広さが一目瞭然。単行本表紙フォトスポットも登場し、ファンを楽しませる。また、各界のクリエイターが同展へコメントを寄せた「クリエイターメッセージ」コーナーには、尾田栄一郎、荒木飛呂彦、吾峠呼世晴、芥見下々、石田スイら超豪華な人気作家による色紙も展示されており、こちらも必見だ。なお、同展は2023年夏に大阪、2023年秋~2024年冬に福岡へと巡回する予定だ。『「冨樫義博」エリア』 ⓒY.T.90-94 ⓒY.T.95-97 ⓒP98-22 ⓒY.T.89-90 ⓒY.T.1986,1987,1988,1989『「冨樫義博」エリア』 ⓒY.T.90-94 ⓒY.T.95-97 ⓒP98-22 ⓒY.T.89-90 ⓒY.T.1986,1987,1988,1989取材・文・撮影:内田涼【開催概要】『冨樫義博展 -PUZZLE-』2022年10月28日(金)~2023年1月9日(月・祝)、森アーツセンターギャラリーにて開催※全日日時指定制
2022年10月28日7人組グループ・Travis Japanが、本日10月28日13時に配信リリースする全世界メジャーデビュー配信シングル「JUST DANCE!」のMusic Videoを22時45分にプレミア公開することを発表した。同曲のMVは、Austin Mahone「Dirty Work」など数々の世界的アーティストのMVを手がけたGil Greenが監督、BTSなどのダンスも振り付けているNicky Andersenが振り付けをそれぞれ担当。「JUST DANCE!」という楽曲のタイトルにも込められているように、踊ることへの“衝動”や“喜び”、ステージに立てたことをシンプルに“喜び”“楽しむ”といった、Travis Japanの想いが込められており、また同時に、大きな夢を抱いて世界のスーパースターになろうとしているTravis Japanそのものが表現されている。撮影はアメリカ・ロサンゼルスのベニスビーチで約10時間かけて行われた。また、デビューを記念したSNS生配信の実施が決定。本日22時よりInstagram LIVE、YouTube Live、MVのプレミア公開、そしてTikTok LIVEへと続く予定だ。さらに、tofubeatsとYaffleがリミックスを行った「JUST DANCE!(tofubeats Remix)」「JUST DANCE!(Yaffle Remix)」も本日同時配信リリースされることが発表された。オリジナルの「JUST DANCE!」とこちらのリミックス2曲をiTunesで3曲ダウンロードすると、11月末もしくは12月初旬に予定されているオンラインイベントへの参加券が全員にプレゼントされる。Travis Japan「JUST DANCE!」MV※10月28日(金) 22:45プレミア公開<配信情報>Travis Japan デビュー記念SNS生配信リレー【スケジュール】22:00頃:Instagram LIVE22:10頃:YouTube Live22:45:「JUST DANCE!」MVプレミア公開23:10頃:TikTok LIVE<リリース情報>Travis Japan「JUST DANCE!」10月28日(金) 13:00 配信リリースTravis Japan「JUST DANCE!」ジャケットTravis Japan「JUST DANCE!(tofubeats Remix)」10月28日(金) 13:00 配信リリースTravis Japan「JUST DANCE!(tofubeats Remix)」ジャケットTravis Japan「JUST DANCE!(Yaffle Remix)」10月28日(金) 13:00 配信リリースTravis Japan「JUST DANCE!(Yaffle Remix)」ジャケット■「JUST DANCE!」iTunes ダウンロードキャンペーンデビューデジタルシングル「JUST DANCE!」のリリースを記念して、iTunesで「JUST DANCE!」の3バージョンをダウンロード購入頂いた方全員にオンラインイベントにご招待【対象楽曲】・「JUST DANCE!」・「JUST DANCE!(tofubeats Remix)」・「JUST DANCE!(Yaffle Remix)」【応募期間】10月28日(金) 13:00~11月3日(木) 23:59詳細はこちら(10月28日(金) 13:00公開予定):関連リンクHP::::
2022年10月28日11月10日に大阪・梅田芸術劇場 メインホールで開催される「望海風斗 20th Anniversary ドラマティックコンサート『Look at Me』」の模様が、PIA LIVE STREAMで生配信されることが決定した。本公演は望海風斗の宝塚歌劇団初舞台から20周年を記念したコンサート。自身の原点である「Look at Me」に立ち返り、ミュージカルからJ-POP、宝塚時代や退団後の出演作で歌唱してきた思い出深い楽曲を、幅広い声域であますところなく披露している。このたび配信される大阪公演には浦井健治がゲストとして出演する。なお『Look at Me』は10月27日に東京公演が閉幕し、今後は11月3日から6日に愛知・ウインクあいち、10日から13日に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、23日・24日に福岡・キャナルシティ劇場で行われる。<配信情報>望海風斗 20th Anniversary ドラマティックコンサート『Look at Me』大阪公演11月10日(木) 18:00公演※配信開始時間は、開演の30分前を予定しております。※アーカイブ配信はございませんのでご注意ください。【チケット情報】視聴チケット:3,800円(税込)販売期間:開演30分後まで販売※必ず視聴の推奨環境の確認や動作確認を行ってからチケットをご購入下さい。※ご視聴の際は通信環境の整っている場所、機器でご視聴ください。※生配信の為、巻き戻し再生はできません。※出演者変更の場合でも、払い戻しは致しかねます。チケット購入リンク: LIVE STREAM ご利用ガイド:<公演情報>望海風斗 20th Anniversary ドラマティックコンサート『Look at Me』※終了分は割愛愛知:11月3日(木・祝)〜6日(日) ウインクあいち大阪:11月10日(木)〜13日(日) 梅田芸術劇場 メインホール福岡:11月23日(水・祝)〜24日(木) キャナルシティ劇場構成:竹村武司上演台本・演出:ウォーリー木下音楽監督:武部聡志出演:望海風斗 / 石川新太 / 伊藤わこ / 榎本成志 / 高倉理子 / 隼海 惺 / 松島 蘭 / りんたろう / 渡辺崇人大阪公演ゲスト:浦井健治出演日程:11月10日(木) 18:00公演11月11日(金) 13:00公演/18:00公演<配信情報>「Look at Me」作詞:ウォーリー木下 / 望海風斗 / 花れん作曲・編曲:武部聡志「SHOW TIME, IT’S MY LIFE」作詞:ウォーリー木下作曲・コーラス編曲:和田俊輔編曲:武部聡志Spotify、Apple Music、Amazon Musicほか主要音楽配信プラットフォームにて配信中。※2曲入りCD(税込:1,200円)はコンサート会場で販売中。 ※限定生産配信リンク:公式サイト:
2022年10月28日戸田恵梨香、永野芽郁が母娘役で共演する映画『母性』が、第41回バンクーバー国際映画祭に正式招待作品され、廣木隆一監督と原作者の湊かなえが現地での舞台挨拶に登場した。本作は『あちらにいる鬼』『月の満ち欠け』の公開も控える人間ドラマの名手・廣木隆一監督が、『告白』など数々のベストセラーを生み出してきた湊かなえの同名小説を映画化したエンタテインメント作品。繊細かつ大胆な演技で新境地を切り開いた戸田、永野をはじめ、大地真央、高畑淳子、中村ゆり、山下リオら実力派キャスト陣が集結し、ひと際キャラの濃い母娘たちを熱演している。先日、北米最大級の映画祭のひとつ、第41回バンクーバー国際映画祭にて、正式招待作品として華々しくワールドプレミアが行われ、湊かなえと共に、廣木隆一監督が現地での舞台挨拶に登場。2018年『ここは退屈迎えに来て』以来4年ぶりのバンクーバー登場とあって、新作を心待ちにしていた現地の観客から拍手喝采で出迎えられた。左から)廣木隆一監督、湊かなえ廣木監督といえば下積み時代、世界最大のインディペンデント映画祭として有名なサンダンス映画祭に見出されアメリカに留学後、2003年の『ヴァイブレータ』で国内外40以上の映画祭で大きな注目を浴びた。今ではヴェネチア、トロント、ロッテルダム、上海、釜山、香港など、世界各地の映画祭でその名を轟かせており、世界が新作を待ちわびる監督のひとりだ。今回バンクーバー国際映画祭では、観客の心に強く響くような優れた作品に焦点を当てることを目的に今年から新設され、最優秀賞を争う対象となる「ショーケース」部門からの出品となった。映画祭のプログラミングチームは「今回の最新作は、これまでの廣木監督の多くの作品と同様に、女性の心理とその複雑な感情の網目を、思いやりと細やかな感性で探っています。ワイドスクリーンで撮影され、ドールハウスのような美しさを持つこの作品は、類まれなふたりの女性の心理を分析し、母性に対する規範的な前提を覆す意欲作です」と選出理由を語っている。さらに「監督はまた、私たちが登場人物の行動を理解するのに苦しみながらも、どこかで深い共感を呼び起こさせるような、俳優の素晴らしい演技を引き出しています。勇敢で美しく、魅力的なこの作品は、悲しい物語ではありますがその中に優しさと思いやりの余地を残していると感じました」と、女性の繊細な心情を描くことに定評のある廣木監督の手腕を絶賛した。「戸田恵梨香の狂気がすごかった」第41回バンクーバー国際映画祭の様子満員御礼となった上映会場では、ところどころで笑いが起きたかと思えば、終盤にはすすり泣きが響くなど、目の肥えた観客たちからもリアクションは上々だったようで、「とても深いストーリーで心が揺さぶられた」「視点の描き方が面白かった。視点の違いで声や表情が違うのがすごかった」「主演女優さん(戸田恵梨香)の狂気がすごかった」との声が寄せられた。『母性』の制作について廣木監督は「ナレーションで全てを説明するようなことはしたくなかったので、役者さんのリアルな芝居を引き出すことに注力しました。戸田さんも永野さんも、それぞれのキャラクターの感情とリアルな芝居というものを一生懸命に追求してくれて、脚本に書かれていることを基に、毎回素晴らしいものを組み立てて撮影に臨んでくれたので、それを見るのが楽しみでした」と振り返った。また観客から「海外のことを頭に入れて映画を作るのか?」と問われた際は「海外の人たちというより、日本の人たちがどう考えて、どう行動するかを念頭に置いて作っています。それを海外の方たちがどう思うかだと思います。それが映画の個性になると思います」と自身の信念を明かした。その言葉に頷くように、湊かなえも「廣木監督はひとつの物語の中に複数の視点が存在する物語を撮るのがとてもお上手なんです。同じ出来事をルミ子・清佳の視点で見るとこんなに表情も違うんだと見て分かる、廣木監督だから撮れた奇跡の映画だと思います」と太鼓判を押した。なお『母性』は、10月24日に開幕した第35回東京国際映画祭でも、特別招待作品(ガラ・セレクション部門)としてジャパンプレミアが決定している。廣木監督の新たな代表作として、日本国内でも話題を集めそうだ。『母性』11月23日(水・祝)公開(C)2022映画「母性」製作委員会
2022年10月28日10月25日、Saucy Dogが対バンツアー『SUNNY BOX』をスタートさせた。全国11公演、ジャンルも世代もさまざまな相手と熱いライブを繰り広げる大注目のツアーだ。初日の会場は横浜・KT Zepp Yokohama。対バン相手はサウシーの面々とも親交の深い先輩バンド・KANA-BOONである。もちろん両バンドとも気合十分、お互いを繋ぐ固い絆を感じさせる、すばらしい一夜となった。まずステージに登場したのはKANA-BOON。彼らもちょうど久しぶりの対バンツアーを終えたばかり、かなり脂が乗った状態でここ横浜に乗り込んできた。「調子はどう?」という谷口鮪(Gt/Vo)の一言をきっかけに「1.2. step to you」でライブをスタートさせると、いきなり前のめりなバンドサウンドが会場を覆い尽くす。谷口鮪(KANA-BOON)「Saucy Dogのツアー初日です!存分に楽しめよ!」という谷口の言葉、そして手拍子を煽る古賀隼斗(Gt/Cho)の姿に、ソールドアウトで満員のフロアも一気に沸騰状態だ。2曲目は「彷徨う日々とファンファーレ」。さらに「ロックバンドのライブ、楽しめよ!」と「Torch of Liberty」を繰り出していく。小泉貴裕(Ds)が叩くビートは躍動感たっぷり、今年4月に正式加入したマーシーこと遠藤昌巳(Ba/Cho)も力強いプレイでアンサンブルを牽引している。古賀隼斗(KANA-BOON)ここまでを一気に走り抜けると、「思ったより楽しんでくれているみたいで嬉しいです」と笑顔を見せる谷口。そしてSaucy Dog・石原慎也との関係を「仲良いんですよ、“クソ坊主”と」と話し始める。「後輩やけど、俺は親友だと思ってる。アホなんですよ。アホっていうのは大阪の言葉で“最高”っていう意味なんです」と距離が近いからこその言い回しに、フロアにあたたかな空気が広がる。それを表すエピソードとして以前一緒に飲んでそのまま谷口の家に石原を泊めたときのことを語る谷口。その翌朝、谷口がシャワーを浴びている間に石原は何も言わずに帰ってしまったそうで、その話にフロアには「納得」というようななんとも言えないリアクションが起きる。そしてここからはその石原がリクエストしたという曲を披露。まずは「アスター」だ。気持ちのいい裏打ちのリズムでオーディエンスを踊らせると、「久しぶりにやる」と言って演奏したのはメジャー1stアルバムに収録されている「羽虫と自販機」だ。エモーショナルなメロディと歌が、ライブ後半に向けてさらにボルテージは上がっていく。遠藤昌巳(KANA-BOON)小泉貴裕(KANA-BOON)「鉄板曲を」と「シルエット」を投下すると、「先輩としての一言も言っておいたほうがいいかな」と「バンドが頑張って、ファンも一緒に成長して、また力になっていけばいいと思います。これからもSaucy Dogをよろしくお願いします」と後輩にエールを送る谷口。もちろんKANA-BOONもさらに進んでいくという決意表明のように新曲「きらりらり」を見せつけると、「先輩としての音楽を一発かまそうと思います。ロックバンドKANA-BOONです!」とSaucy Dogとそのファンに「宣戦布告」すると「まっさら」を力強く披露。ラストは「スターマーカー」の眩いサウンドがオーディエンスの手を揺らし、最高のフィナーレを描き出した。「どうもありがとう!先輩KANA-BOONでした!」。4人は最後まで満面の笑みでステージを降りていった。KANA-BOON石原慎也「かっこいいバンドだって思わせて見せます」そしていよいよSaucy Dogの出番。SEが鳴り響いた瞬間にフロアの温度が上がったのが肌で感じられるようなオープニングから、サウシーらしい優しさに満ちたライブが展開していく。Saucy Dog石原慎也(Saucy Dog)「よろしくね!」とオーディエンスに語りかける石原。「楽しい1日にしようね」と笑顔を見せつつ、歌いながら先ほどのKANA-BOON谷口のMCを受けて「鮪さん!俺はアホじゃないです!」と叫んだりもしている。さらに後ろにいるせとゆいか(Ds/Cho)の方を振り向いて「アホじゃないよね?」と問いかけるも、せとは「え?アホやん」と一蹴して大笑いしている。せとゆいか(Saucy Dog)そのせとは今回のKANA-BOONとの対バンがSaucy Dogにとっては念願だったことを明かす。もともとは2020年に開催しようとしていた対バンツアーでKANA-BOONも呼んでいたのだが、新型コロナウイルスの影響で中止に。そのリベンジとして武道館に対バンする予定だったバンドを集めてイベントを開催したのだが、そのときはちょうど谷口が休養中でKANA-BOONを呼ぶことができなかった。この対バンはせとの言葉を借りれば「リベンジのリベンジ」なのだ。「これからみんなと一緒に歩んでいけるように。そういう願いを込めてライブできたらと思います」という彼女に、フロアからはひときわ大きな拍手が送られた。まだツアーが始まったばかりなのでその内容についてすべてをお伝えすることはできないのだが、「あなたがあなたらしく今日も生きていけますように」(石原)という願いを込めた「Be yourself」に、オーディエンスとの美しい一体感が生まれた「スタンド・バイ・ミー」など、過去曲も最新曲も織り交ぜたカラフルなセットリストが展開していく。もちろん「ゴーストバスター」のような代表曲もしっかり披露。ソリッドさと柔らかさを兼ね備えたせとのドラムに、曲を一番下で支えながらここぞというときには前に出て主役級の活躍を見せる秋澤和貴のベース。ますます勢いを増したバンドサウンドの魅力も、石原の表情豊かな歌声も、以前に観たときよりも明らかにスケールアップしていることがわかる。前のめりなのにどこかリラックスした感じが、今の彼らにみなぎる自信を象徴しているようだ。秋澤和貴(Saucy Dog)「初日から満員で、めちゃめちゃ嬉しいです!ハッピーじゃん!」と石原。「SNSでもいい、YouTubeでもいい。出会いは何だっていいんです。そこからは俺たちに任せてください。かっこいいバンドだって思わせて見せます」。いろいろな考え方がある中で、全部を引き受けて進んでいく覚悟を言葉にすると、オーディエンスから大きな拍手。そしてそんな覚悟も全部込めて鳴らされた「優しさに溢れた世界で」が、ここから始まるこのツアーの、そしてSaucy Dogの未来に向けたテーマソングのように鳴り響いた。「今日会えて本当によかった!」。最後まで笑顔を絶やすことのなかったサウシーの3人の表情を見ていると、このツアーの成功が確信できた。すでに発表されている来年のホールツアーも含めて、たくさんの経験が彼らをさらに成長させていくはずだ。取材・文:小川智宏撮影:白石達也<ツアー情報>Saucy Dog 対バンツアー2022 “SUNNY BOX”※終了分は割愛11月2日(水) Zepp Fukuoka開場18:00 / 開演19:00ゲスト:SIX LOUNGE(問)キョードー西日本:0570-09-242411月4日(金) Zepp Nagoya開場18:00 / 開演19:00ゲスト:DISH//(問)サンデーフォークプロモーション:052-320-910011月6日(日) 仙台GIGS開場17:00 / 開演18:00ゲスト:高橋優(問)EDWARD LIVE:022-266-755511月9日(水) Zepp Osaka Bayside開場18:00 / 開演19:00ゲスト:優里(問)GREENS:06-6882-122411月10日(木) Zepp Osaka Bayside開場18:00 / 開演19:00ゲスト:THE ORAL CIGARETTES(問)GREENS:06-6882-122411月17日(木) Zepp Sapporo開場18:00 / 開演19:00ゲスト:WANIMA(問)WESS: info@wess.co.jp(mailto:info@wess.co.jp)11月30日(水) Zepp Nagoya開場18:00 / 開演19:00ゲスト:Vaundy(問)サンデーフォークプロモーション:052-320-910012月6日(火) Zepp DiverCity(TOKYO)開場18:00 / 開演19:00ゲスト:indigo la End(問)DISK GARAGE:050-5533-088812月7日(水) Zepp DiverCity(TOKYO)開場18:00 / 開演19:00ゲスト:ハルカミライ(問)DISK GARAGE:050-5533-0888■前売チケット1Fスタンディング・2F指定:4,800円(税込)※ドリンク代別途必要※4歳以上チケット必要特設サイト: Dog オフィシャルサイト:
2022年10月27日Sano ibukiが、新曲「ZERO」のMusic Videoを10月28日21時にプレミア公開することが決定した。同曲は、現在放送中のTVアニメ『惑星のさみだれ』のエンディングテーマ。MVは、2019年リリースのメジャーデビューアルバム『STORY TELLER』に収録の「マリアロード」のMVを手がけた番場秀一監督と約3年ぶりにタッグを組んで制作。タイトルの「ZERO」が示す通り、11月23日に発売される同タイトルの2ndミニアルバムの世界へといざなう、プロローグとなる映像に仕上がっている。また、MV公開直前の10月28日20時30分頃よりインスタライブを実施することも発表された。併せて、2ndミニアルバム『ZERO』の収録内容とジャケットが公開された。今作には表題曲「ZERO」に加え、『ASAHI WHITE BEER』タイアップソング「プラチナ」やドラマ『高良くんと天城くん』オープニング主題歌「twilight」を含む全6曲が収録される。Sano ibukiは2017年に本格的なライブ活動を開始。2021年に発売された2ndアルバム『BREATH』の収録曲「pinky swear」「lavender」「ジャイアントキリング」では、自身が監督・編集したMusic Videoを制作し、映像クリエイターとしても注目を集めている。Sano ibuki「ZERO」MV※10月28日(金) 21:00プレミア公開<リリース情報>Sano ibuki 2nd mini Album『ZERO』11月23日(水・祝) リリースSano ibuki 2nd mini Album『ZERO』ジャケット●CD:2,200円(税込)●UNIVERSAL MUSIC STORE限定商品(CD+GOODS):9,900円(税込)GOODS:ZEROスウェット designed by Sano ibuki(サイズ:L/XL)Sano ibuki『ZERO』UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤に同梱されるオリジナルスウェット※生産限定商品につき、予定数に達し次第、販売終了します。UNIVERSAL MUSIC STORE 予約リンク:【収録曲】M1. twilight(MBSほかドラマシャワー『高良くんと天城くん』オープニング主題歌)M2. プラチナ(ASAHI WHITE BEERタイアップソング)M3. 夢日記M4. 終夜(よもすがら)M5. アビスM6. ZERO(MBS/TBS“アニメイズム”枠ほか『惑星のさみだれ』エンディングテーマ)「twilight」配信リンク:「プラチナ」配信リンク:<配信情報>Sano ibuki「ZERO」Now On SaleSano ibuki「ZERO」ジャケット配信リンク:<番組情報>TVアニメ『惑星のさみだれ』第2クールMBS/TBS“アニメイズム”枠ほかで放送中【放送情報】・MBS/TBS”アニメイズム”枠:毎週金曜日深夜1:55〜・BS11:毎週日曜日深夜0:30〜・とちぎテレビ:毎週木曜日23:00~・テレビ北海道:毎週火曜日25:30~・AT-X:毎週月曜日21:30~番組HP:番組Twitter:番組YouTube:関連リンクオフィシャルサイト::::
2022年10月27日朗読劇『ラヴ・レターズ~2022 Autumn Special~』が、11月23日・29日に東京・PARCO劇場で上演されることが決定した。1989年にアメリカ・ニューヨークで初演されるやいなや、世界中で上演されてきた「ラヴ・レターズ」。PARCO劇場でも1990年8月19日に幕を開けて以来32年間、ひとつの台本を年齢も個性も異なる様々な延べ509組のカップルが読み続けてきた。33年目を迎える今回は「2022 Autumn Special」として上演。11月23日は、NHK「世界はほしいモノにあふれてる」のナレーションや「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」毒島メイソン理鶯などのキャラクターボイスを務める声優・神尾晋一郎と、劇団四季作品で数々のヒロインを演じ、退団後も「メリー・ポピンズ」のタイトルロールや「レ・ミゼラブル」のファンティーヌ役など、その抜群の歌唱力で日本ミュージカル界をけん引し続けている“歌姫”濱田めぐみが登場。そして11月29日は、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」のニーニー役の記憶も新しい竜星涼と、圧倒的なサウンドとビジュアルでミュージックシーンに衝撃を与え続けるバンド「女王蜂」のボーカルであり、ロック・ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」や「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」、劇場アニメーション「犬王」への出演など俳優としても活躍の場を広げるアヴちゃん(女王蜂)が出演する。演出は、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』などで知られる演出家の藤田俊太郎が務める。■演出:藤田俊太郎 コメント多岐にわたって大活躍をされている神尾晋一郎さんと舞台人として尊敬する濱田めぐみさん。大胆で繊細な表現力をお持ちの竜星涼さんと唯一無二の音楽を奏で続けているアヴちゃん(女王蜂)。素晴らしい2組のカップルで2022 Autumn Special「ラヴ・レターズ」を上演できることをとても幸せに思います。人と出会うこと、人を愛すること、人と別れること、そして人と共に生きること。アンディーとメリッサ。手紙を読むふたりが、溢れるたくさんの愛を観客の皆様にお届けします。■神尾晋一郎 コメントまさか自分が朗読劇「ラヴ・レターズ」に出演させて頂くことができるとは!素晴らしい作品に関われる事が本当に嬉しいです。ご一緒させて頂く濱田めぐみさんと共に、素敵な時間をお届けしたいと思います。皆様のご来場、心よりお待ちしております。■濱田めぐみ コメント今回、朗読劇「ラヴ・レターズ」に参加させていただきます。歴代の錚々たるキャストの方々が作り上げてきた沢山の物語。その世界の1つに自分の感性も参加させて頂ける喜びを感じています。お相手の神尾晋一郎さんとは今回初共演で緊張もありますがどんな世界が作り出せるのか楽しみです!どうか素敵な時間が過ごせます様に。皆様どうぞよろしくお願いいたします。■竜星涼 コメントPARCO劇場では、コロナ禍の激化する真っ只中で2年前に立たせてもらった舞台「大地」の本当に奇跡的な公演を覚えています。そしてまだその記憶と興奮が冷めないうちにまたこの場所で、しかも、僕の生まれる前からPARCO劇場で公演しているこの作品に出演できること、とても嬉しく身が引き締まる思いです。20代最後の自分がどのように感じ呼応していくのか今からとても楽しみです。アヴちゃんの作る世界観、声、センス、ファッション性どれもが目に留まり、大好きです。「ラヴ・レターズ」を一緒に作り上げていく過程でどんな刺激があるのか・・・きっと想像を超えた楽しい時間になりそうです!■アヴちゃん(女王蜂) コメント七年前に劇場で「ラヴ・レターズ」を体感した日から、いつか自分が演じるときを夢見、狙っていました。あまりに多くの方々が演じ、これからも演じられてゆく「メリッサ」と「アンディー」。ふたりのことを考えるとあまりに愛おしく、泣けて来てしまいます。わたしは「メリッサ」を、彼女の幼少期から筆を置く最期の一通、そのあとの魂まで思い切り生きてみたい。本番は一度きり。はじめまして、竜星さん。伝説の回にしましょう。ご来場をお待ちしています!<公演情報>朗読劇『ラヴ・レターズ~2022 Autumn Special~』11月23日(水・祝)・29日(火) 東京・PARCO劇場朗読劇『ラヴ・レターズ~2022 Autumn Special~』チラシ画像作:A.R.ガーニー訳:青井陽治演出:藤田俊太郎【出演】11月23日(水・祝) 13:00公演:神尾晋一郎&濱田めぐみ11月29日(火) 14:00公演:竜星涼&アヴちゃん(女王蜂)【チケット情報】(全席指定・税込)料金:7,700円 / U-25チケット:5,500円※U-25チケットは観劇時25歳以下対象、要身分証明書(コピー・画像不可、原本のみ有効)、当日指定席券引換/「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみの取扱い、指定席との連席購入不可(連席ご希望の場合は指定席をご購入ください)※本公演は大変静かな作品ですので開演時間までにご入場いただけない場合、第2幕よりご入場いただきます。一般発売日:11月12日(土)購入リンク:お問い合わせ:パルコステージTEL:03-3477-5858(時間短縮営業中)公式サイト:
2022年10月27日中島健人(Sexy Zone)がMCを務める映画情報番組『中島健人の今 、映画について知りたいコト 。』の第23回が11月4日(金)放送・配信となる。それに先駆けてWOWOW公式YouTubeチャンネルと番組公式サイトにて、第22回に入りきらなかった特殊造形体験の模様と第23回の予告を含むプロモーション動画が公開された。本番組は、ハリウッドをけん引する映画監督やクリエーター、世界へ羽ばたく日本の映画監督へのインタビューや映画制作現場の取材などを通じて、中島が知りたい“映画の今”について学ぶ月1回のレギュラー情報番組。第23回は<映画を観客に届ける名脇役~知られざる「字幕&吹替」の世界>と題し、中島が字幕翻訳者の下を訪れ、実際に翻訳にも挑戦!これまで『スパイダーマン』『ゴッドファーザー』など数多くの名作を担当してきた映画界のレジェンド・菊地浩司氏の下では、名画にまつわるエピソードと共に業界の特殊なルールを学ぶ。また、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』『ファインディング・ニモ』など大ヒット作の翻訳を手掛ける佐藤恵子氏の下では、吹き替えならではの難しさなどをインタビュー。中島が翻訳と声優に挑戦する姿も必見だ。<中島健人・コメント>全編吹替に、これから挑戦したくなりました。字幕というものに支えられながら、今までの映画人生を過ごしてきましたが、今日その字幕には大変な努力と素晴らしいセンスが込められているのだなと、菊地さんとの対談を通して感じました。また、初めて洋画の吹き替えに少しだけ挑戦させていただきましたが、なんと吹替翻訳のプロである佐藤さんにご指導いただきながら、吹替翻訳の脚本を書かせていただきました。■番組情報『中島健人の今、映画について知りたいコト。』第23回<映画を観客に届ける名脇役~知られざる 「字幕&吹替」 の世界>11/4(金)22時~ WOWOW プライム、WOWOW オンデマンドで毎月第1金曜22:00配信MC:中島健人(Sexy Zone)ゲスト:菊地浩司 佐藤恵子ナレーション:津田健次郎最新情報は番組オフィシャルサイト及び番組公式インスタグラム、WOWOW映画公式ツイッターにて。番組公式サイト: 番組公式インスタグラムアカウント: @wowow_nkeiga_official()WOWOW映画公式ツイッター: @wowow_movie()
2022年10月27日モナコ公国モンテカルロ・バレエ団 2022年日本公演『じゃじゃ馬馴らし』が、11月11日から13日に東京文化会館で上演される。バレエに革新をもたらした〈バレエ・リュス〉の精神を受け継ぎながら、創造的な活動を続けるモンテカルロ・バレエ団。『じゃじゃ馬馴らし』はシェイクスピアによる戯曲が原作で、気難しくて乱暴な妻を夫が「調教」するというあまりに時代錯誤な男女観のため現代では少々タブー視もされているが、今回はスタイリッシュな舞台で世界中を魅了する現代バレエの鬼才、ジャン=クリストフ・マイヨーが新しいアプローチで演出。破壊力バツグンのパワーをもつ若い男女が、互いを認め合い真実の愛を探し当てる究極のラブストーリーに仕立て上げた。出会ってすぐのバトルのように激しいパ・ド・ドゥから、互いに興味をもち理解し合うまで、さまざまな表情を見せていく主役キャタリーナ&ペトルーチオのダンス。脇キャラも個性派ぞろいで、人間味あふれるコミカルかつ独創的なダンスが、緻密に計算され洗練された装置と空間構成の中で隙無く展開されていく。音楽はドミートリイ・ショスタコーヴィチ。彼は旧ソ連時代にバレエやジャズ組曲を手がけているが、実は膨大な数の映画音楽も作曲していた。そしてここぞという場面では、ジャズの名曲「二人でお茶を」をカバーした「タヒチ・トロット」が使用される。また、本公演では18歳以下の子どもたちの無料招待を実施。対象総席数は4公演合計で1600席。対象者は公演当日に小学校1年生から18歳以下までの方となる。Photo:Alice Blangero<公演情報>モナコ公国モンテカルロ・バレエ団 2022年日本公演『じゃじゃ馬馴らし』11月11日(金)~13日(日) 東京文化会館ジャン=クリストフ・マイヨー 振付音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ※配役はモンテカルロ・バレエ団の方針により、公演当日に発表いたします。※音楽は特別録音による音源を使用します。18歳以下の子どもたち無料招待についての詳細はこちら公演ホームページ:もっと知りたい!「じゃじゃ馬馴らし」(特設ページ):
2022年10月27日日本では11月3日に公開されるジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーのロマンチックコメディ『チケット・トゥ・パラダイス』の世界興行収入が、早くも1億ドルを突破した。アメリカでは先週末デビューだったが、ヨーロッパなどではもっと早くに公開されており、出だしから好調だった。アメリカでの観客評価は「A- 」で、今後も伸びることが期待されている。大人向けの作品やロマンチックコメディは大きく儲からないということで近年スタジオが敬遠してきただけに、業界としては嬉しいニュースだ。監督、脚本はオル・パーカー。『ブックスマート 卒業前のパーティデビュー』のケイトリン・デヴァーがロバーツとクルーニーの娘役を演じる。文=猿渡由紀『チケット・トゥ・パラダイス』11月3日(木)公開
2022年10月27日コンクール本選でバッハの名作『ゴルトベルク変奏曲』を演奏するという、まずはその度胸に感服する。これはまさに、「本選では自由に選択したプログラムの演奏を審査」という「野島稔・よこすかピアノコンクール」の理念ならではの賜物なのだろう。今年第9回目を迎えた同コンクールの優勝者 本堂竣哉は、5歳のときにグレン・グールドの演奏するJ.S.バッハ『ゴルトベルク変奏曲』に衝撃を受け、以来バッハの音楽に魅了され続けているというのだから筋金入りだ。「幼少期から親しく過ごしてきた曲を、今回このような素晴らしい機会に一歩踏み込んで触れ合い、たくさんの方々と体験できることにこの上ない喜びを感じます」という優勝コメントからは、バッハへの愛が溢れ出る。今年は折しも、グレン・グールドの生誕90年&没後40年のメモリアルイヤー。その年に誕生したニューヒーロー本堂竣哉による『ゴルトベルク変奏曲』とはいかなるものか。心して聴いてみたい。●第9回野島 稔・よこすかピアノコンクール優勝記念公演本堂竣哉ピアノ・リサイタル2022年11月23日(水・祝)14:00開演(13:15開場)よこすか芸術劇場全席指定:2,000円
2022年10月27日ふぉ~ゆ~の越岡裕貴と松崎祐介が、2023年2月2日から19日に新国立劇場 小劇場で上演される「ミュージカル『ダブル・トラブル』2022-23冬」にTeam Fとして出演することが決定した。本作は、出演者はたった2人、演奏はピアノだけというシンプルな構成で、次から次へと現れる登場人物、およそ10人もの人物をたった2人で演じるミュージカル。今夏にはA・B・Cの3シーズンにわたり上演されていた。先日発表された浜中文一×室龍太が出演するTeam Dと、上口耕平×水田航生が出演するTeam Eに続き、TeamFには自他ともに認める“型破りなグループ”、ふぉ~ゆ~のメンバーである越岡裕貴と松崎祐介が出演。2021年の初演では福田悠太、辰巳雄大が出演しており、今回でふぉ~ゆ~4人が本作を制覇する。翻訳・訳詞は今作で第14回小田島雄志・翻訳戯曲賞(2021年)を受賞した高橋亜子、演出は、従来の“演劇”の概念を超え新しい挑戦に挑み続けていることから、「第27回 AMD アワード」を受賞し、ミュージカルやストレートプレイ、ライブ演出など、ジャンルレスな活躍をみせるウォーリー木下が務める。■越岡裕貴 コメントこの度、「ダブル・トラブル」に出演させて頂きます、ふぉ〜ゆ〜の越岡裕貴です。メンバーの福田、辰巳が以前やっていたのを劇場に観劇しにいって、二人でこれをやっているのかと衝撃を受けました。二人芝居で、さらにミュージカルということもあって今から凄くやりがいを感じております。今回、越岡と松崎ペアなので、ふぉ〜ゆ〜「ダブル・トラブル」制覇です(笑)是非、越松ペアのダブル・トラブルを楽しみにしていて下さい。■松崎祐介 コメント弟のボビー役を演じますふぉ~ゆ~松崎祐介です。松崎家の家系図を紐解くと、僕は2人兄弟で兄という立ち位置にいます。「兄より優れた弟は存在しねぇ~」どこかで聞いたことがある台詞ですが、トラブルに巻き込まれない様に沢山の汗をかいて皆様に感動をふぉ~ゆ~していきたいと思いますので是非何も考えず劇場に足を運んでいただけたらと思います。これだけは言わせてくださいトゥクストゥ~~~~ル~!!<公演情報>ミュージカル『ダブル・トラブル』2022-23冬脚本・作詞・作曲:ボブ・ウォルトン&ジム・ウォルトン翻訳・訳詞:高橋亜子演出:ウォーリー木下音楽監督:落合崇史/大塚茜振付:TETSUHARUタップ振付:本間憲一■Team D出演:ジミー・マーティン(兄):浜中文一×ボビー・マーティン(弟):室龍太12月12日(月)~2023年1月21日(土) 自由劇場2023年1月26日(木)~29日(日) 新国立劇場 小劇場■Team E出演:ジミー・マーティン(兄):上口耕平×ボビー・マーティン(弟):水田航生12月23日(金)~2023年1月22日(日) 自由劇場■Team F出演:ジミー・マーティン(兄):越岡裕貴×ボビー・マーティン(弟):松崎祐介2023年2月2日(木)~2月19日(日) 新国立劇場 小劇場チケット料金(全席指定・税込):8,800円 / U-22チケット4,800円(22歳以下対象・枚数限定)※Team D・E・F共通※U-22チケットは一般発売から取扱い。公演当日、年齢の証明ができる身分証明書を提示の上、座席指定席券と要引換。その際、お座席はお選びいただけません。※未就学児入場不可一般発売【Team D・E】11月12日(土)【Team F】12月10日(土)お問い合わせ:チケットスペースTEL:03-3234-9999(平日10:00~12:00 / 13:00~15:00)関連リンク公式サイト::
2022年10月27日千葉県市原市にある市原湖畔美術館では、2022年10月29日より、『試展―白州模写<アートキャンプ白州>とは何だったのか』が開催される。「アートキャンプ白州」とは、1985年、仲間たちと共に山梨県白州に移り住み、農業を営みながら舞踏による活動を行っていた舞踊家・田中泯が中心となって開催されたフェスティバルのこと。1993年から99年まで、毎年夏に4日間、「芸能と工作」の実験場を目指してひらかれたこの「祭り」は、舞踊、芝居、音、美術、物語、建築、映像、農業など多様なジャンルの第一人者が世界各地から集い、神社、林の中、農道、民家など様々な場所を舞台に、1000を超えるイベントやワークショップが展開された。同展では、当時のパフォーマンスやイベント、日々の様子を伝える貴重な映像など活動の記録を展示・公開するとともに、1970年代より田中泯が行ってきた榎倉康二、高山登、原口典之らとの野外美術プロジェクト「風の又三郎」のトリビュート作品も展示。それらを通して、今も伝説のように語られる、あの「白州」とは何だったのか?を考える。なおこの展覧会にゲストキュレーターとして参画しているのが、日本を代表する現代美術家・名和晃平。当時、白州には多くのボランティアが関わり、そこから第一線で活躍するアーディストやクリエーターが輩出されたが、実は名和もそのなかのひとり。18歳の時から10年にわたって白州に関わり続けた。今回名和は、同展全体の会場構成を行うほか、自らの「原点」ともいうべき白州時代に制作したドローイングや、同展のための新作なども出展する。特別協力:田中泯ゲストキュレーター:名和晃平出展作家:榎倉康二、遠藤利克、剣持和夫、高山登、原口典之、名和晃平特別出展作家:藤崎了一、藤元明原口典之《BusseiNo.11HAKUSHU》1988年遠藤利克《無題》1988年高山登《Headless scenery-Sunrise Sunset 遊殺—日の出・日の入》1988年榎倉康二《干渉》1988年名和晃平《Catalyst#21》2020年,photo: Nobutada OMOTE | Sandwich田中泯【開催概要】『試展―白州模写<アートキャンプ白州>とは何だったのか』会期:2022年10月29日(土)~2023年1月15日(日)会場:市原湖畔美術館時間:10:00~17:00、土曜・祝前日は9:30~19:00、日祝は9:30~18:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月27日~1月3日)料金:一般1,000円、大高・65歳以上800円公式サイト:
2022年10月27日2022年9月14日の福岡サンパレスホテル&ホール公演を皮切りに、全国7都市で開催されている渋谷すばるのライヴツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日』。福岡サンパレスホテル&ホール(9月14日・15日)、名古屋国際会議場センチュリーホール(9月21日・22日)、広島文化学園HBGホール(10月12日・13日)、仙台サンプラザホール(10月17日・18日)、札幌カナモトホール(10月24日・25日)と10公演を大成功に収め、残すは東京ガーデンシアター(10月31日・11月1日)とファイナルの大阪城ホール(11月5日・6日)のみとなった。このツアーが実に熱い。熱さにもいろいろ種類があるのだが、今回のツアーで魅せている“渋谷すばるの熱さ”は、自我を押し付ける暑苦しい熱さではなく、とても自然体でナチュラルに、“聴き手の為に唄う熱量”を深く感じ取ることが出来る。大きな変化として感じ取れるのは、ツアーの1曲目に唄われる「ぼくのうた」だ。この曲は、1stアルバム『二歳』(2019年10月9日リリース)のリード曲でもあり、ソロ活動の始まりの曲でもあり、ソロ活動初のツアーのセットリストの1曲目にも同楽曲をオープニング曲として選曲している。“歌を歌わせて頂けませんか”と連呼される「ぼくのうた」を渋谷が最初に唄っていた頃は、【歌を歌いたいという自らの渇望】だったと思うのだが、今回のツアーでは、その言葉の前に“貴方のために”という歌詞が聴こえてくる程、聴き手に寄り添う優しさが宿ったことを感じ取れるのだ。この変化は「ぼくのうた」に限ったことではなく、ライヴ全体を通して感じ取れるものである。現在、渋谷すばる(Vo)、新井弘毅(G)、安達貴史(B)、茂木左(Ds)、本間ドミノ(Key)という同世代でまとめられた座組で行われており、日を追うごとにそのバンド力は結束力を強め、最高のグルーヴと熱量で観客を魅了している。不器用にしか生きられなかった渋谷の心が、仲間と共に織り成す最強のサウンドによって解き放たれていると感じる今回のツアーでは、バンドメンバー達と他愛のない話で盛り上がるMCや、オーディエンス弄りなど、今までにはなかった和やかな空気感も生まれている。9月7日には4カ月連続配信リリースの第1弾として「7月5日」、10月5日には第2弾「ぼーにんげん」がリリースされ、11月2日には第3弾「これ」、12月7日には第4弾[タイトル未定]のリリースが控えている渋谷。これらの新曲がいち早く聴くことが出来るのも今回のツアーの見どころ。今回のツアーのラストで聴かせたいという想いで作られたという「7月5日」は、“あの日の君と これからの君が失くした日々を見失わずに 歩けるように”という願いが込められた優しいバラード。今作4曲の中で最初に出来たという「ぼーにんげん」は、表に感情が漏れない為に真意がなかなか伝わりづらいのだが、実は深い想いと暖かな人間性を持った人への愛しさを唄ったのほほんソング。今ツアー前にコロナ規制後初めて有観客で行ったファンクラブライヴの1曲目に届けたくて書かれたという「これ」は、多くを語らず、全てはここにあるんだ!と元気付けてくれるご機嫌なロックンロール。12月7日にリリースされる第4弾は、今までのレパートリーにはなかった音楽性に挑んだ新たな一面を提示した渋谷すばるの新境地となっている。また、ツアー初日の9月14日には、俳優の滝藤賢一が映画初主演を務める『ひみつのなっちゃん。』(2023年1月13日公開)の主題歌として、「ないしょダンス」を書き下ろしたことが発表された。同映画は、岐阜県・郡上八幡の町を舞台に、大切な友人・なっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーン(滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉)が、なっちゃんがオネエであることを知らない家族のために、“普通のおじさん”として葬式に参列するまでの珍道中が描かれた物語だ。“臆病な彼女たち”が隠し事のない優しさに触れ、少しずつ前向きになっていく姿を描く、ハートフルなヒューマン・コメディは、本作が映画デビューとなる田中和次朗が自らのオリジナルの脚本で監督を務めた期待作でもある。田中和次朗とプロデューサー・中野剛からオファーを受けた渋谷は田中監督と話を重ね、台本を何度も読み返して“主題歌”を意識した曲作りに向き合ったのだという。今回のツアーでは「ないしょダンス」も歌われており、映画の予告と重なって流れる力強い楽曲と、自らも表現者としてステージに立つ者、自らも“変わり者扱いされていつも一人ぼっち(歌詞引用)”だと感じているのであろう渋谷のリアルな葛藤が聴き手の胸を打ち、オーディエンスは高く拳を上げ、既に新曲とは思えないほどの盛り上りを魅せている。8月20日に『SUMMER SONIC 2022』のMOUNTAINステージで、“渋谷すばる”そのものと言える実に真摯なロックを多くのオーディエンスに魅せ、新たなファンを獲得しつつある渋谷すばるだが、まだまだ“渋谷すばるの唄”の本当の魅力が伝わりきっていないと感じる今、この唄を、この音を、渋谷すばるという存在を知らない人にも届けたい。是非とも東京ガーデンシアター10月31日(月)・11月1日(火)、大阪城ホール11月5日(土)・6日(日) の公演に足を伸ばして、“渋谷すばる”に触れて欲しい。きっとそこには、求めていた音と唄があるはずだから。Text:武市尚子<公演情報>渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日※終了分は割愛10月31日(月)・11月1日(火) 東京ガーデンシアター11月5日(土)・6日(日) 大阪城ホールチケット情報はこちら:<リリース情報>渋谷すばる 4カ月連続配信リリース第1弾「7月5日」Now On Sale渋谷すばる「7月5日」ジャケット配信リンク:渋谷すばる 4カ月連続配信リリース第2弾「ぼーにんげん」Now On Sale渋谷すばる「ぼーにんげん」ジャケット配信リンク:渋谷すばる 4カ月連続配信リリース第3弾「これ」11月2日(水) 配信リリース渋谷すばる「これ」ジャケット<作品情報>映画『ひみつのなっちゃん。』2023年1月13日(金) 新宿ピカデリー他、正月第2弾ロードショー映画『ひみつのなっちゃん。』ポスター画像 (C)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会映画公式サイト:渋谷すばる オフィシャルサイト:
2022年10月27日GLAYが、2002年9月にリリースした7thアルバム『UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY』を全曲披露するホール公演『GLAY Anthology presents -UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY 2022-』のファイナル公演を10月24日に開催した。『UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY』はGLAYの中でも情緒的な側面が強い作品ということもあり、リリース当時はツアーが行われなかった。しかし、今のGLAYであればこの作品をちゃんとライブで届けられるというメンバーの想いより、今回のツアーが実施されることとなった。ファイナル公演の会場となる静岡・アクトシティ浜松 中ホールは、クラシック音楽の演奏を最高のレベルで堪能できるコンサートホール。今回はコーラス2名に加え、ストリングス、そしてライブの冒頭とラストには、青少年赤十字メンバーである浜松市立高等学校の生徒と東京スクールオブミュージック専門学校渋谷の学生たち26名を従えての合唱を披露するなど、普段のGLAYとは一味違うライブとなっている。厳かな空気が広がる会場には、ストリングに包まれたSEが鳴り響く。メンバーとともにコーラス隊総勢28名がステージに着くと、1曲目は「WE ALL FEEL HIS STRENGTH OF TENDER」。アルバムの1曲目に収録されており、ゴスペル要素の強い壮大なコーラスワークが印象的なナンバーだ。TERUHISASHIそう、このライブは “アルバム完全再現ライブ”。アルバム通りの曲順で全て届ける、そして今のGLAYであればそれが出来る。そんなバンドとしての自信の表れとも言えるオープニングである。TERU(Vo.)の歌声と28名のコーラスが混ざり合い、GLAY流の讃美歌とも言えるパフォーマンスを魅せてくれた。続いては、当時飛行機のCMソングでもあった「またここであいましょう」や、21世紀以降にリリースされたGLAYシングルの代表作とも言える「Way of Difference」を、勿論アルバムの曲順通りに披露。『UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY』は前作『ONE LOVE』からわずか10カ月後にリリースされており、レコーディングも同時期にニューヨークで行われた作品。『ONE LOVE』はGLAYとしてのロックを強く押し出した作品であるが、この作品はTAKURO(Gt.)の人生を語った作品と言われるほど、情緒的な側面が強い作品に仕上がっている。TAKUROJIROまさにアルバムとして、1枚を通して聴いてもらうことを前提に作られた『UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY』を、厳格な会場で完全再現するライブ。TERUも「このUNITY ROOTS & FAMILY,AWAYというアルバムがどういう形で伝わるか楽しんできたツアー」と語った。TAKUROは「デビューして6年という大人と子供の狭間のような時期にリリースしたこのアルバムを、当時はどう表現すればよいかわからなかった気がする。20年経って、20年分の愛を込めて皆さんに届けたい」と語り、「夏の彼方へ」をTERUとTAKURO、そしてこのライブのためにウクレレを覚えたという村山☆潤という編成で披露した。20年前と今が混ざりあった「All STANDARD IS YOU」ここからライブは中盤へ。ツアー中に誕生日を迎えたJIRO(Ba.)が作曲し、今回のツアーに向けて自らアレンジをした「neverland」に続き、「彼らのHOLY X’MAS」「Father & Son」「卒業まで、あと少し」と次々に披露し、あっという間にライブは終盤へ。ライブ終盤では、浜松市立高等学校の生徒と東京スクールオブミュージック専門学校渋谷の学生たち26名がステージに現れ、「Friend of mine」を披露し、残すところアルバムの曲はラストの「All STANDARD IS YOU〜END ROLL〜」のみとなる。アルバム収録音源はラップが入ったりと「All STANDARD IS YOU」のRemix的要素の強いサウンドになっているが、どんなパフォーマンスになるかと思えば、まさかのコード進行から大胆に変えたアレンジver.で臨んできた。まさに20年前のGLAYと、今のGLAYが混ざり合うようなライブパフォーマンス。一瞬新曲かとも思わされるが、耳を傾ければ間違いなく「All STANDARD IS YOU」であり、GLAYらしい完全再現の締めくくりである。本編がこれで終わるかと思えば、最新曲「Only One,Only You」をラストナンバーとして披露。この楽曲にはTAKUROの平和に対する強い祈りが込められており、リリース当時のインタビューでは、最後のコーラスワークはTERUの歌声が識別できない程、壮大な仕上がりにしたいと語っていた。まさにその言葉通り、総勢28名のコーラスとTERUのヴォーカルが混ざり合うパフォーマンスは圧巻であり、音源では伝わりきらない「Only One,Only You」に込められた想いが音となって会場を包んでいき、本編は幕を下ろした。着席での観覧となった今回のツアーだが、「Freeze My Love」から始まったアンコールでは会場全員が立ち上がり、本編とはまた違った盛り上がりを見せた。TERUの「僕たちはずっとそばにいるし、ずっと続けていきます」の宣言とともに、「TWO BELL SILENCE」そして「BEAUTIFUL DREAMER」を披露し、ライブは終演した。Photo by 岡田祐介<公演情報>GLAY Anthology presents -UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY 2022-10月24日(月) 静岡・アクトシティ浜松 中ホールセットリスト1. WE ALL FEEL HIS STRENGTH OF TENDER2. またここであいましょう3. girlish MOON4. Way of Difference5. 航海6. ゆるぎない者達7. 夏の彼方へ(Johnny the unity mix)8. neverland9. 彼らのHOLY X’MAS10. Father & Son11. 卒業まで、あと少し12. Friend of mine13. ALL STANDARD IS YOU~END ROLL~14. Only One,Only You15. Freeze My Love16. TWO BELL SILENCE17. BEAUTIFUL DREAMER<リリース情報>GLAY 60th Single『Only One, Only You』Now On SaleGLAY『Only One,Only You』ジャケット●CD+Blu-ray:2,750円(税込)●CD+DVD:2,750円(税込)●CD Only:1,650円【封入特典】※CD+Blu-ray、CD+DVDのみ・祝!GLAY 60th シングル発売記念「シングル振り返りブックレット」100P【CD収録内容】※全形態共通1. Only One,Only You2. GALAXY ※WOWOWテニス2022シーズンイメージソング3. クロムノワール ※テレビ東京系『WBS ワールドビジネスサテライト』エンディングテーマ4. WE♡HAPPY SWING【Blu-ray / DVD収録内容】・「Only One,Only You」Music Video・祝!GLAYシングル60枚目発売記念「60枚振り返りコメンタリー」・『GLAY LIVE TOUR 2022 〜We♡Happy Swing〜Vol.3 Presented by HAPPY SWING 25th Anniv.』より「都忘れ」「クロムノワール」「GALAXY」を収録GLAY「Only One,Only You」MV購入リンク:関連リンクGLAY オフィシャルウェブサイト: 公式YouTubeチャンネル: 公式Twitter: 公式Instagram: 公式Facebook:
2022年10月27日WOWOW『連続ドラマW 両刃の斧』の完成披露試写会が10月26日に時事通信ホールで開催され、W主演を務める井浦新と柴田恭兵、共演の風吹ジュン、そして森義隆監督が登壇した。原作は、重厚なテーマに巧みなトリックを駆使した社会派ミステリーを数多く手がける人気作家・大門剛明の同名小説。捜査一課の刑事・柴崎(柴田)の娘が殺害されるが、懸命な捜査も虚しく事件は迷宮入りになる。それから15年後、未解決事件の再捜査を専門とする専従捜査班が立ち上がり、柴崎の後輩刑事・川澄(井浦)が再捜査に加わる。一方、退職後も独自に真相を追う柴崎は、1本の電話をきっかけに“ある嫌疑”をかけられる…。柴崎(柴田)を人生の師と仰ぐ後輩刑事・川澄成克役の井浦。学生時代からのファンという柴田との初共演に「何も考えることなくただただそんな機会を与えていただけるのかという驚きと嬉しさでオファーを受けました。それほどの大きな憧れがありましたから」と念願の初対面に喜びもひとしお。柴田との共演場面では「不思議な体験をしました。恭兵さんの一挙手一投足が実物の拳よりも10倍に大きく見えた。そんな瞬間を何度も体験。まさに“表現の巨人”」とそのオーラに圧倒されたという。15年前に長女を何者かに殺され、刑事を退職した後も独自で事件の真相を追う柴崎佐千夫役の柴田は「犯人…知りたいですか?」と上映前の観客に向かってチャーミングなジョークを放ちつつ「井浦君が演じた川澄刑事像が自分のイメージしていたものと全く同じで、これでクライマックスまで一気に走り抜けることが出来そうだと信頼できて嬉しかった。出会いはとても大切なものだと思いました」と芝居を通した井浦との交流に手応えを得ていた。柴崎の妻・三輪子役の風吹は、柴田とは幾度となくコンビを組んでおり「柴田さんとの30年近い信頼関係があったからこそ、短い家族のシーンでも親密に描けたと思います。柴田さんはリーダーであり、戦友としての信頼と尊敬はずっと持っていました」と固いリスペクト。これに柴田も「もう何の問題もありません!(風吹は)ずっと昔からチャーミング。ちゃんと受け止めて優しく返してくれて…。それは出会ったときからずっとそう。温かく見守ってくれる素敵な自慢の奥さんです」と返礼していた。本作を作り上げるにあたり、サスペンスと家族ドラマのバランスに不安を抱いていたという森監督だが「撮影に入る前に柴田さんが『これはラブストーリーである』と仰ってくれて。そこでこのドラマの核ができたと思う。僕は監督として、素敵な関係性で皆さんが作ってくれる家族をラブストーリーとして見つめることを最後まで大切にしていきました」とテーマを解説していた。撮影時のエピソードとして、ある場面の本番前に柴田が共演者たちの手を握りしめて「力を貸してくれ!」と気合を入れたという姿が紹介された。これに柴田は「とても大事なシーンだった。しかし気持ちが入り過ぎるとスッと客観的になってしまう瞬間が役者にはあって、もっと気持ちを作らねばと思えば思うほど冷めてしまう。“ダメだ、できない!”と思ったときに、井浦君や高岡早紀さん、奈緒ちゃんに力を貸してほしくて…」と説明するも、感極まって涙目に。すると言葉を継げない柴田の代わりに風吹が「(親が子の死を弔う)逆縁とは親にとって一番つらい話。それを扱ったドラマだったので、台本を読んだときに柴田さんがこの役をやられるのか…という驚きがあった。これはとても勇気のあることで出演されたこと自体が素晴らしいこと。今回の作品は家族のドラマであり、慟哭のドラマでもあるんです」と“妻”としてその心中を慮っていた。3カ月の撮影期間について柴田は「撮影期間中はずっとONの心境。そんな作品は今までなくて、思い返すだけで自分が可哀想になる」と笑わせつつ、思い出して感極まった当該シーンに触れて「皆さんの手を握り、力をくれて送り出してくれたおかげでできることができた場面です」と熱演を報告した。過去の回想シーンである川澄家の結婚披露宴シーンでは柴田の歌唱姿も見られるそうで「もちろん楽しいシーンもありますよ。歌をうたう場面では元ミュージカル役者として“ここか!きたか!”と思って練習しましたからね」と報告すると、客席のファンからは拍手が沸き起こっていた。一方、井浦は柴田の神対応に感激。「寒い時期の撮影で、柴田さんが温かい焼きそばと餃子を差し入れてくれた。これ以上好きになったらどうしよう!?と思いながら、この味を一生忘れないためにも休憩時間をフルに使って噛みしめるように食べました」とベテランの気遣いに感動。すると柴田は「焼きそばの値段教えようか?」とニヤリとして笑いを誘っていた。そして井浦が「この物語に匹敵するくらいのドラマが現場でも生まれていた」と柴田との濃密な時間を表現すると、柴田も「僕はこの台本を何度も読み直して、何度も泣きました。台本に自分の魂をギュッと掴まれながら3カ月という撮影を大事にしようと思った」と並々ならぬ覚悟があったと打ち明けていた。最後に主演の井浦は、コロナ禍を乗り越えての完成に「ギリギリの中で撮影をして、このように皆さんに直接お伝えできるのは本当に嬉しいことです。もう多くは語りません。観ていただけたら必ず皆さんの心の中で何かが浮かび上がってくるはずです。たくさん心を動かして楽しんでほしい」とアピール。柴田も「全話を一気に観た後に、登場人物全員のことがとても愛おしく思えた。みなさんにも同じように愛おしく感じてもらえたら嬉しく思います。腰を据えてじっくりとご覧ください」と呼び掛けていた。『連続ドラマW 両刃の斧』は、11月13日22時より放送・配信がスタートする。<番組情報>連続ドラマW 両刃の斧WOWOWにて 11月13日(日) 午後10:00 放送・配信スタート(全6話)第1話無料放送【WOWOWプライム】【WOWOW 4K】 / 無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】番組公式HP:
2022年10月27日Bialystocksが、11月30日にリリースするメジャー1stアルバムのタイトルが『Quicksand』に決定。併せて収録詳細とジャケット写真が公開された。Bialystocksは、映画監督・映像作家でもある甫木元空(Vo.)と菊池剛(Key.)による新進気鋭の2人組バンド。今作には、テレビ東京ドラマ25『先生のおとりよせ』のEDテーマ「差し色」や、11月25日に全国公開予定で、東京国際映画祭にも出品されている、甫木が監督を務めた映画『はだかのゆめ』主題歌「はだかのゆめ」を含む全10曲が収録される。初回限定盤には、10月に行われた初ワンマンライブ『Bialystocks - 第一回単独公演 於:大手町三井ホール』の映像が収録されたBlu-rayが付属する。また、彼らは2023年1月から2月にかけて初のライブハウスツアーを開催する予定で、チケットは11月6日まで先行受付を実施中。■Bialystocks コメントQuicksand水分を含んだ地盤、そこに重みや圧力がかかり崩壊する現象。「Quicksand」意味を調べると恐ろしい言葉ばかり並びますが、人生でどうしようもできない泥濘にはまる、喪失と出会う事は誰にでも起こることです。足を取られても砂時計の様に時間と共に価値観は変化して、季節は変わっていく。前作Tide Poolをへて、沈んでいく時間、そこから少しづつ季節と歩幅を合わせていく過程を描けたらという思いを込めてアルバムを制作しました、手に取ってもらえたら嬉しいです。<リリース情報>Bialystocks メジャー1stアルバム『Quicksand』11月30日(水) リリースBialystocks『Quicksand』ジャケット●初回限定盤(CD+Blu-ray):4,950円(税込)●通常盤(CD ONLY):2,970円(税込)【CD収録内容】01. 朝靄02. 灯台03. 日々の手触り04. あくびのカーブ05. タダで太った人生06. Upon You07. Winter08. 差し色(テレビ東京系ドラマ25『先生のおとりよせ』EDテーマ)09. はだかのゆめ(映画「はだかのゆめ」主題歌)10. 雨宿り【Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみ■Bialystocks 第一回単独公演 於:大手町三井ホール 2022年10月2日01. All Too Soon02. 花束03. またたき04. Emptyman05. 光のあと06. フーテン07. コーラ・バナナ・ミュージック08. あいもかわらず09. Winter10. ごはん11. Thank you12. I Don’t Have a Pen13. Over Now14. 差し色15. Nevermore16. 日々の手触り17. 夜よ【店舗別特典情報】・Amazon.co.jp:メガジャケ・楽天ブックス:缶バッジ(Φ57mm)・タワーレコード:音源ダウンロードコード付きポストカードTYPE-A・その他法人:音源ダウンロードコード付きポストカードTYPE-B※特典はなくなり次第終了となります。※一部店舗に取扱いのない店舗がございますので、ご予約・ご購入時にご確認ください。※ECサイトでご予約の場合、特典付き商品をご希望の場合は必ず特典付きカートからご注文下さい。※「音源ダウンロードコード付きポストカード」につきまして、タイプにより表面の絵柄が異なります。ダウンロードできる音源は共通です。※ダウンロード方法等詳細につきましてはポストカードへ記載いたします。特設サイト:予約リンク:<配信情報>Bialystocks「日々の手触り」Now On SaleBialystocks「日々の手触り」ジャケット配信リンク:「日々の手触り」リリックビデオ<ライブ情報>Bialystocks Tour 2023『Bialystocks Tour 2023』ビジュアル2023年1月21日(土)大阪・梅田Shangri-La2023年1月22日(日)愛知・名古屋TOKUZO2023年2月18日(土)東京・恵比寿LIQUIDROOM■セブン-イレブン先行受付受付期間:11月6日(日) 23:59まで受付URL: 各種リンク:
2022年10月26日SKY-HIが、自身の誕生日となる12月12日にリリースするニューアルバム『THE DEBUT』の収録内容を発表した。今作には、3RACHA of Stray Kidsとコラボレーションし、iTunesワールドチャートで3位を獲得するなど話題となった「JUST BREATHE feat. 3RACHA of Stray Kids」をはじめ、BMSG所属アーティストの寅年が集結し、『BMSG FES ’22』で初披露された「Tiger Style feat. Aile The Shota, JUNON, LEO」、さらに「BE:FIRST / Brave Generation」のリミックス楽曲として、同じくBMSG所属のNovel Core、Aile The Shota、edhiii boiが集結した「Brave Generation -BMSG United Remix-」を含む全11曲が収録される。映像コンテンツには、ホールツアー『SKY-HI HALL TOUR 2022 -超・八面六臂-』のファイナルとなった東京・東京国際フォーラム ホールA公演より音源化の前に披露されていた「I am」「Dramatic」のライブ映像をはじめ、THE ORAL CIGARETTESの山中拓也、Aile The Shotaがゲストで出演したライブ映像を含む全8曲が収められる。併せて公開されたジャケットは、SKY-HIのキャリアだからこそ表現できる表情が印象的で、3パターンそれぞれに魅力がある仕上がりとなっている。<リリース情報>SKY-HI ニューアルバム『THE DEBUT』12月12日(月) リリース●CD+2DVD+フォトブック(スマプラ対応)初回生産限定:11,550円(税込)品番:AVC1-63394/B~C仕様:三方背ケース封入特典:フォトブック(全100ページ)、ステッカー※BMSG MUSIC SHOP / AAA Party / AAA mobile / mu-mo SHOP限定盤●CD+Blu-ray+フォトブック(スマプラ対応)初回生産限定:11,550円(税込)品番:AVC1-63395/B仕様:三方背ケース封入特典:フォトブック(全100ページ)、ステッカー※BMSG MUSIC SHOP / AAA Party / AAA mobile / mu-mo SHOP限定盤SKY-HI『THE DEBUT』CD+2DVD+フォトブック初回生産限定 / CD+Blu-ray+フォトブック初回生産限定 ジャケット●CD+2DVD(スマプラ対応):8,800円(税込)品番:AVCD-63391/B~C●CD+Blu-ray(スマプラ対応):8,800円(税込)品番:AVCD-63392/BSKY-HI『THE DEBUT』CD+2DVD / CD+Blu-rayジャケット●CD Only(スマプラ対応):2,750円(税込)品番:AVCD-63393SKY-HI『THE DEBUT』CD Only ジャケット【CD収録内容】01. I am(Prod. Ryosuke “Dr.R” Sakai)02. Crown Clown(Prod. Ryosuke “Dr.R” Sakai)03. Happy Boss Day(Prod. Ryosuke “Dr.R” Sakai)04. Dramatic(Prod. SUNNY BOY)05. Tiger Style feat. Aile The Shota, JUNON, LEO(Prod. TRILL DYNASTY)06. Bare-Bare(Prod. hokuto)07. JUST BREATHE feat. 3RACHA of Stray Kids(Prod. UTA)08. Brave Generation -BMSG United Remix-(Prod. KM) / SKY-HI, Novel Core, Aile The Shota, edhiii boi09. MISSION(Prod. SOURCEKEY)10. Fly Without Wings(Prod. ☆Taku Takahashi(m-flo, block.fm))11. The Debut (Prod. Chaki Zulu(Husky Studio))【DVD / Blu-ray収録内容】■SKY-HI HALL TOUR 2022 -八面六臂-(2022.02.26@LINE CUBE SHIBUYA)01. Simplify Yourlife02. Doppelgänger03. Persona04. F-305. 何様06. Mr. Pshycho07. Sexual Healing08. Blue Monday09. #Homesession10. Seaside Bound11. Tomorrow is another day12. me time -remix- feat. Aile The Shota13. Name tag14. Walking on Water15. フリージア16. JUST BREATHE17.センテンス -宇宙飛行士-18. Dive To World19. Limo20. TOKYO SPOTLIGHT21. Tumbler22. Double Down23. Snatchaway24. 14th Syndrome feat. RUI, TAIKI, edhiii boi25. そこにいた26. Over the Moon27. 創始創愛28. アイリスライト29. Good 4 You30. Marble31. 仕合わせ32. One More Day feat. REIKO33. カミツレベルベット 202034. To The First■SKY-HI HALL TOUR 2022 -超・八面六臂-(2022.09.01@東京国際フォーラム ホールA)01. Sky’s The Limit02. Bare-Bare feat. Aile The Shota03. ナナイロホリデー04. I am05. カンタンナコト feat. SKY-HI06. Dive To World feat. Takuya Yamanaka (THE ORAL CIGARETTES)07. Dramatic08. Fly Without Wings■Music Video・JUST BREATHE feat. 3RACHA of Stray Kids・Bare-Bare・Fly Without Wings【店舗別先着購入特典】対象品番:AVCD-63391/B~C / AVCD-63392/B / AVCD-63393※AVC1-63394/B~C / AVC1-63395/Bは対象外となります。・BMSG MUSIC SHOP / AAA Party / AAA mobile / mu-mo SHOP:ステッカーシート・タワーレコード:リリース記念イベント「視聴用シリアルコード」・TSUTAYA:アナザージャケット(120mm×120mm)・Amazon.co.jp:メガジャケ・WonderGOO/新星堂:A4クリアファイル・ローソンHMV:A5クリアファイル・その他CDショップ・ECサイト:ポスターカレンダー(2023年ver. / B2)※タワーレコード リリース記念イベント「視聴用シリアルコード」について、オンライン・渋谷店にて全額前金予約頂いた方に限り、リリース記念イベント観覧抽選権付きをお渡しいたします。※すべての特典は数に限りがございますので無くなり次第終了となります。※一部取り扱いがない店舗もございますのでご確認の上ご予約・ご購入下さい。※特典絵柄は後日発表します。予約リンク:関連リンクBMSG Official Website Instagram Twitter Ameba blog Facebook YouTube Channel Subscription
2022年10月26日RQNYが、初のワンマンとなるフリーライブ『LIVE AFTER THE PAIN(TS)』を12月4日に東京・TOKIO TOKYOで行うことを発表した。RQNYは、SNSやYouTubeなどでの発信がほとんど無く、未だ正体不明のシンガー/ソングライター/トラックメーカーで、8月には大阪で開催された音楽フェス『SUMMER SONIC 2022 OSAKA』に出演。初のバンドル作品となる1st EP『pain(ts)』が各所で話題を呼んでいる。フリーライブはMONJOE(DATS)をDJに迎え、2人体制で行われる。また11月28日に大阪・BIGCATで開催される、OdAkEi、THE AGULら新進のニューカマーが登場するライブイベント『KJSK ver,20221128』への出演が決定した。<ライブ情報>RQNY 1st ONEMAN LIVE『LIVE AFTER THE PAIN(TS)』12月4日(日) 東京・TOKIO TOKYO開場17:15 / 開演18:00チケット料金:無料※専用フォームより申込お問い合わせ:SMEライブクリエイティブMail: SME.Inquiry@sonymusic.co.jp(mailto:SME.Inquiry@sonymusic.co.jp)KJSK ver,2022112811月28日(月) 大阪・BIGCAT開場17:00 / 開演18:00出演:RQNY / OdAkEi / THE AGUL / ほかチケット料金:全自由3,000円(税込) / 全自由学割2,500円(税込)チケット発売日:11月5日(土) 10:00~お問い合わせ:YUMEBANCHI(大阪)TEL:06-6341-3525(平日12:00~17:00)<リリース情報>RQNY 1st EP『pain(ts)』Now On SaleRQNY『pain(ts)』ジャケット【収録曲】(all songs written by RQNY)1. 戻れたならarrange:RQNY / mixed by Toru Takayama2. 流星arrange:RQNY+TomoLow / mixed by TomoLow3. 煙炎(読み:エンエン)arrange:RQNY / mixed by RQNY4. 夢に戻り目を覚ますarrange:RQNY / mixed by Toru Takayama5. Lone Wolfarrange:RQNY / mixed by RQNY6. live forarrange:RQNY+TomoLow / mixed by TomoLow7. shamearrange:RQNY / mixed by Toru Takayama配信リンク:関連リンクアーティストリンク::(staff):(staff)::
2022年10月26日舞台『巌流島』の制作発表会見が10月26日、物語の舞台にもなった山口県下関市・関門海峡に浮かぶ巌流島(船島)で行われ、剣豪・宮本武蔵を演じる横浜流星、宿敵である佐々木小次郎役の中村隼人、演出を手掛ける堤幸彦氏が出席。その模様がオンライン配信された。歴史に残る対決として世に知られている、宮本武蔵と佐々木小次郎の「巌流島の戦い」に焦点をあてたオリジナル作品『巌流島』。新解釈、新設定をもとに描くアクション時代劇であり、2020年の全公演中止を経て、ファン待望の上演が決定。2023年2月10日から22日の東京・明治座公演を皮切りに、全国各地で上演される。“決闘の地”を初めて訪問したという横浜は、「まさに戦いにふさわしい場所。この場で、(当時と)同じ空気を吸えることは感慨深いですし、必ず役作りにも活かせるはず」と早くも武者震い。2020年の公演中止については「悔しい思いをし、責任も感じた」と振り返り、「あの頃からの積み重ねで、より深みのある武蔵を演じたい。ともに稽古をした仲間たちの思いも背負って、一致団結し、最高に熱い作品を届けられたらと思います」と闘志を燃やした。マキノノゾミの脚本による武蔵像は「戦う意味や心の揺れ、葛藤が色濃く描かれている」といい、「史実を大事にしながら、自分にしか出せないものを表現したい」と意気込みも。「世界観はもちろん、武蔵と小次郎それぞれの生き様や、生々しい殺陣など、見どころがたくさん。皆さんの心に残る作品にしたい」とアピールした。一方、歌舞伎公演以外での本格的な舞台出演は今回が初となる隼人は、「すでに出来上がったカンパニーには、熱量も残っていると思うので、(中止になった当時は)携わっていない自分が入るのはプレッシャーや緊張もある」と胸中を明かし、それでも「自分が新しい風となり、作品のエネルギーになれれば」と前向きな姿勢を示した。両名はポスター撮影で初対面を果たしたそうで「物腰は柔らかいんですけど、内に秘めた熱いものを感じた。舞台に関しては大先輩なので、胸を借り、ぶつかって、切磋琢磨しながら、高め合っていければ」(横浜)、「繊細なお芝居をされるイメージだったので、無骨で男くさい武蔵をどう演じるんだろうかと楽しみ」(隼人)と“共闘”に期待を寄せていた。マキノ氏とのタッグで、これまで『真田十勇士』や『魔界転生』などのヒット作を生み出している堤は「巨大LEDを使いながら、自由自在に背景が変わっていく。テクノロジーを駆使し、舞台における最新型をお見せしたい」と役者陣に負けじと強い意気込み。同時に「基本はおふたりの汗、血、涙といった従来の演劇の力強さが、間近で見える」ことも意識するといい、「激しくうごめく時代の話であり、個人的な物語でもある」と説明。史実の決闘は、ほんのわずかな時間で雌雄を決したとされるが「今回の舞台では、そうはいかない。決闘のシーンは、かなりしつこいです(笑)」と期待をあおっていた。取材・文:内田涼<公演概要>舞台『巌流島』舞台『巌流島』メインビジュアル脚本:マキノノゾミ演出:堤幸彦出演:横浜流星、中村隼人、猪野広樹、荒井敦史、田村心、岐洲匠、押田岳、宇野結也、俊藤光利、横山一敏、山口馬木也、凰稀かなめ他東京公演:2023年2月10日(金)~22日(水) 明治座金沢公演:2023年2月25日(土)・26日(日) 本多の森ホール新潟公演:2023年3月1日(水) 新潟県民会館秋田公演:2023年3月4日(土) あきた芸術劇場 ミルハス名古屋公演:2023年3月8日(水) センチュリーホール神戸公演:2023年3月11日(土)・12日(日) 神戸国際会館 こくさいホール高松公演:2023年3月15日(水) レクザムホール(香川県県民ホール)福岡公演:2023年3月18日(土)~27日(月) 博多座公式HP:企画・製作:日本テレビ
2022年10月26日史上最大規模となる岡本太郎の回顧展『展覧会 岡本太郎』が、東京都美術館で12月28日(水)まで開催されている。先に開催された大阪会場とは大きく異なる構成で、代表作のほか新発見された作品も公開される。《太陽の塔》や《明日の神話》などの巨大なパブリックアート、人々を鼓舞する数々の著作、そして積極的なテレビ出演などで、没後25年以上経過してもなお強い存在感を持つ岡本太郎(1911~1996年)。CMに出演した歳、彼が叫んだ「芸術は爆発だ!」のフレーズは流行語にもなった。同展は、この岡本太郎について網羅的に紹介するもの。大阪、東京をへて愛知へも巡回するが、どの展覧会も構成を変えていくという。上:《光る彫刻》1967年 川崎市岡本太郎美術館蔵下:《若い夢》1974年 川崎市岡本太郎美術館蔵東京展は制作年代順に6章構成をとる。しかし、第1章に入る前に通されるのは岡本太郎のエッセンスが詰まった作品群がならぶ空間。代表作の《森の掟》や《重工業》などが展示された空間は、特に順路を定められていない。鑑賞者は制作の背景や文脈を気にすることなく、自由に岡本太郎の作品そのものと向き合うことができる。《重工業》は1949年、《森の掟》は1950年に東京都美術館で開催された二科展にそれぞれ出品された作品だ。《重工業》1949年 川崎市岡本太郎美術館蔵第1章「岡本太郎誕生ーパリ時代」では、漫画家の岡本一平を父に、歌人で小説家の岡本かの子を母に持つ太郎のパリ時代に焦点を当てる。残念なことに、パリ時代の作品は青山の自宅が空襲で焼失してしまったため、現在まで残っている作品は多くない。しかし、先日、岡本太郎の作品と推定される作品3点がパリで発見され、この巡回展で初公開されることとなった。本章では、この新発見された作品3点と再制作の初期作品4点で太郎のパリ時代を振り返る。(左から)推定 岡本太郎《作品B》、《作品A》、《作品C》1931〜33年頃 コペール・ル・ガールコレクション《痛ましき腕》1936年/1949年 川崎市岡本太郎美術館蔵第二次世界大戦が勃発し、日本に帰国した太郎は中国で4年にわたる軍務と俘虜生活を送ることとなった。第2章「創造の孤独—日本の文化を挑発する—」では、復員後の彼の精力的な活動を振り返る。対立する要素を矛盾したまま共存させる「対極主義」を掲げて前衛芸術運動を始めた太郎は、芸術だけでなく執筆も盛んに行った。著書『今日の芸術』はベストセラーとなるなど、その力強いエネルギーは早くも人々の心を掴んでいた。岡本太郎の著作、画集《燃える人》は、1954年に起こった第五福竜丸事件に取材した作品のひとつ。左下には、《明日の神話》にも登場する、擬人化したされた第五福竜丸も見える。《燃える人》1955年国立近代美術館蔵岡本太郎は、1951年に訪れた東京国立博物館で縄文土器と出会い、そのフォルムに圧倒され、日本文化への関心も深めていく。第3章「人間の根源」では、興味関心の世界を貪欲に広げていく太郎を追っていく。国内外の文化や様々な芸術の潮流から影響を受け、うねるような黒くて装飾的な線が覆う作品の変化にも注目したい。左:《竹富島の道》1959年 中:《角巻の女》1957年右:《縄文土器(長野県出土)/東京国立博物館》1956年いずれも川崎市岡本太郎美術館蔵左:《生成》1961年 高松市美術館蔵中:《黒い生きもの》1961年 川崎市岡本太郎美術館蔵右:《装える戦士》1962年川崎市岡本太郎美術館蔵大衆にダイレクトに語りかける岡本太郎のパブリックアート岡本太郎は、所有されることにより作品が公開されなくなることを懸念し、生涯、その作品をほとんど売らなかったことで知られている。作品が広く公開されることを望んだ太郎は、積極的にパブリックアートを手掛け、全国各地70ヶ所以上に設置されることとなった。第4章「大衆の中の芸術」では、パブリックアートやプロダクトデザインなど大衆に寄り添った太郎の姿を見ていく。展示風景より「殺すな」の意見広告は1967年にワシントン・ポスト紙に掲載された反戦メッセージ広告。「殺すな」の文字を岡本太郎が揮毫している。「殺すな」意見広告 1967年 岡本太郎記念館蔵第5章「ふたつの太陽―《太陽の塔》と《明日の神話》」は、岡本太郎の代表作となっている《太陽の塔》と《明日の神話》をあわせて紹介する。生物の進化、そして進化した人類が開発した核がそれぞれのテーマの二つの巨大プロジェクトは、同時進行で構想されていたという。展示風景より《明日の神話(ドローイング)》1967年岡本太郎記念館蔵そして、最終章となる第6章「黒い眼の深淵—つき抜けた孤独—」は、80年代の作品を中心に紹介。絶筆となった《雷人》は未完の作品であるものの、力強い描線が印象的だ。《雷人》1995年(未完) 岡本太郎記念館蔵《午後の日》1967年 川崎市立岡本太郎美術館蔵常に力強く、人々の心をひきつけてきた岡本太郎。彼の全貌に迫ることができる、充実した内容の展覧会だ。取材・文:浦島茂世【開催情報】『展覧会 岡本太郎』2022年10月18日(火)~12月28日(水)、東京都美術館にて開催※日時指定予約制
2022年10月26日シンガーソングライターの三船雅也を中心としたインディーロックバンド・ROTH BART BARON(ロットバルトバロン)5年連続発表となる通算7枚目のオリジナルアルバム『HOWL』(ハウル)が届いた。〈吠える〉という動詞がタイトルになった今作は、生々しいまでのグルーヴが躍動し、同時に深い詩情も湛える。動と静、聖と邪――相反するあらゆる概念を等分に含んだ、まさに人間そのものを表現した全11曲で編まれたアルバムは、まるで長編小説のような起伏と奔流を体感することができるバンド史上における最高到達点と言っても過言ではない作品となった。三船雅也が『HOWL』で描き出した“希望”とは――?今、最もその才能に注目が集まるシンガーソングライターの思考を追う。不思議とそれぞれの曲が自然とあるべき場所に収まっていくような感じはありましたね――いつもアルバム制作の時は、まず全体のイメージやテーマを考えるところから始めるんですか?そうですね、『極彩色の祝祭』(2020年)のときもずっとアートワークを作っていて、今回はデジタルで油絵みたいなのを混ぜて作れないかなって思ってたんですよね。こういうのを(と言って、PCの中に保存してあるアートワークのプロトタイプといった様々なパターンのものを見せてくれる)作っていたんですよね。それが趣味っていうか(笑)。――こういうところからROTH BART BARONの音楽が始まっていくわけですね。だいたい年末の押し迫った頃の世間が静かになったあたりから、こういうのを作り始めるんですよね。「次は……」っていう感じで。それでそのアートワークと歌、曲のイメージが合わさる瞬間というのがあるんですよ。もちろん、「あれ?これ違くない?」っていうこともあるんですけど(笑)。プロセスとしてはそういう感じが多いですね、最近は。――『HOWL』という言葉というか概念というか、それが出てきたのはどの段階だったんですか?『HOWL』というもの自体は、僕がライフワーク的に行っている『HOWL SESSION』というものがあって、2017年くらいだったと記憶してるんですけど、その時に、このままずっとバンドだけで演奏していても成長できないなって謎の危機感を抱きまして。ぬるま湯に浸ってちゃダメだと。楽しみも緊張感も込みでいろんな人とやってみたいと思ったんです。そこで立ち上げたのが『HOWL SESSION』という企画でした。“HOWL”という言葉を用いた最初のイメージは、狼が吠えて、それに呼応するように他の狼が吠えるというもので、吠え返してくれる人たちと一緒にやろうということでした。――『HOWL』というのは、そもそも最初からひとりではない、ということなんですね。そうですね。僕が誰かと出会うところから始まって、お互いに影響を受けたり刺激しあったりしながらっていうイメージですね。――全11曲を通して聴いてまず感じたのは、この曲順以外には考えられないなということでした。1曲1曲はもちろん独立した世界観があるのですが、それがつながると大きなひとつの物語として立ち上がって来るんですよね。いつもアルバムの曲順は、スタッフや僕のなかで結構バラバラで、あーでもないこーでもないってやるんですけど、今作に関してはほとんどみんな一緒だったんですよ。不思議とそれぞれの曲が自然とあるべき場所に収まっていくような感じはありましたね。――曲同士がハウってますよね(笑)。ほんとそうですね(笑)。ハウってます。――この曲ができたから次はこの曲、という具合に制作自体がつながっていったというわけではないんですよね?あくまで1曲1曲に向き合ってやってますね。今年のゴールデンウィーク(5月1日から8日まで)に、KAAT神奈川芸術劇場で集大成的に8日間イベントとしてやった『HOWL SESSION』では、様々なゲストを招きつつ、いろんな形態でライブをやったんですけど、真ん中の2日間は『WORK IN PROGRESS “Pre-production”』と題して、アルバム収録予定の新曲をセッションしたんです。ビートルズの『ゲット・バック・セッション』みたいな感じで。お客さんも360度、自由にどこから観てもらってもいいっていう状態にして。その時はまったく曲順について考えるということもなかったですね。アートワークから導き出される世界とか流れというのはもちろんあるんですけど、楽曲というのはもうひとつ奥に入らないといけないんです。そこはまた別の世界というか。だから、例えば編集者のように俯瞰して見る前に、現場の作り手としてグッと中に入って曲と一体になる瞬間、プロセスを経ないと成立しない気がしますね。どんな人が聴いても感じられる何かがあるというか、誰かを排除しない音楽でいたい――1曲目の「月に吠える」は、ボーカルに中村佳穂さんをフィーチャリングしています。彼女の歌声というのはどの段階でイメージしていたんですか?いつもこの曲ができたらアルバムになるなっていう核心みたいな曲ってあるんですけど、「月に吠える」ができた時に、これはそういうコアになる曲だなっていう予感がしたんです。同時に、この曲の持っている優しさと残酷さみたいなところが、中村佳穂さんの声と重なるようなイメージが浮かんだんですよね。それはすごく自然なことではあったしずっと一緒に歌ってみたいと思ってたんですけど、でも一方で彼女は忙しいというか、いろんな状況があるなかで、お願いするべきかすごく悩んでたんですよ(笑)。もっと音楽が自然なピースとしてはまる何かがあるんじゃないかなとか。でもようやくこの曲で一緒に歌えるんじゃないか、という思いがどんどん強くなっていったんです。だから、曲ができてすぐあとくらいじゃないですかね、中村さんの歌がやっぱり必要だって思ったのは。――ちょっと飛んで、いきなり8曲目「場所たち」についてお聞きするのですが、この曲は毎回アルバム制作でレコーディングはするものの収録されずにずっとあったもので、今回ようやく入れられたという曲なんですよね。そうなんです。4、5年前に作った曲で、曲自体が強すぎるのか、どこかその時のムードではないのか、いろんな理由で収録されて来なかった曲なんです。毎年最新版をレコーディングするんですけど、ピンと来ず……という感じで。でもライブではずっとやって来ているので、定番曲にはなっているんです。ファンの人たちからは「いつ出るんですか?」って言われ続けてて(笑)。そんな感じだったんですけど、今だからこそこの曲がまったく新しい曲として響くんじゃないかってバンドメンバーの間でもそういう話が出てくるようになって、ようやく自分でも納得するテイクが録れました。もうずっと向き合って来た曲で、アルバム5作分は向き合ってますね(笑)。曲の中を探り尽くして、分解しては組み立て、というのを繰り返して。――その前の7曲目「Ghost Hunt(Tunnel)」から続けて聴くと、「場所たち」に到る道筋が強調されて響くんですよね。閉塞されたところから開けたところに行きたいなっていうイメージがありました。「場所たち」っていう曲は、バンドっぽくないというか。僕もほとんどギターを弾かないし。これを作った当時、新しい扉を開けてくれた曲だったんですよね。だからバンドでちゃんとこの曲を演奏できる想像力や体力が昔はなかったんですけど、だんだんバンドというものが血肉になってきて、ようやく今、根を張って演奏できる楽曲になったというのが、今回収録できた大きな理由だと思います。毎年、半分ネタみたいに「今年こそは!」って言ってて(笑)。やっと「今年こそ」が実現しました。――この「場所たち」が今回のアルバムの中で、結構重要な位置を占めているような気がしたんです。これはあくまで僕個人の感じ方として聞いていただきたいのですが、この『HOWL』というアルバムは、自己と他者の発見ということも含めて、“場所”にまつわる物語なのではないかなと思いました。音楽が発生する場所、何かが生まれる場所、生活する場所……そんなようなひとつひとつの物語の集合体なのではないかと。ああ、なるほど。“home”はほしいけど“house”はいらない、というか。そういうことはよく考えたりしますね。最近思うのは、みんな“home”を作る作業を一生懸命やってるんじゃないかな、ということですね。コロナがあって、移動が制限されたことで逆に“home”という感覚が希薄になっているんじゃないかって感じることがあるんですよ。今、日本で生きる僕たちの問題というのは、そういうところにも少し現れているんじゃないかなって、心のどこかに留めながら音楽を作っていたという感覚はあります。――何と言うか、漂白している感じというのはありますよね。おっしゃったように“house”はあるんだけど“home”ってどこだっけ?っていうのは、このある種不安な感覚を初めて言語化してもらった感じがします。3曲目の「糸の惑星」で描かれている、糸の絡まる場所が自分の中でもあなたの中でもなく、その間の宙ぶらりんのところにある、というのも地に足のつかない感じを象徴しているものだと思いました。空転している感じがしますよね。で、その出来上がっていく糸の絡まりの中はスカスカで、そういったスカスカの惑星がいっぱい出来ている中で暮らしているというか。――「場所たち」から9曲目「陽炎」につながっていくところでもそうなんですが、はたと考えてしまったんです。せっかく見つけた場所も、結局は定型なものになっていく運命というか、中身が形骸化していく宿命からは逃れられないのかな、やっぱり人間は漂って行かざるを得ないのかなと思ってしまったんですよね。確かに、何か新しいものを見つけても、結局それがテンプレートになっていく世界なのかもしれない。けど、だからと言って諦めないで何かを見つけ続けるというのが人間の力のひとつなのではないかと思うんですよね。また10年後や、あるいは100年後にコロナと同じようなことが起こった時に、すべてを忘れている世界だったら、じゃあいったい何が新しかったんだろう?みたいになるじゃないですか。時とともに記憶が失われていくなかで、いったい何をコンパスにするのだろう、みんながコロナの時にカミュの『ペスト』を読み返したように、ロットのアルバムが100年後に同じような問題が起きた時のヒントじゃないけど、燈台の灯りになるかもしれないという感覚は失くしたくなかったんです。何か変わりゆく流れのなかで変わらないでいようとするのではない、また違った意味でコンパスになり得るもの、流動的なんだけど何か自分の指針になり得るもの――流れに翻弄される僕たちとか君たちというものを内包した音楽でありたいと思ったんです。もう単純に言えば、こういう時代にこれを聴いて、外に出て、その人のサウンドトラックになったらいいなっていうことです。そこはすごく考えていました。何て言うか、こっちの選択肢もあるよねっていうことです。ひとつの道で失敗したから自分はダメな人間っていうことになるより、地球上に人間が80億くらいいて、その数だけの場所があるのだとしたら、どこに軸を持っても大丈夫なんじゃない?て思ったりするんですよ。こっちは行き止まりだったけど、他にいっぱいけもの道があったぞっていうのを提示できればいいかなと思いました。そこを信じているんですよね、僕は。――なるほど。「MIRAI」で歌ってくれた、つくばみらい市のみんなとか全員一緒じゃないじゃないですか。同じ一塊の声にはなっているけど。そのズレた感覚値こそが結構リアルだなって思うんですよね。――「MIRAI」の歌詞の〈種を蒔いていたんだ頼まれてもいないのに!〉という一節がとても印象的で、歌いたいとかってそういうことだよなって思いました。つくばみらい市に頼まれて作った曲なのに〈頼まれてもいない〉っていうのが面白いかなって思ったのもありますけど(笑)、でも街って誰から頼まれて住んでいるわけではないですよね。そこは「場所たち」にもつながってくる部分なんですけど、自分で切り開いていったことを歌にできないかなっていうのが「MIRAI」で描きたかったことですね。それぞれのストーリーがちゃんと見えて、どんな人が聴いても感じられる何かがあるというか、誰かを排除しない音楽でいたいなというのがありました。今は排除する力の方が強くなっているという気がするので。だから物語の力というか、ちょっと現実離れした楽曲が今回のアルバムには少し増えたのも、そういう時代の空気みたいなものを捉えて、きちんとそれに対抗できるようなものにしたいなと思ったからというのはありますね。――そこにバンドをやる意味というのがあるんでしょうね。やっぱり自分ひとりでは作れないものを作りたいっていうのが基本的にはありますね。歌にならない空白をきちんと音楽にしたいというか。その瞬間を僕は見たり聴いたり感じたりしたいから、ひとりでもバンドって言っているのだと思います。――曲を作るプロセスとして、バンドメンバーに任せるという部分は結構あるんですか?ここはこういう音で弾いてほしいんだけど、もしアイデアがあるなら聞いてみたいっていう感じで、あんまり自分自身を信用していないというか。僕が辿り着きたい地点はあるんだけど、全部が僕の言いなりみたいなことになっていったら、ストリングスやホーンのチームを呼んだ意味がないって思ってしまうんです。そもそも僕の楽曲はすごくシンプルですし。中村佳穂さんにもこういうふうに歌ってっていうことは言ったことがないです。委ねたあと、最後に作品にする時に僕が責任を持つ、という感じですね。素晴らしい瞬間をみんなで迎えられるように、最近こういうことを思っててっていうことを話したりとか、100均で買えるドクロみたいな安い死をテーマにやってくれ、とか(笑)。――すごく余白のあるイメージを伝えるんですね(笑)。そうです(笑)。墨汁をベタっと垂らしたような音で、とか。優れたアイデアだったら誰のものでも採用するっていうのがロットのいいところだと思います。結局その人たちが生き生き演奏してくれる場所を作らないと、いい音楽は生まれませんからね。ただ、その場所が馴れ合いというか、不健康に依存しないものでないといけないとは思っていて。だから『HOWL』っていうのは、場所というよりも、個人個人のあり方、という方が近いのだと思います。うん。場所なき場所というか。独立はしているけど束になった時にすごい力を発揮する瞬間、それがバンド活動なんじゃないのかなとか、そういうことはすごく考えますね。あと、顔が見えないけど存在は確かに感じながら吠える、吠え返すっていう関係が、今なのかなという気がしたんですよね。やっぱりまだコロナは続いていますからね。向き合って、顔が全部見えて、「やあ」っていう感じじゃないなって。顔は見えないけど、確かにいる誰かに向かって吠えたら、吠え返してくれた!そこにはいるんだなっていう距離感の世界に生きてるなってすごく思いますね。ライブひとつとってもそうで、チケットは取ったんだけど、状況を考えてやっぱり今回は行かないって決めた人たちってまさにそういう距離感にいるなと感じていて。じゃあ会場に来たくても来られない人たちのためにどうやって歌うかっていうことをすごく考えます。毎朝パン屋さんがパンを焼くように音楽を作ろう――今回のアルバムで描こうとした希望は何ですか?身体感覚含めてこの3年間で失われたものをもう一度取り戻すっていうのが今年1年のテーマでした。ライブもフィジカルでやることにこだわり続けましたし、全身を震わせて歌うこと、それに共鳴をしてくれる人たちがいること、そのこと自体が僕自身の希望になっていきました。だからアルバムで描きたかったというよりは、そこを描かざるを得なかったというか、描くことになってしまった、という感覚が正直なところですね。失くしたものがすべて元の形のまま戻ってくることはない、というのはみんなわかっていると思うんです。例えば指を切ってしまったら、その傷を修復しようとする力が人間には具わっていますよね。で、傷が深ければ深いほど治っても痕が残ったりする。その、違う形になった部分こそが新しい希望そのものなんじゃないかと思うんですよね。形は歪かもしれないけど。90年代にニルヴァーナが〈なんて最悪だ〉とか、ベックが〈俺は負け犬だ〉って傷自体をさらけ出すように歌って大ヒットしましたけど、今は言ってしまえば世界全部が最悪だし負け犬だし(笑)、みんなで大きな傷を負ってしまったから、そこを歌っても当たり前でしかないじゃないですか。でも希望っていうのは、今具体的に描けないけど描きたいギリギリのところとしてあるような気がするんですよね。で、その希望が叫び声であったり身体性だと思うんです。誰かに感謝を示すような心理的な希望ではなく、身体性で描く希望にこそ新しい表現が宿るんじゃないかということは考えていました。――それがカウンターとなって響くのではないかと。そう。だから、ベックが「ルーザー」を歌っていたのと同じ気持ちで、僕は今希望を歌っています。――そのことは、リズムひとつをとってもきっちり肉体に根差した表現になっていると思います。リズムが定型のリズムではなく、どれも視覚的なんですよね。例えば2曲目「KAZE」は本当に風が吹き抜けている感覚がリズムから伝わって来ますし、「陽炎」の明滅するリズムはまさに陽炎を目の前にしているように感じます。そういう意味での身体性をすごく感じる。風にもレイヤーがあるというか、竜巻みたいなものすごく強い風もあれば、草むらをさわさわと波立てて吹くような風もある。「KAZE」ではその微妙な違いを青弦さんたちがストリングスでも表現してくれていますし、リズムはリズムで細かく絶えず吹き付けながらコーラスになったら一気に強くなるというような感じで、複合的な風が集まってひとつの風に感じられるということを考えて作りました。以前、(筆者の) インタビュー() で、ウクライナでの戦争が始まって、どう思いますか?って聞いてくださったんですよね。その時は確か、何がしかの形でこのムードというか感情を曲にできればというようなことを言ったと思うんですけど、このアルバムを作りながら、どこかそういうこともコロナと同じように差し込んでいかなければいけないなと思ったんです。だから「KAZE」も、いろんな風が吹いているけど、その中には爆風が含まれるかもしれないし、という感じでどこかにきちんと入れておきたかったんです。――最後に収録されている「髑髏と花」はまさに今おっしゃった感じが色濃く立ち込めている作品だと思います。その前の「MIRAI」でアルバムを終えるということも十分考えられたと思うんです。だけど、最後に「髑髏と花」があることで、このアルバムのさらに奥へ進むことができたという感覚があります。1曲目にプレイバックしてそこからループしていく感じがありますよね。ここからまた佳穂ちゃんの生き生きした声に戻っていくと正に蘇生、再生が起きて、全体としてすごく面白い作品になったなと思います。おっしゃるように最初は、「MIRAI」でパッと元気な感じで終えるというのは有力だったんですよ。――それはすごくわかります。特に後半の「場所たち」「陽炎」「MIRAI」という3曲の塊感はすごいですし、「MIRAI」までの10曲で聴きながら体を動かしすぎて疲れてますから(笑)。ですよね(笑)。高揚感で終わる可能性も大いに孕んではいたんですけど、最後に「髑髏と花」は必要だなと思って、入れました。――そこの感覚っていうのは最初の話に戻ると、まずはアートワークから導き出された『HOWL』という世界観があって、各曲の内部を構築していく中で見えてくる大きな流れというものを掴んでいるからこそ、判断できる部分なんでしょうね。だからアルバムって不思議なんですよね。全体のコアみたいなものが見えないと形にならないんですよ。それがないとただ曲がいっぱいあるだけで。サブスクの時代に何でアルバム作るんですか?って言われたら、何でなんでしょうって言わざるを得ないんですけど(笑)。でもここ(アルバム)でしか描けない何かというものが確実にあって。アートワークやプロダクトも含めて、そのために音楽を作っていると思える瞬間があるんです。この『HOWL』という作品が7枚目のアルバムになるんですけど、前作の『無限のHAKU』で結構集大成と言えるところまでやれたなと思っていたんですよ。じゃあこの後の作品で、これより上のサウンドってどうやって作ったらいいんだろうって漠然と思っていたんですけど、心配しなくてよかったですね。今までで一番良いサウンドで作れたし、爆発感のあるアルバムになった。人間のエナジーがものすごく入っている作品なので、「疲れちゃって」って先ほどおっしゃったのって間違いないんですよ(笑)。こんなに彩りとエナジーに溢れたアルバムを2022年に作れてよかったなって今は思ってます。なんだか宇宙飛行士みたいな気分です。――と言いますと?すごく遠くの星まで飛んで行って、無事に地球に帰って来れましたっていう感じ(笑)。――はははは。ライブも毎回そういう感じですね。秒読みして、いざ発射するときにロケットが爆発しちゃったらどうしようかっていう気持ちで毎回ステージに立つというか。――それをコロナの間も止めなかったですよね。戦争でもそうですけど、社会に打撃が加えられて暗いムードが覆うようになると、まずエンタテインメントはいらないって思われてしまう。でも、今思えば、居酒屋で無駄話をしていたことっていうのは、人間が生きる上で全然無駄じゃなかったんだなって思うんですよ。やっぱり人に会って直接話して受け取れるものって情報だけじゃなくてすごくたくさんあるじゃないですか。こうやってお会いしてインタビューをしていただくのもそうですし。音楽もそうなんですよね。絶対に人間の心にとって必要なものなんだって確信ができた3年間でもあったんです。それを再確認できたんですよ。パン屋さんは毎朝パンを焼いているのに、どうしてアーティストはコロナで休んでいいことになってるんだっけ?僕にはそれがわからないから、だったら毎朝パン屋さんがパンを焼くように音楽を作ろうって思ったんです。バンドを始めたのがちょうど東日本大震災の頃で、真っ暗な中でのスタートだったので、そもそも大変なところから始まったんだから、ちょっとやそっとじゃびくともしないな俺っていうのも改めて確認できました。――今お話を聞きながら、『HOWL』のアートワークがリアルに浮かびました。音楽を作るという不動の軸があって、まわりは絶えず動き続けているという。月は変わらず空に上りますからね。萩原朔太郎が『月に吠える』という詩集の序文で触れた〈月に吠える犬〉は孤独と寂しさを抱えていますけど、『HOWL』の狼は、月に向かって吠える“狼たち”なんです。アートワークもそうですし、サウンドもそうですけど、こんなにひとりなのに、ひとりじゃないバンドもそんなにいないだろうなって思います(笑)。――最後にツアーについてお聞きします。ジャズクラブを会場にしたストリングス編成とライブハウスでのバンド編成、そしてホールで行うフル編成と3つの方向性でアルバム『HOWL』の世界を表現するという趣向ですね。5月にKAATでやった『HOWL SESSION』の増幅版とも言えるもので、特にストリングス編成をまずは細かいニュアンスやディテールを伝えられる場所で見てもらいたかったんです。『HOWL』というアルバムはものすごくエナジーに溢れた作品ではあるのですが、ストリングスも過去最高レベルのサウンドを追求しているので、まずはそこを味わっていただいてから、バンドサウンドを体感してもらおうと。同じアルバムのツアーではあるんですけど、まったく方向性の異なる表現の仕方を地続きでやるという、ロットの奥深さはそのへんにもあるのかなと思っています。――奥深さと同時に逞しさを感じます。現実に寄り添いながら非日常を創り出せるというのが音楽の魅力だと思うので、そこをアルバムとライブの両方で表現していきたいなと思います。また新しく企んでいることもあるので楽しみにしていてください。Text:谷岡正浩Photo:山本佳代子<リリース情報>ROTH BART BARON ニューアルバム『HOWL』11月9日(水) リリースROTH BART BARON『HOWL』ジャケット●初回限定盤(CD+Blu-ray):5,170円(税込)●通常盤(CD):3,300円(税込)●LP:11月下旬発売予定【CD収録内容】1. 月に吠える feat.中村佳穂2. K A Z E3. 糸の惑星4. 赤と青5. HOWL6. O N I7. Ghost Hunt (Tunnel)8. 場所たち9. 陽炎10. MIRAI11. 髑髏と花(дети)【Blu-ray収録内容】■ROTH BART BARON TOUR 2021-2022『無限のHAKU』〜Final〜 Live at International Forum Hall C1. EDEN2. みず/うみ3. iki4. 春の嵐5. ショッピングモールの怪物6. BLUE SOULS7. あくま8. GREAT ESCAPE9. Eternal10. Helpa11. ひかりの螺旋12. 霓と虹13. HAKU14. K i n g15. U b u g o e16. NEVER FORGET17. 月光18. けもののなまえEnc.1 極彩|IGL(S)Enc.2 鳳と凰Enc.3 N e w M o r n i n g<ツアー情報>ROTH BART BARON『HOWL』Tour 2022-2023「ROTH BART BARON『HOWL』Tour 2022-2023」告知画像【第1弾スケジュール】11月11日(金) 大阪・Billboard Live OSAKA〜with Strings〜 Live at Billboard Live OSAKA1st show:OPEN17:00 / START18:002nd show:OPEN20:00 / START21.0011月13日(日) 静岡・space-K〜7人バンド編成・静岡公演〜OPEN16:15 / START17:0011月18日(金) 東京・COTTON CLUB〜with Strings〜 Live at COTTON CLUB1st show:OPEN17:00 / START18:002nd show:OPEN19:45 / START20.3011月26日(土) 石川・メロメロポッチ〜Magical Colors Night・6人バンド編成・金沢公演〜OPEN16:30 / START17:00Guest Act:noid【第2弾スケジュール】2023年2月12日(日) 愛知・名古屋 THE BOTTOM LINE〜バンド編成・名古屋公演〜OPEN17:15 / START18:002023年2月18日(土) 京都・磔磔〜バンド編成・京都公演〜OPEN17:15 / START18:002023年2月19日(日) 大阪・BIGCAT〜バンド編成・大阪公演〜OPEN17:15 / START18:002023年2月23日(木・祝) 宮城・仙台darwin〜バンド編成・仙台公演〜OPEN17:15 / START18:002023年2月26日(日) 北海道・札幌 PENNYLANE24〜バンド編成・札幌公演〜OPEN16:15 / START17:002023年3月3日(金) 福岡・BEAT STATION〜バンド編成・福岡公演〜OPEN18:15 / START19:002023年3月4日(土) 広島・広島CLUB QUATTRO〜バンド編成・広島公演〜OPEN17:15 / START18:002023年3月10日(金)東京・昭和女子大学 人見記念講堂〜ツアーファイナル・フル編成・東京公演〜OPEN17:30 / START18:30チケット一般発売中公式サイト:
2022年10月26日2023年3月から4月にかけて東京・シアタークリエで上演されるミュージカル『RENT』の全キャストが発表された。『RENT』は、プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』をベースに舞台を20世紀末のニューヨーク、イースト・ヴィレッジに置き換え、当時の若者たちの生き様や世相を鮮烈に描いた作品。シアタークリエでは2008年にエリカ・シュミットによる演出で初演の幕を開け、2012年にはオリジナル版を手がけたマイケル・グライフによる新演出版を上演。以降も再演を重ねていたが、6回目の2020年11・12月公演は新型コロナウイルス感染症の影響により11月16日以降の公演が中止に。その悔しさを晴らすべく、このたび7回目の上演に向けて動き出すこととなった。今回アナウンスされたのは、マーク・コーエン役の花村想太、平間壮一、ロジャー・デイヴィス役の古屋敬多(Lead)、甲斐翔真、ミミ・マルケス役の遥海、八木アリサ、トム・コリンズ役の加藤潤一、SUNHEE、エンジェル・デュモット・シュナール役の百名ヒロキ、RIOSKE、モーリーン・ジョンソン役の佐竹莉奈、鈴木瑛美子、ジョアンヌ・ジェファーソン役の塚本直、ベンジャミン・“ベニー”・コフィン3世役の吉田広大、そしてチャンヘ、長谷川開、小熊綸、ロビンソン春輝、吉田華奈、Zineeの総勢20名。チケットの一般発売は12月17日10時を予定している。<公演情報>ミュージカル『RENT』2023年3月8日(水)~4月2日(日) 東京・シアタークリエミュージカル『RENT』ティザービジュアル脚本・作詞・音楽:ジョナサン・ラーソン演出:マイケル・グライフ日本版リステージ:アンディ・セニョール Jr.【出演者】マーク・コーエン:花村想太、平間壮一(Wキャスト)ロジャー・デイヴィス:古屋敬多(Lead)、甲斐翔真(Wキャスト)ミミ・マルケス:遥海、八木アリサ(Wキャスト)トム・コリンズ:加藤潤一、SUNHEE(Wキャスト)エンジェル・デュモット・シュナール:百名ヒロキ、RIOSKE(Wキャスト)モーリーン・ジョンソン:佐竹莉奈、鈴木瑛美子(Wキャスト)ジョアンヌ・ジェファーソン:塚本直ベンジャミン・“ベニー”・コフィン3世:吉田広大チャンヘ、長谷川開、小熊綸、ロビンソン春輝、吉田華奈、Zinee【チケット情報】(全席指定・税込)11,800円 / エンジェルシート:5,000円一般前売開始日:12月17日(土) 10:00お問い合わせ:東宝テレザーブTEL:03-3201-7777公式サイト:
2022年10月26日1曲目「車に乗って」から、オーガニックな音像が広がっていく。音源よりも軽やかで、でもゆったりと心がほぐれるような温かみはそのまま。尾崎の歌にも人肌の温もりが宿っている。満員のフロアにも心地いい雰囲気が広がっていくのがわかる。続けて尾崎和樹の叩くタイトなビートと刻まれるギターが気持ちをホップさせてくれる「Lights」へ。生のサックスの音色がまさに光のように広がっていく。「warbearです、こんにちは」。歌い終えた尾崎が挨拶する。「warbearの好きなところは肩肘を張らずにリラックスして音楽を届けるというところ。今日もそれぞれの優しさとハートを持ち寄って、ゆったりいきましょう」という言葉で優しい拍手を受けると、一呼吸置いて歌い始めたのは「ドク」だ。さらに「メートル法」を経て尾崎がそれまでのエレキギターをアコースティックギターに持ち替えての「夏の限りを尽くしたら」。この2曲は音源では北海道出身のテクノポップバンド・LAUSUBUBの髙橋芽以が参加しているのだが、尾崎の声に岩井郁人のコーラスが重なるライブではまた一味違ったコンビネーションを聞かせてくれる。それにしても、アルバムから感じる気分がそうであったように、どの曲も柔らかく、温かく、そして明るい。ステージ上にいるメンバーの表情も穏やかだ。尾崎兄弟に岩井に岡崎真輝、つまりステージにいる面々はほぼBBHFと変わらないのだが、だからこそわかる。音楽的な面よりもむしろそうした精神的なあり方が、BBHFとはまったく違うのだ。「和樹が『ここでMCだったんじゃないの?』って言ってきて、思い出しました」とおもむろに話し始めた尾崎。「今までで一番といっていいほどパーソナルな作品になった」という『Patch』。コロナ禍になって以降バラバラになりかけた自尊心や自信を、つなぎとめるために作り始めたアルバムに込めた思いを丁寧に言葉にしながら、こうしてライブに集まったファンに向き合うことそのものが「僕にとってのパッチ(絆創膏)になるなと思う」と語る『Patch』を作ることで尾崎が取り戻したもの、感じたことが、こうしてライブの場でまた還元されていく、その滑らかで緩やかな循環。それを証明するのが、続いて披露された「バブルガム」だ。〈タネも仕掛けもないオーディエンスに手を広げ/逃げも隠れもしないいつもの場所に立つよ〉。曲が進むほど力強くなっていく演奏は、ライブの場だからこそいっそう説得力を持つ。エンジェルラダーのような美しい光の中演奏された「1991」で描かれるストラグル、そのストラグルの中にさらに潜っていくような「27」と、尾崎にとってきわめてパーソナルなプロジェクトであるwarbearの存在理由を明かすような楽曲が立て続けに鳴らされる。これらの楽曲も、『Patch』を作り上げた今だからこそ、違った響きをもって聞こえてくるように感じる。ディープな曲が続いたからか、はにかみながら「次の曲は……みんな楽しく聴きましょう」と告げて、「気球だよ」。早口のボーカルが尾崎にとっては挑戦で「ライブでやるのがドキドキだった」そうだが、この曲のおおらかさと朗らかさは、『Patch』というアルバムのシンボルのように光っていた。その後もライブは穏やかな空気を帯びて続いていく。「花びらのかたち」、そして「やりたいこと」がみずみずしい季節の匂いを描き出す。こうした楽曲にちゃんと「生活」が透けて見える感じがするのは、これらの曲たちが人間・尾崎雄貴のすぐ近くで生まれてきたことの表れだし、アルバムの制作を通して尾崎が感性を研ぎ澄ませ、再生していったことの証明だ。まさに人の呼吸によって鳴らされるサックスの音が、ここでもいいアクセントになり、すべてがひとりの人間の生きる日々の中で生まれたひと続きの物語であることを教えてくれるようだ。そしてライブはあっという間に最後の曲に。演奏されるのはアルバムのオープニングナンバーである「オフィーリア」だ。バンドの全力の演奏が、歌詞の意味を反転させ、肯定的な物語へと変えていく。『Patch』に至る物語と、その後に続く今日までの物語。すべてをつなげて美しく輝かせる、すばらしい「結末」だった。「物語」という意味では、さらに感動的だったのがアンコール。拍手に誘われて再び登場した尾崎、和樹、岩井、岡崎の4人。「とても素敵、かつ特別な日なので」とここからはお客さんによる動画撮影やSNS投稿をOKにし、改めてwarbearの位置付けを「自分が今までやってきたことの延長線上」にあると説明する。そして「リラックスしようととても頑張っています」と笑いながら「今日やるべき曲」として披露したのは「汐」。アルバムにはデモバージョンで収録されていたが、こうしてバンドになるとまた違う感触だ。そして『Patch』の中でもきわめて個人的な空気をまとっていたこの曲がこの4人で演奏されるということにも大きな意味があった。事前から伝えられていたとおり、尾崎からここで重大発表がなされる。2016年に日本武道館で活動を終了したGalileo Galileiが、その武道館からちょうど6年となる今日この日から、このメンバーで再始動を果たすというのだ。もちろん会場内は大きな拍手に包まれる。祝福ムードが広がるなか「今一番僕が嬉しいと思います」と尾崎。メンバー3人もなんともいえない笑顔を浮かべてそれを見守っている。尾崎によれば「Galileo Galileiは『冒険』」。「自分の愛するもの、音楽とは何なのか。向き合う時間があって、準備ができました。もう一度冒険したい」。そんな決意表明が力強くWWWに響く。尾崎の中での位置付けや役割の違うBBHFも今までどおり続けていくそうで、そういう意味でも以前のGGとは違う新たな「冒険」が、ここから動き出すのだろう。メンバーもその始まりにワクワクしているようで、とくに活動休止前にバンドを脱退していた岩井にとってはこうして再びGalileo Galileiになれたことがとても感慨深いのだろう。「気づいたら、脱退したはずが一緒にいた」というメンバーに「これからも一緒に生きていきましょう」と話す彼の目は喜びに満ち溢れていた。そして、その岩井のリクエストでGalileo Galilei「イマジナリーフレンズ」を披露すると、最後は新曲。同時に発表されたZeppツアー『Bee and The Whales Tour 2023』のタイトルともリンクした、4匹の「くじら」が主人公の曲で、これはきっと新生GGのテーマソングのようなものなのだろう。アコースティックな音の重なりも、尾崎の歌も弾んでいる。Galileo Galileiが終わって始まったwarbear、そして再びGalileo Galileiへ。すべてがつながって、その一番先端で一番みずみずしい喜びが鳴っている。その光景はとても美しかった。Text:小川智宏Photo:Hideyuki Seta<公演情報>『warbear solo live "re:bear"』2022年10月11日(火) 渋谷WWW【セットリスト】01. ⾞に乗って02. Lights03. ドク04. メートル法05. 夏の限りを尽くしたら06. バブルガム07. 199108. 2709. 気球だよ10. 花びらのかたち11. やりたいこと12. オフィーリアEN1. 汐(GG Version)EN2. イマジナリーフレンズEN3. 4匹のくじら<リリース情報>2ndアルバム『Patch』発売中【収録曲】01. オフィーリア02. バブルガム(Patch Version)03. ドク04. 気球だよ05. メートル法06. 陶器の心(Patch Version)07. 夏の限りを尽くしたら08. やりたいこと09. OoooZ10. 汐(demo)11. 花びらの形<ライブ情報>『Galileo Galilei "Bee and The Whales" Tour 2023』■2023年5月31日(水) ZEPP SAPPORO18:00 / 19:006月8日(木) ZEPP NAGOYA18:00 / 19:006月9日(金) ZEPP NAMBA18:00 / 19:006月21日(水) ZEPP FUKUOKA18:00 / 19:006月24日(土) ZEPP HANEDA17:00 / 18:00詳細はこちら: 関連リンク公式サイト Galilei 関連リンク公式サイト(URL)
2022年10月26日11月から12月にかけて東京・シアタートラムで行われる世田谷パブリックシアター制作の二人芝居『建築家とアッシリア皇帝』の追加公演が、12月3日19時に上演されることが決定した。『建築家とアッシリア皇帝』は、スペインの劇作家フェルナンド・アラバールの代表作で、1967年にパリで初演。自らの作品を「テアトル・パニック(恐慌の演劇)」と称し、1960年代の演劇に大きな影響を与え、55年を経た今でも色褪せない衝撃作として世界各地で上演されている。今回は8月20日から9月4日まで上演された『毛皮のヴィーナス』に続き「トラム、二人芝居」と称し、新進の演出家と魅力あふれる実力派のキャスト陣とのタッグで届けられる、二人芝居企画の第2弾となる。演出はシアタートラム初登場となる生田みゆきが担当。生田は不条理劇と評される本作を、残酷で倒錯的な世界を夢想とユーモアを織り交ぜて描き出した作品であると語っている。また絶海の孤島に現れる皇帝役は岡本健一、孤島に先住していた唯一の人物・建築家役は成河が演じる。追加公演のチケットは、10月29日10時より一般発売がスタートする。<公演情報>『建築家とアッシリア皇帝』11月21日(月)~12月11日(日) 東京・シアタートラム※11月24日(木)・28日(月)・12月5日(月) 休演作:フェルナンド・アラバール翻訳:田ノ口誠悟上演台本・演出:生田みゆき出演:岡本健一、成河■終演後ポストトーク11月25日(金) 19:00:生田みゆき、白井晃(世田谷パブリックシアター芸術監督)11月30日(水) 14:00:生田みゆき、岡本健一、成河12月8日(木) 14:00:岡本健一、成河、白井晃ほか※開催回のチケットをお持ちの方がご参加いただけます【チケット料金】全席指定:7,000円※ほか高校生以下、U24など各種割引あり※託児サービスあり※車椅子スペース取扱ありチケット購入リンク:【お問い合わせ】世田谷パブリックシアターチケットセンター:03-5432-1515関連リンク公演ぺージ::
2022年10月26日11月18日から24日に東京・日本青年館ホール、12月2日から4日にCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演される、舞台『あいつが上手で下手が僕で』シーズン2のキャラクターソングを収録したEPの発売が決定した。『あいつが上手で下手が僕で』は、2021年に日本テレビ&読売テレビでTVドラマ化、そして舞台化され人気を博した芸人青春群像劇。今作には、荒牧慶彦、和田雅成によるエクソダスの楽曲「オンリーユー!」を始め、シーズン2から参加する和田琢磨、染谷俊之によるラストワルツの楽曲「ワルツを超えて」、溝口琢矢、大平峻也によるノノクラゲの楽曲「ベクトル。」、木津つばさ、中尾暢樹によるねあんでるの楽曲「bememe+81」、そして8人全員で歌唱するリード曲「Battle Cry」の全5曲が収録される。また、シーズン1で好評だったライブパートがシーズン2でも継続されることが明らかとなった。併せて、「Battle Cry」の歌唱収録シーンやビジュアル撮影の様子を盛り込んだ告知動画が公開された。EPは本日10月26日19時よりステージオンラインストアで予約受付がスタートする。さらにシーズン2のグッズラインナップも発表となった。『あいつが上手で下手が僕で』シーズン2 EP 告知動画<リリース情報>『あいつが上手で下手が僕で』シーズン2 EP10月26日(水) 19:00~予約受付開始価格:2,700円(税込)【収録内容】1. Battle Cry-無人島☆おーるすたーず-作詞:みきちゅ / 作曲・編曲:犬太郎2. オンリーユー!-エクソダス-作詞:みきちゅ / 作曲・編曲:犬太郎Piano:和田八美3. ワルツを超えて-ラストワルツ-作詞:みきちゅ / 作曲・編曲:犬太郎4. ベクトル。-ノノクラゲ-作詞:みきちゅ / 作曲・編曲:犬太郎5. bememe+81–ねあんでる-作詞:みきちゅ / 作曲・編曲:犬太郎【封入特典内容】■コンビ別着せ替えジャケット4枚(エクソダス、ラストワルツ、ノノクラゲ、ねあんでる)■ファッションスナップブロマイド8枚(エクソダス、ラストワルツ、ノノクラゲ、ねあんでる全キャラ各1枚ずつ)<イメージ>ビジュアル撮影時のアザー素材(私服verの衣装カットより)でお一人1カットずつ使用予約リンク:<公演情報>舞台『あいつが上手で下手が僕で』シーズン2東京公演:11月18日(金)~24日(木) 日本青年館ホール大阪公演:12月2日(金) ~4日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール【出演者】<エクソダス>時浦可偉(トキウラカイ):荒牧慶彦、島世紀(シマセイキ):和田雅成<ラストワルツ>岬一碧(ミサキイッセイ):和田琢磨、高砂真夜(タカサゴマヨ):染谷俊之<ノノクラゲ>東雲嵩紀(シノノメカサノリ):溝口琢矢、狭間くらげ(ハザマクラゲ):大平峻也<ねあんでる>千波未明:(センバミハル):木津つばさ、黒旗晩(クロハタバン):中尾暢樹番組MC田尾:髙木俊ディレクター坂本:吉田ウーロン太【スタッフ】総合演出:橋本和明(日本テレビ)脚本:大歳倫弘(ヨーロッパ企画)演出:川尻恵太(SUGARBOY)【チケット情報】全席指定:10,800円(税込)購入リンク:関連リンク公式サイト::
2022年10月26日ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが新しく創設したDCスタジオのトップに、映画監督のジェームズ・ガンとプロデューサーのピーター・サフランが就任した。昨年『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を送り出したコンビだ。これまでワーナーでDC映画のトップを務めてきたウォルター・ハマダに代わり、マーベルにおけるケビン・ファイギのように、ひとつのビジョンのもと、長い目で戦略を作り上げていくことが期待されている。ガンはマーベルでも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを監督してきたが、来年春公開の3作目を最後に、これからはDCのみにかかわる。ワーナー・ブラザースとディスカバリーの合併でトップに就任したデビッド・ザスラフは、DC映画の戦略へのテコ入れを宣言し、撮影を終えた『Batgirl』をお蔵入りさせるなどして騒がせた。この大きな人事発表で本気であることを示した形。今後の作品展開が注目される。文=猿渡由紀
2022年10月26日山田貴敏の同名コミックを原作に、2003年と2006年に放送された人気ドラマを初めて映画化した『Dr.コトー診療所』の製作報告会見が10月26日、都内で行われ、主演を務める吉岡秀隆をはじめ、共演する柴咲コウ、大塚寧々、髙橋海人(King & Prince)、生田絵梨花、泉谷しげる、筧利夫、小林薫、中江功監督が出席した。吉岡がコトーこと主人公の医師・五島健助を演じるのは、実に16年ぶり。その間、「続編という考えはなかった」といい、「中江監督に会うたびに『今、コトーはどうしているんだろうね』と焚きつけられたが、もう一度戻れるのだろうかと自問自答した。もう52歳ですし、本当に頭も真っ白になってしまって(笑)、ずいぶん時間経った」と心境を明かした。いざ、現場入りし、当時からの出演者とスタッフと再会すると「同じ汗と涙を流した、勝手知ったる皆さんのおかげで、コトー先生に戻してもらった。作品は色あせていないんだとつくづく思った」と安どの表情を浮かべる場面も。「僕自身にとっては、大事な役であり、大事な作品であります」とシリーズに対する誇りを再確認していた。長年にわたり、吉岡にシリーズ復帰のラブコールを送ってきた中江監督は、「これが集大成で、完結編。最初で最後の映画化で、連ドラも一切ありません」ときっぱり。「こんなこと言っていいのかな?(笑)」と同席するキャスト陣や、会場にいる関係者の顔色をうかがっていた。劇場版でコトーと結婚し、“五島”彩佳として出産を控える役どころの柴咲は「ただのフィクションではなく、不思議と島の人たちが、そこに根付いているんだろうなと思っていた」と離れた時間も、心は舞台となる絶海の孤島にあった様子。それだけに「彩佳さんもずっとそこに暮らしていることが、簡単に想起でき、すっと自分の魂が入っていく感覚だった」と振り返った。一方、髙橋は新キャストとして、新米医師の織田判斗に扮し「求められる水準も高く、皆さんにしがみついていたが、自分の至らなさに打ちのめされる繰り返しだった」と現場の過酷さを告白。とあるシーンでは泉谷、筧らベテラン勢に囲まれ、20から30テイクを重ねたそうで「生きた心地がしなかった」というが、「僕の中の限界突破。120パーセント頑張ったので、作品を彩れたらいいなと思う」と初の医師役に確かな手応えを示していた。取材・文・写真=内田涼『Dr.コトー診療所』12月16日全国東宝系で公開予定。
2022年10月26日ミュージカルとアニメがリンクする「FLAGLIA project」(フラグリア プロジェクト)の始動が発表された。本プロジェクトでは、現代を舞台としたオリジナルアニメ『FLAGLIA』と、ストーリーはリンクしながら異なる時代を描くミュージカル『「FLAGLIA THE MUSICAL」~ゆきてかえりし物語~』の2作品が制作される。ミュージカル版は2023年2月3日から9日に東京・日本青年館ホールで上演される予定で、CHEMISTRYの堂珍嘉邦、SUPERNOVA(超新星)のリーダー・ユナク、俳優の瀬戸利樹がトリプル主演を務める。そのほか坂口湧久、大久保祥太郎、そしてベテランミュージカル俳優の坂元健児、友石竜也に加え、ユナクがプロデュースし、グループの命名もした日韓合同グローバルグループ「NIK(ニック)」のメンバーであるHINATA、ヒョンス、テフン、TAICHI、パクハ、コゴン、RYUTA、RYO、ユンソルも出演する。演出は『僕のヒーローアカデミア』『ソーホー・シンダーズ』『裸足で散歩』などで活躍の場を広げる元吉庸泰が担当する。またアニメ版は『ピアノの森』『ハナビちゃんは遅れがち』『キャップ革命 ボトルマンDX』を担当したスタジオガイナが製作を担当。監督は『劇場版ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君』『レンタルマギカ』『鋼殻のレギオス』『ツキウタ。THE ANIMATION』『組長娘と世話係』「キャップ革命 ボトルマンDX』の川崎逸朗、キャラクター原案は主に書籍、広告、MVイラストなどで活動するイラストレーター・ジワタネホ、そしてキャラクターデザインは、『映画 さよなら私のクラマー First Touch』や、『手品先輩』『真夜中のオカルト公務員』などで知られる伊藤依織子がそれぞれ務める。さらに、声優キャストとして堂珍嘉邦、ユナクの参加が発表された。<公演情報>「FLAGLIA THE MUSICAL」~ゆきてかえりし物語~2023年2月3日(火)~9日(木) 東京・日本青年館ホール原作・脚本:高殿円演出・上演台本:元吉庸泰出演:堂珍嘉邦/ユナク/瀬戸利樹NIK(HINATAヒョンステフンTAICHIパクハコゴンRYUTARYOユンソル)坂口湧久/大久保祥太郎/友石竜也/坂元健児【チケット料金】S席:12,000円(税込)A席:9,800円(税込)※詳細は近日発表【お問い合わせ】サンライズプロモーション東京TEL:0570-00-3337(平日12:00~15:00)<番組情報>アニメ『FLAGLIA』放送開始日は後日発表アニメ『FLAGLIA』ビジュアル原作・脚本:高殿円製作:スタジオガイナ監督:川崎逸朗キャラクター原案:ジワタネホキャラクターデザイン:伊藤依織子声優:堂珍嘉邦ユナクほか「FLAGLIA project」Twitter:
2022年10月26日ラッパー森、トラックメイカー・プロデューサーのチョモからなる二人組ユニット・どんぐりずが、2曲入りシングル『Lucky Police Day』を11月18日に配信リリースすることが決定した。今作は、これまでの作品同様にミックス・マスタリングをチョモ、アートワークを森が担当し、完全セルフプロデュースで制作されている。また、本日10月26日20時から放送されるどんぐりずのレギュラーラジオ番組『どんぐりbomb』で、新曲「Lucky Police Day」が初オンエアされることも決定。同番組はアプリやブラウザからも無料で試聴することができる。<番組情報>FM桐生(77.7MHz)『どんぐりbomb』10月26日(水) 20:00~20:59※再放送:10月29日(土) 11:00~無料アプリ・ブラウザはこちら<リリース情報>どんぐりず ニューシングル『Lucky Police Day』11月18日(金) 配信リリースどんぐりず『Lucky Police Day』ジャケット【収録曲】1. Lucky Police Day2. Don’t judge meどんぐりず EP『4EP3』Now On Sale【収録曲】1. I’m Fine2. Funky Grandma3. Oto mafia4. Bomboclap5. こんなかんじどんぐりず「Bomboclap」MVどんぐりず「こんなかんじ」MV<ツアー情報>どんぐりず『DONGURIZU AUTUMN TOUR 2022』11月19日(土) 東京・渋谷WWW XOPEN17:00 / START18:00※チケットソールドアウトお問い合わせ:クリエイティブマンプロダクションTEL:03-3499-6669(月・水・木 12:00~16:00)11月23日(水・祝) 大阪・味園ユニバースOPEN17:00 / START18:00お問い合わせ:YUMEBANCHI(大阪)TEL:06-6341-3525(平日12:00~17:00)詳細はこちら:<ライブ情報>EN FESTIVAL 202210月29日(土) 栃木・那須ハイランドパークボロフェスタ11月6日(日) 京都・KBSホール波の上フェスティバル202211月13日(日) 沖縄・波の上うみそら公演特設会場山人音楽祭202212月3日(土) 群馬・高崎芸術劇場 大劇場/スタジオシアター関連リンクオフィシャルサイト
2022年10月26日