気になる塩分を計測してくれる塩分計。毎日の食事の栄養管理や妊娠中などで塩分の管理が必要なときに便利です。塩分控えめの料理を作っても実際にどれくらいの塩分が含まれ...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
プロフィール詳細へ>>気になる塩分を計測してくれる塩分計。毎日の食事の栄養管理や妊娠中などで塩分の管理が必要なときに便利です。
塩分控えめの料理を作っても実際にどれくらいの塩分が含まれているかは測ってみないとわかりません。
塩分計があれば味噌汁やスープの塩分を数秒で測ることができて濃さの目安もわかるので、1本あると食事の栄養管理がとても楽になりますよ。
今回はそんな塩分計のおすすめを8つ厳選しました。表示方法や測定サンプル別にチェックしてみてくださいね。
ママアイテム編集部
塩分計のおすすめな選び方は全部で3つ。見やすさや測りやすさなどの目的と併せてチェックしましょう。
塩分計は基本的に液体を測ることがメインですが、商品によっては固形物を計測できるものがあります。各メーカーから販売されているのでチェックしてみてください。
基本的に塩分が気になるものはスープや手作りソースなどですが、ハンバーグや炒め物などの固形物の塩分を調べたい場合は固形物も測れるものを購入することが必要です。
次は表示方法です。デジタル表示ではっきりと数字が表示される塩分系なら見やすくてわかりやすいですし、測定開始から終了までがあっという間。商品によって表示方法や内容が変わるので比べてみてください。
デジタル表示のほかに塩分の濃さをLEDランプで表示する商品もあります。数字は%表示が多いですが、数字だけ見ても濃いのか薄いのかちょうどよいのかがよくわからないという人には、濃さの段階をLEDランプで表してくれる塩分計をおすすめします。
薄い、ふつう、濃いのレベルが一目でわかる見やすい塩分計です。こちらも後ほど紹介していきますね。
塩分計のおすすめメーカーの紹介です。計測が繊細な塩分計を製造するおすすめメーカーは3つ。聞いたことのあるメーカーもあるのではないでしょうか?
知る人ぞ知る「TANITA」は体重計や温度計、体温計などを製造するメーカーです。商品をただ開発するだけでなくタニタ食堂の書籍化や実際の料理を提供しながら健康管理の大切さも教えています。知名度と信頼性の高さが自慢です。
昭和15年に創業した「ATAGO」は屈折計を中心に販売し現在は食品関係、石油化学や金属加工の面でも使用されています。その品質の良さと信頼性から世界で154か国もの国から高く評価されています。
平成9年に設立されたメーカー。まだ新しいですが勢いを伸ばしながら東京と大阪に事業所を展開しています。塩分計をはじめ家庭用タイマーや温度計、湿度計や体重計、血圧計などのありとあらゆる「測る」商品を数多く販売するメーカーです。
おすすめの塩分計のなかでも自分に合ったものを選ぶために、商品ごとに比較するポイントを設定しました。
比較内容は表示方法、測定範囲温度、防水性能、測定時間の4つです。塩分計にもそれぞれの特徴がありますから比べながら選んでくださいね。
まずは、数ある商品のなかでも今一番おすすめする塩分計を紹介します。
スリムでコンパクトな軽量タイプ、使いやすくてお手入れもかんたんなTANITAの商品。毎日使うために手軽な操作で計測できるところがポイントな商品はこちらです。
一番おすすめしたい塩分計はこちらのTANITAの商品です。形はスティック型で本体中央にデジタル表示板が付いた体温計のようなデザイン。大きさは幅171×高さ25×奥行25mm、本体重量は67gと軽量かつコンパクトで、キッチンに置いても邪魔になりません。スリムなうえに専用の収納スタンド付きなのでどこにでも収納できます。
使い方はとてもかんたん。センサーを水洗いしたら柔らかい布で拭き、塩分を測りたい液体にセンサー部分(シリコーンゴムの下くらいまで)を入れるだけ。センサーが感知すると軽い振動とともに電源が入り測定を開始する仕組みなので、電源を事前に入れなくてもサッと取り出してすぐに使えます。
測定が完了すると再び振動が起こり表示板に濃度が数字で表示されます。使用後は先端部分を軽く洗い流し、綺麗な布で拭いたら完了です。使用後30秒で自動的に電源も切れるため後片付けもとてもかんたん。計測から片付けまで手軽なので毎食ごとに使用してもよいですね。
しかもこの塩分計は電池寿命が2年と長いところもおすすめポイント。1日に30回使用した場合に、2年もつ計算なので実際にはもっと長く使えますよ。軽くてスリム、手軽で長持ちなTANITAの塩分計「SO-304」が今回一番のおすすめ商品です。
ATAGOの塩分計は固形物まで測ることができ、さらに丸洗い可能です。塩分計は毎日の料理で使いますし食品に直接触れるものなので、丸洗いができればお手入れがとても楽ですよね。
固形物を乗せて計測するもの、本体から伸びた電極棒をサンプルに刺して使うもの、測定範囲が広く干物などの塩分の濃いものを測ることができる商品の3つです。
かんたんお手入れで固形物を計測できるATAGOのおすすめ塩分計3つをチェックしていきましょう。
スタイリッシュなデザインが印象的なこちらは、縦10.9×横5.5×高さ3.1cmと手のひらに収まり使いやすいサイズ。使い方は塩分を測りたいものを本体上部のサンプルステージ(センサー部分)に乗せます。青いスタートボタンを押せば、たったの3秒で測定結果が出るというとてもかんたんな3ステップで完了です。
表示はデジタル表示で温度が右上に、塩分が中央に大きく表示され、測定状況が一目でわかるようにランプの色別でエラーや測定終了が表示されます。塩分計を初めて使う人や年配の人でもわかりやすいところに配慮を感じますね。
しかもこの商品、本体ごと丸洗いが可能なのです。本体を濡らさないように洗うよりもかんたんで衛生的、厨房などの忙しい場面でも気をつかわずサッと洗えます。
本体のモニターにデジタル表示され、電池残量と塩分が%表示されるシンプルな塩分計です。バックライトも付いているため見やすくなっています。測定時間もたったの3秒。もちろん丸洗い可能で食品を垂らすカップ部分の衛生を保てるので安心ですよ。
これだけの機能が備わっているのに電池1本の使用でOK。毎回サンプルを採取する手間が省けて管理もかんたんな塩分計です。
次のおすすめ塩分計は数字がはっきり表示されてわかりやすい、デジタル表示の塩分計です。デジタル表示は塩分の濃度が一目でわかりますが、そのなかでもとくに数字が見やすくわかりやすい表示のものを厳選しました。
測定しても数字が小さいと見えにくくて不便ですが、見やすくわかりやすい表示の塩分計ならストレスフリーですね。
どれも丸洗い可能でお手入れもかんたん、電源を押したらすぐに結果が出る超スピード計測。数字が見やすいデジタル表示の塩分計3選です。
こちらは計測時間がなんと1秒という素早さ。表示はデジタルで0.3~1.5%を0.1%単位で細かく計測してくれるほか、塩分の濃さの目安が棒グラフで表示されます。
表示版上部には塩分濃度が、下部には塩分の濃度をレベルごとに6段階に分けてグラフで表すほか、グラフの隣には濃さの目安も表示。0.3%未満は「うすい」、その他は「ふつう」、.5%以上は「こい」とわかりやすく教えてくれる親切な塩分計です。これなら濃さの目安が誰でもわかるので塩分管理もかんたんですね。
サイズは縦2.2×横18.8×高さ1.4cmと手のひらに収まるスティックタイプ。商品上部にはフック付きなので掛けて収納できます。使い方は電源ボタンを押して測りたいサンプルに入れ、そのまま再度電源ボタンを押すだけ。計測後は1分経つと自動的に電源が切れる仕組みです。
こちらもdretecの塩分計です。サイズは縦18×横3.4×奥行1.6cmのスティックタイプで本体上部に付いたフックで壁に掛けることが可能。センサーのスティック部分が長いのが特徴で、全長の半分くらいを占めています。
この商品のおすすめポイントは表示される数字がとても大きくて見やすいところです。本体上部に電源、その下に表示板があり画面いっぱいに大きな数字が表示されるシンプルさが魅力。測定から計測まではわずか1秒とスピード計測が可能です。
画面いっぱいに表示される数字は余計な表示がなくとても見やすく操作もシンプルで、年配の人でも使いやすく見やすい商品。丸洗いも可能で、お手入れのしやすさも考慮されているおすすめの塩分計です。
上で紹介したPAL-sioと同様に、測定したいサンプルを本体の測定部に乗せて使用するタイプの商品です。サイズは横5.5×奥行3.1×高さ10.9cmとコンパクト。カラーはホワイトをベースにスイッチやロゴなどを黒で表示しています。
表示板には電池残量と温度が上部に小さく表示され、その下に大きく塩分の濃度が%表示される仕様。防水対応で丸洗いOK、測定時間も約3秒とスピード計測が可能です。
この商品のおすすめポイントは、使用しているうちに生じた測定数値のズレを、3年に2回メーカーで校正してくれるところ。塩分計は計測範囲が繊細なので、このサービスがあるといつでも正確な塩分を知ることができますね。
最後はLEDランプで表示される塩分計の紹介です。
塩分計は数値を%で表示されるものが多いですが、LEDランプで塩分濃度を表示してくれるものも存在します。この商品のメリットは塩分の%表示ではなく、濃さのレベルを知らせてくれる点です。
数字で%表示されていても、どこからが薄くてどこからが濃いのかわからないという人は多いでしょう。そんな人のために作られたのがランプ表示の塩分計です。濃さのレベルに合わせてランプが光るので一目でレベルが把握できます。
今回はLEDランプ表示の商品を2つ厳選しました。
TANITAのしおみくんSO-313はLEDランプで塩分の濃度を教えてくれます。サイズは幅20.4×高さ1.9×奥行3.4cmのスティックタイプで、オフホワイトを基調にした本体にグレーのスイッチと表示部、ランプ点灯部分には濃度の区分ごとに薄い方から黄色、緑、赤と3つに分けられています。
この塩分計はうす味の0.4~0.7%、ふつう味の0.8~1.1%、から味の1.2~1.4%の3つの区分にわかれていて、区分のなかでも濃度を2つずつの段階に分けて計6段階で塩分濃度が表示される仕組みです。
詳しい数値を表示するのではなくランプで濃度を表示してくれるため、数字から濃度を計算することなく見ただけで濃いか薄いかが判断できるようになっています。子どもや高齢者でもわかりやすい表示方法の塩分計ですよ。
最後のおすすめ商品はdretecの塩分計です。サイズは横18×高さ1.4×横2.2cmのスティックタイプで、白を基調とした本体上部に電源ボタンがついています。水色でdretecのロゴが入り、その下には塩分濃度の段階が薄(水色)、中(黄緑)、濃(赤)でカラー分けされたデザインです。
この塩分計は濃度を3区分の7段階で表示されるため、より詳しい計測が可能となっています。ランプが光る数値は「薄」が0.3と0.5、「中」が0.7と0.9、「濃」が1.1と1.3と1.5%です。一番気になる濃い段階の計測をより詳細に表示してくれるところに配慮を感じますね。
計測方法は電源ボタンを押したまま、測定したいものに入れて5秒待つだけ。水洗いも可能でわかりやすい表示が魅力の塩分計です。
塩分計を購入時に気になる疑問や質問を集めました。
塩分として書かれているものなら見たままの数字が塩分濃度ですが、ナトリウムとしか書いていないものの場合には以下の計算方法で割り出します。
◆ナトリウム(g)×2.54=塩分(g)
ナトリウムがmgで表示されている場合は単位を変えなければいけないので下記の計算方法で単位を変えます。
◆ナトリウム(mg)×2.54÷1000=塩分(g)
大体の塩分計は%表示なので、%からg表示に変える計算が必要です。下記を参考にしてください。
◆対象の重量(g)×塩分濃度(%)÷100=塩分(g)
(例:味噌汁140g、塩分濃度1.2%の場合→140×1.2÷100=1.68g)
とてもかんたんです。体温計に似たスティックタイプや小型のものがほとんど。センサー部分を計測サンプルに刺すだけ、もしくは乗せるだけで誰でも計測が可能ですよ。塩分を気にしているのであればぜひ使ってください。
主な原理として、電気伝導式とモール法があります。
電気伝導式とは、サンプルに含まれる電解質の量を検出して食塩濃度に換算する方法、モール法とはサンプルに含まれる塩素の量を検出して食塩濃度に換算しています。
塩分計といっても表示方法やデザインはさまざま。数字式のデジタル表示は見やすくて大きな表示が嬉しいですし、ランプ表示は子どもでも判別できる見やすさに優しさを感じます。どれもスリム&コンパクトサイズで使いやすく、収納やお手入れのしやすさも考慮されています。
まずはおすすめの選び方を参考に自分に合った塩分計はどのタイプのものなのかを把握しましょう。固形物を測りたい場合は専用のものが必要ですし、表示方法はどちらが自分に合っているか、誰が使うかも考えて選ぶことが大切ですよ。
9つの塩分計はどれも個性がありタイプも表示方法も違います。自分が「コレだ!」と思った塩分計で、毎日継続して健康管理をしましょう。