編集/ライター
山口彩
インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。子育てと旅を中心に編集・執筆中。旅メディア「TABIZINE」編集長。記事を通じて世の中を楽しむ視点や、心が自由になるひとときを伝えられたら、と思っている。マイペースな子ども2人と一緒に0歳から人生やり直し中。いつか家族で宇宙旅行に行きたい。
・TABIZINEウェブサイト
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多くのママたちに選ばれ続ける「エルゴベビー」の抱っこ紐。人気の秘密は、どこにあるのでしょうか? 抱っこ紐の定番、エルゴについて、マタニティ情報サイト「
ニンプス」編集長のロコさんにお聞きしてみました!
抱っこ紐「エルゴ」のメリットとは?
「
抱っこ紐どうやって選ぶ? ママたちが抱っこ紐に求める5つのこと」で紹介した5つのニーズをすべて備えているエルゴ。それはそのままエルゴのメリットと言えます。
・新生児から3歳頃までエルゴ1つでOK(商品によっては付属品が必要)
・パパも使えるデザイン&カラー
・肩と腰が楽
・おんぶもできる
・ファッションに合わせやすい
さらに、「
みんなが使っている」という安心感があるので失敗したくない人には特に決め手となるようです。「
小物を入れられるポケットがある」こともメリットとして多数声があがっていました。
抱っこ紐「エルゴ」のデメリットとは?
・小柄だと体に合わない人もいる
・アウターを着るといかついシルエットになる
・小さくたたむことはできない
・間違った装着をしている人が多い
・偽物が出回っている
エルゴは海外製のため、小柄なママだと肩が落ちてきて何度もかけなおさないといけないこともあります。150cm前後くらいで、肩幅が狭い人、なで肩の人は要注意です。
また、パッド入り肩ストラップは肩あたりはやわらかいのですが、ボリュームがある分アウターを着ると肩パッドが入っているみたいなシルエットになる人も。秋冬限定のお悩みですが、そこが気になってしまうママもいるようです。
夏限定の悩みとしては、メッシュではないタイプを選ぶと暑いという声が多く見られました。
さらに、ゆるめに装着している人、赤ちゃんの位置が下すぎる人など、間違った装着をよく見かけることもデメリットと言ってよいかもしれません。
ママの体への負担が大きくなり、転落事故の原因にもなるので、使う前に一度、正しい装着の仕方を見直してくださいね。
エルゴは爆発的な人気のため、偽物も出回っています。購入の際はご注意を!
人気の種類や色柄のバリエーションは?
圧倒的によく見かけるのが、オリジナルのギャラクシーグレー。グレーの星模様のタイプです。パパも兼用しやすいシンプルなデザイン、夏でも爽やかな、色味が濃すぎないカラーなどが人気の理由でしょう。
定番で価格が安い、というのもあるかもしれませんね。ちなみに、ブラックは長く使用すると色褪せが気になるという声がありました。
オリジナルの次に人気なのは、付属品なしで新生児から使えるアダプトシリーズ。中でもクールエアタイプはメッシュなので夏の快適度がアップします。
一方、人とかぶらないのがよいという人は、限定コラボものをねらうのもよいかもしれません。
間違った装着が招くトラブル
デメリットのところでもふれた、間違って装着している人が多いという事実。「もっと上の位置で抱っこした方がママも赤ちゃんも楽なのに・・・」と思う人を街中でもよく見かけます。
正しい装着の仕方を知らないまま使っているのか、パパとの兼用で調節がめんどうになりそのままゆるめに使っているのか、はたまたパンツの腰履きのようにファッションでそうしているのかは不明ですが、転落事故の危険を招きます。
赤ちゃんの転落事故は数年前から問題となっていて、エルゴも日本限定でベビーウエストベルト付に。それにより、SGマーク認証製品にもなりました。
今年3月には、世界初となるエルゴベビーストアが
二子玉川ライズ S.C.にオープン。エルゴの抱っこ紐の正しい付け方を認定アドバイザーがサポートしてくれます。正しく装着できるか不安な人は、一度認定アドバイザーに教えてもらうとよいかもしれませんね。
■今回お話をお聞きしたのは…
マタニティ情報サイト「ニンプス」 編集長 ロコさん
育休明けの2013年より、ニンプス編集長に就任。小学生男児と保育園女児の母。日々のコンテンツづくりでマタニティ&ベビーアイテムをたくさんチェックしています。妊娠線ケアコスメは自らのお腹で100個近く試しました。妊娠中や赤ちゃんとの暮らしに不安を減らし、よりハッピーに過ごしていただくコンテンツづくりをしています。
最上部画像:(c) shirohige - Adobe Stock
決め手はパパが使ってもいい色で、ポケットに帽子がしまえることでした。ひとりでも抱っこしやすく、泣いてる子どもをなだめながら装着できます。残念なのは、かさばること。
(40代・3歳児、6歳児のママ)