編集/ライター
山口彩
インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。子育てと旅を中心に編集・執筆中。旅メディア「TABIZINE」編集長。記事を通じて世の中を楽しむ視点や、心が自由になるひとときを伝えられたら、と思っている。マイペースな子ども2人と一緒に0歳から人生やり直し中。いつか家族で宇宙旅行に行きたい。
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お昼間の赤ちゃんの居場所、さらに“寝かしつけ”や“あやしサポート”としても人気の高いハイローチェアとバウンサー。
どちらも買うのは予算やスペース的に難しいけれど、どちらか1つ選ぶとしたらどっちがいいの? と悩んでいるママは多いことでしょう。
今回は、ハイローチェアとバウンサー、どちらを選ぶべきかについて、マタニティ情報サイト「
ニンプス」編集長のロコさんにお聞きしてみました!
ハイローチェアVSバウンサー!どっちが便利?
おそらくこの2つのアイテムの一番のニーズは、「ママがちょっと手を離しているときにお利口にしてくれる安全な場所」だと思います。見た目(デザイン)、予算、置き場所(大きさ)にこだわらないのなら、ハイローチェアの方がママは楽だと言えるでしょう。
その上で、住環境やライフスタイルから、具体的にどちらが自分にとって便利か見極めたいですね。
なによりも「居場所」以外の部分でどんな目的があるのか、どんなシチュエーションで使いたいと思っているのか、そこがポイントとなってくるでしょう。
赤ちゃんとの相性もあるので、出産後に購入する場合は、お店や先輩ママの家などで試してみるとよいかもしれません。
寝かしつけが目的なら電動ハイローチェアがおすすめ
今、電動ハイローチェアの人気はうなぎのぼりです。その理由は、赤ちゃんがすぐ眠ってくれるから。「1時間抱っこしていても寝てくれない!」とへとへとになることを考えると、ハイローチェアに寝かせるだけで数分で寝てくれるとあれば、ママたちが欲しくなるのも納得。
コンビのネムリラは、
▼コンビおすすめ電動ハイローチェア
アップリカのユラリズムは、
▼アップリカおすすめ電動ハイローチェア
中には、「赤ちゃんがすぐ寝てしまうので暇」という声もあるそう。その時間を利用して家事をがんばったり、趣味にいそしんだり、資格取得の勉強をするママもいますが、赤ちゃんが寝ている間にやりたいことについても、購入前に一度考えてみてもいいかもしれませんね。
お昼寝スペースとして使いたいなら・・・
単に昼間寝かせておく場所としてのニーズであれば、電動にこだわらなくても、手動ハイローチェアや深くリクライニングできるバウンサーでもOK。ホロつきのものだと、お昼寝に適度な暗さがつくれてよいでしょう。
▼カトージ「ベビーバウンサー ニューヨーク・ベビー」
お風呂タイムの待機場所として使いたいなら・・・
ワンフロアで段差がない場合は脱衣所までキャスターで簡単に移動できるハイローチェアが便利。
問題なのは、1階がお風呂、2階がリビング、など移動に段差がともなう場合です。ハイローチェアの場合、ラックだけ取り外して運ぶことになりますが、毎日のことだと面倒に感じる人もいるかも。
本体が軽いタイプのバウンサーを選ぶ方が楽、と思うママもいるでしょう。
長く使いたいなら・・・
一般的にハイローチェアの対象年齢は4歳頃まで、バウンサーは2〜3歳頃までのものがほとんどです。しかしながら、実際はそれよりもずっと早く使わなくなってしまう家庭が多いよう。歩き始めるとぐっと使用頻度が減り、食事のときしか使わない場合もあります。
次の「食事椅子として使いたいなら・・・」で紹介するロングユースのバウンサーを参考にしてみてくださいね。
食事椅子として使いたいなら・・・
一人食べができるようになってからも食事椅子として使いたい場合は、ハイローチェアか、食事用テーブルが取り付けられるバウンサー、ハイチェアとしても使えるバウンサーなどが便利。
ただし、一人食べのはじめ頃は食べこぼしが多いので、ハイローチェアやバウンサーのシートを洗濯するのが面倒になるママが多数。結局汚れをさっと拭ける木製のチェアに買い換えたという声をよく聞きます。
そう考えると、ハイチェアに変形するタイプや、ハイチェアに取り付けられるタイプのバウンサーは、長い目で見て正解! と思えるかもしれません。
▼ハイチェアに取り付けられる ストッケ「ステップス バウンサー」
▼ハイチェアに変形、大人まで使える ファルスカ「スクロールチェア」
遊び重視ならバウンサー
ママの代わりに寝かしつけをしてくれるのがハイローチェアなら、バウンサーは代わりに抱っこしてくれる人、遊んでくれる人というイメージでしょうか。
特に、昼間はなるべく寝ないで夜たくさん寝てほしい・・・と思っているママにとっては、遊びアイテムとしての要素が強いバウンサーは心強い味方かもしれません。
兄弟やペットから守りたいならハイローチェア
上のお子さんやペットがいる場合、悪気なく赤ちゃんにいたずらをしてしまう危険性もあります。ハイローチェアなら高さがあるので、赤ちゃんを守ってくれます。ホコリやダニ対策にもなるでしょう。
持ち運びたいなら折りたためるバウンサー
帰省や旅行などの際、実家やホテルに持ち込みたいなら、軽くて折りたためるバウンサーが断然楽チン。ベビービョルンなど、持ち運び用のバッグがアクセサリーとして購入できるものもあります。
▼ベビービョルンおすすめバウンサー
いかがでしたでしょうか。絞りきれずどちらも購入した! というママも。ハイローチェアは祖父母から、バウンサーは友人連名で、とお祝いでいただくケースも多いので、実質的な出費にならなければ両方、という選択肢もありなのかもしれませんね。