特別展「驚異と怪異―想像界の生きものたち」が、大阪・国立民族学博物館にて開催される。期間は2019年8月29日(木)から11月26日(火)まで。世界の霊獣・幻獣・怪獣が集結特別展「驚異と怪異―想像界の生きものたち」は、世界の霊獣・幻獣・怪獣を、絵画、書籍、民族資料など約630点の資料と共に紹介する展覧会。ヨーロッパや中東では、犬頭人、一角獣といった不可思議ではあるが実在するかもしれない“驚異”が、自然誌の知識の一部として伝えられてきた。また、東アジアでは、奇怪な現象や異様な物体を説明しようとする心の動きが“怪異”を生み出した。この展覧会では、そんな常識や慣習から逸脱した「異」なるものをめぐる人間の心理と想像力の働き、言説と視覚表象物の関係を解明するとともに、人間の想像力と環境の相関関係を探っていく。人魚、龍、天狗などを紹介展示構成は第一部と第二部からなる。第一部「想像界の生物相」は、国立民族学博物館の民族資料を中心とした展示品から、“想像界の生物多様性”を垣間見ることができる内容。人魚、龍、河童、天使、天狗、獅子、狼男といった想像界の生物たちを、「水」「天」「地」の3つのカテゴリーに分類して解説する。現代アーティストによる作品も第二部「想像界の変相」は、「聞く」「見る」「知る」「創る」といった4つのカテゴリーで“驚異と怪異”の文化史を辿る。注目は現代のクリエイターたちが「創る」、空想上の妖怪やモンスターにまつわる作品。ヤン・シュヴァンクマイエル、江本創などによるアートや、五十嵐大介のマンガ、ゲーム「ファイナル・ファンタジーXV」の映像などが展示される。【詳細】特別展「驚異と怪異―想像界の生きものたち」会期:2019年8月29日(木)~11月26日(火)※期間中一部展示替えを行う。会場:国立民族学博物館 特別展示館住所:大阪府吹田市千里万博公園10-1TEL:06-6876-2151(代表)開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:水曜日観覧料:一般 880円(600円)、大学生450円(250円)、高校生以下 無料※本館展示も観覧可能。※()内は、20名以上の団体、大学等(短大・大学・大学院・専修学校の専門課程)の授業での利用、リピーター、満65歳以上の料金。
2019年08月02日アート集団・チームラボによるデジタルアートの展覧会「チームラボ かみさまがすまう森 - earth music&ecology」が、佐賀県武雄市の御船山楽園で開催。会期は2019年7月12日(金)から12月8日(日)まで。遺跡と廃墟が点在する御船山楽園を舞台にチームラボが毎年開催する「チームラボ かみさまがすまう森 - earth music&ecology」が2019年も開催。昨年まで夜間のみだった開催時間を昼間からに拡大し、50万平米にも及ぶ敷地に新作含む22の作品群を展示する。廃墟の湯屋にあるメガリス昼から夜にかけて見られる作品の中でも注目が『廃墟の湯屋にあるメガリス / Megaliths in the Bath House Ruins 』。廃墟と化した湯屋の中には、立方体のオブジェが群立。オブジェの表面にはコンピュータプログラムによるグラフィックがリアルタイムで描き続けられ、その場にいる人々を感知しながら瞬間ごとに異なる表情を呈する。森の中の、呼応するランプの森とスパイラル - ワンストローク、夏の森『森の中の、呼応するランプの森とスパイラル - ワンストローク、夏の森 / Forest and Spiral of Resonating Lamps in the Forest - One Stroke, Summer Forest』も、昼夜問わず鑑賞できる展示作品の一つ。鏡張りの部屋の中に無数に吊るされたランプが、人々の存在に合わせて色を変え、幻想的な空間を作り上げる。小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング夜のみの展示となる『小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング / Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and Boats - Mifuneyama Rakuen Pond』は、水面に美しく泳ぐ鯉、それに呼応する光の線を描く。水面はまるでキャンバスのように、自由に泳ぐ鯉たちの辿った線によって彩られていく。かみさまの御前なる岩に憑依する滝夜の展示では、自然の岩を使ったデジタルアートが複数登場する。『かみさまの御前なる岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Sacred Rock』は、空から岩に白糸の滝が降りてくるような、非現実的で神秘的な光景を再現した。【詳細】チームラボ かみさまがすまう森 - earth music&ecology開催期間:2019年7月12日(金)~12月8日(日)開催時間:11:30~22:30(最終入場22:00)、昼の部 11:30~17:00会場:御船山楽園住所:佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100※11月5日(火)から7日(木)は休み。※11月8日(金)から12月8日(日)までの期間は、昼の部のみの展示。<チケット情報>・通常チケット価格:大人 平日 1,200円/土日祝日および特定日 1,400円、中高生 全日 800円、小学生 全日 600円、未就学児 無料・昼限定チケット価格:平日 大人 500円/中高生 400円/小学生 300円、土日祝および特定日 大人 700円/中高生 600円/小学生 500円※特定日は8月13日(火)・14日(水)・15日(水)・16日(木)※未就学児無料。※チケットは御船山楽園およびローソンチケットで販売。※11月8日(金)から12月8日(日)までの期間分のチケットは御船山楽園でのみ販売。<スケジュール>・夜のみの展示作品7月12日(金)~9月12日(木) 18:30頃から、9月13日(金)~10月11日(金) 17:30頃から、10月12日(土)~11月4日(月) 16:30頃から・昼限定チケット観覧時間7月12日(金)~9月12日(木) 11:30~18:00、9月13日(金)~10月11日(金) 11:30~17:00、10月12日(土)~11月4日(月) 11:30~16:00※最終入場は終了30分前まで。【問い合わせ先】御船山楽園TEL:0954-23-3131
2019年07月14日企画展「蜷川実花・蜷川宏子 二人展ー 写真とキルトが生み出す極彩色の世界 ー」が、福井・金津創作の森 アートコアで開催。会期は、2019年7月20(土)から9月29日(日)まで。“写真×キルト”母娘でコラボレーション写真家、デザイナーとしてだけでなく、『Dinerダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』など、映画監督としても近年活躍している蜷川実花と、母親であり、人気キルト作家として活動する蜷川宏子がコラボレーション。母・宏子が一針一針縫い進めた、チャーミングなアイディアに満ちたパッチワークキルト作品と、娘・実花による艶やかな写真を融合させた作品群が会場を彩る。艶やかな満開の花々、まばゆいばかりの極彩色、絢爛豪華な世界観。作品には、そんな蜷川実花特有の印象的な色彩感覚が映し出されると同時に、それらが母・宏子から受け継がれたものであるということに気付かされる。異分野でありながらも、同じDNAを引き継いだ2人が織りなす“蜷川母娘の世界観”を是非会場で堪能してみてはいかがだろう。オープニングトークも開催なお開催日初日は、蜷川実花と蜷川宏子本人が登壇し、オープニングトークを開催。参加は無料で、先着200名限定となっている。詳細【詳細】会期:2019年7月20(土)~9月29日(日)時間:10:00~17:00(最終入場16:30)会場:金津創作の森 アートコア休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)観覧料:一般 800円(600円)、高校生・大学生 400円(300円)、中学生以下無料65歳以上・障がい者 各半額、障がい者の介護者(当該障がい者1人につき1人) 無料※( )は20名以上の団体料金。※リピート割:半券で2回目が「半額」料金適用。受付で係員の指示に従うこと。65歳以上・障がい者は半額料金のため、リピート割の適用不可。■蜷川実花・蜷川宏子 オープニングトーク日時:7月20日(土)13:00~14:00会場:アートコア ミュージアム-2料金:無料(要入場整理券)定員:定員200名 全席自由※当日11:00から「入場整理券」をアートコア アプローチ(屋外)で配布。先着200名。詳しくは公式HP参照。©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
2019年07月14日デジタルアート展「チームラボ 宇部市ときわ公園 2019 世界を旅する植物館 水の道 光の道」が、2019年8月9日(金)から11月4日(月)までの期間、山口県宇部市のときわ公園にて開催される。本展は、ときわ公園内の植物館「ときわミュージアム 世界を旅する植物館」と「イベントホール」の2つの会場で開催。人の存在を感知しインタラクティブに変容する、3つのデジタルアート作品を展示する。植物館では、「The Way of the Sea in the Botanical Garden - Colors of Life」と、「呼応する植物館 / Resonating Botanical Garden」の2つを展示。「The Way of the Sea in the Botanical Garden - Colors of Life」では、フロアに泳ぐ魚を投影。魚たちは人々を認識し、ぶつからないように人々を避けてフロア上を回遊する。泳ぐ魚は人が手で触れることで色が変化し、その魚の近くを通った魚もその色に染まっていく。それが連続することで様々な色の魚でフロアが彩られる仕組みだ。「呼応する植物館 / Resonating Botanical Garden」は、植物館に展示されている珍しい植物が自律した光で輝く作品。植物の光は人が近くを通ると色を変化させ、特有の音色を響かせる。そして、その光は放射線状に周りの植物に伝播し、美しく広がっていく。「イベントホール」では、「世界はこんなにもやさしく、うつくしい / What a Loving, and Beautiful World」を展示。壁に投影される文字に人が近づくと、その文字に対応したアニメーションが壁に出現。出現したアニメーションは各々で相互的に影響し合い、空間に様々な景色を描き出す。【詳細】チームラボ 宇部市ときわ公園 2019 世界を旅する植物館 水の道 光の道会期:2019年8月9日(金)~11月4日(月)会場:ときわ公園内「ときわミュージアム 世界を旅する植物館」「イベントホール」住所:山口県宇部市野中3-4-29入場料:一般 500円、高校生以下無料※イベントホールおよび植物館のどちらか一方を観覧する場合300円。<開催スケジュール>・イベントホールのみ全日 9:30~17:00(最終入館 16:30)・イベントホールおよび植物館8月9日(金)~9月8日(日) 19:30~22:00(最終入館 21:30)9月9日(月)~9月29日(日) 19:00~22:00(最終入館 21:30)9月30日(月)~11月4日(月) 18:30~22:00(最終入館 21:30)<休館日>9月3日(火)/10日(火)/17日(火)/24日(火)、10月1日(火)/8日(火)/15日(火)/23日(水)
2019年07月01日猫の合同写真展&物販展「ねこ休み展」のスピンオフ企画「まるごとホイちゃん展 in 夏祭り」が、東京・浅草のギャラリー「TODAYS GALLERY STUDIO」にて開催される。期間は2019年7月26日(金)から9月1日(日)まで。「まるごとホイちゃん展」は、人気の甘えん坊猫“ホイップ”こと、通称“ホイちゃん”にフォーカスするもの。今回は、「夏祭り」をテーマに新作展示やグッズを展開する他、国内外で活躍するペインティングアーティスト・チョーヒカルが描くホイちゃんのトリックアートも登場する。また、来場者には先着特典としてヨーヨー釣りチケットがプレゼントされる。会場では、「ねこ休み展」ゆかりの作家陣とのコラボレーショングッズも販売。アップルココが制作した「ホイちゃんキーホルダー お座りver」や、marucoro chanの浴衣をまとった「ホイちゃんこけ)」など、夏祭り限定バージョンでラインナップする。【詳細】ねこ休み展スピンオフ企画「まるごとホイちゃん展 in 夏祭り」開催日時:2019年7月26日(金)〜9月1日(日)11:00〜19:00休館日:毎週月曜日※ただし8月12日(月)は開館、振替休日なし会場:TODAYS GALLERY STUDIO(東京都港区東新橋1丁目8台東区浅草橋5-27-6 5F)入場料:500円/3歳以下は入場無料※東京ドームシティで開催中の「ねこ休み展 夏 2019」のチケット半券持参で、オリジナルポストカードプレゼント。※本展覧会のチケット半券を「ねこ休み展 夏 2019」で提示すると、入場料200円引き。※上記は予定のため、内容は変更になる可能性がある。グッズ例:・<アップルココ>ホイちゃんキーホルダー お座りver 1,900円・<marucoro chan>ホイちゃんこけし(浴衣) 2,500円・<空木>ホイぺろ新作ポーチ 2,350円※限定グッズは数量限定で無くなり次第終了。【問い合わせ先】株式会社BACONTEL:03-5809-3917
2019年06月29日西岡ペンシルによる作品展「文字と文様 ~「あ」より「あい」~ 展」が、2019年6月28日(金)から7月7日(日)までの期間、東京のギャラリーALにて開催される。西岡ペンシルは、数多くの広告やロゴマークの制作で知られるクリエイター。和様の美から受ける刺激を、グラフィックデザインやアートとしてアウトプットし独自に文様を創作している。これまでに、和様とポップなパターンが効いた私立恵比寿中学のアートワークなど、ユニークな表現活動で注目を集めてきた。本展は、西岡ペンシルにとって約3年ぶりとなる個展。「文字」の深さに着目し文字と文様を融合させた作品の数々が並ぶ。展示するのは、これまで制作し続けてきた文様作品に加え、「文字」の深さに着目したオリジナルのかな「オルタナかな」を制作し、文字と文様の融合を試みた作品。それらのほとんどが、新作や未公開のものとなる。また、私立恵比寿中学の関連ビジュアルも展示する他、文様を和紙にプリントしたアートワークやドローイングなど、大小30点あまりを展示・販売。さらに、オリジナルデザインのハンカチや、京友禅の老舗による型染めが施された浴衣なども販売する。【詳細】西岡ペンシル 文字と文様 ~「あ」より「あい」~ 展会期:2019年6月28日(金)~7月7日(日) ※会期中は無休会場:ギャラリーAL住所:東京都渋谷区恵比寿南3-7-17開館時間:12:00~19:00 ※最終日のみ~18:00
2019年06月08日お笑い芸人、俳優、そして粘土作家としても知られる片桐仁の「不条理アート粘土作品展『ギリ展台湾』」が、6月7日(金)より台湾・華山Laugh & Peace Factoryで開催される。『ギリ展台湾』展示風景同展は、片桐が約20年にわたり「何かに粘土を盛る」という方法で制作してきた作品の中から、選りすぐりの作品約120点を展示したもの。会場となった台湾・華山Laugh & Peace Factoryは、カフェや映画館、ショップなどが集まる人気スポット華山文化創意園区内にあるイベントスペース。開幕前日に行われたレセプションでは、片桐は『ギリ展』用に作ったというド派手な特攻服を着て登場。会場に詰めかけた20社を超える台湾メディアから熱心な質問を浴びせられた。レセプションにて現地メディアの取材に応じる片桐仁片桐は「ようやく『ギリ展』の海外進出が実現して本当にうれしい。台湾展のために新たな作品やグッズを制作したり、撮影可能なインスタスポットを作ったり、日本での『ギリ展』にはなかった新しい試みも行っているので、ぜひ多くの人に観に来てほしいです」とコメント。台湾にちなんで制作した新作《TAIWAN》(魚のタイの形をしたお椀)などを披露し、そのダジャレ的創作センスと精巧な出来栄えで大きな注目を集めていた。同展は6月30日(日)まで開催されている。開催情報「不条理アート粘土作品展『ギリ展台湾』」6月7日(金)〜6月30日(日)台湾・華山Laugh & Peace Factoryにて開催
2019年06月07日伊勢丹新宿店メンズ館2階のギャラリースペース「ART UP/アートアップ」で、6月5日からフォトグラファー、マーク・ヴァサーロ(Mark Vassallo)の作品展「Emptiness is Form」がスタートする。イギリス・ロンドン出身のフォトグラファー、マーク・ヴァサーロ。1971年に生まれ、セントラル・セント・マーチンで美術を学んだ後、1992年に来日。現在は、東京をベースにモード写真家として様々な企業の広告ビジュアルなどを手掛ける一方で、静岡県下田の白浜に構えたアトリエにて写真や陶芸といった自身の制作活動を行う。彼の制作のインスピレーションとなっているのは、日本のミニマルな美意識。花を被写体にした写真作品は、極度にズームアップされ花々の美しさ、瑞々しさを繊細に捉えている。マーク・ヴァサーロは近年写真だけでなく陶芸作品も手掛けている。本人の手によって形作られた陶芸コレクションは、白浜のビーチの砂を釉薬と混ぜ合わせたユニークなテクスチャーや、木々を燃やした炭を練り込んだ深い黒の色合いなど、ありのままの自然の要素を内包する。本展のタイトルとなる「Emptiness is Form」とは、マーク・ヴァサーロが大切にする禅の考え方に由来しており、「色即是空・空即是色」の英訳「Every form in reality is empty, and emptiness is the true form.」がもととなっている。ギャラリースペースでは、古き良き日本の美学とされる“陰影”に着目しセレクトしたモノトーンの写真作品と陶芸コレクションを展示・販売する。【イベント情報】「Emptiness is Form」会期:6月5日〜27日場所:伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズ内 “ART UP”時間:10:00〜20:00
2019年06月04日ドキュメンタリー映画『アートのお値段』が2019年8月17日(土)より、全国で順次ロードショー。アートの値段はどうやって決まるの?バンクシーのアートが都庁に飾られ、企業の社長はこぞって買い求め、ジェフ・クーンズの作品「ラビット」は9000万ドル(約100億円)以上、ダ・ヴィンチ(?)の絵は500憶円以上の値段で落札された。そう、今アート作品が高騰しているのだ。株や不動産のような投資対象としての熱が年々高まっている。日々ニュースに流れる高額落札を聞くと、誰が何のために買っているのだろう?と疑問を持つ人もいるはず。そんな疑問を、美術界の人々に投げかけていく。最も高く売れるアーティスト、ジェフ・クーンズも出演映画には、もっと高く作品の値段がつくと言われるジェフ・クーンズ、現代アートにおいてもっとも重要な画家と呼ばれるドイツのゲルハルト・リヒター、若くして成功したナイジェリア出身の女性アーティスト ジデカ・アクーニーリ・クロスビーらが登場。サザビーズも紹介オークションハウスのサザビーズは、2018年に総売上64億ドル(約7000憶円)を記録した。映画では、そんなニューヨークのサザビーズ・オークションで、アート作品が売買されるオークションの様も紹介される。そこにはアートバブルだという評論家や、熱狂的なコレクターなど様々な思惑が入り混じっていた。なお、『マイ・アーキテクトルイス・カーンを探して』でアカデミー賞にノミネート経験のあるナサニエル・カーンが監督する。ZOZO社長の前澤友作のバスキアが落札される瞬間も2019年9月に開催の森アーツセンターギャラリー「バスキア展 MADE IN JAPAN 」で展示れる予定の、ジャン=ミシェル・バスキアの「 Untitled 」がサザビーズ で落札される映像に収められている。作品情報映画『アートのお値段』公開時期:2019年8月16日(土)原題:THE PRICE OF EVERYTHING監督:ナサニエル・カーン出演:ジェフ・クーンズ、ゲルハルト・リヒター、ラリー・プーンズ、マリリン・ミンター、ゲルハルト・リヒター配給:ユーロスペース
2019年05月24日ついにスタートした10連休の長いお休み。展覧会やギャラリーを巡って、アートにどっぷり浸かって感性に磨きをかける過ごし方もおすすめ。国際的なアート展や話題の展示など、開催中の様々なアートスポットから、ゴールデンウィークに楽しめる情報をピックアップしてご紹介!国際的なアート展◆3年に1度の瀬戸内国際芸術祭、2019年春に開催! 田根剛×塩田千春の作品やレアンドロ・エルリッヒのコインランドリーなど(4/26〜5/26、7/19〜8/25、9/28〜11/4)妹島和世+西沢立衛 / SANAA 「海の駅『なおしま』」◆「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019」、京都の歴史的建造物にフォトグラファーの新作を展示(〜5/12)ヴェロニカ・ゲンシツカ《Untitled #1》from the Traces series, 2015–2017. Courtesy of the artist and Jednostka gallery話題の展示をチェック◆奇抜な作品で知られるトム・サックスが茶道をテーマにした企画展を東京オペラシティで開催(〜6/23)◆クリムトやシーレ、ウィーン世紀末美術を紐解く待望の展覧会が東京&大阪で開催(東京:〜8/5、大阪:8/27〜12/8)メゾンのギャラリーも見逃せない◆銀座メゾンエルメスでアーティスト湊茉莉の日本初個展、鮮やかな色彩で描かれる移ろいゆく時間と文明の痕跡(〜6/23)Utsuwa * The preparatory study of the facade painting | 2018 | © Baptiste François◆エスパス ルイ・ヴィトン東京で今は亡きアーティスト、ヘスス・ラファエル・ソトのインスタレーション展示(〜5/12)アニメやキャラクターの展示も要チェック◆ジブリの“言葉”に焦点を当てた「鈴木敏夫とジブリ展」が神田明神にて開催(〜5/12)◆ムーミンの原画やスケッチなど約500点を展示する「ムーミン展」が六本木で開催(〜6/16)
2019年04月28日アザラシの合同写真展&イラスト展&物販展「あざらしラッシュ!!展」が、名古屋のTODAYS GALLERY STUDIO NAGOYAで2019年6月29日(土)から7月21日(日)まで、静岡パルコで2019年7⽉21⽇(⼟)から8⽉12⽇(⽉・祝)まで開催される。アザラシと言えば、アニメにもなって人気を博した"ゴマフアザラシ"や水族館でも見ることができる"アゴヒゲアザラシ"を思い浮かべる人も多いだろう。諸説あるが、実は全世界には18種のアザラシが存在するとも言われている。「あざらしラッシュ!!展」は、そんなアザラシにフォーカスした合同写真展&イラスト展&物販展。写真とイラストの融合展示や立体物販物、アニメーション作品などを楽しむことができる。出展する写真作家は、カナダなどでアザラシの赤ちゃんを撮り続ける動物写真家・小原玲など。会場では小原玲が過去30年間撮り溜めた作品を厳選して展示する予定だ。見るものを圧倒するほど美しく、愛らしいアザラシの姿を目にすることができる。イラストレーションは、インスタグラムでフォロワー数3万人を誇るぽんたによる“流氷からアザラシたちが昇り立つような大型作品”をはじめ、癒し系イラストが人気を博す植月えみりによる新作展示、初のアニメーション作品も公開予定。また、静岡会場では特設ブースを設置し、植⽉えみりの会場限定アニメーションやほわころくらぶのほっこり映像を公開する。約1,000種以上のグッズ販売にも注目。日本キャンドル協会認定キャンドルアーティスト作家による「流氷ごまキャンドル」、羊毛フェルトハンドメイドの「アザラシさんのパンケーキタワー」、食べ物とアザラシがコラボレーションした「あざらし寿司マスキングテープ」などが展開される。会場限定の新作グッズも並ぶのでファンは要チェックだ。【詳細】あざらしの合同写真展&イラスト展&物販展「あざらしラッシュ!!展」■名古屋開催日時:6月29日(土)~7月21日(日) 11:00~18:00休館日:月・火曜日(但し、7月15日(月)海の日は開館、17日が振替休日)会場:TODAYS GALLERY STUDIO NAGOYA(愛知県名古屋市中区新栄1-17-12-1F)入場料:600円/3歳以下は入場無料出展者:25組※来場者には先着2,000名限定で、イラストレーター・ぽんたが無数のアザラシを描いた特製オリジナルポストカード「ぎゅうぎゅうあざらし」をプレゼント。■静岡開催日時:2019年7⽉27⽇(⼟)〜8⽉12⽇(⽉・祝) 10:00〜20:00休館⽇:なし会場:静岡パルコ 3階特設会場(静岡県静岡市葵区紺屋町6-7 静岡パルコ3F)⼊場料:400円/⾼校⽣以下300円/ペア⼊場700円/3歳以下⼊場無料出展者:23組※来場者には先着1,000名限定で、⾬宮菜々⼦特製のオリジナルポストカード「ぽよざらしのポストカード」をプレゼント。グッズ例:・流氷ごまキャンドル 1,600円+税・アザラシさんのパンケーキタワー 2,500円+税・あざらし寿司マスキングテープ 580円+税・コッペパン列車マスキングテープ 580円+税<新作・会場限定>・あざらしクリームソーダトートバッグ 1,600円+税<新作・会場限定>
2019年04月27日世界から注目を集めるアーティスト、トム・サックス(Tom Sachs)の企画展「トム・サックス ティーセレモニー」が、東京オペラシティアートギャラリーで、4月20日から6月23日まで開催される。《Bonsai》 2016 /《Stupa》 2013 ©Tom SachsCourtesy of Tomio Koyama Galleryニューヨーク在住のトム・サックスは、プラダ(PRADA)のロゴで作られた便器、エルメス(HERMÈS)の包装紙によるマクドナルドのバリューセットなど、「手作り(ハンドメイド)の既製品(レディメイド)」とも評される作品を制作し、世界各地で数多くの展覧会に参加。日本ではハローキティ誕生30周年記念「KittyEX.」に巨大なキティ像を出品して話題になった。ミラノサローネやヴェネチア・ビエンナーレ建築展への出品や、ナイキ(NIKE)とのコラボレーションでも世界中から注目を集める。本展は、独自のまなざしで日本の文化に深いリスペクトを向ける彼が、ティーセレモニー(茶会、茶道)に本格的に取り組む展覧会。外国人の彼の目に真新しく映る、楽しい日本の姿は、私たち日本人が見落としてきた価値観や世界観にあらためて気づかせてくれる貴重な機会となる。【展覧会情報】トム・サックス ティーセレモニー(Tom Sachs: Tea Ceremony)会期:4月20日〜6月23日会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 時間:11:00〜19:00(金・土は20:00まで、最終入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)料金:一般1,400円(1,200円)、大・高生1,000円(800円)、中学生以下無料※()内は15名以上の団体料金、障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料、割引の併用および入場料の払い戻しは不可
2019年04月19日六本木の街を舞台にしたアートの饗宴「六本木アートナイト 2019」が今年も開催される。会期は、5月25日と26日の2日間。10回目の開催を迎える「六本木アートナイト」、今年は“夜の旅、昼の夢”をテーマに、メインプログラムに起用したアジアの現代アート界を代表する韓国のアーティスト、チェ・ジョンファ(崔正化)を始め、様々なアーティストが六本木の街中に現代アート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンスといった広域に渡るプログラムや作品を点在させ、非日常的な体験を作り出す。チェ・ジョンファは、六本木ヒルズアリーナにカラフルなバルーン彫刻《フルーツ・ツリー》を展示する。枝から落ちたような果物や野菜の形をした合成ビニール製の彫刻がアリーナに配置され、辺りは魔法の庭へと変貌する。六本木ヒルズアリーナ 完成イメージ東京ミッドタウンのプラザ1階 キャノピー・スクエアに展示される同氏の作品《ライフ・ライフ》は、約1万個のくねくねと波打つバルーンを用いた作品。60年代のポップアートを想起させるような巨大な色彩の塊となって空間を覆い尽くす。日常にありふれたものをモチーフとするチェ・ジョンファ。国立新美術館と、TRI-SEVEN ROPPONGI 龍土町美術館通り沿いのブルーボトルコーヒー前に展示される《みんなで集めよう》は、プラスチック製の大量生産品や一般の台所用品の寄付を募り、素材とした作品。それらを積み重ね形作った、彫刻や寺院の柱のような独特なフォルムと色彩に人々は魅了されるだろう。5月20日から26日までは、日本初上陸となるアメリカ人アーティストのカート・パーシキーによる《レッドボール・プロジェクト》が、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館など六本木の街なかを巡回する。これまで32都市で実施されてきたこのプロジェクトは、ゴムボールで出来た巨大な赤玉を、ある場所から別の場所へと移動しながら、街の地図を描き直す。《レッドボール・プロジェクト》シカゴでの展示風景Photo: Kurt Perschke六本木ヒルズ 毛利庭園 ヒルサイド側では、「FUROSHIKI PARIS」報告展を開催。東京都とパリ市の文化交流事業「パリ東京文化タンデム2018」の一環として、アートディレクターに田根剛を迎え、2018年秋に行われた「FUROSHIKI PARIS」では、北野武、草間彌生、コンスタンス・ギセ、ジャンポール・ゴルチエ、ニコラ・ビュフ、蜷川実花、細川護熙などが参加し、パリの市庁舎前で風呂敷の展示やインスタレーション、ワークショップなどを行い風呂敷の魅力を世界に発信した。今回の六本木アートナイトでは、パリで展示された各アーティストによるオリジナル風呂敷を日本初公開。またインスタレーションなども行う予定だ。2018年「FUROSHIKI PARIS」の様子Photo: Takuji Shimmuraその他にも、チーウェイ・チョアン、WOW、さわひらき、高山明、和田永+Nicos Orchest-Lab、スプツニ子!+西澤知美、アンドリュー・ビンクリー、和田山真央、牧野永美子、志茂浩和、田中誠人、鈴木ユキオ、つちやあゆみ、セドリック・ル・ボルニュ、林剛人丸、大西康明、ジョシュア・オコンなど様々なアーティストが参加。5月25日の19時からは、東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 芝生広場にて、バンクシーが初監督を務めた作品『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』の上映も。また、当日は各美術館やギャラリー、施設で開催されている展覧会の特別プログラムや、開館延長など連動企画も満載。アート作品を見て、感じて、触れて、心ときめくアートな週末をぜひ楽しんで。プロジェクト詳細はオフィシャルサイト()をチェック。【イベント情報】六本木アートナイト2019会期:5月26日10:00~26日18:00(コアタイムは26日18:00〜 26日6:00)場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース入場無料(一部のプログラム及び美術館企画は有料)
2019年04月16日横浜赤レンガ倉庫で、“スヌーピー”と“サイエンスアート”がコラボレーションする、スヌーピ×おもしろサイエンスアート展「SNOOPY™ FANTARATION」が、4月18日から5月12日まで開催される。© 2019 Peanuts Worldwide LLC20世紀のアメリカを代表する漫画家チャールズM.シュルツによる新聞連載コミック『ピーナッツ』のキャラクター、スヌーピー。コミックは現在も75ヵ国21の言語、2,200紙で掲載されており、60年以上にわたって世界中の人々に愛されている。本展は、1993年に大阪の商業施設「スヌーピータウン」プロジェクトに参加しピーナッツに携わるようになり、シュルツと親交を深めた日本人アーティスト・大谷芳照が仕掛け人となり、サイエンスとコラボレーションさせた新たなスヌーピーの世界を紹介する展覧会。タイトルの「ファンタレーション(FANTARATION)」とは、「素敵な直感」を意味する“fantastic”と“inspiration”の造語。本展では、その「素敵な直感」から生まれた作品計約80点を展示する。愛知工業大学の協力によるロボット「スヌーピーダンスロボ」や、画用紙に描いた絵が映像の中で動くインタラクティブな「不思議なスケッチブック」、木工作家や造形作家などそれぞれのジャンルで活躍するアーティストが制作した新しいスヌーピー作品を展示する他、大谷がシュルツ監修のもと「スヌーピータウン」プロジェクトのために制作し、その後アメリカに寄贈された「からくりオブジェ」を特別展示。またグッズコーナーでは、ぬいぐるみやマスコット、キーホルダー、スマートフォンケース、トートバッグなど、会場でしか買えない展覧会オリジナルグッズなど約350アイテムを販売する。前売りチケットは4月17日まで販売中。“斬新かつ新鮮なスヌーピーの世界”を楽しんでみては?【展覧会情報】スヌーピー × おもしろサイエンスアート展「SNOOPY™ FANTARATION」会期:4月18日~5月12日会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 2Fスペース時間:11:00~19:00(入場は閉場の30分前まで)料金:一般1,000円(900円)、高校生800円(700円)、中学生600円(500円)、小学生400円(300円)※()内は前売り料金
2019年04月12日鈴木親の写真展「わたしの、東京」が、東京・天王洲のアートコンプレックスにあるギャラリーKOSAKU KANECHIKAで、4月20日よりスタートする。鈴木親 Roppongi, Tokyo 2018 C-print 126.0 x 100.0 cm© Chikashi Suzuki1972年生まれの鈴木親は、パリの雑誌『Purple』にて写真家としてのキャリアをスタート。90年代よりエディトリアルやファッション・フォトの最前線で活躍し続け、今や日本を代表するフォトグラファーの一人として世に名を馳せる。本展では、ミディアム・フォーマットやポジフィルムで撮影された新作のポートレートや東京の風景に加え、2018年の個展「晴れた日、東京」に続き近作の花を主体とした作品をセレクトし直して展示する。Kudanshita, Tokyo 2008 C-print 100.0 x 126.0 cm© Chikashi Suzukiデジタル・ネイチャーともいうべき現代に氾濫し、消費されては消えていくイメージとしての写真。それに対し鈴木親は、フィルムカメラで三脚を使用して撮影し、丁寧にプリントするというあえてアナログな方法を選ぶ。それにより写真は、“写真らしさ”を取り戻す。その一枚の写真が持つ凝縮された豊かさや、情緒を感じさせることで、鈴木は写真というメディアがなぜこれまで撮る人、そして見る人を魅了してきたのか? そしてテクノロジーの進化によって人間の認識がどのように変化したのか? ということについての再考を促す。【イベント情報】鈴木親「わたしの、東京」会期:4月20日〜6月1日会場:KOSAKU KANECHIKA住所:東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 5F時間:11:00〜18:00(金のみ11:00〜20:00)休廊日:日・月・祝日
2019年04月11日リーバイス(Levi’s)は、"カスタマイズ"をテーマにしたアート展「LEVI’S CUSTOMIZATION ART EXHIBITION “THERE IS NO WRONG”」を、東京・表参道のThe Mass Galleryにて開催する。期間は2019年4月6日(土)から4月8日(月)まで。会場では、ニューヨーク・ブルックリンの一室でスタートしたデザイン集団・ルック スタジオ(LQQK STUDIO)をはじめとする総勢27名のコンテンポラリーアーティストによる作品や、彼らがカスタマイズしたリーバイスなど、様々なアートピースを展示・販売。また展示の目玉として、サンフランシスコ本社のアーカイブ室より、ダミアン・ハースト、アンディ・ウォーホル、キース・へリングらによるカスタムジーンズなど、秘蔵アーカイブ5点が並べられる。「Damien Hirst Bondage 501 Jeans」は、ダミアン・ハーストが、リーバイス 501をボンデージジーンズにカスタマイズしたもの。ジッパーポケット、ベルクロ、ストラップをあしらったデニムパンツに、ペイントを飛ばした。「Warhol Factory x Levi’s Illumination Jeans」は、アンディ・ウォーホル晩年の2作品「最後の晩餐(The Last Supper)」シリーズと「天国と地獄は紙一重(Heaven and Hell Are Just One Breath Away)」シリーズを組み合わせたグラフィックが印象的。ブラックライトを照射するとグラフィックが浮かびあがる幻想的な作品となっている。「Keith Haring Print 501」は、ホワイトの501に、キース・へリングのアートワークを大胆にプリントした。2Fのギャラリースペースは、この展覧会のために来日したアーティストのサテライトスタジオとしてオープン。デニムジャケットや501、502、511、スウェット、シャツ、Tシャツなどのリーバイスプロダクトが、ここで1点1点カスタマイズされ、併設のギフトショップで販売される。また4月9日(火)にはトランク ホテル内でも販売される予定だ。【詳細】「LEVI’S CUSTOMIZATION ART EXHIBITION “THERE IS NO WRONG”」場所:The Mass Gallery(東京都渋谷区神宮前5-11-1)日時:2019年4月6日(土)~4月8日(月) ※アーカイブの展示は土・日のみ時間:12:00~18:00入場料:無料
2019年04月05日いよいよ桜の季節が到来。今回は、この時期ならではの桜と一緒に楽しめる展覧会にフォーカス! 六本木エリアで開かれている楽しい企画展『ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR』と美しい工芸品などが揃う『トルコ至宝展』をご紹介します!『ユーモアてん。』って…?【女子的アートナビ】vol. 143まずは、企画展『ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR』。東京ミッドタウンのミッドタウン・ガーデンにある21_21 DESIGN SIGHTで開催中の同展では、国内外の現代作家たちによるユーモラスな作品を展示。展覧会ディレクターは、広告史に残るポスターやコマーシャルを多数手がけてきた浅葉克己さん。世界各地を旅して、多くの人たちとの出会いを経験している浅葉さんにとって、ユーモアはコミュニケーションをとるのに欠かせない大事なもの。プレスプレビューでは、浅葉さんが海外でもたびたび披露している大道芸、南京玉簾(なんきんたますだれ)を見せてくれました。そんなユーモアあふれるディレクターが手がけているので、会場内の雰囲気はなかなかユニーク。とはいえ、一見して「おもしろい!」と理解できる作品ばかりではありませんので、お話を伺った作家さんの作品をピックアップしてご紹介します。指と卓球台と…こちらはニュージーランドを拠点に活躍しているディーン・プールさんの《Fingers》(2018年)。指の彫刻を写真に撮った作品です。プールさんによると、「どうすれば浅葉さんを笑わせることができるだろうかと考え、自分の指で不可能な指の彫刻をつくってみた」とのこと。「この指で、みなさんを笑わせることができればと期待している」と語っていました。こちらは、フランス出身のダミアン・プーランさんの作品《Disruptive Thought》(2019年)。卓球台ですが、あえて大きな円を台の上に描き、錯覚を起こすことによって遊びにくい状態にしているとのこと。プーランさんは、仕事柄旅をすることが多いそうで、「言葉が通じない人とつながるためには、ユーモアや冗談が重要なツールになる」と語り、「ユーモアをひとつのツールにして、さまざまな障壁を乗り越えていくことをテーマにしている」と話していました。ほかにも、展示室内にはさまざまな作品が並び、けっこうカオスです。素直に笑いを誘うものから、苦笑したくなるものまで人によっていろいろな感じ方ができる『ユーモアてん。』。ぜひ、のぞいてみてください!続いては、トルコのお宝!もうひとつの展覧会は、国立新美術館で開かれている『トルコ至宝展チューリップの宮殿 トプカプの美』。ヨーロッパとアジアが交わる国、トルコの知られざる美の世界がたっぷり紹介されています。同展では、600年以上も続いたオスマン帝国の華麗な宝飾品や工芸品など約170点が、イスタンブルのトプカプ宮殿博物館から来日。また、日本との友好関係を示す貴重な品々も見ることができます。チューリップがかわいい!展示作品で特に目を引くのは、チューリップがデザインされた美術工芸品の数々。チューリップといえばオランダのイメージがありますが、もともとの原産地はオスマン帝国領内。そこからオランダに伝えられました。チューリップはトルコ語で「ラーレ」。アラビア文字で「ラーレ」のつづりを入れ替えると、イスラム教の神「アッラー」となる等いくつかの理由により、チューリップはオスマン帝国の象徴としてさまざまな品にデザインされるようになったそうです。会場では、チューリップがあしらわれた豪華な宝飾品やかわいい工芸品、書籍なども見ることができます。さらに、オスマン帝国のスルタン(君主)と日本の天皇家との交流を伝える品々や、1890年に和歌山県沖で起きたエルトゥールル号遭難事件での救出活動による日本とトルコの友好を表す資料なども展示。トルコがとても身近に感じられる展覧会です。お花見も楽しめる!国立新美術館の敷地内や、東京ミッドタウンエリアには桜が多く植えられているので、今の時期は展覧会に行く途中でお花見を楽しむこともできます(写真は過去に撮影したものです)。ぜひ、春デートには六本木エリアでアートと桜を一緒に楽しんでみてくださいね!Information企画展『ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR』会期:〜6月30日(日)開館時間:10:00 - 19:00(入場は18:30まで)※六本木アートナイト特別開館時間:5月25日(土)10:00 - 23:30(入場は23:00まで)開催場所:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2休館日:火曜日(4月30日は開館)入場料:一般¥1,100 、大学生¥800、高校生¥500、中学生以下無料『トルコ至宝展チューリップの宮殿 トプカプの美』会期:~5月20日(月)開館時間:10:00 ~ 18:00※毎週金曜日・土曜日は 20:00まで※2019年4月26日(金)~5月5日(日)は20:00まで※入場は閉館の30分前まで開催場所:国立新美術館 企画展示室2E休館日:火曜日※ただし4/30(火)は開館入場料:一般¥1,600 、大学生¥1,200、高校生¥800、中学生以下無料※4月27日(土)~29日(月・祝)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
2019年03月29日日比谷図書文化館の特別展「アートになった猫たち展〜今も昔もねこが好き~」が、2019年4月26日(金)から6月23日(日)までの期間で開催される。空前の猫ブームが続く昨今、アパレルから雑貨、コスメ、グルメに至るまで、生活のあらゆるところに愛らしい猫の姿が溢れている。しかしその流行は現代に始まったものではなく、200年も前、実は江戸の時代から存在している。当時の江戸の町では、愛猫家の絵師・国芳が人気を博し、多様な猫の姿が様々な絵師の浮世絵に描かれた。その愛らしく、時に神秘的な姿は、時に美人画や戯画にも登場し、女性と戯れる猫、踊る猫、芸をする猫、あるいは猫顔で人気役者になりきって愛嬌たっぷりの姿を披露する猫など、姿を変えては江戸の庶民に広く親しまれていた。本展は、浮世絵蒐集家・中右瑛が長年にわたり蒐集した浮世絵と近代美人画のコレクションを中心に、暮らしの中に描かれた猫や、猫を愛した芸術家たちの作品を紹介するもの。猫を愛し、好んで描いた歌川国芳、竹久夢二、藤田嗣治、そして現代の作家たちまで、後期展示入れ替えを含めて約100点が展示される。【開催概要】日比谷図書文化館 特別展「アートになった猫たち展〜今も昔もねこが好き~」開催期間:2019年4月26日(金)〜6月23日(日)※5月20日(月)、6月17日(月)は休館日。※5月21日(火)より一部作品が展示替えとなる。観覧時間:月曜~木曜 10:00~19:00金曜 10:00~20:00土曜 10:00~19:00日・祝 10:00~17:00※入室は閉室の30分前まで会場:千代田区立日比谷図書文化館 1階特別展示室観覧料:一般300円、大学・高校生200円※千代田区民・中学生以下、障害者手帳の所持者および付添の1名は無料。※住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳など要提示。
2019年03月18日体験型展示イベント「カブキノヒカリ展」が、2019年3月9日(土)から3月31日(日)までの期間、モディ渋谷のhmv museumにて開催される。「カブキノヒカリ展」は、歌舞伎演目を基に、最新テクノロジーを用いたメディアアートを取り入れた体験型の歌舞伎展。歌舞伎の人気演目「義経千本桜」から「鳥居前」「道行初音旅」「川連法眼館」の三幕をイメージしたメディアアートと、歌舞伎を構成する「音楽」「踊り」「芝居」が融合した、新しい歌舞伎体験を楽しむことができる。会場には、4つのコンテンツを用意。灯篭を近づけると物語が始まる「不可視演舞」は、まるで目の前で舞台を見ているような臨場感ある影の世界が広がる。歌舞伎の“音”にフォーカスした空間「光景の奏」では、CGによって再現された本物の様な楽器に触れると不思議な現象が。また、吉野山に広がる桜をイメージし華やかな道中を表現した「吉野の花道」は、歩くたびに桜が美しく舞い上がる。さらに「桜の下で舞う」では、踊っている登場人物たちと自分がシンクロする演出が施されている。【詳細】カブキノヒカリ展日時:2019年3月9日(土)~3月31日(日)場所:hmv museum住所:東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷MODI 6F時間:11:00〜21:00(最終日のみ17:00まで)料金:大人800円(大学生以上)、中高生500円(学生証提示)、小学生以下無料(小学生以下は保護者の同伴が必要)※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳の持参者は無料
2019年02月24日伊勢丹新宿店メンズ館2階にアートスペース「ART UP」が2月27日オープン。記念すべき第1回目の展覧会には、アーティストbaanai(バーナイ)を迎え、作品展 「inaiinaibaanai」を開催する。3月に控える伊勢丹新宿店メンズ館リモデルオープンに先駆け、先行オープンする伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズ。先進先鋭のファッションをこれまで発信し続けてきた同フロアに、アートを中心とした、作品の展示・販売を行う新たなスペース「ART UP」が誕生する。担当バイヤーが独自の視点でキュレーションしたさまざまなアーティストとその作品を紹介していくスペースとなっている。©Hideyuki Seta記念すべき初回のアーティストには、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)のアートワークで知られ、RVCA、audio technica、MINE DENIM、CONVERSE SKATEBOARDINGなどとのコラボレーションでも話題となったペイントアーティストbaanaiを招致。描き下ろしの新作から未発表のアーカイブ作品まで、 合計100点以上を展示・販売する。近年、「『ARIGATOUGOZAIMASU』をアートとして1日も休まず描き続けたらどのような事が起こるのか?」という実験芸術を行っているbaanai。ISETAN MEN’S netでは、baanaiがこれまでたどった道のりと絵に対する想いを語ったインタビューも読むことが出来る。【展覧会情報】Baanai 作品展「inaiinaibaanai」会期:2月27日~3月26日会場:伊勢丹新宿店メンズ館2階 メンズクリエーターズ内「ART UP」住所:東京都新宿区新宿3-14-1時間:10:30〜20:00
2019年02月22日三越伊勢丹グループでは、春の訪れによる高揚感を感じられるキャンペーン「花々祭2019」を2月20日から3月26日まで開催。今年は、伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、銀座三越の3店舗に、参加型フォトジェニック・アート展「VINYL MUSEUM」とコラボしたフォトジェニックなスポットが登場する。伊勢丹新宿店本館2階=リ・スタイル TOKYO2019年のメインビジュアルは、期間中の3月8日に訪れる国際女性デーにちなんで、伊勢丹新包装紙を手掛けたフィリップ・ワイズベッカーによる、国際女性デーのモチーフであるミモザの花をもとにしたデザイン。このミモザをキービジュアルに、伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、銀座三越の基幹3店舗にて、春の訪れを感じさせるフォトスポットやミモザイエローに彩られたウインドーが登場する。フォトスポットは、観て楽しむアートではなく撮影者自らがその一部となる参加型フォトジェニック・アート展「VINYL MUSEUM」と初のコラボレーション。アートディレクターに加藤ちあきを迎え、3店舗それぞれの空間を活かしたフォトジェニックスポットが楽しめる。日本橋三越本店1階=ライオン口、本館3階=連絡通路3月8日と9日の各日11時から18時には、花々祭2019 × VINYL MUSEUM「アイシングクッキー・プレゼントキャンペーン」supported by 国際女性デーを開催。数量限定でアイシングクッキーがプレゼントされる。プレゼントの受け取り方法は、伊勢丹新宿店では、リ・スタイル TOKYO公式アカウント(@restyle_tokyo_isetanmitsukoshi)の対象投稿を「いいね」、日本橋三越本店と銀座三越では、各店の公式アカウント(@mitsukoshi_nihombashi)と(@ginza_mitsukoshi)をそれぞれフォローまたは、#花々祭を記載の上、投稿。プレゼントの配布場所は、伊勢丹新宿店本館2階=TOKYOクローゼット/リ・スタイル TOKYO、日本橋三越本店本館1階=ライオン口、銀座三越 9階 銀座テラスにて。また、今回の「花々祭」では、フルカラー電子ペーパーによる世界初のデジタルPOPを店内装飾へ試験的に活用し、色鮮やかに「花々祭」を盛り上げる他、伊勢丹新宿店では、2月20日から3月5日までコミュニケーションロボット“ロボピン”が登場し、2月20日より始まる伊勢丹新包装紙のコンセプトやイベント紹介、商品の紹介など販売員に代わって新たな顧客体験を提供する。【イベント情報】花々祭2019会期:2月20日~3月26日※銀座三越は3月19日まで会場:伊勢丹新宿店本館2階=リ・スタイル TOKYO、日本橋三越本店本館1階=ライオン口・3階 連絡通路、銀座三越 9階 銀座テラス
2019年02月14日“ネイルアート”を軸に、アート・テキスタイル・イラストレーションから、アートディレクションまで、国内外問わず幅広く活動するアーティストHana4がアート展「NEW me」をルーカ シブヤ ギャラリー(RVCA SHIBUYA GALLERY)にて開催中。会期は2月17日まで。同展では、キャンバス作品や新たな試みとなる壁画制作を展示。ネイルアートを原点に、繊細な技術で人々を魅了する彼女が切り開く新しい芸術の形を垣間見ることが出来る。なお、展示会場となるルーカ シブヤ ギャラリーは、様々なアイディアと思考の交流を行うプラットフォームを提供し、ユニークなプロジェクトやアーティストとのコラボレーションを行うルーカ ストア(RVCA STORE) の2階に併設するギャラリー。入場無料で楽しめるアートやサブカルチャーの発信スペースとなっている。【展覧会情報】Hana4「NEW me」会期:2019年1月23日〜2月17日会場:RVCA SHIBUYA GALLERY住所:東京都渋谷区神宮前5-27-5 TOLDAビル2階時間:11:00〜20:00入場無料
2019年02月09日九段下駅から歩いて程なく見えてきたのは、1927年に建てられた旧山口萬吉邸。2018年に国の有形文化財にも指定されたこの場所は、改築を経て、現在は会員制サロン「九段ハウス」として利用されています。この九段ハウスにて1月24日〜26日の3日間、アートサロン企画第一弾「森山大道展」が開催されました。展示作のキュレーションを担当したのは、アマトリウム株式会社とアート・コレクターの宮津大輔さん。大道さんが50年にわたって撮影された20点あまりの名作を選りすぐり、作品を囲いながらアートについて気軽に話し、学べる場をご用意いただきました。■DRESS部員の皆さんをご招待今回の展示会に特別に招待されたのは、DRESSアンバサダーの神吉さんとDRESS部員の伊原さん、國谷さん。みなさん美術館巡りも好きで、今回の森山大道展もとても楽しみにされていたそう。作品の解説をしてくださるのは、東京藝術大学大学院にて研究助手をしている加藤杏奈さんと、本展示会の企画を担当するアマトリウム株式会社の丹原健翔さんです。参加者に解説をする加藤さん(一番右)今回の展示会では、今までアートに興味があったものの、あまり触れてこなかった方でも気軽に楽しめるような工夫が散りばめられています。例えば美術館でよく見られる、作品前に置いてある立ち入り禁止のロープ。ここにはそのような境界線はありません。また、完全招待制のため人混みで作品が見えない、といったこともなし。作品を間近で鑑賞することができます。作品名の記載がないところも、見ている人の想像力を掻き立てます。シャンパンを片手に、来場者の方は会話を楽しんでいました。■写真に現れる、光と陰の世界今回展示されている作品はすべて白黒写真。写真の現像は大道さん自身でおこなっているのですが、印刷用の特殊な薬品を調合し、色を出すのがとにかく至難の技だそう。大道さんが見せたい色を突き詰めて出した「鮮明な黒」こそが、作品の美しさを形作っています。今回ご紹介したいのは「Osaka, Daido hysteric no. 8」シリーズからの作品。Osaka, Daido hysteric no.8 (1997)© Daido Moriyama Photo FoundationCourtesy of Taka Ishii Galleryどこまでも続くかのような真っ直ぐな線路に、引き込まれそうになります。最近の大阪の駅にも見えるし、どこか懐かしい風景にも見えるこの写真について、加藤さんからは「白黒だからこそ、時を超えることができるのかもしれないですね」との解説が。作品を囲んで、それぞれ感じたことが言葉で溢れます。また、ボケ写真の先駆けとも言われる大道さんの作品の中には、あえてピントを合わせない写真も並びます。DOCUMENTARY 78(’86.4 Setagaya-ku, Tokyo) (1986, printer later)© Daido Moriyama Photo FoundationCourtesy of Taka Ishii Gallery■展示されなかった作品を見せてもらう展示は、どの作品をどこに飾るか、見る人のリズムを考えた上で構成されています。そのため、今回どうしても展示することができなかった作品もあります。解説をする丹原さんその作品の一部を、丹原さんが特別に見せてくださいました。会場には展示できなかった作品がこちら特別な機会に、さらに本来見ることができなかった別の作品まで見ることができ、参加者の皆さんは感動していました。展示されている作品は、購入も可能だそうです。アートのある生活は、心を豊かにしてくれますね。今回の森山大道展を皮切りに、今後も現代アート推進活動の一環として、継続的にアートサロンを開催予定です。開催情報はDRESS読者の皆さんに、いち早くお届けします。アーティスト・プロフィール森山大道1938年大阪府池田市生まれ。デザイナーから転身し、岩宮武二、細江英公の助手を経て、1964年にフリーの写真家として活動を始める。1967年『カメラ毎日』に掲載した「にっぽん劇場」などのシリーズで日本写真批評家協会新人賞を受賞。近年では、サンフランシスコ近代美術館(1999年・メトロポリタン美術館、ジャパンソサイエティー(ニューヨーク)巡回)、国立国際美術館(2011年)、テートモダン(ロンドン)で行われたウィリアム・クラインとの合同展(2012~13年)他、国内外で大規模な展覧会が開催され、国際写真センター(ニューヨーク)Infinity Award功労賞を受賞(2012年)するなど、世界的に高い評価を受けている。写真集『新宿』(2002年、2003年 第44回毎日芸術賞受賞)、『モノクローム』『カラー』(2012年)、『犬と網タイツ』(2015年)等多数。
2019年02月08日アートディレクター・浅葉克己による企画展「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」が、2019年3月15日(金)から6月30日(日)まで、東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2にて開催される。浅葉克己は、長野オリンピック公式ポスターやサントリー「夢街道」、武田薬品「アリナミンA」といった数多くの名作ポスター、コマーシャルを制作しているアートディレクターだ。世界各地で様々な人やモノに出会ってきた浅葉克己にとって、「ユーモア」はコミュニケーションの最も大切な感性のひとつである。「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」では、浅葉克己が国内外から集め、インスピレーションを得てきた資料やファウンド・オブジェとともに、「ユーモア」のシンパシーを感じているデザイナーやアーティストの作品を紹介。時代や国を超えた、心和むユーモアからブラックユーモアまで、様々な「ユーモア」のかたちと表現を一望できる。国内からは、福田繁雄の立体作品《アンダーグランドピアノ》、90歳でもなお精力的に活動するクリヨウジ(久里洋二)の挑戦的なアニメーション《LOVE》、和田誠の似顔絵などを展示する。また、海外からの出品作品には、ニュージーランドのディーン・プールの《Fingers》や、イギリスのジョン・ウッド&ポール・ハリソンによる映像作品《The Only Other Point》など世界で活躍するアーティストが名を連ねる。さらに、浅葉克己本人からは、年賀状10年分や、50年分のブチューン(ワイドラックス)カメラで撮影したモノなどを展示する。【詳細】企画展「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」開催期間:2019年3月15日(金)~6月30日(日)開館時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)※5月25日(土)は、六本木アートナイト2019開催にあわせて23:30まで開館延長(入場は23:00まで)休館日:火曜日 ※4月30日(火)は開館会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン入館料:一般 1,100円/大学生 800円/高校生 500円/中学生以下無料■オープニングトーク開催日:2019年3月23日(土)会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2出演:浅葉克己、他
2019年01月27日特別展「息を呑む繊細美 切り絵アート展」が、神戸ファッション美術館で2019年1月12日(土)から3月24日(日)まで開催される。特別展「息を呑む繊細美 切り絵アート展」では、切り絵にフォーカス。はさみやナイフで紙を切ることによって人物や風景などを表現する切り絵は、職人たちの“カミワザ”が感じられる繊細なアート作品だ。今回は、蒼山日菜(あおやま・ひな)、倪瑞良(にい・みずよし)など国内外で高い評価を得ているアーティストたち11名が参加。平面的、モノトーンといった従来の切り絵のイメージから解き放たれた、自由で個性的な作品110点が集結する。【詳細】特別展「息を呑む繊細美 切り絵アート展」会場:神戸ファッション美術館住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1開催期間:2019年1月12日(土)~3月24日(日)時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日※1月14日、2月11日は開館。翌1月15日、2月12日は休館。入館料:一般 1,000円(800円)、大学生・65歳以上 500円(400円)、高校生以下無料※カッコ内は30人以上の団体料金※特別展期間中は特別展料金で特別・常設展の両方観覧可。なお、特別展期間中は常設展のみの観覧は不可。※神戸ゆかりの美術館の当日入館券持参者は割引。参加アーティスト:蒼山日菜、井出文蔵、酒井敦美、関口コオ、辰己雅章、筑紫ゆうな、倪瑞良、林敬三、百鬼丸、福井利佐、柳沢京子【問い合わせ先】神戸ファッション美術館TEL:078-858-0050
2019年01月12日企画展「トム・サックス ティーセレモニー」が、2019年4月20日(土)から6月23日(日)まで、東京オペラシティアートギャラリーにて開催される。トム・サックスは、ニューヨークの現代アーティスト。エルメス(HERMÈS)のオレンジ色の包装紙で製作されたマクドナルドのバリューセットや、プラダ(PRADA)のロゴで模られた便器など、彼の“手作りの既製品”と評される作品は、世界的な有名ブランドなどから高い評価を得ている。日本においては、2004年に開催されたハローキティ誕生30周年記念展「KittyEX.」にて出品された巨大なキティ―像や、ナイキとのコラボレーションなどで広く知られている。日本の文化に深いリスペクトを向けるトム・サックスによる同展は、「ティーセレモニー(茶会、茶道)」をテーマに、彼の目に映る楽しい日本の姿を紹介。日本人が見落としてきた価値観や世界観を改めて気付かせてくれる展示になる予定だ。【詳細】トム・サックス ティーセレモニー会期:2019年4月20日(土)~6月23日(日)会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号開館時間:11:00~19:00(金・土曜日は20:00まで/最終入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)入場料:一般1,400円(1,200円)、大・高校生1,000円(800円)、中学生以下無料※()内は15人以上の団体料金※障害者手帳を持参者および付添1人は無料※割引の併用および入場料の払い戻しは不可【問い合わせ】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年01月07日2019年に開催を予定しているアート展のラインアップがすでに楽しい。約3年にわたる休館を経て3月にリニューアルオープンする東京都現代美術館、2020年に閉館することが発表された原美術館でのソフィ カル「限局性激痛」展、クリムトやシーレの大型展、夜通し行われる銀座メゾンエルメス フォーラムでの向井山朋子 「ピアニスト」 展、ル・コルビュジエ展、3年に一度の瀬戸内国際芸術祭も春から秋にかけて開催される。ヴェロニカ・ゲンシツカ 《Untitled #5》 from the Traces series, 2015–2017. Courtesy of the artist and Jednostka galleryアート展だけでなく、ヴィヴィアン・ウェストウッド、マルタン・マルジェラのドキュメンタリー映画も控えた2019年、見逃せないトピックスが目白押し!―2019年、注目のアート展・映画まとめ―
2019年01月05日ねこの合同写真展&物販展「ねこ休み展」のスピンオフ企画「まるごとホイちゃん展 in ⼤阪」が、ルクア大阪にて開催。期間は、2019年1月16日(水)から21日(月)まで。「ねこ休み展」史上初の単独展開催となる本展。記念すべく第1回目の主役に選ばれたのは、「ねこ休み展」で⼈気の⽢えん坊猫“ホイップ”こと、通称“ホイちゃん”だ。まるで「チクワ」のようなユニークな模様の毛並みを持つホイちゃんは、その愛らしい姿からSNSで25万人超えのフォロワーを持つアイドル猫でもある。今回は、そんなホイちゃんに焦点をあてた新作や未公開作品を展示。また2.5メートルを超える超巨⼤化したホイちゃんと写真が撮れるフォトスポットも設置予定など、会場全体がホイちゃん一色に彩られる。ファンにはたまないグッズコーナーには、「ねこ休み展」ゆかりの作家陣とのコラボレーションアイテムも登場。<灯さかす>とタッグを組んだステッカーや、<marucoro chan>とコラボレートした「ホイちゃんこけし」など、会場でしか手に入らない限定グッズが並ぶ。さらに期間中は、先着入場者1000名に、ホイちゃんの姿を捉えたオリジナルポストカードを配布する嬉しい特典も用意。なお1月19日(土)と20日(日)には、ホイちゃんの飼い主である“ホイ主”も在廊する予定だ。【詳細】「まるごとホイちゃん展 in ⼤阪」期間:2019年1月16日(水)~21日(月)10:00〜21:00 ※最終⽇のみ19:00閉場休館日:なし場所:ルクア大阪 9階 LUCUAホール住所:⼤阪市北区梅⽥3-1-3⼊場料:300円 ※3歳以下無料※上記は予定の為、内容が変更になる可能性有り■アイテム例<灯さかす>ステッカー 2種 各700円<0313>オリジナルトートバッグ 2,400円<marucoro chan>ホイちゃんこけし 2,500円■入場者特典先着入場者1000名に、ホイちゃんのオリジナルポストカードがプレゼント
2018年12月28日世界的に浸透しているアートを日常に取り入れた暮らし。日本でも生活の中にアートを取り入れる人が増えているそうです。来年はアートで彩りのある生活を始めてみようかな?でも、アート作品を選ぶのって難しいし、価格も高いイメージだし、ハードルが高め。。なのが本音。ならばぜひとも足を運んでほしいのが、来年京都で開催される「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」。タイトル「A luminescent box」/和田直祐 「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」は、アーティスト自らが展示会場に立って作品の説明から販売まで行うというユニークな取り組み。今年の2月に開催されていて話題となり、来年が2回目の開催です。オシャレで素敵な作品を作家本人から買えて、しかも手の届く価格帯の作品も多いのでかなり本気で見ちゃいます。これまでアートに敷居の高かった人にもオススメです。 京都文化博物館別館:「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」の会場の一つ ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019日 程:2019年3月2日(土)、3日(日) ※1日(金)は特別内覧会を開催会 場:京都府京都文化博物館別館 / 京都新聞ビル印刷工場跡時 間:10時00分~18時00分入場料:1,000円(学生無料 要・学生証) ※京都新聞ビル印刷工場跡は無料[URL] さらに、「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」開催にあたりサテライトイベントとして、京都府内のホテルや飲食店などが展示会場になるイベント「ARTISTS’ FAIR KYOTO2019: BLOWBALL」が開催されます。 ■ 会場のご紹介(一部) 京都、錦市場からほど近い、築約100年の町屋をリノベーション。最先端のクラフトビ ールを生み出す醸造所を併設した、“和クラフト”料理が楽しめるレストラン。 創業安政三年(1856年)。変わるものと変わらないものを見極めながら、京都だけが持 つ独自の文化や美しさを、お料理やおもてなしの心を通じて、世界中に発信している。 「下鴨プレアデス」 下鴨茶寮と若手アーティストがコラボレーション"アート"と"ホステル"を合わせ、展覧会の中に宿泊し、美術を“体験”として深く味わっていただくための宿泊型のアートスペース。 さらに、2019年春にオープン予定の宿泊型ミュージアム「BnA Alter Museum」では、制作中の宿泊アート空間をはじめ施設全体を特別公開する、「ナイトミュージアムツアー」を開催。食事を楽しむ人や宿泊する人も、注目の若手アーティストたちの作品が想像を超える展示空間で楽しめます。 アートに染まる早春の京都。美味しいものを食べてアートを楽しんで、街をめぐる。伝統とモダンが同時に存在する文化の街、京都でしか味わえないアートとの出会いを楽しんでみてはいかがでしょう。さぁ、京都へGo! 「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019: BLOWBALL」※ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019のサテライトイベント。日 程:2019年2月初旬~3月下旬 会 場:KYOTO ART HOSTEL kumagusuku、スプリングバレーブルワリー京都、下鴨茶寮、BnA Alter Museum、ワコールスタディホール京都 [URL] ※各会場によって開催時期が異なります。詳細はWEBでチェック!
2018年12月22日ゆずの新曲『マボロシ』の楽曲世界観の深層に迫るアートワーク展「ゆず マボロシ展」が、12月7日から12日まで、東京・目黒のCLASKA The 8th Galleryで開催中。11月16日に配信リリースされたゆずの新曲『マボロシ』は、近年のゆずが背負ってきた“陽”のパブリックイメージを手放し、現在のゆずが表現できる“陰”の部分を表現したミディアムバラード。北川悠仁が「ゆずを俯瞰し、プロデュースする」感覚で制作を行い、岩沢厚治の唯一無二の歌声をより昇華させた意欲作だ。今回のアートワーク展は、同作のメインビジュアル、ジャケット写真を手掛けた写真家・北岡稔章が撮影した、楽曲世界観の深層に迫るアートギャラリーとなる。“光と闇”“表と裏”“感情の揺らぎ”“水”“重なり”…さまざまな切り口から楽曲を捉え、見る者を新たな境地へと誘っていく。空間デザインは山家章宏、グラフィックデザインは鳴尾仁希が担当。これまで数々のアーティストとコラボレーションを行い、従来のJ-POPの枠を越えた表現を続けてきたゆずの、最新のアートワークが並ぶ。【イベント情報】ゆず マボロシ展会期:12月7日~12月12日会場:CLASKA 8F “The 8th Gallery”住所:東京都目黒区中央町1-3-18時間:12月7日~11日 12:00~20:00(最終受付19:40)、12月12日 12:00~17:00(最終受付16:40)※最終日のみ17:00クローズ入場無料
2018年12月10日