女優の安藤サクラが、主演映画<a href="">『百円の恋』</a>の上映会&トークイベントで急遽“ハイタッチ会”を開催し、真っ赤に腫れ上がった手のひらの写真を公開した。映画『百円の恋』は、実家にひきこもって自堕落な日々を送る32歳の斎藤一子が、妹とのケンカをきっかけにやけくそで家を出て一人暮らしを始め、深夜に働きだした百円ショップで中年ボクサーと出会い、どうしてもうまくいかない日々の中で衝動的に自らボクシングを始めるというストーリー。安藤さんは同作で、第39回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞。その受賞を記念した凱旋上映として2日に東京・テアトル新宿にて上映会&トークイベントが実施された。安藤さんは4日(月)、そのイベントの模様をTwitterでふり返り、集まったファンとともに撮影した写真や動画を公開して「とってもうれしかった」「こころより感謝申し上げます。 ありがとうございました」と感謝の言葉をつづった。また、「なんだかたまらなくて、名残惜しくて、お見送りしたくなって、ロビー出て咄嗟にはじめてしまった」と、イベント終了後に急遽ハイタッチ会を行ったことを明かし、多くのファンとのハイタッチで腫れ上がった手のひらの写真を公開。「急な事にもかかわらずあたたかく見守って下さったテアトル新宿の皆様、有難うございました。 この真っ赤な右手は宝物です」と喜んだ。(花)■関連作品:百円の恋 2014年12月20日より全国にて公開(C) 2014 東映ビデオ
2016年04月04日ミュウミュウ(MIU MIU)が3月22日、ショートフィルムプロジェクト「MIU MIU WOMEN’S TALES /女性たちの物語」の最新作『SEED』の上映会とカクテルパーティーを東京・新宿のパークハイアット東京(PARK HYATT TOKYO)にて開催した。「MIU MIU WOMEN’S TALES /女性たちの物語」は、国際的に活躍する女性監督たちが21世紀の女性らしさを表現したムービーを展開するショートフィルムシリーズ。第11弾となる最新作『SEED』では、監督をカンヌ国際映画祭で複数の受賞歴を持つ河瀬直美が、音楽をサカナクションが手掛けた。幻想的な世界が色鮮やかに描き出されている。パークハイアット東京のTHE BALLROOMで開催された上映会には、監督の河瀬直美や主演の安藤サクラを始め、女優の田中麗奈、モデルの萬波ユカ、emma、松井愛莉、三吉彩花や映画関係者やセレブリティー、インフルエンサー、ファッション関連のメディア関係者など多数のゲストが参加した。
2016年03月29日2016年1月より放送され、先日TOKYO MXほかで最終回を迎えた近未来SFアクションアニメ『Dimension W』。その最終話放送直前振り返り上映会が、3月21日(月・祝)、東京・新宿バルト9にて開催された。イベントでは、マブチ・キョーマ役の小野大輔と百合崎ミラ役の上田麗奈が選んだ2話(File.02「ルーザー」とFile.11「消えたジェネシス」)のセレクト上映をはじめ、最終話となったFile.12「辿りついた未来」の一部先行上映、そしてキャスト陣によるトークコーナーなどが行われた。上映終了後のトークコーナーでは、小野と上田に加え、司会進行役を務める鷲崎健、さらにはシークレットゲストとしてルーザー役の中村悠一がステージに登壇した。まずは今回上映された2話を選んだ理由を聞かれた小野は「中村くんがシークレットゲストとして来てくれたからです」と話すと、中村も「ルーザーの初登場の回と正体が分かる回ですからね。お気遣い、有り難うございます」と返し、会場の笑いを誘った。File.02「ルーザー」について小野は「この作品の世界観がすごく凝縮されている話だったと思います。あと、ルーザーが登場した時、最初はロボットかなと思っていました。声も加工されていましたから」とコメント。それに対し、中村は「イベントに来てくださっている時点で、ほとんどの方が原作を読まれていると思うのですが、原作ではルーザーが話すフキダシがカタカナと漢字で書かれていて、おどろおどろしい感じで表現されているんです。そういうこともあって、実はアフレコの収録前に小野さんとルーザーの声について話していて、あんなおどろおどろしい声を出すの? っていうやり取りをしていたんです」と語り、アフレコ現場での裏話なども披露された。ルーザーについての話があったということで、キョーマについて聞かれた小野は「キョーマは見た目がタフなので、力感のある声というか、自分の中にある一番深いところの声を出さなくては駄目かなと思っていたんです。でも、最初のPVの収録の時に、もっと若い感じでお願いできますかって(笑)。どうやら年齢が上に行き過ぎてしまったみたいで」と役作りの苦労を語った。一方、ミラについて聞かれた上田は「ミラはロボットなんですけど、キョーマさんと一緒にいる中で、自己発信のものが出てきたり、自分がキョーマさんを守るんだっていう感情もそうですし、次第に自分で考えることができるようになって、どんどん人間らしくなっていったように思います。それが演じていて難しかったんですけど、1話毎に変化があって楽しかったです」と、ミラを演じる難しさと楽しさを明かした。イベントの最後は登壇者たちが一人ずつコメント。中村は「収録が始まった時に、まだルーザーというキャラクターが最終的にどういう風にアニメで描かれていくのか分からないまま、僕としては走り出していた状態だったので、何とか無事に終えることができて良かったです。しかも、これだけ素晴らしい仕上がりになっていますので、皆さんと同じ気持ちで最終話のオンエアを楽しみに待ちたいと思います。シーズン2があれば嬉しいですし、例えルーザーが出ていなくても僕個人として『Dimension W』を楽しみたいと思っていますので、今後も引き続き応援して頂ければと思います」。上田は「ずっと過去に縛られて生きてきたキョーマさんとミラですが、そんな二人はもちろん、周りのキャラクターたちが過去の自分とどう決着をつけるのか? そのあたりを気にしながら最終話を観て頂けたら、より楽しめるんじゃないかなと思います」。小野は「この作品のイベントに登壇するのは今日が初めてなんですけど、こんなにホーム感のあるイベントは珍しいなと思いました。あと、不思議と自分の好きな人たちが集まってくる作品になっているなって。来る役者さんが、みんな僕の好きな人ばかりなんです。そういうこともあって、収録の時も役について一緒に考えることができたし、本当に役者同士もそうだし、スタッフさんたちもそうだし、熱量の高い現場だったと思っています。作品の中で"コイル=無限の可能性"という表現があるんですけど、僕も本当にそう思っています。アニメはこれで完結を迎えますが、これから先もずっと続けていけると思える可能性を、僕自身は『Dimension W』から感じています。皆さんも最終回を観て、そんな風に思って頂けたら嬉しいです」。それぞれがファンへ熱いメッセージを送り、この日の上映イベントは幕を閉じた。残念ながらテレビでの放送は最終回を迎えた『Dimension W』だが、現在Blu-rayのリリースがスタートしており、8月26日(金)に発売されるBlu-ray特装限定版第6巻には新作OVAの収録が決定しているので、こちらも楽しみに待ちたい。そのほか詳細はアニメ公式サイトにて。(C)岩原裕二/スクウェアエニックス・DW製作委員会
2016年03月28日坂本龍一が音楽を手がけた映画『レヴェナント:蘇えりし者』の特別上映が4月7日(木)に恵比寿 ザ・ガーデンホールで行われ、映画の上映だけでなく、坂本のピアノ演奏も行われることが決定した。その他の画像映画は、アメリカ西部の未開拓の荒野を旅する途中で熊にノドを裂かれて瀕死の状態に陥るも、仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまった主人公ヒュー・グラスが、自然の脅威に立ち向かいながら、死の淵から蘇り、約300キロもの旅をして、フィッツジェラルドに復讐しようと壮絶なサバイバルに挑む姿を描いたもの。本年度の米アカデミー賞で、レオナルド・ディカプリオが主演男優賞に、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが監督賞に、エマニュエル・ルベツキが撮影賞に輝いた。坂本は自身のキャリアの中で、ベルナルド・ベルトルッチ監督(『ラストエンペラー』『シェルタリング・スカイ』)や、大島渚監督(『戦場のメリークリスマス』『御法度』)、ブライアン・デ・パルマ監督(『ファム・ファタール』)など多くの映画作家の作品の音楽を手がけているが、本作では「まだ体調は万全ではなかったのですが、イニャリトゥ監督からの話なので、これは何があってもやらないといけないと内心思いました」と言い、「初めて観たその時から、この映画の主人公は“自然”だと思いました。人間ドラマを包む大きな自然というものを音楽で描きたかった」という。劇中の音楽は坂本、“アルヴァ・ノト”ことカールステン・ニコライ、The Nationalのギタリストでもあるブライス・デスナーが担当。イニャリトゥ監督は以前から坂本の楽曲を自作で使用しており「彼の曲には余計なものがなく優雅で感動的だ。今回の音楽には、感動的な静寂がある。静寂という間が映画にとって重要な役割を果たすんだ」と語っている。特別上映では、坂本のピアノ演奏も予定されており、彼が作品について何を語り、どの楽曲を演奏するのかも気になるところだ。『レヴェナント:蘇えりし者』4月22日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか 全国ロードショー
2016年03月15日劇場版『探偵オペラ ミルキィホームズ~逆襲のミルキィホームズ~』完成披露上映会が2016年2月17日、東京・新宿バルト9で行われ、ミルキィホームズの三森すずこ、徳井青空、佐々木未来、橘田いずみと、桜井弘明監督が登壇した。本作は2月27日公開予定の「ミルキィホームズ」シリーズ初となる劇場アニメ。偵都ヨコハマの迷探偵・ミルキィホームズはもちろん、怪盗帝国やGenius4といったTVシリーズでおなじみのライバルたちが登場するオールスタームービーとなっている。上映前に行われた舞台挨拶に、ミルキィホームズの4人が衣裳姿で登壇し、「ヨコハマ一の名探偵、ミルキィホームズです!」とおなじみの決めポーズ。7年目を迎えての劇場版に「そういえば劇場版ってやってなかったね!」と盛り上がる4人は、作品についてそれぞれ、「アフレコをしたのが10月頃だったんですが、その頃からあまり時間がたっていない感覚なので、もう公開? となってます。あの楽しい劇場版を早く皆に観てもらいたくて高まっています!」(三森)、「ミルキィが結成した頃から、いつか武道館でできたらいいね、劇場版になればいいねと言っていたことがどんどん叶って嬉しいです。7年間にいろいろなことがあって、劇場版にももちろん登場するフェザーズも仲間になりました。いろんなキャラクターが登場するところも見てほしいです」(徳井)、「皆さんに劇場に来ていただいて、ようやく劇場版をやる実感が湧いています。監督やスタッフさんの愛がたくさん詰まっていて、何回も何回も見たくなる作品になっていると思います。頭を空っぽにして楽しんで頂ければと思います!」(佐々木)、「早く観てほしいの一言です。観たファンの人のひとりひとりに感想文を書いてもらいたいです。私たちはすごく楽しくて100%の自信を持っているので、感想が楽しみです!」(橘田)と感想を語った。劇場版の桜井監督は「森脇さんのミルキィそのままはできないので」とTVアニメ1期・2期シリーズについて触れつつ、「『ミルキィホームズ』のアニメを始めた森脇監督も忙しい中、総監督として少し手伝ってくれています。それからメンバー4人も映画の最後にちょっと手伝ってくれたりしているので、楽しみにしてほしいです。画面が大きいから、あまりに激しく動き回りすぎると見る人の目が回っちゃうかと思ったんですが……途中から忘れて(動かしまくって)しまいました(笑)」と作品を振り返ると、ミルキィの4人も「ドタバタなミルキィが帰ってきた!」「懐かしい感じ!」と、TVシリーズ原点回帰的な"楽しいミルキィ"を楽しんでいる様子だった。舞台挨拶中には新日本プロレスのレスラーであり、フェルダー役として本作の声優にもチャレンジした真壁刀義選手が登場。「この俺様、真壁刀義が声優として出演しているからよ、どこに出ているか当ててみな! 楽しんで帰れよ、それだけだ!」と人の良さがにじみ出るアピールをしていた。舞台挨拶のラストは4人が「涙あり笑いあり!」「1秒1秒瞬き禁止」「思った以上にしっかりした見応えがあります!」と口々に語ると、最後は橘田が「この映画はここにいる皆さんのつぶやき(ツイート)にかかっているので、この映画からまた『ミルキィホームズ』が大ブレイクして、逆襲できるように盛り上げてください! これが正直な気持ちです! 宣伝してね!」と熱烈にアピールしていた。『探偵オペラ ミルキィホームズ~逆襲のミルキィホームズ~』は、2016年2月27日(土)より、新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズほか全国ロードショー。 配給はポニーキャニオン/ブシロードミュージック。(C)劇場版ミルキィホームズ製作委員会 (C)HiBiKi
2016年02月17日1989年に公開され、ロングランヒットを記録した名作『バベットの晩餐会』のデジタル・リマスター版が4月9日(土)からYEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開されることが決定した。その他の写真本作は19世紀後半のデンマークを舞台に、慎ましく生きる老姉妹に仕えているフランス人女性バベットが偶然に買った宝くじで大金を手に入れたことから、賞金を使って豪華なディナーをふるまう姿を描いた人間ドラマ。穏やかに過ぎていく時間、圧倒的な映像美、それぞれに過去を背負ったキャラクターたち、そして観客をクギづけにした鮮やかな調理シーン、テーブルに並ぶ料理の豪華さと美しさ……初公開時には多くの観客を魅了し、口コミで動員を拡大。リピーターも多く見られた傑作だ。世界的にも評価の高い作品で、1987年の米アカデミー賞では外国語映画賞を受賞している。今回の上映はデジタル・リマスター素材を使って行われるもので、あの美しい映像、深い人間ドラマ、魅力的な料理がズラリと並ぶ晩餐会を、再びスクリーンで堪能できる。『バベットの晩餐会 デジタル・リマスター版』4月9日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
2016年02月15日1月9日(土)より公開中のオリジナル劇場アニメ『ガラスの花と壊す世界』だが、制作スタッフ陣による生コメンタリー上映会とキャスト陣登壇の追加舞台挨拶が決定した。『ガラスの花と壊す世界』生コメンタリー上映会は、東京・新宿バルト9にて2016年1月29日(金)21:00回に実施される(終了は22:40頃の予定)。登壇者は石浜真史監督、音楽の横山克氏、加藤淳氏(A-1 Picturesアニメーションプロデューサー)、石原良一氏(ポニーキャニオン プロデューサー)が予定されている。チケットは通常料金で、新宿バルト9公式サイト【KINEZO EXPRESS(インターネット販売)】では1月23日(土)0:00より、劇場窓口では1月23日(土)の劇場オープン時間より販売開始となる(※劇場窓口はインターネット販売で残席がある場合のみ販売)。一方、追加舞台挨拶は、1月30日(土)と31日(日)に開催されるが、30日はキャスト3名(種田梨沙、佐倉綾音、茅野愛衣)による「大ヒット御礼舞台挨拶」、31日は花守ゆみりが登壇し、「キャストのサイン入りグッズが当たるプレゼント抽選会&大ヒット御礼舞台挨拶」が行われる。チケットは2,000円(税別)で、それぞれ専用のチケットが必要となる。購入方法や開催時間などの詳細は公式サイトをチェックしてほしい。なお、「キャストのサイン入りグッズが当たるプレゼント抽選会」のプレゼント内容は下記の通り(※プレゼント内容は予告なく変更になる場合がある)。花守ゆみり、種田梨沙、佐倉綾音、茅野愛衣サイン入り宣伝ポスター花守ゆみり、種田梨沙、佐倉綾音、茅野愛衣サイン入りアフレコ台本花守ゆみり、種田梨沙、佐倉綾音、茅野愛衣サイン入りキャラクター原案カントクイラスト使用特製きらきらクリアファイル花守ゆみりサイン入りキャラクター原案 カントク描き下ろし リモ Prototype ミニ色紙種田梨沙サイン入りキャラクター原案 カントク描き下ろし デュアル Prototype ミニ色紙佐倉綾音サイン入りキャラクター原案 カントク描き下ろし ドロシー Prototype ミニ色紙茅野愛衣サイン入りキャラクター原案 カントク描き下ろし スミレ Prototype ミニ色紙(C) Project D. backup
2016年01月21日2016年1月より放送開始となるTVアニメ『無彩限のファントム・ワールド』。その第1話先行上映会とトークイベントが、12月24日(木)、東京・丸の内ピカデリーにて開催された。第1話上映終了後に行われたトークイベントに登場したのは、一条晴彦を演じる下野紘、川神舞を演じる上坂すみれ、和泉玲奈を演じる早見沙織、水無瀬小糸を演じる内田真礼、熊枕久瑠美を演じる久野美咲、そして監督の石原立也氏の6名で、皆クリスマスに合わせた衣装で現れ会場を沸かせた。作品紹介のトークでは、石原監督を中心に「楽しいコミカルな作品」であることが話題となり、皆が肩肘張らずに楽しむことができる内容になっていることが語られた。そして、作品トークの後には、キャスト五名による作品の世界観に絡めたゲームコーナが行われた。1つ目のゲームコーナーは身の回りに潜んでいるかもしれないファントムを想像するゲーム「世にも奇妙なファントム」。ボックスから引いたお題のワードをもとにどんなファントムかを想像する企画だったが、「ガラケー」「クリスマスの靴下」というお題を相手に悪戦苦闘しながらも、ファントムたちのストーリーを思い描いていった。2つ目のゲームコーナーは、キャストの中から特異能力者を炙りだすという名目のもと行われた大喜利企画「特異能力者チェック!」。こちらはスケッチブックに質問の答えを書いていくという企画だが、最後の「スペイン語で『山羊の血を吸う者』という意味の未確認生物とは何?」という質問に対して珍回答が続出。全員が思い思いの未確認生物の絵を書いた結果、奇妙な生物たちが誕生し、会場は大きな笑いに包まれた。登壇者同士の掛け合いから、作品に対するチームの一体感や楽しい現場の様子が伝わってくるような、終始笑いの絶えない温かい空気のままイベントは終了した。『無彩限のファントム・ワールド』は、「ファントム」と呼ばれる、幻と思われている存在と戦う学生たちを描いた、学園異能ファンタジー。京都アニメーションが制作、監督は今回登壇した石原立也氏が手掛ける期待作となっている。監督自ら最後の締めとして話した「10年目の作品ということで気合が入っている」という言葉からも、期待が高まる作品となりそうだ。TVアニメ『無彩限のファントム・ワールド』は、2016年1月6日よりABC朝日放送、TOKYO MX1、テレビ愛知、BS11(1月7日より)にて放送開始予定。放送時間などの詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)秦野宗一郎・京都アニメーション/無彩限の製作委員会
2015年12月25日映画『キングスマン』のブルーレイ&DVDがリリースされたのを記念して、22日に角川シネマ新宿で、“Ladies&Gentlemen 聖夜Ver.上映会”と題したイベントが開催され、300人のファンが集結した。その他の写真本作は日本で公開されて以来、高評価を集めており、熱狂的なファン、繰り返し作品を観賞するファンが多い。今回のイベントも全300席が用意されたがチケットは約3分で完売。会場にはスーツ姿、眼鏡、傘の“キングスマン”のスタイルで来場したファンが多く見られた。上映は、通常上映回とは異なり、クラッカーを鳴らしたり、歓声をあげながら会場全員で映画を楽しむスタイルで、オープニングから会場からは大きな歓声があがった。上映後にはブルーレイのプレミアム・エディションに収録されている特典映像の上映や、抽選会も開催。ロビーや劇場内は装飾がされており、終映後には装飾をじっくり眺めるファンの姿が多く見られた。本作の原作は『キック・アス』『ウォンテッド』などを手がけてきたマーク・ミラーのコミックス。高級スーツ店“キングスマン”はロンドンのサヴィル・ロウにあり、洗練された紳士が集っているが、その実体は、どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関だ。ファースが演じるハリーは、組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)の下で日々、秘密裏に活動を行っているが、ある日チームの一員が何者かに惨殺され、新人エグジー(タロン・エガートン)をスカウト。エグジーは街のチンピラから“真の紳士”へと成長し、世界に危機に立ち向かう。『キングスマン』ブルーレイ&DVD 発売中※デジタル配信中
2015年12月24日オンエアまで約1カ月、そして先行上映会まで約1週間と迫ったTVアニメ『虹色デイズ』だが、今回はメインキャストを務める羽柴夏樹役の松岡禎丞、松永智也役の江口拓也、片倉恵一役の島﨑信長、直江剛役の内山昂輝の4人が語った、作品に対する想いや意気込みを紹介しよう。『虹色デイズ』は「別冊マーガレット」(集英社刊)にて連載中の作品で、コミックスは第10巻までが既刊となっており、総発行部数は186万部を超える。昨年10月のコミックス第7巻発売時にはドラマCD同梱版も発売となっており、TVアニメのキャストについても同じメンバーで放送される。アニメ化が決定したことに松岡は「最初はVOMICから始まり、ドラマCDを経てアニメ化が決まったということで、純粋に嬉しかったです」と述べた。そして江口が「ドラマCDの際にも4人でいて楽しかったし、収録後に食事へ行き、アニメ化されたらいいよねと話しをしました」と明かした。この日はドラマCDで演じて以来となる初回のアフレコ収録後ということもあり、島﨑は「素敵な物を作っていきたいと思ったし、この4人ならば作っていけると思いました」とその手応えを語り、内山は「この4人でまた『虹色デイズ』に携われることに嬉しさを感じつつも、任されたという緊張感を持って演じています」と作品にかける想いを話した。今作の主人公たちはとても個性豊かな4人であり、自身が演じるキャラクターについてそれぞれ尋ねられると、松岡は「動いている夏樹くんを見るのは今日が初めてでしたが、違和感無く演じられました。自分の信じていることを曲げない姿勢は似ていると思います。ただ、あんなに女性にストレートな感情を出せないので、そのあたりは羨ましいなと思いつつ演じてます」と述べた。江口は「まっつん(智也)はチャライですね(笑)。そんな彼が一つの恋愛を通して変わっていくところが見所です。ちなみに僕の学生時代とは違い、女性に対して非常にアクティブな性格の持ち主なので、自分が出来なかった高校生活を、彼を通すことで楽しみながら演じています」と話した。続く、島﨑は「恵一は二面性が面白いキャラクターですね。普段のニコニコしている柔らかい印象の彼と、ドSモードの鞭を取り出す彼と……」と話していると、江口が「ピッタリですね!」と一言。これに島﨑が「えっ、ぴったり!? どっちが? 鞭出す趣味はないんだけどな(笑)」と笑いながら返し、現場を和ませる一面も。その後、島﨑は「自分に近い柔らかいキャラと、ドSの彼との二面性を大切に演じています」と語った。内山は「僕が演じる剛は普段ローテンションで、3人がわいわいやっているのを一歩退いたところから眺めているキャラクターです。この点は自分と近い部分があるかなと思います」と話しつつ、加えて「ただ、剛くんはオタクなので、僕はそのあたりの知識が薄く自分で調べるなり、人に聞いたりしています」と続けると、島﨑が「任せて! バッチリ教えるから。なんでも聞いて」と心強い言葉を掛けた。すると内山が「実はドラマCDの時は信長君に聞いたんです。アニメでも信長君を頼っていきたいと思います」と近くに強い味方をがいることを告白した。ちなみにこの日行われたアフレコで、既にフルカラーでアニメが出来ていたと語る4人は、キャラクターの口に合わせて声をあてるのが難しかったと話す。この点を含め、アフレコ前に大久保監督からは「高校生が主人公の作品なので、あまり作り込み過ぎずに演じて下さい」との要望があったという。12月18日(金)に行われる先行上映会について聞かれると、松岡は「このメンバーでイベントに出演させて頂けるとのことで気合は十分です! 僕たちが命を懸けて吹き込ませて頂いたこの作品を存分に楽しんで頂きたいです」と語り、江口は「今日アフレコした作品が最終的にどう完成するのか、皆さんと一緒に共有できることが楽しみです。そして、4人で劇場に遊びに行きますので、直接情熱をお伝え出来ればと思っています」と続けた。島﨑は「この4人で上映会に臨めることが楽しみであり、皆さんと一緒に楽しいものにしたいなと思っています。キャスト、スタッフ一同全力で取り組んでいますので、会場にいらっしゃる皆さんも楽しかったら全力で楽しかったというオーラを出してもらえたら嬉しいです」とコメント。内山は「今日のアフレコで色の付いた絵が動くのを見て、原作を読んでいた僕も感動しました。原作ファンの期待を裏切らない出来に仕上がっていると思いますので、楽しみにしていてください」と、それぞれの意気込みを語った。TVアニメ『虹色デイズ』は2016年1月より放送開始。詳細についてはアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C) 水野美波/集英社・「虹色デイズ」プロジェクト
2015年12月10日毎週日曜17時よりMBS/TBS系列にて放送中のTVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の上映イベント「鉄血の上映会」が12月5日、都内・バンダイナムコ未来研究所ファンシアターで開催された。当日はゲストとして、三日月・オーガス役の河西健吾、ビスケット・グリフォン役の花江夏樹、そしてシークレットゲストとして昭弘・アルトランド役の内匠靖明が参加。会場には多くの応募の中から抽選に当選したファン約200人が駆けつけ、熱い盛り上がりを見せた。イベントでは第10話「明日からの手紙」が上映され、続いてトークショーが展開された。観客と一緒に作品を見るという今回のイベントの趣向について河西は、「お客さんの生の反応を感じることができたので、参加することができてよかったです」とコメント。一方の花江は「ビスケットのおデブ感というのをどこかで際立たせたいと思っていて、第9話で羽織のひもをアミダに締めてもらうシーンがあるんです。あそこでビスケットが『ああっ…』って言うんですけど、それをテストの時に少し苦しそうに『おおっ…』ってやってみたんです。その時はアミダさんのセリフとかぶっていたみたいでバレなかったらしく、それを本番でもやったらさすがにバレてしまい怒られました(笑)」とアフレコ時の裏話を明かしていた。第10話で特にスポットの当たっていたキャラクターである昭弘を演じた内匠は、「自分が出していただいている作品を皆さんと一緒に見ることができて本当に楽しかった」と感想を語るとともに、「昭弘の過去が少し垣間見えたりしましたが、昭弘が今後どうなっていくのか楽しみにしていただければと思います」と観客に呼びかけた。最後には河西から「これからすごく面白い展開が待っています。僕たちも力を込めて一本一本作っていますので、これからも『鉄血のオルフェンズ』の応援をよろしくお願いします」と力強いコメントが寄せられてた。(C)創通・サンライズ・MBS
2015年12月07日森田芳光監督の劇場デビュー作『の・ようなもの』の35年後をオリジナルストーリーで描く『の・ようなもののようなもの』が開催中の松山映画祭で上映され、主演の松山ケンイチ、杉山泰一監督、三沢和子プロデューサーが舞台あいさつに登壇した。その他の画像映画は、東京の下町を舞台に、落語修業にいそしむ若者の姿を軽妙洒脱に綴った森田監督の『の・ようなもの』にオマージュを捧げた続編的な作品。主演の松山ケンイチが真面目すぎる落語家“の・ようなもの”出船亭志ん田(でふねてい・しんでん)を演じるほか、前作に出演した伊藤克信、尾藤イサオ、でんでんが同じ役柄で登場する。「監督への恩返しの想いをこめ、本作を撮りました」という杉山監督は「キャストもスタッフもみんな同じ想いをもって関わってくれました。そう言いながらも、前作を観ていないひとでも十分に楽しめる作品になっておりますので、今日は楽しんで下さい!」と語り、松山も「落語家の青春映画という感じで、すごく見やすいと思うし、いろんな方に好かれる作品。この映画を観終わったあとにぜひ『の・ようなもの』を観てほしいと思ってます」と熱くコメントした。また、長年に渡って森田監督とタッグを組んできた三沢プロデューサーは「とにかく森田は松山が大好きで、映画のキャンペーンがあればなにがあっても大阪に行かなくても、松山には来るほど、毎回お邪魔しておりました。一般の試写会は(TIFFを除いて)一切していないので、最初に観て頂けるのが松山のみなさまということが、多分森田本人もすごく喜んでいると思います」と語り、集まった松山の人たちから笑みがこぼれた。『の・ようなもの のようなもの』2016年1月16日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開
2015年12月04日2016年1月より放送開始となる、京都アニメーション制作の新作アニメ『無彩限のファントム・ワールド』。その第1話先行上映会イベントの開催が決定した。イベントは、クリスマスイヴの12月24日(木)に丸の内ピカデリーにて開催。下野紘(一条晴彦役)をはじめ、上坂すみれ(川神舞役)、早見沙織(和泉玲奈役)、内田真礼(水無瀬小糸役)、久野美咲(熊枕久瑠美役)、石原立也監督など豪華キャスト・スタッフの登壇が予定されている。現在、きゃにめ.jpの応募専用ページにて先行抽選販売が受付中となっている。先行販売の受付期間は11月30日(月)23:59まで。料金は1,500円(税込)。(C)秦野宗一郎・京都アニメーション/無彩限の製作委員会
2015年11月24日現在TOKYO MXほかにて放送中のTVアニメ『ハッカドール THE あにめ~しょん』だが、ニコニコ生放送での「振り返り上映会」がを12月2日に開催されることが決定! また、12月25日発売となるBlu-ray第1巻のジャケットイラストも公開された。「ハッカドール」は、2014年8月よりスタートしたアニメ・漫画・ゲーム・声優・特撮など、オタク向けのスマホニュースアプリ。ユーザーひとりひとりの好き/嫌いを学習し、ピッタリの情報を届ける「君にシンクロするニュースアプリ」というキャッチコピーを持つオタク特化型の"パーソナルエンタメAI"として開発され、2015年10月時点で累計100万ダウンロード、1億5千万PV(ページビュー)を記録しているが、そんなアプリに登場するキャラクター・ハッカドール1号、2号、3号が、現在TVアニメに登場中となっている。今回決定したニコニコ生放送『「ハッカドール THE あにめ~しょん」1話~9話 振り返り上映会」では、第1話(10月2日放送)「パーソナルエンタメAI! ハッカドールです!」から、11月27日放送予定の9話「オレをとめられるのは火曜の定期メンテだけだ」までが、12月2日(火)24:00より一挙上映される。11月25日に発売される「Happy Days Refrain」のカップリング曲「キャベツ検定」がハッカドールたちによって披露された第2話「アイドルやらせてください!」や、アニメ制作現場の描写に迫った第7話「KUROBAKO」など、現在見逃している人も、わずか1時間ですぐに最新話まで追いつける放送内容。約7分のショートアニメと思えないほどのセリフのボリュームと、内容の濃さを持った本編の振り返り観て、最終話に向けて加速するハッカドールの魅力を改めてチェックしてみよう。○Blu-ray第1巻のジャケットイラストを公開Blu-ray第1巻のジャケットは、主要キャラクターであるハッカドール1号・ハッカドール2号・ハッカドール3号の3人が日頃待機している電脳空間を背景に、それぞれ個性溢れるポーズで浮遊しているイラストとなっている。Blu-ray第1巻には、振り返り上映会でも放送される第1話~6話までを収録。出演キャスト(高木美佑・奥野香耶・山下七海)によるマイペースなオーディオコメンタリーも特典として用意される。(C)DeNA/ハッカドール THE あにめ~しょん 製作委員会
2015年11月21日2016年1月より放送開始となるTVアニメ『虹色デイズ』の先行上映会が、2015年12月18日(金)にユナイテッド・シネマ豊洲にて行われることが決定。さらに、オープニングテーマおよびエンディングテーマの情報も公開された。12月18日に開催される先行上映会では、本作のメインキャストを務める羽柴夏樹役の松岡禎丞、松永智也役の江口拓也、片倉恵一役の島﨑信長、直江剛役の内山昂輝の4人がスペシャルゲストとして登場する。イベントの概要およびチケットに関する詳細は、TVアニメ『虹色デイズ』公式サイトをチェックしてほしい。■TVアニメ『虹色デイズ』スペシャル先行上映会 - 概要【会場】ユナイテッド・シネマ豊洲【公演日】2015年12月18日(金)【時間】<第1回目>開場17:30 / 開演17:45/ 終演18:45(予定)<第2回目>開場19:00 / 開演19:15/ 終演20:15(予定)※第1回目・第2回目の内容は同じ。【チケット料金】各回ともに3,000円(税込)【スペシャルゲスト】松岡禎丞、江口拓也、島﨑信長、内山昂輝【チケット一般発売日】11月21日(土)10:00より専用サイトにて販売※インターネットで予約後、近くのローソン・ミニストップにて発券。○オープニングテーマは「ソナーポケット」が担当TVアニメ『虹色デイズ』の主題歌情報もあわせて公開され、オープニングテーマを「ソナーポケット」、そしてエンディングテーマを本作のメインキャラクターである、羽柴夏樹・松永智也・片倉恵一・直江剛の4人が歌うことが明らかとなった。楽曲の詳細やリリース情報は、今後あらためて発表される。■オープニングテーマ担当アーティスト「ソナーポケット」からのコメント夏樹、智也、恵一、剛の4人の仲の良さを見ていると、僕ら3人とも通じるものがあり、すぐにイメージを湧かせて曲を書き下ろす事ができました。曲を作りながら青春を取り戻した気分です(笑)。僕らの楽曲が、この素晴らしい作品のアニメ化に花を添える事ができれば嬉しいです。TVアニメの放送スタートまであと2カ月となった『虹色デイズ』だが、現在声優オーディションを実施中。こちらは11月23日までの期間、カラオケDAM『DAM★とも』とのコラボで実施されている。また、先日発表となったスマホアプリのタイトルが『虹色デイズ~虹色☆コレクション~』に正式決定し、現在事前登録受付中となっている。(C)水野美波/集英社・「虹色デイズ」プロジェクト(C)「虹色デイズ」SNS ゲームプロジェクト
2015年11月13日ポリゴン・ピクチュアズは、TVアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』が、シンガポール航空の機内エンタテインメントとして上映されることを発表した。上映期間は2015年11月1日から2016年2月29日までの4カ月間。定評のあるシンガポール航空の機内エンタ-テイメントシステム「クリスワールド」にて、世界34カ国、61都市におよぶグローバルネットワーク全域でアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』全12話(音声:日本語、字幕:英語)を視聴できる。なお、本作が機内エンタテインメントとして上映されるのはシンガポール航空が初となり、11月中はシンガポール航空のみの独占上映の予定。(C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局
2015年11月01日TBSの日曜劇場「下町ロケット」の第1話完成披露上映会が10月12日(祝・月)に開催され、主演の阿部寛をはじめ、土屋太鳳、立川談春、安田顕、真矢ミキ、恵俊彰、吉川晃司が揃って舞台挨拶に登壇した。池井戸潤の累計130万部突破の直木賞受賞小説を連ドラ化。下町で小さな町工場を経営する佃がかつて携わった国産ロケット開発への思いをあきらめず、経営者としての立場との葛藤を抱えつつも夢のために奮闘するさまを描き出す。阿部さんらは会場後方の席で観客と一緒に第1話を鑑賞。阿部さんは「僕も初めて見たんですが、試写で見るとアラばかり探してしまうので見たくなかったんですが、安田さんに『見ますよね?』と脅されて見たんですけど、泣きました!こんな素晴らしい作品に出られてよかったです。感無量です」と明かした。「最近、涙もろくなって…、泣かなくていいところで泣いちゃう」と苦笑を浮かべつつ、特に劇中で談春さんが阿部さんに熱く語るシーンを挙げ「現場でも泣いたし、今日、見ても感極まった」と語った。阿部さんの娘役を演じる土屋さんも作品を鑑賞し胸を熱くしたよう。「私はいま20歳で、いつか結婚したいという願望がありますが、ダンナさまになる人はこういう社会で働いているのかと思うと、応援したくなるしキュンとします。男性のドラマですが、女性が見てドキドキすると思います」と熱く語った。特に男性陣で誰がステキか?という難問には「ホントにみなさん、ステキだなと思います」と華麗にかわし、恵さんから「100点満点だと思います」という賞賛も飛び出した。その恵さんは元々、池井戸作品が好きで原作を読んでいたそう。「話が来て『誰が(佃を)やるの?』と聞いたら阿部さんということで『イケる』と思った」と述懐。さらに、佃が開発した技術を何とか自社のものにしようとする帝国重工の財前を演じる吉川さんについて「帝国重工の廊下を駆け抜けていく姿を見て変身するんじゃないかと思った(笑)」とイジリ、これには吉川さんも「悪の帝国みたい。『スター・ウォーズ』のような(笑)」とうなずき、会場は笑いに包まれた。キャスト陣はそれぞれに、佃に代表される、日本の社会を支え続けてきた中小企業にエール!吉川さんは「日本を支えてきたんは中小企業。働くお父さんたちはみんなヒーローなんだなと思います」と語り、役作りのために実際に工場に足を運んで中小企業の経営者から話を聞いたという阿部さんも「知らなかったことがたくさんありました。みなさん、仕事に誇りを持って生き抜いていて、僕なんてまだまだ甘いと勉強になっています」と改めて名もなき労働者たちの偉大さに思いをはせていた。「下町ロケット」は10月18日(日)よる9時より放送開始(初回2時間スペシャル)。(text:cinemacafe.net)
2015年10月12日2015年10月10日から放送がスタートする『ご注文はうさぎですか??』の第1羽先行上映会が、新宿ピカデリー シアター1で行われ、小倉充俊プロデューサー(司会進行)と橋本裕之監督、そしてチノ役の水瀬いのりとリゼ役の種田梨沙が登壇した。イベントはまず、キャスト達の挨拶から始まり、早速上映がスタート。いつものメンバーが集まるだけで、日常がキラキラとしたものになるという第1期の雰囲気そのままに、第2期は、最初からみんなの仲がいいということで、よりパワーアップした賑やかさで、見どころも満載だった。そんな第1羽の上映が終わり、話したいこといっぱいある! といった感じで再び登壇した水瀬と種田。ティッピーがかわいくて裏ではしゃいでいたことや、アフレコの思い出話をすると、橋本監督は、第2期はそれぞれの家族の話も出てくるので楽しみにしていてほしいと語っていた。キャストから監督に聞きたいことを質問するコーナーでは、第1羽にあったパロディ的なところを突っ込んだり、OP制作秘話、さらにこの日は歌だけの披露となったEDのアニメーションを「きんいろモザイク」の天衝監督が担当をしていることなど、興味深い話が語られた。さらに観客からの質問も受け付け、「ティッピーはなんで頭から落ちないの?」という質問には、「すごい良い質問! ちょうど第2羽でそれについて触れてるんです!」と種田が回答。「ラビットハウスはお客さんいなくても成り立ってるの?」という質問には「映ってるときのタイミングです!」(水瀬)。最後に水瀬、種田、橋本監督よりメッセージが語られ、トークも盛りだくさんな上映会は終了した。■水瀬いのりここに来られない方がたくさんいたと聞いたので、その方たちにも早く見てほしい。自分にとってもチノはとても大きな存在。これから第2期、一緒にチノちゃんの成長を見守れるのが楽しみです。『ごちうさ』は、何度見ても心が癒やされるのがいいところなので、耳を長くさせながら、待っていてください。■種田梨沙第2期ができるなんて素晴らしいこと。第1羽は、変わらぬかわいさとパワーアップした魅力もたくさんあって、面白くなって帰ってきたと思いました。今日も、見たあと皆さんがニヤニヤしていましたけど、この幸せを10日から全国にお届けできるんだなと思うと楽しみで仕方ありません。新キャラも出ますので、楽しみに待っていていただけたらと思います。■橋本裕之監督第1期を応援してもらって第2期があって、第1期を楽しんでくれた人が楽しめる第2期はどんなものだろうかと考えながら、自分も一緒に楽しんで作っています。最後まで応援していただければと思います。TVアニメ『ご注文はうさぎですか??』は2015年10月10日よりTOKYO MXほかにて放送開始予定。(C)Koi・芳文社/ご注文は製作委員会ですか??
2015年10月05日「進撃の巨人」のスピンオフ作品として話題を呼び、2015年10月より放送開始となるTVアニメ『進撃! 巨人中学校』だが、その放送に先んじて、先行上映会が開催されることが決定した。上映会は9月26日(土)に東京2回、27日(日)に大阪2回の計2カ所・計4回の日程で開催される。先行上映会には、出演声優によるキャストトークも合わせて開催される予定となっており、1日目の東京では、エレン・イェーガー役の梶裕貴とミカサ・アッカーマン役の石川由依、そしてアルミン・アルレルト役の井上麻里奈が出演。2日目の大阪では石川由依に加え、サシャ・ブラウス役の小林ゆうと、ベルトルト・フーバー役の橋詰知久が出演する。こちらの先行上映会は、通販サイト「きゃにめ,jp」にて9月7日(月)23時59分まで先行エントリーを受付中。詳細ならびにエントリーは、特設サイトをチェックしてほしい。■TVアニメ『進撃! 巨人中学校』先行上映会 - 開催概要【東京】日時 : 9月26日(土)1回目 / 18時開演2回目 / 19時30分開演場所 : 新宿バルト9出演 : 梶裕貴、石川由依、井上麻里奈内容 : 上映会+キャストトーク料金 : 2,000円(税込)【大阪】日時 : 9月27日(日)1回目 / 13時30分開演2回目 / 15時30分開演場所 : MBS 1Fちゃやまちプラザステージ出演 : 石川由依、小林ゆう、橋詰知久内容 : 上映会+キャストトーク料金 : 2,000円(税込)TVアニメ『進撃! 巨人中学校』は、2015年10月よりMBSほかにて放送開始予定。(C)中川沙樹・諫山創・講談社/「進撃!巨人中学校」製作委員会
2015年08月26日8月22日(土)、川崎市にて開催される「KAWASAKI しんゆり映画祭 2015」内の企画として「なつやすみ野外上映会」の開催が決定。『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の野外上映が行われる。今年で21回目を迎える「KAWASAKI しんゆり映画祭 2015」は、1995年に川崎市の「芸術のまち構想」の一環としてスタート。例年テーマに添った作品を上映し、監督・俳優などによる座談会やシンポジウム、ミニコンサートなどが開催されている。2000年より、同映画祭の特別企画として「なつやすみ野外上映会」をスタート。今年で16回目の本企画では、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、ロバート・ゼメキスが監督を務めた2015年が舞台の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』を、川崎市立麻生小学校校庭にて野外上映する。また、「KAWASAKI しんゆり映画祭 2015」は11月3日(火・祝)~11月8日(日)にて開催。昨年開催時には、『私の男』や『ダラス・バイヤーズクラブ』といった話題作も上映し、藤竜也もトークイベントに登場。今後発表される上映ラインナップで、さらに注目を集めそうだ。「なつやすみ野外上映会」は、8月22日(土)川崎市立麻生小学校校庭にて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年08月19日ベクトルは17日、シネ・リーブル池袋にて会社説明会を行い、自社を舞台とした「東京PRウーマン」を先行上映した。○「東京PRウーマン」は、PR会社ベクトルが舞台!2016卒就職活動は例年より3カ月の後ろ倒しの3月解禁、また先行時期も繰り下げにより8月開始となった。これを受け、同社は新たな採用方法として、BS-TBSとタイアップ映画製作事業を発足し、リクルーティング映画「東京PRウーマン」の製作を行った。同作品には、海外で注目されているPR手法"ストーリープレイスメント"が用いられている。これは、ドラマや映画作品の中で商品を露出させる"プロダクトプレイスメント"から発展したもの。ストーリーそのものが商品やサービスと連動することで、鑑賞者にとってより深いレベルで企業・商品・サービスについての理解を促す手法となっている。プラチナムの代表取締役社長の吉柳さおり氏は「PRという仕事はなかなか簡単に説明することが難しい仕事なので、こういった映像をつくって、より多くの方々に知っていただきたい」とコメントした。同社を舞台とした映画作品を上映する会社説明会は、日本初の取り組みだという。今後、同社は「東京PRウーマン」を通じて一人でも多くの人にPRという仕事を知ってもらい、業界活性化に繋がることを期待している。さらに、日々変化する新卒採用の環境に様々な手法を用いてスピーディーに対応し、「いいモノを世の中に広める」という企業理念に共感する学生と最適なコミュニケーションを目指すという。今回製作された「東京PRウーマン」には、山本美月、山本裕典、桐山漣、井上正大、佐藤ありさ等が出演。また、脚本は「ドクターX~外界・大門未知子~」「東京少女」などを代表作に持つ林誠人、監督は「銭の戦争」「推定有罪」などを手掛ける鈴木浩介が担当している。
2015年08月19日●「あと5年で限界」発言、トピックとしてまとめられてそうなってしまった7月18日、東京・新宿バルト9にて「日本アニメ(ーター)見本市 初号上映会」が開催された。「日本アニメ(ーター)見本市」はスタジオカラーとドワンゴが共同で制作・配信する短編アニメ企画。さまざまな監督による短編作品を毎週1本のペースで無料配信しており、業界内外の注目を集めている。ジャンルや表現手法などの縛りがない自由な創作の場を提供することで、日本のアニメ文化のさらなる発展と人材育成などにつなげていく狙いがある。同イベントでは、ファーストシーズンで配信された全12話を一挙公開。さらにサードシーズンからも3話分が先行公開された。また、「日本アニメ(ーター)見本市」の企画立案者である庵野秀明監督、ドワンゴの川上量生会長をはじめ、作品を制作した監督陣(雨宮哲氏、荒牧伸志氏、江本正弘氏、谷東氏、鶴巻和哉氏、平松禎史氏、堀内隆氏、本田雄氏、本間晃氏、前田真宏氏、吉浦康裕氏、吉崎響氏)とアニメ研究家で明治大学院客員教授の氷川竜介氏、アナウンサーの山田幸美氏が登壇。「アニメ業界の今後」をテーマにトークを行った。第一線で活躍するクリエイターたちは、アニメ業界の現状をどうとらえているのか。本稿ではトークの内容を中心にレポートしていく。口火を切ったのは、今年5月末に庵野監督が発した「アニメ業界はあと5年で限界を迎える」という言葉の真意を尋ねる質問からだった。庵野監督は「(あと5年くらいで限界という発言は)そういうつもりで言ったんじゃなかったけど、トピックとしてまとめられてそうなってしまった」と苦笑いしながら、「厳しいのは厳しいですよね。展望がないわけじゃないと思いますが、業界全体のシステムが厳しい。ビジネススキームが難しいし、人も来ない。何とかなるんじゃないかなというのと、何ともならないんじゃないかというのがせめぎ合っています」と胸の内を明かした。これに、アニメ研究家である氷川氏は「マンパワーの問題で、企画が増えても人が増えていないんです。諸外国は日本も何倍も人口があるところがアニメを始めたりしていて、マンパワーで負けそうです」とコメント。川上会長も「アニメは社会的影響力のわりに産業規模が小さく、制作環境の犠牲のもとにタイトル数がどんどん増えている状態。このままの形だと業界規模が大きくなっても現場が厳しいので、そこを変えていければいいのでは」と業界の将来を危惧する。一方で、「昔はもっとひどい状況だった」と語るのは、30年間アニメ業界の第一線で活躍するベテラン・荒牧監督。「アニメ業界はどんどんデジタルになって、3D化の流れがくるのかなと見ています。そういう変化を含めてTVシリーズを見ていると、よくがんばっているなと思います。30年前、業界に入ったときはもっとひどい状況で、その頃からもう業界はダメだよねと話していました。よくがんばってるなと思うし、意外と続いたりするのかもしれません」こうした現場の声に対して氷川氏は「アニメはお客さんが思い入れを持たないと何も見えてきません。絵が動くことに意味があるのではなく、お客さんの心を動かすことで生まれる愛が作品を支えています。そのあたり(愛)が痩せてきている気がするのが、一番危惧している部分です」と問題提起し、「アニメそのものがエネルギーになる、日本アニメ(ーター)見本市のような企画があるのはいいことです」とエールを送った。続いてのテーマは「今後アニメーターを目指す若者へのメッセージ」。話題を振られた本間監督は、「僕は業界に入って10年くらいたちますが、人との出会いや関わってきた仕事の運がよかっただけ」と謙遜。その上で、「この業界、先がないような言われ方をすることが多く、楽しい仕事だよと簡単には言えません」としながらも、「絵を仕事にするという信念がある人ならやりがいはあるし、居心地がいい仕事です」とアピール。前田監督も「絵を描いてお金になる業界ってなかなかないですよね」と同意する。また、サラリーマンからアニメ業界に転身したという経歴の持ち主である谷監督は「10年がんばるといいと思います」とコメント。その理由として、自身が10年前にはサラリーマンだったことを挙げ、「今、この壇上にいることを10年前の自分に言っても信じないと思いますから」と笑顔で語っていた。●アニメは多様性が大事だけど、今は二極化しているトークイベントの後半では、観客から寄せられた質問に答える大質問会を開催。「アイデアは普段から溜め込んでいるもの?」という質問に対しては、平松監督が「第一期の作品(『until You come to me.』)ではスタジオカラーからこういうネタでやってくれという感じできたのですが、第二期の『イブセキヨルニ』は普段から見ていた社会問題をやってみました。日本アニメ(ーター)見本市のためというよりは、普段から小さなことでも使えるかなと(溜め込んでいる)」と回答。雨宮監督も「普段から溜め込んだほうがいいというのはその通りだと思います」と同意し、「僕はやっていなかったので大変でした。有名な映画などは共通言語として見ておいたほうがいいと思います」と語った。将来はCGの現場で働きたいという方から寄せられた「CGとアニメの融合について」という質問に対しては、吉浦監督が「より渾然一体となっていくんじゃないか」と回答。「昔は飛行機やロボがCGで人は手描きだったのですが、最近は同一のキャラクターであっても手描きとCGが混在することもあります。手段として、どちらかがやりやすいかを考えて自由に選べる時代になりました」と語っている。根本監督は、「割合としてはCGの方が多くなっていくと思います。現状はCGとのハイブリッドが多いので、CGの分野であっても、手で描くスキルがあればさらに仕事をする上で有利になると思います」とアドバイスを送った。「日本アニメ(ーター)見本市」の企画自体に関する質問も上がった。「企画前にイメージしていたもの、予想してものと変わったことは? 他のクリエイターへの影響は?」という質問に対して、庵野監督は「やったかいがあったし、僕自身よかったなと思っています。アニメは多様性が大事だけど、今は二極化している気がしています。ストップモーションとか影絵とか、アニメには色々な面白さがあったはずなのに、新作ではそういうものがない。それを新作で見てみたいという思いが企画の趣旨でした」とコメント。他のクリエイターへの影響については「こういうものは主流にはならないでしょうけど、端っこでやっていることで業界に広がっているんじゃないでしょうか」と回答し、「単純にアニメは面白いんです。それが伝わればいいなと」と、「日本アニメ(ーター)」見本市の意義について語った。さらに「アニメ制作は中抜きが多い。未来の才能に投資できるクラウドファンディングのような場がほしい。直接的に支援したい」というファンからの声があり、これに庵野監督は「お気持ちは大変うれしいです」とコメントし、「アニメは安いと言われるが、権利関係なども諸々あって、一本作るのにけっこうなお金がかかります。大変なのはもとをとることで、日本アニメ(ーター)見本市はそれを捨てたからできています。今は円盤が売れないと言われていて、色々なスタジオが赤字になっている状態。売れない原因は今突き詰めても仕方ありませんが、小さなお金でも積んでいただければ大きくなります」とアニメ業界の事情を説明。「お金より先にまず気持ちが大事で、愛情があれば。こういうイベントも、お金儲けではなく大画面で見てほしいという気持ちでやっています。自分で言うのもあれですが、愛ですかね(笑)」とアニメへの思いを熱く語った。最後に「ファンとして何かできないか」という質問に対しては雨宮監督が「アニメがすごく好きな人は業界にきてください。それが力になります」と回答。これに庵野監督は「雨宮、いいこと言うね。久しぶりに感動した」と笑顔を見せていた。トークショー後、出演した監督陣のサイン色紙がプレゼントされる大抽選会が行われ、日本アニメ(ーター)見本市の作品上映会を経てイベントは終了となった。アニメがクールジャパンともてはやされる中、業界の低賃金労働と人手不足をどう解決していけるか。第一線で活躍している監督陣も、まだ明確な道筋は見つけられていないようだ。「日本アニメ(ーター)見本市」の可能性と同時に、アニメ業界が抱える問題の根深さを改めて感じたイベントであった。
2015年08月05日日本アニメーター・演出協会(略称:JAniCA)は、過去5年間の「アニメミライ」作品の上映会を開催する。日時は8月1日、2日、7日、9日、21日(各日14:00~16:30)で、1日、2日、9日には作品制作に関わったゲストを招いてのトークセッションも開催される。場所は東京都・乃木坂の国立新美術館 3階 講堂。入場無料(事前申込み不要)。「アニメミライ」とは、2010年より始まった、文化庁による若手アニメーターの人材育成プロジェクトの通称(2015年度より「アニメミライ」の愛称が「あにめたまご」に変更となる)。毎年、4社のアニメ制作企業がそれぞれオリジナルの短編アニメを1作品ずつ制作し、作品制作を通じた人材育成や作品発表機会の確保、各種講座の実施やフォローアップを実施している。今回の上映会は、初回から昨年までの5年間の「アニメミライ」の作品を、5日間のわたり上映するものだ。上映スケジュールは、8月1日が「アニメミライ2011」(旧称:PEOJECT A、参加作品:「キズナ一撃」、「おぢいさんのランプ」、「万能野菜 ニンニンマン」、「たんすわらし。」)、8月2日が「アニメミライ2012」(参加作品:「BUTA」、「わすれなぐも」、「しらんぷり」、「ぷかぷかジュジュ」)、8月7日が「アニメミライ2013」(参加作品:「龍 -RYO-」、「リトル ウィッチ アカデミア」、「アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち-」、「デス・ビリヤード」)、8月9日が「アニメミライ2014」(参加作品:「アルモニ」、「大きい1年生と小さな2年生」、「パロルのみらい島」、「黒の栖-クロノス-」、そして8月21日が「アニメミライ2015」(参加作品:「アキの奏で」、「ハッピーカムカム」、「音楽少女」、「クミとチューリップ」となっている(上映時間は各日とも14:00~16:30)。また、上映終了後に実施されるトークセッションのゲストは、8月1日が黄瀬和哉(「たんすわらし。」監督/Production I.G)と谷村大四郎(「たんすわらし。」脚本)、8月2日が村川康敏(「ぷかぷかジュジュ」脚本)と谷村大四郎(「わすれなぐも」脚本)、そして8月9日が外﨑 真(「大きい1年生と小さな2年生」プロデューサー/A-1 Pictures)、吉浦康裕(「アルモニ」監督/ULTRA SUPER PICTURES)、稲垣亮祐(「アルモニ」プロデューサー/ULTRA SUPER PICTURES)が予定されている(8月7日と8月21日はトークセッション実施なし)。
2015年07月21日2014年11月10日に亡くなった、俳優の高倉健さんの作品を振り返る「高倉健トリビュート上映会」が、中国・上海で実施されている第18回上海国際映画祭(6月13日~21日)内で開催されることになり、14日にそのオープニングを迎えた。高倉さんは、日本アカデミー賞主演男優賞など国内の数多くの映画賞を受けてきた日本を代表する俳優として活躍した一方、中国においても"良き友人"と評され、『君よ憤怒の河を渉れ』(1976年)は中国で10億人もの人が見たと言われるほど、その出演作は多くの人に愛されてきた。2006年に公開された、チャン・イーモウ監督映画『単騎、千里を走る。』では主演を務め、自らが日中友好の懸け橋となっていた。今回の上映会は、上海映画祭側より、高倉健さんへの哀悼の念と、そして、尊敬すべき俳優への賛辞として発案され、日本映画製作者連盟がそれを受けて開催される運びとなった。上映に先立ち行われたオープニングセレモニーには、『鉄道員』(1999年)でメガホンをとった降旗康男監督が登壇。さらに、チャン・イーモウ監督の特別メッセージも放映された。撮影で上映会への出席がかなわなかったというチャン・イーモウ監督は、「高倉さんとは、映画『単騎、千里を走る』でご一緒しましたが、そのお人柄、感性、心のありかた、仕事への態度は、私にとってずっとお手本でした。あの時の高倉さんとの仕事は、生涯消えることのない印象を私に残しました。高倉さんは、私が一生手本とする方で尊敬の対象です」と振り返り、「今この機会をお借りして、高倉健さんに深い敬意を表し、哀悼をささげます。高倉さんをしのぶと共に、回顧展の素晴らしい成功を願っております」とコメントを寄せた。降旗監督は、「このような催しを実現してくださったことを日本の健さんの仲間を代表してお礼を申し上げます」とあいさつ。「健さんの中国における人気の深さは、初登場が中国社会の大変革と重なり、新しいヒーロー像を示したことになると、うかがっています」と高倉さんの中国での評価に触れ、「今夜上映の『鉄道員』は、中国も日本もグローバリゼーションの濁流にのみ込まれた時代に生きた孤独で不器用な男の物語です。その哀歓に共鳴してくださったら、健さんの肉体は失われても、その方々の記憶の中で、健さんはなおも生き続けるのだと思います」と、国を超えた俳優への思いを語った。舞台あいさつ後、降旗監督は、高倉さんとの生前の思い出や、訃報を聞いた際の心境などを告白。「健さんと最後に会ったのは、5月31日にうちにお酒を持ってきてくれたのが最後です。また秋から撮影で会えると思っていたので、訃報を聞いたときには頭が真っ白になりました。言葉ではなく、最後に健さんが車の窓から手を振っていた情景を鮮明に覚えています」と明かす。そして、「健さんが亡くなったということは認めたくない事実ですが、みなさんの記憶にも僕の記憶にも残り続けると思っています。僕にとって健さんは昔も今も変わらずこれからもアイドル的存在ですね」と、希代の名優の死を悼んだ。この日行われた上映イベントには、1000人以上の観客が出席。観客からは、「やっぱり高倉健さんはタフでかっこいい大人の男だった」「上映中は感動しっぱなしで、ずっと泣いていました。」「なにも話さなくても、口元で演技をする高倉さんの姿には素晴らしいものがあります」と映画を絶賛する声が上がった。
2015年06月15日シリーズ最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(6月20日公開)が現地時間14日、第68回カンヌ国際映画祭で特別招待作品として上映され、フォトコールと上映前のレッドカーペットに、ジョージ・ミラー監督とトム・ハーディらキャスト陣が登壇した。フォトコールに登場したのは、ジョージ・ミラー監督をはじめ、新マックスを演じたトム・ハーディ、女戦士・フュリオサ役をスキンヘッド姿で挑んだシャーリーズ・セロン、白塗りの男・ニュークスを演じたニコラス・ホルトの4人。シャーリーズ・セロンは、劇中のマックスをイメージさせるヴァレンティノの黒革ドレス姿で視線を集めた。また、メイン会場のバレで行われたレッドカーペット・アライバルには、先の4人に加えて、凶悪な支配者イモータン・ジョーを演じたヒュー・キース・バーン、ジョーに捕らわれた5人の妻たち"ワイブス"からトースト役のゾーイ・クラヴィッツ、フラジール役のコートニー・イートンらが顔をそろえた。レッドカーペットでもひときわ注目を集めたのが、プライベートのパートナーであるショーン・ペンにエスコートされて登場したシャーリーズ・セロン。セクシーな黄色のロングドレスに身を包み、劇中の女戦士とは打って変わったチャーミングな立ち振る舞いで魅了した。また、トム・ハーディは、スキンヘッドにヒゲを蓄えた素顔を披露した。本作の舞台は、資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した世界。愛する家族を奪われた元・警官のマックスはある日、支配者ジョーの軍団に捕らわれ、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ、配下の白塗り男ニュークスと共に、ジョーに捕らわれた美女たちを引き連れ、逃走する。そして、すさまじい追跡を受けるマックスらは、自由と生き残りをかけた決死のバトルを繰り広げる。(C)2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2015年05月18日5月9日(土)の公開に先立ち、映画『ズタボロ』の完成披露上映会が3日(日・祝)都内で行われ、永瀬匡、清水富美加、堀井新太、成田瑛基、木村祐一、橋本一監督が登壇した。主演の永瀬さんらが登場するも、何故か顔は傷だらけ。「これは木村(祐一)さんにやられたんです」と永瀬さんが暴露すると、「こんな役、親に怒られますよ。普段は湯豆腐みたいに温かい、柔らかい男です」と木村さんが会場の笑いを誘った。本作は『ワルボロ』の続編であり、人気作家・ゲッツ坂谷自身の不良高校時代が赤裸裸に描かれた熱い青春が描かれている。永瀬さん演じるコーイチの周りを固めるのは、朝ドラ「まれ」に出演中の清水さん、朝ドラ「マッサン」から大河ドラマ「花燃ゆ」へと異例の連続出演を果たした堀井さん、そして、小・中・高・大学と、空手日本一の経験を持ち、本作でも本格アクションを披露している成田さんといった日本映画の未来を担う若手俳優陣ばかりだ。「成田さんは、劇中で『鬼』と呼ばれているんですけど、アクションの練習中から音が違って、本物の鬼でした!」と永瀬さん、堀井さんがエピソードを話すと、「でも空手では鉄パイプを持ったり、階段からジャンプしたりすることがないですから、空手も活かされたんですが、学ぶことが多かったです」と真面目に回答。紅一点の清水さんにMCから、劇中のようなこんな男性はどうですか?との質問が投げかけられると、すかさず「こんな男子は絶対に嫌です!あ、でも成田さんはいい」と言われ、成田さんはタジタジだった。「今までで一番お芝居をしなかった作品です。嘘を演じたくなくて、全て自分自身に置き換えながら演技をしていったので、まさに俺だと思いました。これで伝わらなかったら、役者を辞める勢いです」と永瀬さんは本作への自信をみせた。「自分」という看板を背負って成長していく主人公になぞらえ、キャスト・監督がタイトル「ズタボロ」の文字が入った看板を背負い、アピール。ダンベルの重さに永瀬さんが歯を食いしばっていると、会場からは黄色い声援も飛ばされた。映画『ズタボロ』5月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月03日TVアニメ『シドニアの騎士』の新シリーズ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の上映会が26日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた。『シドニアの騎士 第九惑星戦役』は、2014年4月よりTVアニメとして放送された『シドニアの騎士』(原作:弐瓶勉/講談社『アフタヌーン』連載)『劇場版 シドニアの騎士』(2015年)に続く新シリーズ。主人公の谷風長道が操る継衛(ツグモリ)をはじめとする大型兵器・衛人(モリト)と、異生物・奇居子(ガウナ)との戦いが、舞台を新たに第九惑星に移して展開される。本イベントは、「第1回『シドニアの騎士第九惑星戦役』宇宙最速上映会」と題し、1話~3話の振り返り上映と放送前の第4話を公開。上映後には、谷風長道役の逢坂良太、白羽衣つむぎ役の洲崎綾、緑川纈役の金元寿子、瀬下寛之監督による舞台あいさつが行われた。登壇した逢坂は、「収録はだいぶ前に終わっていましたが、こうして皆さまに笑顔で見ていただけてうれしいです」と喜びをあらわに。第4話を観客とともに観た洲崎は「今日初めて見ていただくので、子供を見守るような気持ちでした。皆さまがすごくキラキラした目で見てくださっていてうれしくなりました」と振り返る。一方で、スクリーンでは作品を初めて見たという瀬下監督は「つむぎが、想像以上にかわいくて、怖くて、きれいで、ちょっとキモくてと、非常に多面性のあるキャラとして生き生きとスクリーンで動いているのを見て非常に感動です」と興奮で語っていた。今後も続いていく作品について、逢坂は「恋愛シーンも増えますが、戦闘シーンも盛りだくさんなので楽しんでください」とコメント。司令補である纈を演じる金元は「纈がどんな風に成長していくのか楽しみにしていてください」とこれからの展開に期待を寄せた。瀬下監督は、「2期ではつむぎがカッコよく、かわいく動いています」と、やはりつむぎ推し。しかし「つむぎの大活躍に引っ張られて他のキャラクターも大活躍しますし、さまざまな表情も見られます」と、やはり各キャラクターの見せ場もあるようで、「ジェットコースターのような展開をお楽しみください」と語り、会場のファンを沸かせていた。『シドニアの騎士 第九惑星戦役』は、4月10日よりMBS、TBS、CBCほかにて放送がスタートしている。(C)TSUTOMU NIHEI・KODANSHA/KOS PRODUCTION COMMITTEE.
2015年04月29日2012年11月に公開されたアニメーション映画『花の詩女ゴティックメード』のTCX&爆音上映会』が17日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、声優の川村万梨阿、シークレットゲストとして永野護監督が登場した。今回のイベントは「Newtype 30周年スペシャルイベント」の一環で、4月17日にグランドオープンしたTOHOシネマズ新宿のこけら落とし的なイベントとして開催された。『花の詩女ゴティックメード』は、『ファイブスター物語』の永野護氏が原作・監督・脚本・絵コンテ・レイアウト・原画・全デザインを担当し、永野氏ならではの世界観や圧倒的なビジュアルとクオリティで話題となった作品。今回イベントに冠されたTCXとは「TOHO CINEMAS EXTRA LARGE SCREEN」の略で、TOHOシネマズ独自規格の超大型スクリーンや照り返しの少ない設計などが特徴。「爆音」と題した迫力のサウンドは9.1chで構成されており、永野氏がこだわりぬいた映像と音響を、最新鋭の劇場で楽しむ趣向となっている。上映前のトークには、本作のヒロイン・ベリン役であり、主題歌や劇中歌のボーカルを担当した声優・川村万梨阿が和装で登場。川村は「2012年に公開されたこの作品がこけら落としの作品に選んでもらえるとは思わず、スタッフ共々うれしく思っています。公開以来、だんだん劇場が大きくなっているんです。今回の上映は9.1chという未知の環境なんですが、天井にある緑色の光は全てスピーカーで、音が上から降ってくるような感じなんです」とあいさつした。そして川村がここで、スペシャルシークレットゲストとして、本作の永野監督を呼びこんだ。永野監督は「記念すべきTOHOシネマズの一番大きなスクリーンに2年も前の作品がかかるのも、ドリパスで再上映を求めてくださったりした皆さんのおかげで、幸せだなと思います。最初の公開時の舞台あいさつは皆さんの反応が怖かったんですが、今回は連載再開後である程度ネタバレしているということで、また別の怖さがあります」と語った。永野監督は、Production I.G.の石川社長らの名前を挙げながら、本当に多くの会社や関係者が作品完成に協力してくれたことを語り、先輩である安彦良和氏や富野由悠季氏らが動画スタジオの紹介などで協力してくれたエピソードを紹介すると、「涙が出るぐらいいろんな人たちが声かけて、助けてくれて。俺はかわいがられてるなと思います」と笑っていた。今回の上映では永野監督も事前の映像と音響のチェックに立ち会い、さらに迫力のサウンドになるようにリクエストしたとのことで、「一部のシーンのトリハロンの動きが高速すぎて、スクリーンが大きいから視界から消えるんです。音は9.1chで、特に自然の音ですね。雨の音、風の音。実際に雨の中にいるように錯覚するような音響になっていると思うので、色々なところを楽しんでください」とアピール。さらに「最近のアニメ作りからは離れた自分の作り方をしていますが、ストーリーはオーソドックスな作品です。『ファイブスター物語』を知らない人にも楽しんでもらえると思います」と語っていた。また、永野監督は映像について、原画の解像度が非常に精細で、BG(背景)の容量が通常は一枚30MBほどなのが、本作は1GB~3GBほどのものを使っており、モアレやジャギるのを防いで背景の筆跡すら残しているというこだわりを明かした。川村は「漫画を描いている時、永野の頭の中ではこういう映像が流れているんだと感じてください」と紹介。当日の環境で上映された映像と音声はまさに言葉通りの迫力で、特にカイゼリン(ゴティックメードと呼ばれる主役ロボット)の起動シーンは目の前で機体が起こす空気の震えが伝わってくるようだった。そして、永野監督と言えば気になるのが、待望されている『ファイブスター物語』13巻の発売時期。川村が「13巻はどうしたって(観客が)叱咤激励してください」とからかうと、永野監督は苦笑いしながら「13巻の単行本は6月とかそのへんには出て、夏ぐらいには再開できたらいいなと思います」と予想していた。またトークの後半には、全国のTCX&9.1ch上映に対応できる劇場での『花の詩女ゴティックメード』上映のリクエストが、映画上映リクエストサイト「ドリパス」で今後順次行われることが発表。首都圏以外の劇場でも本作を最高の環境で見られるチャンスがあるかもしれない。
2015年04月20日4月8日より放送がスタートするTVアニメ『放課後のプレアデス』の先行上映会&キャストトークショーが3日、東京のユナイテッド・シネマ豊洲にて開催され、メインキャストからすばる役の高森奈津美、あおい役の大橋歩夕、ひかる役の牧野由依が登壇した。『放課後のプレアデス』は、SUBARU×ガイナックスによる完全オリジナルアニメーションとして2011年にYouTubeにて公開され、今回待望のTVアニメ化。「魔法使い」に任命された5人の少女たちが、プレアデス星人の宇宙船を直すためエンジンのカケラ集めに飛び回る姿を描いている。イベントでは第1話と第2話に加え、4年前に公開された劇場用マナームービーも上映。上映後に登壇した3人は、4年前に収録したものと最新のTVアニメが同時に流れたことをはにかんでいた。このマナームービーでは高森たちもプレアデス星人の声をやっており、その意味でも貴重だという。第1話、第2話の感想を聞かれると、絵の綺麗さや5人が空を飛んでいる時の動きを口々に絶賛。特にひかるのトリッキーな動きに高森は目を奪われたらしい。さらに、ななこや会長(プレアデス星人)を演じる藤田咲の演技のすごさや、本編中に流れる挿入歌についても語られていた。キャラクターについては、YouTube版よりも設定が付け加えられ、佐伯昭志監督がキャストの個性を見て生み出したもの。例えばひかるが音楽に関わりがあるという設定は、牧野がピアノをやっていることからイメージしたという。今後の展開は、YouTube版の部分が前半で完結し後半はさらに怒涛の展開になるという。また、第1話や第2話にも終盤への伏線になっている会話やアイテムなどがあるらしく、終盤に差し掛かったらもう一度見直して欲しいと熱弁。細かなポイントとしては、大橋演じるあおいのダジャレのように聞こえてしまう台詞にも注目とのこと。スタッフとの距離が近く和気あいあいとした雰囲気で作られているという『放課後のプレアデス』。この作品を通じて星に興味を持つようになったという高森は最後に、何度も見ていっぱい宣伝して欲しいとアピールしていた。(c)GAINAX/放課後のプレアデス製作委員会
2015年04月05日東京都・阿佐ヶ谷のTAV GALLERYにて、「第18回 岡本太郎現代芸術賞」への入選を果たした、"赤い△のアーティスト"金藤みなみの映像作品上映会「あ・る・く」が開催される。会期は4月4日~4月5日。開場時間は11:00~20:00。入場料は500円(バッチ付き、再入場可)。同上映会は、赤い三角形の被りものを象徴とするアーティスト金藤みなみの、新作を含む5本の映像作品を上映するもの。「岡本太郎現代芸術賞」出展のインスタレーション作品でも上映されている「SHIN-OKUBO Boomerang」をはじめ、金藤みなみを象徴する赤い三角形の被りものが登場する「Achela」、「Reverce2」、女子美術大学在籍時に制作された「Haita」のほか、本上映会に向けて制作された新作「受精告知」が上映される。なお、金藤氏はこれまでに、映像作品に限らず、消費によって削られる装いを反映させたパフォーマンスやインスタレーション、絵画などを制作。多彩な表現手段を用いる作家だが、すべてに通底する自身の作家ステートメントについて「"スクラップされた痛みを着る"をテーマに、他者の身体イメージを恣意的に置換することによって、パブリックイメージがいかに切り刻まれ、構築されるのかをアートによって確かめます。身体は血がめぐるのと同様に日々消失し生まれ変わります。"痛みを着る"ことによって、身体は私たちに私たちの抱える問題の重みを思い出させ、私たちの美意識がどのように生まれ、どのように変化していくのかを確かめる装置なのです」と語っている。また、関連企画として、金藤氏が学生時代にバーテンを務めていた「芸術公民館」の館長だった会田誠との対談が開催される。開催日時は4月4日18:00~19:00。そのほか、「第18回 岡本太郎現代芸術賞」にて、岡本太郎賞を受賞したYotta氏、岡本敏子賞を受賞した久松知子との座談会が開催される。開催日時は4月5日19:30~20:30。いずれも、上映会入場料のみで参加することができるとのことだ。
2015年03月30日