超人気シリーズの最新作『ワイルド・スピード SKY MISSION』がIMAXデジタルシアター限定で、3D上映されることが明らかになった。本シリーズが日本で3D上映されるのは初となる。その他の写真本作は、ヨーロッパの国際犯罪組織を率いていた弟をドミニクたちに殺され、復讐を誓うデッカード・ショウと、ドミニクたち“ファミリー”の戦いを描いた超大作。元特殊部隊の暗殺者で、一国を壊滅できるほどの戦力を有するデッカードをジェイソン・ステイサムが演じるほか、ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカード、ウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲスらおなじみのファミリーが再集結。さらにトニー・ジャーやカート・ラッセルが出演する。地上での息つまる高速カーバトルだけでなく、“空”を舞台にするなど、様々なアクションが繰り広げられる本作は、映像、音響、3Dなどすべての分野で徹底的にこだわって制作されたそうで、ハイクオリティな環境で楽しめるIMAXデジタルシアター限定で3D上映が決定した。アイマックス・エンターテイメント会長で、アイマックス・コープのシニア・エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントのグレッグ・フォスターは「『ワイルド・スピード SKY MISSION』が日本でIMAX劇場限定で3D上映されることとなり、喜ばしく思っています。アイマックスは常にユニークで他で体験できないものを提供しようと努めています。今日発表させて頂く東宝東和とのパートナーシップは、エキサイティングな大作揃いの夏興行を始める完璧なスタートダッシュだと思っています」とコメント。映画公開日には新宿に、4月24日(金)には二子玉川に新たなデジタルIMAXシアターがオープンするなど、IMAXは日本で勢力を拡大しており、本作を3Dで楽しみたい観客が多く足を運ぶことが予想される。『ワイルド・スピード SKY MISSION』4月17日(金) 全国ロードショー
2015年03月19日映画『クレヨンしんちゃん』シリーズの傑作を集めたオールナイト上映会が、3月28日に東京・池袋の新文芸坐で開催され、野原ひろし役の藤原啓治と原恵一監督が出演することが明らかになった。新文芸坐では、定期的にアニメ雑誌『アニメスタイル』との共同企画でアニメ作品をセレクトしたオールナイト上映会を開催。上映前にはクリエイターや出演者によるトークイベントも実施され、合わせて見どころとなっている。3月28日のオールナイト上映は、映画『クレヨンしんちゃん』の傑作選で、主人公の野原しんのすけの父親である野原ひろしにスポットをあてたプログラム。上映作品は、野原一家の活躍を描いた娯楽大作の第5作『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』(1997年公開)、名作として高く評価されている第9作『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001年公開)、昨年公開の最新作でひろしがロボットになってしまう第22作『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』(2014年公開)の3本。さらに歴代映画『クレヨンしんちゃん』の予告編大会も予定されている。トークの出演者は、野原ひろし役の藤原啓治と、上映作品の「暗黒タマタマ大追跡」「オトナ帝国の逆襲」を手がけ、新作アニメ映画『百日紅』の公開を控えた原恵一監督。トークは藤原がメインとなり、原監督が藤原啓治に質問をする形で進んでいくという。上映会の前売り券は3月4日よりチケットぴあ、新文芸坐窓口で発売開始。(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2014
2015年03月03日3月6日より2週間限定で劇場公開されるCGアニメーション作品『劇場版 シドニアの騎士』の完成披露上映会が、2月23日に行われることが決定した。『劇場版 シドニアの騎士』は、元々スクリーンサイズのクオリティで制作されたTVアニメ全12話(2014年4月~6月放送)を、静野孔文監督が劇場公開用に再構成した作品。未公開アングルカットの多数追加&音響効果の再制作など、さらなるクオリティアップが施されている。本作をいち早く観賞できる完成披露上映会は、2月23日18:30から東京・TOHOシネマズ日本橋にて開催。当日は、星白閑役の洲崎綾、小林艦長役の大原さやか、仄姉妹役の喜多村英梨、瀬下寛之副監督と4名の登壇が予定されている。チケットはvitオンライン・劇場窓口で販売中、価格は2,000円(スクリーン7のプレミアボックスシートは2,700円)。『シドニアの騎士』は、漫画誌『月刊アフタヌーン』(講談社)にて連載されている弐瓶勉氏によるコミックで、対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)と戦う人類の姿を描いた正道ロボットSF作品。TVアニメは、世界50カ国以上で放送・配信され、2015年4月からはTVアニメ第2期『シドニアの騎士 第九惑星戦役』が"アニメイズム"枠で放送スタート。監督は『シドニアの騎士』で副監督を務めていた瀬下寛之氏が担当し、小惑星激突の危機を乗り切ったシドニアが、奇居子の巣を駆逐するためにレム恒星系へと向かう旅路が描かれる。(C)TSUTOMU NIHEI・KODA
2015年02月17日「関ジャニ∞」の渋谷すばるが1月15日(木)、主演映画『味園ユニバース』の完成披露試写会で、映画上映後にサプライズでステージに登場し、劇中でも歌っている「ココロオドレバ」と主題歌「記憶」の2曲を熱唱。会場は興奮に包まれた。『リンダリンダリンダ』『苦役列車』の山下敦弘監督による本作。渋谷さんは歌以外の記憶を失い、“ポチ男”と名付けられて二階堂ふみ演じるバンド「赤犬」のマネージャーに拾われる主人公を演じており、劇中でもその歌声を披露している。映画の上映が終わると会場は温かい拍手に包まれたが、暗闇の中でスクリーンが上がると、そこには映画のタイトルがプリントされたTシャツを着た渋谷さんとこの日のために編成されたバンドメンバーの姿が。会場が驚きに包まれ、騒然とする中、渋谷さんはMCなしで「ココロオドレバ」を熱唱。力強い歌声と共に、大音量でハーモニカの音色も響かせた。続いて、映画のエンドクレジットで流れる主題歌「記憶」も生で披露。歌い終えると渋谷さんは万感の表情で「ありがとうございました!『味園ユニバース』をよろしくお願いします!いま、感じていることを一人でも多くの人に言いふらしてくれ!」と呼びかけ、バンドメンバーと共にステージを去った。『味園ユニバース』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月16日2015年2月28日より2週間限定でイベント上映されるアニメーション作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』を一足早く観賞できる「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 起源の啓示 青い瞳のキャスバル プレミア上映会」が、2015年2月15日に東京・日比谷公会堂で開催される。「プレミア上映会」では、本編の先行上映に加え、総監督の安彦良和氏、キャスバル・レム・ダイクン役の田中真弓、アルテイシア・ソム・ダイクン役の潘めぐみ、シャア・アズナブル役の池田秀一が登壇するトークショーも実施(入場者プレゼント付き)。イベントのチケットは現在「イープラス」にて特別先行予約を受け付けており、締切は12月24日23:59。申し込みは一人4枚まで(申込多数の場合は抽選)で、チケット価格は3,888円。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、第1作『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー・安彦氏による、2001年~2011年に漫画誌『ガンダムエース』(角川書店刊)で連載されていた漫画作品をアニメ化したもの。後に"赤い彗星"と呼ばれるシャア・アズナブルと妹のセイラ・マスの過去から、ジオン独立戦争の開戦に至る物語を全4話構成で描いていく。監督に『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の今西隆志氏、メカニカルデザインに『機動戦士ガンダムUC』などで知られるカトキハジメ氏、総作画監督に『ダンボール戦機』の西村博之氏をはじめとする豪華スタッフが集結し、宇宙世紀の隠された歴史に挑む。なお、「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』Blu-ray Disc Collector’s Edition」(初回限定版)は、イベント上映の行われる劇場13館にて2015年2月28日より先行発売、バンダイビジュアルクラブでは4月24日に発売される(受注期間は2014年12月4日~2015年3月23日23:59)。(C)創通・サンライズ
2014年12月17日来年1月より放送されるテレビアニメ『ユリ熊嵐』の先行上映会が、12月7日(日)に角川シネマ新宿で開催され、キャスト・監督による舞台あいさつが行われる。その他の情報テレビアニメ『ユリ熊嵐』は、イクニゴマキナコ(作)、森島明子(画)による人気コミックを、『輪るピングドラム』『少女革命ウテナ』の幾原邦彦監督と、『ストライクウィッチーズ』などを手がけるアニメ制作会社SILVER LINK.がアニメ化するSFファンタジー。本イベントではテレビ放送に先駆けて1話を先行上映するほか、幾原監督と荒川美穂(銀子役)による舞台あいさつが行われる。チケットはプレリザーブ(先行抽選)は受付中。一般発売は、29日(土)午前10時より開始される。『ユリ熊嵐』1話先行上映会12月7日(日)会場:角川シネマ新宿開場18:00/開映18:30登壇者(予定):幾原邦彦、荒川美穂料金:1500円(税込)プレリザーブ:11月23日(日)11:00AMまでチケット発売:11月29日(土)10:00AMより
2014年11月15日「ニュータイプアニメアワード2014 凱旋上映会」が11月2日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われ、劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』に出演する天海春香役の中村繪里子と萩原雪歩役の浅倉杏美が登壇した。「ニュータイプアニメアワード」は、今年で4回目を迎えるアニメアワード。前年10月~開催年の9月までに放送されたTVアニメ・上映された劇場アニメ作品と、出演者、スタッフなどを対象にファン投票で選出され、結果は毎年10月に徳島県で開催されるアニメイベント「マチ★アソビ」内の授賞式で発表されている。今回の凱旋上映会では、「ニュータイプアニメアワード2014」でテレビ作品賞を含む四部門を受賞した『キルラキル』、そして劇場作品賞を含む五部門を受賞した『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』の特別上映と、出演キャストによるトークが行われた。今回は2日に行われた『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』凱旋上映会をレポートする。トークの冒頭では、アワードの黄金のトロフィーの授与が改めて行われた。個人としても女性声優賞と女性キャラクター賞(天海春香役)を受賞した中村は、作品と春香の存在があってこその受賞であることを強調。「2012年に最初にニュータイプアニメアワードを受賞させて頂いたあと、映画の中で春香がアイドルアワードを受賞するシーンが描かれていて、まるで春香が体現してくれたような気がしたんです。それが今度はその映画でまた授賞式に参加させて頂くなんて、全部つながってるんだなと感じます」と真摯に語った中村だったが、アワードとトロフィーの重さについては、とても重いので文鎮に使えるといった冗談で表現。その時授賞式で舞台裏にいた浅倉たちは、中村が重いトロフィーをふたつ渡され、マイクが持てず悪戦苦闘している姿に爆笑していたとのことだった。先月の「マチ★アソビ」では765プロを代表して中村、浅倉、そして双海亜美・真美役の下田麻美が徳島を訪れた。トークでは中村自身が撮影した写真をスライドで見せながら、徳島での珍道中についても語られた。徳島の食について、浅倉と下田が事前から熱望していたのが徳島ラーメンで、イベント終了後に食べられる店を探し求めたとのこと。タクシーの車中で浅倉が寝ている間、中村と下田がずっと二人でコントをして遊んでいたエピソードが語られると「そんな面白そうなもの、なんで起こしてくれないんですか!」と真顔になる浅倉だった。徳島の食については阿波尾鶏がおいしい、魚がおいしい、すだちワインがおいしい、なかなか料理が来ないから大皿が来るたびにみんな山賊のようになっていた……とさらにトークに花が咲いていた。阿波踊りの銅像の前でおどける中村や、前説のピアノ演奏会でガチガチに緊張するアニプレックスの高橋ゆまプロデューサーらの写真を見せながらのトークはあっという間に終わりの時間に。最後は「あちこちで気持ちをお話しさせて頂いてもまだ話したい、皆さんに見て頂きたいと思う作品になりました。最後まで楽しんでいって頂けたらと思います」(浅倉)、「BDやDVDでご自宅で楽しめる環境があるのに、こうして上映があると駆けつけてくださることを本当に嬉しく思います。これからもみんなで作っていく『アイドルマスター』でありますように、よろしくお願いします」(中村)と締めくくり、公の場ではおそらく最後の『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』上映が行われたのだった。
2014年11月05日大好評開催中のママ&キッズ向け映画上映イベント、シネマカフェ「baby cafe」。映画好きのママが小さなお子様を連れて、気兼ねなく参加できるランチ付イベントへは毎回定員を超える参加申し込みがあり、リピーターも続々。先日開催された第3回では12月15日(土)に公開を控える最新映画『恋愛だけじゃダメかしら?』が上映された。本作は妊娠・出産をテーマにしたラブコメディ。予定外の妊娠をしてしまったカップル、なかなか子どもに恵まれないカップルなど、それぞれ妊娠をめぐるストーリーが展開されるアンサンプル・ムービー。キャストにはラブコメの女王ことキャメロン・ディアスを始め、ジェニファー・ロペスや「ゴシップガール」のネイサン役でお馴染みのチェイス・クロフォードなど人気俳優が集結している。イベントに参加したママたちに映画の感想を聞くと、なんと全員が本作に「共感した」と回答!特に、妊娠の美しい部分だけではなく、マイナス面も包み隠さずリアルにさらけ出しているところに共感、大!「自分も妊娠中はつわりや頭痛、腰痛がひどく、入院したり、全然楽しい期間でなかった…」(お子様1歳)、「つわりや妊娠後期の体調不良で身体がつらく、心もすさみがちな中、同じ妊婦同士で悩みを共有することで、マタニティライフを乗り切ることができた。ウェンディが妊婦の悩みを舞台上で吐露するシーンはすごく共感!」(お子様1歳)。念願の妊娠にも関わらず、ホルモンバランスの影響で毎日が絶不調のウェンデイ(エリザベス・バンクス)。実際、思い描いていた「妊娠」、「出産」のイメージと現実は違ったというママがほとんどで、「想像していた以上に移動(電車やバス)が大変」(お子様0歳)、「マタニティ・マークをつけて優先席の前にいても座れない事が多かった」(お子様1歳)と、実際妊娠してみて初めて気づいた社会環境面や、「出産プランとは違い、薬を使って産みました」(お子様0歳)など、必ずしも“理想通り”にいかないのが、妊娠・出産の現実とも言えるのかもしれない。一方、妊娠・出産はどんなものにも代えられない幸せがあるということも、経験者のみにしか分からないところ。本作でももちろん描かれており、子どもを産む感動に思わず涙する参加者も。「出産してから毎日がバタバタで妊娠中のことは忘れていましたが、今回の映画を観てこんなこともあったなぁと思い出しました」(お子様1歳)、「妊娠中が懐かしくなりました。はやく2人目が欲しくなりました」(お子様1歳)という感想と共に、「夫にも観て欲しい!」という声も多数聞かれた。『恋愛だけじゃダメかしら?』はママにとっては妊娠・出産をふり返り、子どもが産まれるということがどんなに特別なことか、子育てを見つめ直すきっかけに、そして妊娠未経験の女性ならば、きっと子供が欲しくなるはず!次回のシネマカフェ「baby cafe」は2013年1月18日(金)に開催が決定。参加受付開始は12月19日(水)頃を予定している。※詳細は決まり次第、特設ページにて発表。特集:「cinemacafe.net baby cafe」■関連作品:恋愛だけじゃダメかしら? 2012年12月15日より全国にて公開© 2012 Lions Gate Films Inc. and Alcon Entertainment, LLC. All rights reserved.
2012年12月14日2013年5月に閉館する銀座テアトルシネマが、映画『声をかくす人』を皮切りに、名作を上映するクロージング上映会“さよならカウントダウン5”を27日(土)より実施することが発表された。その他の画像銀座テアトルシネマは1987年に開館し、27年間愛されてきた銀座一丁目に建つ映画館で、銀座テアトルビルの売却決定に伴う譲渡先と協議の結果、その歴史に幕を閉じることとなった。銀座エリアでは、新作だけでなく“今月の名画座”として古きよき作品を上映する映画館・銀座シネパトスも来年3月に閉館することが決まっており、単館系映画館が続いて消えてしまう結果となった。27日(土)より実施されるクロージング上映会の1本目の作品は、リンカーン大統領暗殺に加担した容疑でアメリカで初めて死刑になった実在の女性、メアリー・サラットの人生を軸に、大統領暗殺事件の新たな真実を描く『声をかくす人』。ほか、ジャン・レノが主演する、由緒あるレストランを守るために奮闘する姿を描いた人間ドラマ『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』や『塀の中のジュリアス・シーザー』『アムール(原題)/Amour』『エンジェルズ・シェア(原題)/ The Angels’ Share』が上映されるという。また、27日(土)から来年5月3日(金)の期間中に、対象作品の鑑賞券半券で応募すると、映画のポスターやプレスシートなどのプレゼントがもられるキャンペーンも実施される。この機会に、銀座の文化を支えてきた歴史ある劇場に、足を運んでみてはどうだろうか。『声をかくす人』10月27日(土)より銀座テアトルシネマ他全国ロードショー『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』12月22日(土) 銀座テアトルシネマ他全国ロードショー『塀の中のジュリアス・シーザー』2013年1月26日(土)銀座テアトルシネマ他全国ロードショー『アムール(原題)/Amour』2013年3月公開『エンジェルズ・シェア(原題)/ The Angels’ Share』2013年4月13日(土)公開
2012年10月26日映画『危険なメソッド』の公開を記念した上映会が10月20日(土)に青山学院大学のキャンパス内にて行われ、占星術研究家の鏡リュウジが出席してトークショーを行い、またトークショーの後に心理学を専攻する学生たちとの座談会に臨んだ。本作は『クラッシュ』(’97)、『イースタン・プロミス』(’08)などで知られるデヴィッド・クローネンバーグ監督が、『つぐない』の脚本家クリストファー・ハンプトンの戯曲を映画化。偉大な心理学者であり、友人同士でもあったユングとフロイト、彼らの運命を変えた女性患者・ザビーナとの知られざる禁断の関係を史実に基づいて描いており。ユング役のマイケル・ファスベンダー、フロイト役のヴィゴ・モーテンセン、ザビーナ役のキーラ・ナイトレイという実力派キャストによる演技合戦にも注目が集まっている本作。まず、鏡さんは友人でモデルの道端ジェシカさんからロンドンで観たという本作を勧められ、楽しみにしていたことを明かした。鏡さんは「占星術は星の世界から送られてきているメッセージ。無意識の世界が一人一人の内部にある」と伝え、映画に絡めて精神分析と占星術のリンクする部分を解説した。鏡さんは深層心理学(特にユング心理学)にも詳しく、「ユングは多面的な人間で、分かりにくい人物」と分析。さらに、ユングが占星術や遠近術、占いなどオカルトの世界を肯定し実践もしていたということも説明し、会場に詰めかけた学生たちは熱心に耳を傾けていた。トークショーの後の座談会では、学生たちからの鋭い質問にできる限り分かりやすく答える鏡さんの姿が印象的だったが、心理学を学ぶ学生とあって質問も多岐にわたり、劇中、実在の人物でユングの患者・愛人でもあったザビーナがとるベットでの行動を取り上げ、「女性のマゾヒズムとナルシズムについてはどう思われますか?」との難しい質問に、さすがの鏡さんも「分からないですね。どうなんですかねえ…(苦笑)」とタジタジになる場面も見られた。作品のあちこちに鏡がモチーフとして使用されていることに触れ、学生のひとりが鏡さんに名前の由来を尋ねると、鏡さんは名前をつけた当時を思い出すように「“鏡”って、何かを写す、投影するということがきっかけにあったと思う」とふり返った。鏡さんは「鏡って本当のことを写さないでしょ」と学生に問いかけ、「鏡は自分の見たいイメージをそこに投影しているんじゃないかな」とも持論を展開した。そして最後に、本作の見どころを「綺麗ごとばかりじゃなくて、人間関係の泥沼を見てほしい」とアピールして締めくくった。鏡さんは心理学を取り入れた占星術を日本に紹介した第一人者。現在、テレビ、雑誌、サイトなど各方面で活躍。占星術にまつわる著書・翻訳書も多数出版している。女性誌の占い特集での人気は根強く10年来、第一人者として支持を得ている。『危険なメソッド』は10月27日(土)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。特集:愛と心理学の三角関係■関連作品:危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.
2012年10月22日人気K-POPグループ、SUPER JUNIORの世界ツアー「SUPER SHOW4」のDVD完成記念上映会が24日、メルパルクホール東京で開催され、メンバーのウニョク、リョウク、キュヒョン、ドンへ、カンインが出席した。SUPER JUNIORのDVD上映会の写真同イベントには、『Sexy, Free&Single』(8月22日発売)の購入者9万通の応募の中から選ばれた4500人(1公演1500人)が参加。会場が割れんばかりの大歓声に包まれる中、上映会を前に、ウニョクは「ここは『SUPER SHOW4』のDVDを観る場なんですが、カンインさんは参加できなかったのに、なぜここにいるんですか?(笑)」とカンインをチクリ。入隊のため同ツアーに参加できなかったカンインは、腕時計をしきりに触って聞こえないふりで「今、一緒にいるのが少しきまり悪いです(笑)。僕もなぜここにいるのか分かりません。ファンのひとりとして来ました。そちら(客席)に座るべきだったかも」とジョークを飛ばして沸かせた。DVDにはソロ・ステージなどが収められ、特に印象に残っている演出を聞かれると、ウニョクが「カンインさんがお話しするのが一番いいと思います(笑)」と促し、カンインは「あの時のことを思い出すと胸に迫るものがあります。キュヒョン君のソロが印象深かった。チャンミンさん(東方神起)が東京も大阪も一緒にステージに立ったんだよね?」と惜しい回答。実際には、チャンミンは映像で出演しており、キュヒョンは「実はチャンミンさんの人気を借りようと思って登場してもらったんですが、僕が出た時より歓声が大きくて後悔しました」と話し、自分のソロ・ステージについて「『SUPER SHOW4』のハイライトといえます。最高の4分間といえます!」と自信たっぷりで笑いを誘った。メンバー同士の漫才のようなやりとりや会話に会場は爆笑の連続で、ドンへとウニョクのユニットについて、ウニョクが「思ったより気に入ってくださってびっくりしました。どこにいても『オッパ オッパ(お兄さん)』って叫んでくださいね」と呼びかけると、カンインは客席に「『カンイン オッパ』(って呼んで)とおねだり。客席からの「カンイン オッパ」の声に満足気な笑顔。そして、11月と12月に神奈川と兵庫で開催されるグループ派生ユニット・SUPER JUNIOR-K.R.Yのライブに触れ、ウニョクが「K.R.Yのコンサートの後、僕とドンへ君の“オッパオッパコンサート”が…」と期待を持たせたところで、リョウクが「ありません」とばっさり切り捨て、客席を爆笑の渦に巻き込んだ。10月31日(水)発売のDVDは、昨年12月に京セラドーム大阪、今年5月に東京ドームで開催されたライブ映像が6時間45分に渡って収められ、この日は約60分が初公開された。
2012年09月24日石原裕次郎の没後25年の節目となる今年、『黒部の太陽』『栄光への5,000キロ』の完全版を全国で上映するプロジェクト“裕次郎の夢~全国縦断チャリティ上映会”が発足され、23日に都内で行なわれたプレミア上映会に渡哲也、石原まき子夫人らが登壇した。その他の写真1968年に初公開された『黒部の太陽』は、三船敏郎と石原裕次郎が主演し、世紀の難工事といわれた黒部ダム建設の苦闘を描いた超大作だが、裕次郎氏の「映画は大きなスクリーンで観てほしい」という生前の願いを汲み、これまで特別上映以外に一般公開やビデオ・DVD化されてこなかった幻の作品だ。今回は劇場公開より44年ぶりの上映となり、石原プロモーションとCSエンターテインメントチャンネル「チャンネル銀河」の協賛で行われる本プロジェクトの収益は東日本大震災の被災地に寄付される。実行委員の応援団長を務める渡は「『黒部の太陽』は日本人の魂と勇気がテーマです。そして三船敏郎さんと石原裕次郎さんの勇気と決断がなければ実現しなかった映画でもあり、特に裕次郎さんにとっては思い入れの強い作品でした」とコメント。まき子夫人は「今から44年前、裕次郎さんが33歳だったときに製作した作品をみなさまに拝見していただけてうれしい。東日本とみなさま方の少しでもお役に立ちますよう実行委員会を成功させたい」と話し、会場からは大きな拍手が起こった。記者会見でまき子夫人は「33歳の裕次郎がそこから出てきたようで感慨無量です」と当時を振り返り、“敗戦後の焼け跡の中から文明を築いていく日本人の勇気の記録である”という作品の冒頭部分の言葉に触れ「戦争の体験者として、時間はかかっても立ち直っていただきたい。必ず日本は復興すると信じたい。裕次郎の作品を後世に残し、いまの時代の人たちにわかっていただけるチャンスをいただけたことは幸せ」と語った。“裕次郎の夢~全国縦断チャリティ上映会”は、5月に九州地区からスタートし全国を縦断。被災地では無料上映会を行なう予定。
2012年03月23日2月4日(土)より公開される『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』のプレミア上映会が25日に都内で行なわれ、林遣都、桐谷美玲、小栗旬、山田孝之、城田優、片瀬那奈ら主要キャスト総勢13名と飯塚健監督が登場し、川に見立てたブルーカーペットを練り歩いた。その他の写真本作は中村光原作の同名コミックをTVアニメ、ドラマ化に続いて映画化。劇場版では、原作やTVTVドラマでは描かれなかったオリジナルストーリーを加えて、大財閥の御曹司・リク(林)と荒川の河川敷に住む一風変わった人々との交流を描く。林は「いろんなプレッシャーを乗り越えて今このメンバーとこの場に立てて嬉しい」とあいさつするも、主役は相当な重圧だったようで「初日のロケ日に監督の前で泣きました」と告白。桐谷も「橋の下に住んでいるホームレスの金星人ニノ役と聞いて不安だった」と打ち明け、林から「ニノは桐谷さんです!」と励まされて乗り切ったことを話した。「村長を意識して、カッパ色を着てきた」と和装で登場した小栗は、原作コミックの編集部に電話で「実写として映画化したい」と直談判した経緯で出演が決まった。その際「僕が出たあかつきには友だちの山田も星役を演じると言っています」と交渉したそうで、「メチャクチャあり得ない話だけれど映画的で、みんながキズを持っているけれど支えあっている姿があり、コレを映画にしたらきっとおもしろいと思った」と語った。ちなみに山田がミュージシャン“星”役を引き受けた理由は「黄色い肌をしているので」とのこと。山田は「ニンニクを食べてきたので口を慎みたい」と独特のオーラを放ちつつも「ドラマを観てない人でも楽しめるし、同じシーンに見えてもちょっとずつ違うので、そういうところも楽しんでください」と真面目にPRしていた。シスター役の城田が撮影を振り返り「毎日アミューズメント・パークに遊びに行っている感覚。バラエティ豊かな荒川の住人はおもしろくてしようがなかった」と話すように、出演者の仲の良さが感じられる舞台あいさつで、最後に林と桐谷は「出演者とスタッフ、最高のチームワークで作り上げた。今の日本を元気にする映画です」とPRした。『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』2月4日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2012年01月26日三谷幸喜監督の映画最新作『ステキな金縛り』のプレミア上映会がニューヨークで現地時間19日に行われ、三谷監督のほか主演の深津絵里と TKOの木下隆之が登壇した。その他の写真アカデミー賞にゆかりのある“アカデミーシアター”で行われた試写会には多くの三谷ファンが来場し、客席220席に対して応募数が1500を超えたほど。三谷監督らは観客と一緒に映画を鑑賞し、上映中は観客の笑い声を肌で感じたという。上映後の舞台あいさつではそれぞれ英語でスピーチし、三谷監督は「みなさん、僕の英語が理解できますか? 僕は自分が何を言っているのかわかりません」とジョークを飛ばすと、深津も「子供のころからアメリカ映画が大好きでした。女優になろうと思ったきっかけの映画は『猿の惑星』です」と場内を沸かせた。NYでの手ごたえをつかんだ三谷監督は「世界へ向けて日本のコメディを伝えていきたいです。いつかは(米国アカデミー賞に)ノミネートされたいと思っています。スピーチはすでに考えています(笑)」とコメントしている。また、プレミア上映会に参加した観客からは、「彼(三谷監督)の過去作品も観たことがあるけど、彼が作る世界観はいつも豊かで何層にも重なっていて、そのさまざまな世界が一つになる瞬間のマジックが彼の作品を深く、面白いものにしてくれるね」「一番印象的なシーンは、最初の金縛りのシーン。サムライが出てくるシーンだね。裁判のシーンも大好きだった。様々なキャラクターを裁判所の色々なところに登場させて、話が展開していく。監督はそれを巧みに描いているね」など、絶賛するコメントが寄せられた。本作は、三流弁護士のエミ(深津)が、殺人容疑をかけられた男の上にのしかかっていた落ち武者(西田敏行)を証人に招きいれ、容疑者が事件の夜“金縛り”にあっていたことを立証するべく奔走する法廷サスペンスコメディ。阿部寛、竹内結子、浅野忠信、中井貴一、草なぎ剛ら豪華俳優陣が出演している。『ステキな金縛り』10月29日(土)より全国東宝系にて公開
2011年10月21日一般の人々が有志で映画を上映する“自主上映会”が、全国各地で盛り上がりをみせている。公共施設のホールなどで行われる上映会には多くの観客が集まり、上映終了後は監督や主催者と観客が熱いトークを繰り広げる。そんな自主上映会ブームの背景からは、ソーシャルメディア時代に求められる、映画上映の新しいスタイルが見えてくる。その他の写真自主上映作品として今最も注目を集めているのは、鎌仲ひとみ監督によるドキュメンタリー映画『ミツバチの羽音と世界の回転』だろう。先月、都内で行われた自主上映会&監督トークイベントには平日にも関わらず120人を超える観客が集まった。2010年の公開当時、マスコミにはほとんど取上げられなかったが、インターネットを中心としたクチコミで観客数を増やし、3月11日の震災後にようやく大手新聞各社に取上げられた。「小さな掲載でしたが、反応はすごく大きかった。若い人しか観に来なかったのが、紙媒体の情報のみを受け取る世代の人たちも観てくれるようになった」(鎌仲監督)。現在も週末には全国各地3~6カ所で上映が行われ、2010年6月からの自主上映回数は320回を超える。また、観客側にとっての大きな魅力は、ほとんどの自主上映会で監督や関係者と直接対話できる機会が設けられていることだ。「ひととひとが繋がる場を作りたかったので、始めから自主上映のスタイルにこだわった」と語るのは、遺伝子研究で知られる村上和雄博士のドキュメント『SWITCH…』を手がけた鈴木七沖監督だ。「この15年くらいでコミュニケーションの仕方が大きく変わってきた。バーチャルなコミュニケーションの力がどんどん大きくなると、今度は振り子のように全く反対のアナログのコミュニケーションの力が大きく働くんじゃないかと思う。昔の移動紙芝居のような、リアルな場が復活するのではないか。言葉を音のバイブレーションとして、耳で直接受け取る。そういうのはインターネットでは体感できないですからね」(鈴木監督)。もともと映画館は同じ時空間で同じ体験を共有するリアルな場として機能しているが、自主上映会では映像の作り手である監督や、情報発信者である主催者との縦のつながり、また受け手である観客同士の横の繋がりがよりはっきりと感じられる。すでにDVD発売されている映画の上映会でも観客が集まる理由に、こうしたつながりを求める心理が働いていると言えるのではないだろうか。このようなソーシャルメディア時代にフィットして支持される自主上映会のスタイルが、通常の映画上映の未来にも変化をもたらすことになるかもしれない。『ミツバチの羽音と地球の回転』全国各地の劇場にて上映&上映会実施中『SWITCH 遺伝子が目覚める瞬間』全国各地にて上映会実施中取材・文:渡部真里代
2011年10月11日