文部科学省から、食品の栄養成分をまとめた「日本食品標準成分表」というものが出ています。私たち栄養士は、この表から各食品の栄養成分を判断しているのですが、昨年末、改訂版が公表されました。そこで衝撃が…。今まで、鉄分の含有量がトップクラスだと知られていたひじき。今回の改定版では、100gあたり55mgあった鉄分が、6.2mgと9分の1にまで大きく減ってしまったのです。なぜなら、以前は原料の海藻を加工してひじきを製造する過程で鉄の釜を使っていたのが、今ではステンレス製の釜を使うものが多く出回っているから。つまり、ひじきはそれ自体が鉄分が多いのではなく、鉄釜の鉄がひじきに移っていただけだったのです。私が妊婦だったころ、貧血予防のためにせっせとひじきの煮物やひじき入りサラダを食べていました。そのひじきは鉄釜かステンレス釜かどちらで作られたものかは今やわからないので、私の努力はもしかしたら報われていなかったかもしれません。鉄釜で加工されたひじきかどうかをチェック現在妊婦さんの方も、貧血対策で積極的に召し上がっている方は多くいらっしゃると思います。もうひじきを食べても、鉄補給は期待できないのでしょうか?いやいや、ならば、鉄釜で加工されたひじきを使った料理を食べればいいのです。最近では、ネットでひじきを検索すると、「鉄釜炊き」や「昔ながらに作った」などと表示のあるものが増えてきました。そういう商品を口にすれば、鉄チャージは効率よくできます。鉄分だけじゃない! ひじきの栄養また、鉄釜製造かステンレス製造かわからないものでも、ひじきの栄養は鉄分だけではありません。カルシウムや食物繊維、ベータカロテンなどの栄養成分がバランスよく含まれているので、妊婦さんにとってはありがたい食品だといえます。普段の調理に鉄の調理器具を使うと、鉄分が補給できるとはよくいわれていましたが、こんなにも鉄分の含有量に差が出るなんて驚きです。今後は鉄のフライパンやお鍋の人気が高まるかもしれませんね。妊婦さん、家に鉄のフライパンが眠っていたら、今日から使ってみましょう!
2016年05月10日「KY(価格を安く)でいこう!」や「未来は、ヤ○支持率98.2%! 価格も魅力なしょうゆヌードルまずは、カップ麺の「しょうゆヌードル」(税別80円)。ポークのうまみを際立たせるスパイスを使い、あっさりとした醤油味に仕上げている。消費者テストの際には、支持率98.2%という高評価をたたき出した。80円という低価格もうれしいところ。○レトルトカレーは本格的な商品もレトルトカレーのPBには、エスニックカレーの代表「バターチキンカレー」(税別150円)や「グリーンカレー」(税別150円)など全8種類がそろう。その中で一番人気なのが、「カシューナッツ香るマッサマンカレー」(税別150円)だ。ココナッツミルクとカシューナッツをベースに煮込んだカレーで、マイルドな口当たりが特長となっている。○OL人気の高い抹茶オレ続いてはドリンクを紹介。チルドカップでは宇治抹茶100%使用の「抹茶オレ」(税別95円)がおすすめ。消費者テストでは、「抹茶の香りと味がミルクと一体となっていて、一気に飲める感じがする」というコメントも届けられている。○果汁あふれるチューハイもお墨付き!「贅沢果汁50% パイナップル チューハイ」(税別93円)は、パイナップル果汁50%使用のチューハイ。爽やかな甘さで女性人気も高いそうだ。○とろっとしたウコンドリンクも西友オリジナルお酒の前にほしい「とろっとした ウコンドリンク」(税別100円)は、はちみつの優しい甘さがポイント。二日酔い予防になるという「クルクミン酸」が50mg配合されており、「飲酒前に飲むことがあるが、とても濃いので効きそうな気がする」という意見が挙がっている。○ちょっと疲れた時にうれしいピーナッツチョコ最後にお菓子の中から2品を紹介。まず「ピーナッツチョコ」(税別92円)は、香ばしくローストしたピーナッツをゴロっと入れたブロックチョコ。消費者支持率は91.8%と、お菓子の中では高評価を得ている。○見た目のかわいい本格ミニどら焼「小豆と栗の粒を感じるミニどら焼[つぶあん&栗あん]」(税別285円)は、つぶあんと栗あんの2種類の味を楽しめる一品。食べやすいひと口サイズであることから、「小さいので、量の調節ができて良いと思った」などと評価されている。「西友」で買い物をしているときに目にしたことがある商品はあっただろうか。どれも低価格なので、気になる商品はぜひ試してみてほしい。※情報はすべて2016年3月当時のもの
2016年04月08日カゴメは2月22日、同社が今年の2月2日に発売を開始した機能性表示食品「カゴメトマトジュース」の出荷実績が、前年比で328%になったと発表した。トマトに含まれるリコピンは、自然由来の栄養素であり、体内の血中HDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあることが報告されているという。同社では、本商品がトマトを100%使用していることに加え、機能性表示食品として“血中コレステロールが気になる方に”とパッケージ正面に表示したことで、より健康意識の高い人に飲んでもらえたことが販売好調の一因と捉えているという。特に50代以上の女性に好評で、同社では、これは更年期を迎え、血中コレステロール値が上昇する年代と一致するので、この世代の人が血中コレステロール値に注目していると推測している。
2016年02月22日スーパーフード「アロニア」オルビス株式会社は、スーパーフード「アロニア」と高機能ビフィズス菌を配合した、新健康食品『アロニアビフィズム(ミックスベリー風味)』を新発売する。協力は、ビフィズス菌研究のパイオニアで、40年にわたり研究活動を重ねている森永乳業株式会社だ。「ビフィズス菌 B-3」使用しているビフィズス菌は、「ビフィズス菌 B-3」。森永乳業株式会社が、数千種類から厳選した高機能ビフィズス菌で、スリムな日々を応援、維持しやすいからだを作り上げるもの。「アロニアビフィズム」は、「ビフィズス菌 B-3」を1包あたり50億個も配合している。年齢に負けないエネルギーまた、スーパーフード「アロニア」ベリーエキスは、年齢に負けず、元気で熱いエネルギーを生み出す働きを持つもの。1包あたり、6,000mg配合しており、からだの中から若さの土台を築き上げる。『アロニアビフィズム(ミックスベリー風味)』は、高機能ビフィズス菌と「アロニア」成分の効果で、ダイエットだけでなく、体内美容・健康・見た目年齢までカバーできる、画期的な健康食品だ。『アロニアビフィズム(ミックスベリー風味)』『アロニアビフィズム(ミックスベリー風味)』は、15日分(1.5gx15包)で1,944円(税込み)。2016年2月23日より、全国のオルビス・ザ・ショップや、通信販売での購入が可能となる。(画像はプレスリリースより)【参考】・美容・詰まり・健康 女性の悩みにまるっと応える新健康食品『アロニアビフィズム(ミックスベリー風味)』2016年2月23日 新発売
2016年02月22日「無印良品」は衣服や家具、雑貨など幅広い商品をラインナップしているが、忘れてはならないのが食品だ。お菓子や飲料、レトルト食品、調味料などお気に入りの商品がある人も多いのではないだろうか。そこで無印良品プレス担当に、おすすめ食品10アイテムを教えてもらった。○人気のレトルトカレー3種まずは、あたためるだけで食べられるレトルトパウチのカレー「素材を生かしたカレー バターチキン」(380円)、「素材を生かしたカレー プラウンマサラ(海老のクリーミーカレー)」(380円)、「素材を生かしたカレー キーマ」(300円)の3種。中でも「素材を生かしたカレー バターチキン」は、このほど素材を新たにリニューアルされたばかり。ギー(バターオイル)を使い、まろやかに仕上げた。カスリメティの香り、トマトの旨み、カシューナッツのコクを生かしたという。10数種類あるカレーの中でも常時売上げNO.1なんだとか。「素材を生かしたカレー プラウンマサラ(海老のクリーミーカレー)」は南インドのシーフードカレーがお手本。海老のペーストをソースに加え、旨みとコクを引き出した。北インドのキーマカレーにならった「素材を生かしたカレー キーマ」は、鶏挽肉に数種のスパイスを加えた、まろやかで香り高いカレー。○すっきりとしたミネストローネ続いて、「食べるスープ 5種野菜のミネストローネ」(380円/4食)。キャベツ、人参、玉ねぎの具材を使い、トマトの酸味とじゃが芋の甘みを生かして仕上げたという。バジルを加え、すっきりとした味が特徴。○白い雪玉のようなフランス菓子フランス菓子「ブールドネージュ」(200円)は、"白い雪の玉"という意味の名前。アーモンド入りの生地をまるく焼きあげ、粉糖をまぶして仕上げている。○シート状のするめ「するめシート」(200円)は、いかの胴の部分をシート状にして、食べやすくカットしたもの。おやつはもちろん、おつまみにもよさそうだ。○おいしさは変わらない干しいもの切れ端干しいもをスティック状にカットする際に出る切れ端の部分を集めたのが、「スティック切れ端干しいも」(200円)。「おいしさは変わりません」とのこと。○バナナのしっとりバウムクーヘン「バナナバウム」(180円)はバナナピューレを生地に練り込み、しっとり焼き上げた。○香ばしい黒豆×ルイボス茶香ばしい味わいの「ノンカフェイン ルイボス&黒豆茶」(100円)は、北海道産黒豆と強火焙煎した大麦、ルイボスをバランスよくブレンドしている。○抹茶風のラテ「好みの濃さで味わうグリーンラテ(抹茶風)」(380円)は、抹茶の代わりに国産の桑の葉を使い、ノンカフェインに仕立ててある。抹茶のような深みのある味わい。食べたことのあるものはいくつあっただろうか。無印良品ファンなら、コンプリートといきたいところだ。※価格はすべて税込
2016年02月19日アサヒ飲料は3月8日、"肌の潤いを保つ"機能性表示食品「アサヒ 素肌URURU(うるる)」(160円・税別)を発売する。同商品は、美容への関心が高い女性に向けた機能性表示食品で、「ヒアルロン酸Na」を1本(PET500ml)あたり120mg含んでいる。「ヒアルロン酸Na」には肌の水分保持に役立ち、潤いを保つ機能があることが報告されている。同社調査によると、女性の約半数が肌に関する悩みを感じていて、日常的に肌の潤いを重視していることが分かった。また、「ヒアルロン酸Na」を補給できる清涼飲料での肌ケアに魅力を感じる女性が多いことから、「ヒアルロン酸Na」を含み、手軽に肌の潤いを保つことができる清涼飲料をコンセプトに開発したという。中味は透明な液色ながら、爽やかなゆず風味の味わいに仕上げた。また1本(PET500ml)あたり97キロカロリーとカロリーも低めに設計している。
2016年01月28日富士フイルムは3月3日、20~30代の女性に向けた機能性表示食品「飲む食べる私のサプリ」を発売する。このほど、同社直営店「ASTALIFT 六本木店(フジフイルム ヘルスケアショップ)」および「ASTALIFT GINZA(アスタリフト ギンザ)」では、先行販売を開始した。同商品は、糖の吸収を抑える機能性が報告されている機能性関与成分「サラシア由来サラシノール」を0.2mg(1日の摂取目安量3粒あたり)配合した機能性表示食品。「サラシア由来サラシノール」は、インドやスリランカなどで古くから健康維持のために飲まれている天然植物「サラシア」に含まれている。食事で摂取した糖類が単糖に分解されることを阻害し、糖の吸収を抑える機能性が報告されている。外食の機会が多い人や、甘いものや炭水化物など食事の糖質が気になる人におすすめとのこと。そのほか、155種類の野菜や果物を発酵させた「野菜果物酵素」と、緑茶に含まれるポリフェノールの一種「緑茶カテキン」も配合している。届け出表示は「本品にはサラシア由来サラシノールが含まれます。サラシア由来サラシノールは、食事から摂取した糖の吸収を抑える機能性が報告されています。」となっている。サプリメントの形状は小粒のかわいらしいハート型にし、飲みやすさにもこだわった。パッケージはパウチタイプなので持ち運びもしやすいという。価格は90粒入り(約30日分)で1,350円(税別)。
2016年01月19日『食品添加物ほんとうの話』(三輪操著、あさ出版)の著者は、相模女子大学栄養科学部管理栄養学科教授。長らく食品添加物の研究に携わっているという実績の持ち主なので、次のような質問を受けることも多いといいます。「添加物を取るとがんになるってほんとうですか?」「健康によくないのにどうして使い続けるんですか?」「コンビニ弁当は食べないほうがいいんですよね?」しかし、これらの質問はすべて誤解や思い込みによるものなのだとか。そして、偏った情報をそのまま受け入れてしまうことは、巷で危険だといわれている食品以上に危険だといいます。では、家族の食や子どもの食について考えるとき、具体的になにを意識しておくことが大切なのでしょうか?■根拠に基づいて目の前のことを考えようその点について、いちばん身につけてほしいのは「科学的な考え方」だと著者はいいます。科学的な考え方とは、「根拠に基づいて目の前のことを考える」ということ。とはいっても難しいことではありません。なにか問題が起きたとき、判断を迫られたとき、「根拠はなんだろう」と疑ってみるだけでいいということ。こうした考え方を身につけておくと、情報に翻弄されることなく「なにが正しいか」をきちんと自分で判断できるようになるといいます。これは食べものについてだけではなく、すべてのことがらについてもいえそうです。食品添加物にしても、いろんな種類があり、それぞれ働きがあって、消費者にメリットがあるから使われているのだといいます。たとえば、腐ったものや傷んだものを口にして体を壊さないように「保存料」や「防かび剤」が使われます。食べものをおいしく見せるために「着色料」や「香料」が使われています。「うま味調味料」は、料理にうま味を加え、塩分を抑えられるそうです。「甘味料」は、甘さを感じながらもカロリーをぐっと抑えることができるのだといいます。もしもこれらの添加物がなくなってしまったら、現代の食生活は成り立たなくなってしまうかもしれないと著者。「食品添加物はあまり気にしなくていい」というのです。食品のことを考えるときにむしろ気にしていただきたいのは、塩分や糖分、カロリーなどのとりすぎ、そしてアレルギーだといいます。■昔ながらのおばあちゃんの知恵を活かそうお母さんやおばあさんの世代は、食品が腐っているかどうかを見極めるために、自分たちの嗅覚や味覚、視覚をフルに使っていたものです。昨夜つくったお味噌汁の残りがあれば、匂いを嗅いだり、色を見たり、少しだけなめてみて「これはもうダメ」「全然傷んでいない」などと判断したわけです。そんな姿をみた記憶のある方も多いのではないでしょうか?なぜそうしていたかといえば、多少の菌が繁殖しそうな場合でも、十分に加熱すれば菌は死に、体に害を及ぼさないということを経験的に知っていたから。事実、菌の種類にもよるとはいえ、だいたいの菌は一度沸騰させれば死滅するそうです。だからこそ昔は、毎日一度は日を入れて、何日も煮物を食べたりしたわけです。味は落ちるものの、火を通すことで腐敗を遅らせたのです。いわゆる「おばあちゃんの知恵袋」です。■ラベルや数字に頼りすぎないようにしようまた、買いものに行けば、野菜や鮮魚、生肉をしっかりと目で見て、ときには匂いをかいだり、触って弾力を確かめたりして、鮮度を見極めたもの。ところが最近は、鮮度の見極め方が様変わりしたように感じると著者は指摘しています。自分の五感よりも、ラベルや数字を信じる人が多くなってきたということ。だから消費期限や賞味期限が、できるだけ長いものを買うことになる。そして冷蔵庫のなかに期限の過ぎているものを見つけたら、封も開けずに処分してしまう。つくってから時間が経ったものも、「1日経ったから、傷んでいるに違いない」と、匂いもかがずに処分してしまう。でも、それではあまりにも数字に頼りすぎていて、食品に対しての判断が厳しすぎると著者はいいます。著者の研究室にも、たとえば卵の賞味期限を見て、「来週の火曜日が賞味期限だから、その前に実験に使わないと」と心配するような学生が少なからずいるのだといいます。しかし、そういう場合に著者は、「1日くらい過ぎたところで、そんなに変わらないから大丈夫」と使用を促すのだそうです。それに数字やラベルだけに頼ってしまうと、食品ロスもどんどん増えていくことになります。しかし、食品が安全かどうかを確認するため本当に大切なのは、五感を駆使して自分で感じたり、考えたり、判断したりすること。だからこそ、そうした習慣をつけることが大切なのだといいます。*たとえば問題になっている「トランス脂肪酸」についての真実など、本書には知っておきたいさまざまな情報が詰め込まれています。食べものについての客観的な判断能力を磨くためにも、ぜひ読んでおきたい一冊だといえるでしょう。(文/書評家・印南敦史)【参考】※三輪操(2015)『食品添加物ほんとうの話』あさ出版
2016年01月15日今年4月からはじまった「機能性食品制度」。野菜からサプリメントまで、今までおなじみだったものにも「肌の潤いに役立つ」とか「体脂肪を減少させる働きがある」とかパッケージに表示されていると、なんだか試してみたくなりませんか?これからの寒い季節、コタツでミカン、なんてシーンもあるかもしれませんが、中には機能性食品のミカンがあるのです。ミカンを食べてビタミンCを補給!いえいえ、それだけではないようです。さて、この“機能性”という言葉がつくと何が変わるんでしょう?■<機能性表示食品って何?>“体脂肪に効く”といったTVCMでおなじみの“トクホ”という言葉は聞いたことがあるかもしれません。トクホは、その有効性や安全性についてしっかりと試験をして国からのお墨付きをもらった成分が入った商品です。それに対して機能性表示食品は、一定の条件をクリアした論文などを添えて消費者庁に届ければ、国の審査なしに、その効果をパッケージに表示できるものなのです。■<たとえばこんな表示>「本品にはヒアルロン酸Naが含まれます。ヒアルロン酸Naは肌の水分保持に役立ち、乾燥を緩和する機能があることが報告されています。」「本品には生きたビフィズス菌が含まれます。ビフィズス菌には腸内フローラを良好にし、便通を改善する機能があることが報告されています。」「本品には食酢の主成分である酢酸が含まれています。酢酸には肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる機能があることが報告されています。内臓脂肪が気になる方に適した食品です。」ちょっと難しい言葉も含まれていますが、今まで漠然と”お酢は体にいい”って聞いたことはあっても、体脂肪にもいいんですね。気軽に試したくなります。■<野菜にも機能性食品が>現在、機能性表示が認められた生鮮食品に、もやしとミカンに関する商品が販売されています。もやし?そんなに気にして食べてないなぁ、なんて人も、もやしを見直すかもしれませんよ。もやしに含まれる大豆イソフラボンは私達女子に欠かせない、女性ホルモンと似た働きをします。女性ホルモンといえば、美女子達にとっては、美肌のモト!と思いつくかもしれませんね。今回、機能性表示されたのは骨の健康の維持に役立つ機能についてですが、女性ホルモンには、美肌の他にも、髪の毛に潤いやツヤを出したり、ダイエットに効果があったり、そして異性を惹きつけたり・・・なんて作用も。美肌だけではない、大豆イソフラボンの機能に注目ですね。今まで何気なく食べていた野菜などが、これからは「高リコピントマト」とか 「メチル化カテキンを多く含む緑茶」という表示が増えるかもしれません。■<これからはパッケージにも注目>日頃からサプリメントを摂っている人も、「体のどこにいいのか」、「どういう働きをするのか」といったことの参考になりますね。これから食品やサプリメントを手に取るときに、そのパッケージにも注目してみるとおもしろいかもしれません。サプリメントにしても食事にしても、美容にイイものを摂って、ますます女子力を上げていきましょう。(桃助/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年01月05日販売開始!福岡市に本社を置く株式会社エバーライフは、2015年12月10日(木)より初の機能性表示食品である「栄潤(えいじゅん)」の販売を開始している。「栄潤(えいじゅん)」は、「非変性2型コラーゲン」を配合しており、ひざの関節の可動性や柔軟性を助けることを目的とした商品だ。初の機能性表示食品「栄潤」はエバーライフにとって初の機能性表示食品。栄潤に含まれているコラーゲンは、「非変性2型コラーゲン」であり、アメリカのハーバード大学や、ヒューストン大学、インターヘルス社らと共同開発をおこない、天然に近い形での原料化を実現している。ひざ関節の成分といえば、「コンドロイチン」や「グルコサミン」などの印象が強いが、実はこれらが全体に占める割合は、3~5%程度。しかしながら、「非変性2型コラーゲン」は全体の15%~20%をも占めるという。「120日間応援定期コース」同社では、実験で「非変性2型コラーゲン」を120日間継続飲用した結果、ひざの可動域が改善したとの結果がでていることから、「120日間応援定期コース」を用意。120日間連続での連続飲用をサポートする。(画像はプレスリリースより)【参考】・「健康食品皇潤」でおなじみのエバーライフより非変性2型コラーゲンの働きで、ひざ関節の柔軟性、可動性をサポートする機能性表示食品「栄潤(えいじゅん)」を新発売
2015年12月29日江崎グリコはこのほど、ビフィズス菌BifiXを配合したシリーズ全品を機能性表示食品に変更していく予定であることを明らかにした。2015年4月から開始した「機能性表示食品制度」は、国の定めるルールに基づいて、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を消費者庁長官に届け出れば、商品に機能性を表示することができる制度のこと。同社でも9月から「朝食BifiXヨーグルト」など一部の商品が機能性表示食品となっている。今回、全シリーズを機能性表示食品に変更する点について、上鶴俊徳カテゴリーマネージャーは「ビフィズス菌BifiXの良さには絶対の自信を持っている。機能性表示食品制度などを利用して、たくさんの人々に特長を知ってもらい、その効果を体感してもらいたい」と語った。「ビフィズス菌BifiX」は、グリコが保有する1万種類の菌の中から選び抜いた菌株のこと。生きて腸に届くだけでなく、腸内で増えることが研究結果として明らかになっている。
2015年12月17日東洋新薬福岡市に本社を置く株式会社東洋新薬は、機能性表示食品の開発に力を入れている。第1弾として、2015年10月よりサプリメント「メディスリム(12粒)」および「メディスキン」を販売開始、第2弾として「メディナチュラル」を2015年11月より販売開始している。「メディスリム(12粒)」メディスリムは、「内臓脂肪を減らす」機能性表示食品。マメ科の葛の花からとれる「葛の花由来イソフラボン」を機能性関与成分として使用しており、おなかの内臓脂肪を減少させる手助けをする機能がある。「メディスキン」メディスキンは、「肌の保湿力を高める」機能性表示食品。機能性関与成分として「米由来グルコシルセラミド」が使用されている。米から抽出された成分で、肌の保湿力を高め、肌の調子を整える機能があるとされている。「メディナチュラル」メディナチュラルは、「血圧が高めの人」向けの機能性表示食品。機能性関与成分はイワシから作られた「サーデンペプチド」で、2~3種類のアミノ酸から構成されている。東洋新薬の取り組み東洋新薬では、今後もニーズのある分野に対応した機能性表示食品の開発をおこなっていき、多くの人のQOLや健康の維持・促進に貢献したい考えだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・機能性表示食品シリーズ第1弾東洋新薬機能性表示食品『メディスリム(12粒)』・『メディスキン』発売―2015年10月より販売開始―・機能性表示食品シリーズ第2弾東洋新薬機能性表示食品『メディナチュラル』発売―2015年11月より販売開始―
2015年11月27日電通の機能性表示制度専門チームはこのほど、20~60代の全国の男女1,000人を対象に実施した「機能性表示食品に関する消費者意識調査 2015」の結果を発表した。まず、「機能性表示制度 / 食品をどの程度知っているか」と聞いたところ、「制度の内容を知っている」(8.1%)、「ある程度、制度の内容を知っている」(29.5%)、「名称を聞いたことがある程度」(41.5%)となり、合計の認知は79.1%となった。6月の第1回調査に比べると、男性の認知が76.2%から79.4%に伸びている。同専門チームは、特定保健用食品(トクホ)がマークのみを含めると100%に近い認知を得ていることと比較し、「機能性表示食品については制度導入後間もないことを考えると、非常に高い認知率だ」とコメントしている。また、機能性表示食品やトクホを摂取している人を調べたところ、現時点での機能性表示食品ユーザー(7.3%)は、トクホユーザー(18.3%)との重なりが大きいことが分かった。実際に機能性表示食品を摂(と)っていると認識している人のうち、トクホ表示のある商品を飲んだり食べたりしている人の割合は65.0%を超えている。この結果から「もともとトクホを摂っている人が、機能性表示食品についても試していることがうかがえる」と分析している。制度の内容を改めて説明した上で、機能性表示食品とトクホの印象を聞くと、「安全性が高そう」「効果が高そう」「信頼できそう」といった項目における機能性表示食品の評価が低く出た。トクホに比べると、機能性表示食品は国の承認ではないという点での安全性評価や信頼感は低いことから、「制度の正しい理解や安心感の訴求が市場拡大に向けた課題だ」と指摘した。続いて、健康に良いとされる食品に支出できる金額を調べたところ、現在「何らかの健康機能がある食品を摂取している層」は月平均4,671円、「健康に良いとされる食品を摂取していない層」でも月平均1,567円の支出をしてもよいと回答。全体の平均は3,210円となり、多くの商品が出回って安全性・効果・信頼感が高まれば、市場拡大が期待できるとしている。健康機能のある食品で得られる効能効果で関心が高いものは、男性は「内臓脂肪」「体脂肪」「疲労」、女性は「疲労」「免疫」「骨」が上位となった。市場では内臓脂肪や体脂肪領域の機能性表示食品が活況を呈しており、男性でのニーズが高まっている。一方、女性では、これまでトクホとしてはうたわれてこなかった「疲労回復」や「免疫」などの健康機能に関心が集まっており、「機能性表示食品を新規開発する際には大きなヒントになりそうだ」とコメントしている。同調査は、楽天リサーチによって9月11日~13日の期間にインターネット調査よって実施された。対象は、20~60代の全国の男女1,000人となっている。
2015年11月04日電通の機能性表示制度専門チームはこのたび、2015年4月にスタートした機能性表示食品制度に関する消費者の意識やニーズを探るため、20~60代の全国の男女1,000人を対象に「機能性表示食品に関する消費者意識調査 2015」を実施し、その結果を発表した。機能性表示食品とは、事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られたもの。スタートから約半年の10月26日現在で、既に116品の届出情報が公開されている。特定保健用食品(以下、トクホ)が、2015年2月時点で1,144品目承認され、6,250億円の市場規模を形成している現状と比較しても、同制度によって新たな市場が急速に形成されていることが分かるという。同調査では、男性36%女性44%が機能性表示食品制度や表示のある商品への関心を示す結果に。トクホへの興味・関心が全体の51.7%であることから、ある程度の興味・関心が集まっているといえる。「実際に表示のある商品を食べた(飲んだ)ことがある」と認識しているのは全体の7.3%。興味はあるが実際の購入はまだこれからという人が多く、今後のユーザー拡大が期待される。また、実際に機能性表示食品を摂っていると認識している人のうち、トクホ表示のある商品を飲んだり食べたりしている人の割合は65%を超える。もともとトクホを摂っている人が、機能性表示食品についても試していることがうかがえる結果となった。また、現在何らかの健康機能がある食品を摂取している層は月平均4,671円を支出してもよいと回答。健康に良いとされる食品を摂取していない層においても、月平均1,567円の支出はしてもよいとする。これに対し電通は、多くの商品が出回り、安全性・効果・信頼感が高まれば、市場拡大も期待できると分析する。なお、健康機能のある食品によって"得られる効能効果"として関心が高いものは、男性が内臓脂肪・体脂肪・疲労で、女性が疲労・免疫・骨という結果に。これまでトクホとしてはうたわれてこなかった「疲労回復」や「免疫」などの健康機能に関心が集まっており、機能性表示食品を新規開発する際にはヒントになりそうだ。
2015年10月30日キリンビバレッジは11月10日、「キリン 生茶」ブランドから、機能性表示食品で初めて(機能性表示食品の届出情報による)となるホット専用緑茶「ほっと食事の生茶」(税別120円)を発売する。同社は、6月に機能性表示食品清涼飲料水届出第1号商品として「食事の生茶」を発売。今回は、そのホット商品が登場する。同商品は、難消化性デキストリン(食物繊維)を配合。難消化性デキストリンは、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させるとともに、糖の吸収をおだやかにする働きがあるため、食後の血中中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにすることが報告されている。パッケージには、難消化性デキストリンが含まれることとともに、「難消化性デキストリンは脂肪の吸収を抑える」「糖の吸収をおだやかにする」「おなかの調子を整える」という3つの機能も表示した。味わいは、コールド品「食事の生茶」の食事に合う味わいは残しつつ、ホットの緑茶の味覚に合わせて茶葉感をアップさせたとのこと。
2015年10月20日今や、コンビニでも気軽に入手できるようになった栄養ドリンク。疲れた身体にエネルギーを与えてくれるありがたいものですが、使い方によっては逆効果になることも。毎日飲んでいるという方は要注意!栄養ドリンクの正しい使い方を覚えておきましょう。栄養ドリンクにはいくつかの種類があり、その目的も異なります。多くは「疲労回復」を期待するものですが、美容成分が含まれる女性向けや眠気覚ましなども人気のようです。目的は違っても、栄養ドリンクに含まれる主成分は、糖分とカフェイン。どちらも血糖値をあげて興奮状態にし、一時的にエネルギーを上昇させる働きがあります。疲労回復系のドリンクには、ビタミンB1やビタミンB3、タウリンといったビタミン類が含まれていますが、実はこれ、糖分を代謝させるために使われるもの。エネルギーを素早く作りだすためには欠かせないものですが、ビタミン補充を目的にするものではありません。つまり、栄養ドリンクはあくまでも「一時的な効果」を期待するもの。疲れているけれど、どうしても今すぐやらなければいけないことがある、というときに利用しましょう。疲れがたまっているからといって、毎日栄養ドリンクを飲んでしまうと、今度は不調の原因になってしまいます。カフェインを摂りすぎると、胃腸が荒れがちになり、消化吸収が悪くなってしまったり免疫力の低下につながる可能性もあるのだとか。また、少量であっても糖分の多いドリンクを飲み続ければ、肥満の原因にもつながります。さらに注意したいのが、飲み合わせです。例えば、風邪薬と栄養ドリンクの併用。どちらも血管を拡張する作用があるため、頭痛の原因となります。また、栄養ドリンクにはアルコールを含むものもあるため、薬と同時に飲むのは控えたほうがよさそうです。栄養ドリンクは、一瞬のエナジー回復の手段。飲み続ければ、耐性がついて効かなくなってしまうことも考えられるので、適度な量と回数で服用するように注意したいですね。
2015年10月14日日清オイリオグループは10月15日、食用油で初めての機能性表示食品として、血圧が高めの人向けの健康オイル「日清健康オイル アマニプラス600gPET」を新発売する。同商品は、健康成分「α-リノレン酸」を含んだ血圧が高めの人向けの健康オイル。 大さじ1杯(14g)に健康成分「オメガ3脂肪酸」の一種である「α-リノレン酸」を2.6g含んでいる。同商品を通常の食用油に替えて1日大さじ1杯を摂取すると、血圧が低下するという結果が臨床試験で得られている。商品名にもあるように、α-リノレン酸を豊富に含む「アマニ油」を30%配合。なたね油をベースに、アマニ油、米油を配合しているため、加熱料理にも安心して使用できるとしている。コレステロールは0(ゼロ)。今回、同商品を食用油で初めての機能性表示食品として発売する。機能性表示食品とは事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られた食品のこと。同商品には、「α-リノレン酸」を含むことと「血圧が高めの方に」適した機能を持つ食用油であることを表示している。なお、同商品は希望小売価格などは設定していないとのこと。
2015年10月09日森永製菓は11月10日、「カカオフラバノール」を含有した機能性表示食品のココア「カカオフラバノールスティック」を、東北地区と「天使の健康」通信販売限定で新発売する。同商品は、カカオ豆に含まれる天然由来のポリフェノールの一群「カカオフラバノール」を1杯(スティック1本)につき30mg含む甘さひかえめのビターココア。「カカオフラバノール」は、血圧が高めな人の健康な血圧をサポートすることが報告されている。機能性表示食品とは、特定保健用食品(トクホ)、栄養機能食品に続く、食品に機能性を表示できる新たな食品表示制度のこと。定められたルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要事項を消費者庁長官に届け出、受理されることにより、商品に機能性を表示できる。今回は、「カカオフラバノールを含む」「カカオフラバノールには、血圧が高めな方の健康な血圧をサポートすることが報告されている」という表示をした機能性表示食品として同商品を発売。ココアでは初の消費者庁届け出受理商品になるという。同商品は、携帯もしやすいスティック包装。5本入りで参考小売価格は500円(税別)。東北地区(青森・秋田・岩手・福島・宮城・山形)のCVS・鉄道売店を除くスーパーなど、一部ルートにて販売。同社の通販サイト「天使の健康」でも販売する。
2015年09月30日今年4月、機能性表示制度がスタートしました。名前は知っていても、「どんな食品に表示されるの?」「特定保健用食品(トクホ)との違いは?」など、イマイチよくわかっていない方もいるのではないでしょうか。そこで今回はアラフォー女子なら知っておきたい、同制度の基本をまとめました。正しく理解すれば、食生活を見直すきっかけにもなり、買い物のヒントとしても役立ちます。何がメリット? 機能性表示食品とは一般食品は薬ではないことから、「内臓脂肪を減らします」など、具体的な機能を表示することができません。しかし今回の「機能性表示制度」の導入で、メーカーがその科学的根拠を国に提出すれば、パッケージなどに機能性を表示することが可能になりました。これにより、たとえばこれまでは「健康な生活をサポート」など、なんとなく“体によさそう”な抽象的な表現だったものも、「目のピント調節機能をサポート」など、はっきりとその機能を示すことができるようになったのです。後者の方がぐっとわかりやすいですね。もちろん、これまでにも機能性が表示できる例外はありました。「特定保健用食品(トクホ)」と「栄養機能食品」です。「機能性表示食品」はそこに新たに加わった、3つめの仲間がということになります。トクホと機能性表示食品、何が違うの?特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品、機能性表示食品は、それぞれ次のようなものを指します。・特定保健用食品(トクホ)…健康への効果を表示することが認められている食品。国による審査がある。・栄養機能食品…栄養補給のために利用される食品。ビタミンやミネラルなどを基準量以上含んでいれば、とくに届け出なしで表示できる。・機能性表示食品…事業者(メーカー)の責任で、科学的根拠に基づいた機能を表示している食品。販売前に、消費者庁に販売前に根拠となる情報(論文等)を提出する必要がある。トクホと機能性表示食品の大きな違いは、事業者の届け出ベースなのか、国が個別に許可したものか、ということ。トクホは国のお墨付きが得られる反面、申請には多くの時間や費用がかかり、メーカーの負担も少なくありません。その点、機能性表示食品は中小企業なども比較的参入しやすく、商品の価格がおさえられるので消費者にとってのメリットもあります。消費者庁や企業のHPには、届け出情報や試験データなどが掲載されており、メーカーの提示する科学的根拠が納得できるものかどうか、消費者自身でチェックすることもできます。機能性表示食品が続々登場!4月以降、機能性表示食品が続々と発売されています。パッケージには1回当たりの摂取目安量なども書かれているので、合わせてチェックしてみてください。具体的な商品をいくつかご紹介します。■目の健康を気づかう方、血中中性脂肪が気になる方へ。 大塚製薬「ネイチャーメイド」大塚製薬では、サプリメントブランド「ネイチャーメイド」のうち、「ルテイン」「アスタキサンチン」「フィッシュオイルパール」の3種を9月にリニューアル発売。パッケージを刷新し、機能性表示食品として対応機能を表示しています。「ルテイン」は、黄色い花の花びらや果実、卵黄などに多く含まれる成分で、目のコントラスト感度(色の濃さの判別力)をサポート。「アスタキサンチン」は鮭やエビに含まれる赤い色素で、目のピント調節機能をサポートすることが報告されています。また、「フィッシュオイルパール」は、青魚に含まれるDHAやEPAというオメガ3系脂肪酸を魚本来のバランスでパール状の小粒に含有させたもの。EPAやDHAは血中中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています。■食事の脂肪や糖分が気になる人に「アサヒスタイルバランス」アサヒビールからは、6月にノンアルコール飲料「アサヒスタイルバランス」3種が機能性表示食品として新発売されています。ビールテイスト清涼飲料1種とRTDテイスト清涼飲料(レモンサワーテイスト、グレープフルーツサワーテイスト)2種。ちなみにRTDとは、Ready To Drinkの略。サワーやチューハイのような、開けてそのまま飲める缶飲料等のことです。3商品はいずれも、カロリーゼロかつ糖質ゼロ。難消化性デキストリン(食物繊維)を5g含有しています。難消化性デキストリン(食物繊維)には食事の脂肪や糖分の吸収を抑える効果があることが報告されています。とくに機能性表示食品で、RTDテイスト清涼飲料として唯一受理されている2種には注目。サワーテイストのすっきりとした味わいは食事とも好相性で、女性にも人気が高いそうです。■内臓脂肪を減らしたい人に「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」雪印メグミルクからは、同社が保有するプロバイオティクス乳酸菌 「ガセリ菌SP株」が入った「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」と「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ」が機能性表示食品として販売されています。 「ガセリ菌SP株」は世界で初めて、ヒトの腸に長くとどまること、さらにガセリ菌SP株入りヨーグルトを用いたヒト試験により内臓脂肪を減らす機能が確認された乳酸菌。ガセリ菌SP株は胃酸に強く、長く腸にとどまるので、食べるタイミングはいつでもOK。砂糖不使用・脂肪ゼロなので、寝る前にも安心して食べられます。ちなみに内臓脂肪低減の研究データは1日1個を12週間食べた臨床試験の結果なので、内臓脂肪を減らしたいなら、毎日食べるのがおすすめです。機能性表示食品はあくまで食品なので、薬と違ってその効果に即効性が求められるものではありませんが、バランスのよい食生活を送るための1つのヒントとして上手に活用したいですね。
2015年09月30日アサヒフードアンドヘルスケアは8月31日、「濃ーいアーモンド」(税別189円)を全国で発売した。同商品は、アーモンドペーストを使用した栄養機能食品のキャンディー。1袋にビタミンE17mgと鉄18mgが含まれており、アーモンドが香る濃厚な味わいになっているという。
2015年08月31日森永乳業グループのクリニコはこのほど、栄養補助食品「エンジョイゼリー プリン味」を発売した。○要望の多かった新フレーバー"プリン味"が登場「エンジョイゼリー」は、優しい甘さとゼラチン特有の口の中でゆっくりと溶けるなめらかさで、飲み込む力が弱い人でも食べやすいゼリー。また、たんぱく質・脂質・炭水化物という3大栄養素をバランスよく含んでおり、栄養補給にも最適だという。今回は、「エンジョイゼリー」で"食べたい味"として要望の多かったプリン味を発売する。どんな人でも食べやすく飲みこみやすいようゼラチンを使用。なめらかで濃厚な、カスタードのようなプリン味のゼリーに仕上げた。1パック(220g)当たり300kcalのエネルギーで、夏バテや夏風邪など食欲がない場合でも十分に栄養補給可能となる。家庭用には通販にて販売する。同社通信販売価格(送料・税込)は、10パックで2,700円。30パックは7,128円。
2015年08月30日トライステージは8月25日、機能性表示食品制度において、通販番組制作で培った広告表現とテレビ考査のノウハウを基に効果的な広告表現をアドバイスするサービス「KINO-ad(キノアド)」の提供を開始した。同社によると、機能性表示食品では、安全性と機能性の科学的根拠を行政に届け出ることにより、訴求表現の中で機能性を謳うことが可能となる。一方で、同制度に伴う行政の広告表示規制基準は明確に設けられておらず、また媒体の広告考査基準も現状では具体的に示されていないため、機能性表示食品の広告については、事例が蓄積されるまでの間は食品関連事業者・媒体共に、手探りの状態が続くという。これを受け同社は、広告考査の実績を基に機能性表示食品の広告コピー開発についての相談を受け付けるサービス「KINO-ad」の提供に至った。同社は創業以来、テレビ通販領域にてインフォマーシャルを中心とした広告制作を行ってきたほか、健康食品を主力商材とし、機能性表示食品を含めた健康食品についての広告考査対応実績を多数持つ。これを活かし、新サービスにおいては、機能性表示食品・その他健康食品の広告考査事例の紹介や、広告考査まで見据えた届出文言・広告コピーのアドバイスを行っていく。
2015年08月27日なとりがビタミンC栄養機能食品を新開発株式会社なとりは、同社初の“栄養機能食品(ビタミンC)”「ひとつぶ梅」を9月14日(月)より新発売し、コンビニエンスストア・量販店の珍味売り場菓子売り場、駅、道路売店、ディスカウントストア、ドラッグストアなどで販売する。商品名:ひとつぶ梅内容量:30g参考小売価格:120円(税抜)発売地域:全国(プレスリリースより引用)1日分のビタミンCが摂れる梅製品同社の梅製品は“リフレッシュしたい”時や“小腹を満たしたい”時に好まれており、なかでも女性に特に人気がある梅に、さらに美容と健康に欠かせないビタミンCを1袋当たり117mgを配合した。コラーゲンの働きに深く関与し、肌の調子を整えるビタミンCを加えることで、梅のおいしさはそのままに、女性が積極的に摂取したい栄養機能性を持たせた“梅おやつ”を開発した。ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素で、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)によると、成人1日当たりの推奨量100mgに相当する含有量になっている。リフレッシュしたい時に最適!甘酸っぱい梅おやつ噛み応えのあるもっちりした食感と、梅肉そのものを練り込んだ爽やかな酸っぱさのソフトキャンディを、やさしい甘さの糖衣で包んだ。口に入れると、中身の酸っぱさと外側の甘さが溶け合い、絶妙なバランスの甘酸っぱい味わいが噛むほどに生まれ、ほどよい噛み応えで1粒でも満足感が得られる。【参考】・株式会社なとりプレスリリース/日経プレスリリース
2015年08月11日キリンビバレッジは8月4日、「キリンメッツ」ブランドから、機能性表示食品「キリン メッツ プラス スパークリングウォーター」「キリン メッツ プラス レモンスカッシュ」を発売する。○食物繊維を配合同商品は、「難消化性デキストリン」を配合した炭酸飲料。難消化性デキストリン(食物繊維)は、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させるため、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにすることが報告されている。同商品は、脂肪の多い食事を摂りがちな人、食後の血中中性脂肪が気になる人に適した飲料だという。「キリン メッツ プラス スパークリングウォーター」は、炭酸を強めにし、爽快な飲み心地を狙ったカロリーゼロの炭酸水。「キリン メッツ プラス レモンスカッシュ」は、同じく強めの炭酸で、カロリーゼロのレモンスカッシュ。各120円(税別)。容量480ml。
2015年07月14日雪印メグミルクは8月25日、「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ」(100g)を、全国にて「機能性表示食品」としてリニューアル発売する。同商品は、同社保有のプロバイオティクス乳酸菌 「ガセリ菌SP株」を10億含む脂肪ゼロ・砂糖不使用のヨーグルト。ガセリ菌SP株は、ヒト試験により内臓脂肪低減効果があることが科学的に立証されている。脂肪や砂糖は不使用だが、ミルク感があり満足感が得られるような飲みごたえのあるおいしさに仕立てたとのこと。このほど、特定保健用食品(トクホ)、栄養機能食品に続く、食品に機能性を表示できる機能性表示食品としてリニューアルする。消費者庁に届け出した表示は、「本品にはガセリ菌SP株が含まれます。ガセリ菌SP株には内臓脂肪を減らす機能があることが報告されています」となっている。ヨーグルト商品での届け出受理は、同社が最初となるという。希望小売価格は105円(税別)。
2015年07月13日アサヒビールはこのほど、「機能性表示食品」のビールテイスト清涼飲料およびRTDテイスト清涼飲料『アサヒスタイルバランス』の新TVCM「バランスシーソー篇」を、全国で放映開始した。同商品は、4月1日施行の食品表示法で定められた「機能性表示食品」。難消化性デキストリン(食物繊維)を5g含んだドリンクで、ビールテイスト飲料1種と、RTDテイスト清涼飲料「レモンサワーテイスト」「グレープフルーツサワーテイスト」の計3種類を展開する。「ビールテイスト」は、「食事の脂肪の吸収を抑える」「食事の糖分の吸収を抑える」働きがあるという。RTDテイスト清涼飲料の「レモンサワーテイスト」「グレープフルーツサワーテイスト」は「食事の脂肪や糖分の吸収を抑える」働きがあるとしている。3種すべてにおいてアルコール0.00%とカロリーゼロ、糖類ゼロとなっている。同商品のCMキャラクターには、2010年バンクーバーオリンピックの銀メダリストであるフィギュアスケート・浅田真央選手を起用した。CMには2人の浅田選手が登場し、巨大なバゲットサンドを模したシーソーの上で、バゲットサンドを食べたり、同商品を飲んだりしてバランスを取るという内容になっている。撮影は、5月下旬に都内近郊で行った。スタジオの巨大なバゲットサンドのシーソーを見た浅田選手は「大きい! かわいい! 」と夢中になっていたという。食べることが大好きという浅田選手は、ボリュームたっぷりのバゲットを食べるシーンの撮影中は終始笑顔。「本当においしい! 」と喜ぶ浅田選手を中心に撮影は和やかに進んだ。今回、浅田選手は、CMの効果音にも挑戦。バケットサンドをほおばる際の「ガブリッ! 」、シーソーに揺られている感じの「ふわふわ~」、ビールテイストが泡立つ際の「シュワシュワー」など、浅田選手が初挑戦した効果音にも注目とのこと。
2015年06月25日モイは24日、同社が運営するライブ配信サービス「ツイキャス(TwitCasting)」配信用アプリ「ツイキャス・ライブ」iOS版にて、新機能「まわし撮り機能」「なめらかモード」を追加した。対応OSはiOS 7.1以降。「まわし撮り機能」は、スマートフォンを横に倒し、画角の広い横画面での配信が行える機能。従来、配信中にカメラを傾け横画面で配信した場合、視聴側では映像自体が横向きになっていたが、今回追加された「まわし撮り機能」では、横画面で配信しても視聴側は縦画面で固定される。これにより、広い画角でのライブ配信が行えるため、カップルや友人同士など、複数人での配信が行いやすくなった。「なめらかモード」は、新コーデックの採用により、通常時(150~300kbps程度)の半分の帯域(88kbps~240kbps程度)でも、画像・音声をなめらかに配信できる機能。これにより、通信速度が制限された状態や、旅行先、地下鉄など、電波環境が悪い場所でも、従来よりスムーズに高品質の配信ができるようになった。このほか、海外ユーザーの拡大を狙い、iOS版「ツイキャス・ライブ」のインタフェースを新デザインに変更した。5月にアップデートした視聴用アプリ「ツイキャス・ビューワー」で採用した新UIと同じく、フラットデザインとなっている。同社は"誰でも簡単に配信できる"ことがツイキャスの特徴であり、「ツイキャスらしさ」と位置づけている。今回の「まわし撮り機能」や「なめらかモード」の実装により、「通信環境や画角などの問題をユーザーが気にすることなく配信できるようになった。(誰もが簡単に配信できるという)理想に近づくアップデート」としている。
2015年06月24日ライオンは6月30日、機能性関与成分「ラクトフェリン」を含有するサプリメント「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」を、機能性表示食品として通信販売限定で改良新発売する。「ラクトフェリン」は、乳由来の多機能タンパク質。同社の研究では、ラクトフェリンが脂肪組織に直接作用し、脂肪の分解を促進するとともに、脂肪の合成を抑制するという2つの効果を発揮することがわかっている。同社は、2007年より「ラクトフェリン」を含有したサプリメント「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」を通信販売限定で販売している。ラクトフェリンに関する科学的な研究データの蓄積に基づき、同商品を特定の保健の目的が期待できる(健康の維持および増進に役立つ)「機能性表示食品」として消費者庁に届け出ていたが、このほど受理されたことが明らかとなった。同商品は6月30日から、「内臓脂肪を減らすのを助け、高めのBMIの改善に役立ちます。」という届け出表示が入ったパッケージで新発売する。また、熱や酸に弱く、消化酵素で分解される性質を持つ「ラクトフェリン」を腸まで届けるため、同社独自のコーティング技術を採用した。形も飲みやすい形状に改良している。価格は93粒入り(約31日分)で、6,060円(税別)。
2015年06月22日「エナジードリンクと栄養ドリンク」に関連する調査結果トレンド総研は「エナジードリンクと栄養ドリンク」に関する調査を実施した。調査対象は20歳代~50歳代までの男性女性500名で、調査方法はインターネット方式だ。「エナジードリンクと栄養ドリンクについて、どちらを飲んだことがあるか?」の質問では、全体の割合について【エナジードリンク】が45%に対し【栄養ドリンク】は83%で、栄養ドリンクのほうが、エナジードリンクよりも飲用の経験率が高い。また「エナジードリンク、あるいは栄養ドリンクを現在摂取しているか?」については、全体では【栄養ドリンク】が46%で【エナジードリンク】は22%と、現在栄養ドリンクを摂取している人の割合は、エナジードリンクを取り入れている人の割合よりも倍以上多かった。栄養&エナジードリンク、それぞれ飲みたい場面に違いはあるのか?さらに「栄養ドリンクを飲みたいと思う場面は?」とたずねると、1位【疲労の時】2位【栄養を体内補給したい時】3位【体調が良くない時】の順位結果となった。一方「エナジードリンクを飲みたいと思う場面は?」について、1位【リフレッシュしたい時】2位【気分を変えたい時】、3位【テンションを上げたい時】という結果が示されている。このような調査結果から、エナジードリンクは気持ちにパワーが欲しい時に、また栄養ドリンクは身体がつらい時に求められるようだ。夏バテ予防のドリンク選びについて、専門家のアドバイス同サイトの専門家は、タウリンや各種アミノ酸、ローヤルゼリーなどは夏の疲労を予防するために役立つので、このような成分が調合されているか注意して、エナジードリンクまたは栄養ドリンクを購入すると良いとアドバイスしている。(画像はトレンド総研より)【参考】・トレンド総研 レポート
2015年06月04日最近、コンビニなどで「ミドリムシ(学名:ユーグレナ)」の入った食品をよく見かけませんか。「ムシ」という響きに敬遠する人もいるかもしれませんが、ミドリムシは栄養食として着実に私たちの生活の中に浸透してきています。そもそもミドリムシとは何なのでしょうか?ミドリムシを利用した食品や化粧品を展開する株式会社ユーグレナの取締役研究開発部長・鈴木健吾さんに聞きました。ミドリムシは5億年も前から存在していた!取締役研究開発部長・鈴木健吾さん――なぜミドリムシが食品になるのですか?実はミドリムシは5億年も前から存在している生物です。顕微鏡の発明によって1600年代に初めて発見され、その後世界で研究対象にされてきました。食料としての研究が進んだのは1970年代のオイルショックのころから。豊富なタンパク源と栄養素が注目されてきました。ただ、これまでミドリムシを大量に培養する技術がなかったのです。2005年に弊社で初めてミドリムシの屋外大量培養技術の開発に成功し、栄養食品として製品化できるようになりました。――ミドリムシとは、どのような生物なのでしょうか。ミドリムシはムシではなく藻の仲間で、全長0.05~0.1ミリ程度の微生物です。その名のとおり緑色をしていて、光合成によって栄養をつくり出す一方で、鞭毛(尻尾のようなもの)を持ち、水の中を自由に泳ぎ回ります。動物と植物、両方の特徴を持つ非常に珍しい生物なんです。――ミドリムシはどのように増えるのですか。単細胞生物なので、主に昼は光合成で栄養を蓄え、夜に細胞分裂をして増えていきます。非常に適応力がある生物で、太陽の光と水、二酸化炭素があれば育っていきます。その生産効率は稲の十数倍とも言われています。含まれる栄養素は、59種類!!Image Photo by H Matthew Howarth――確かに、食物としてパワーがありそうですね。栄養の面ではどうなのでしょう。ミドリムシは完全栄養食と言われていて、「ミドリムシとご飯だけ食べていれば理論的には生きていけるのでは」という人もいるほどです。植物が持つビタミン類、魚のDHCなどに含まれる不飽和脂肪酸、水の中の生物が持つミネラル類など動物・植物両方の栄養素を持ち、その数は59種類にものぼります。また「パラミロン」というミドリムシ特有の成分もあります。これは、無数の穴が開いている食物繊維の一種で、油やコレステロールなどを吸着し、排出するという特徴を持っています。まだ研究途上ではありますが、パラミロンは大腸がんの抑制効果やインフルエンザの症状緩和などの研究成果もあがってきています。――味の面ではいかがでしょう。微生物を食べるというのも少し不思議な感じがします。藻の仲間なので、風味も海藻のような感じです。ワカメや昆布などを食べてきた日本人には馴染みやすいのではないでしょうか。また、微生物としては、すでに酵母や乳酸菌は食物としてお馴染みですよね。ミドリムシも同様に考えていただいてよいと思います。将来は、衣食住のさまざまなシーンに活用――鈴木さん自身は、なぜミドリムシの研究を始められたのですか。大学時代、研究室の先生の論文を読んで感銘を受けたことがきっかけです。二酸化炭素が出る製鉄所などにミドリムシを培養する装置を置くと、光合成により二酸化炭層の排出量が削減され、かつ育ったミドリムシはエネルギー源になる。食料問題と環境問題の両方を解決できる可能性を秘めた素晴らしい生物と知り、これは一生の研究テーマにしたいと思いました。――ユーグレナ社では化粧品やバイオ燃料生産など、ミドリムシ事業を多方面に展開されていますね。いま商品になっているのは食品と化粧品ですが、バイオ燃料、化学製品、医薬品、水質浄化など、ミドリムシを活用できる分野は非常に広く、大きな可能性を秘めていると感じています。将来、衣食住のさまざまなシーンに活用できるのではないでしょうか。私自身も、忙しいこともありますが、健康体でいられるのはミドリムシ食品を生活に取り入れているおかげだと思います。栄養価が優れているだけでなく、環境問題までも解決してしまう、まさに“次世代スーパーフード”「ミドリムシ」の今後に期待です!Main photo by Jessica Spengler
2015年05月28日