「永野さんは昨年3本の映画に出演し、12月には報知映画賞で主演女優賞も受賞し、オファーが殺到しているそうです」(映画関係者)評価がうなぎのぼりの永野芽郁(22)。1月11日にはインスタグラムで髪色を黒からグリーンに変えた姿を公開し、話題を集めた。大胆イメチェンで新年を迎えて気分一新といった永野だが、昨年は苦い思い出が……。「出演した連ドラ『ハコヅメ』(日本テレビ系)の撮影中だった7月下旬に新型コロナウイルスに感染。撮影が一時中断し、8月上旬に復帰した際はSNSで関係者に『ご迷惑おかけしてごめんなさい』と謝罪していました」(芸能関係者)さらに、永野は一時的に“後遺症”にさいなまれていたという。「新型コロナの症状が収まったあと、短い間ですが味覚に異常を感じていたそうです。『仕事に影響が出たらどうしよう……』とこぼしていたといいます。今は後遺症もなく、完治していると聞いています」(テレビ局関係者)新型コロナ感染後の後遺症の一つである味覚障害。芸能界でも永野同様に森三中の黒沢かずこ(43)や川上麻衣子(55)が抱えていたという。川上は昨年5月にテレビ番組のインタビューで「味覚異常が1カ月以上あって、本当においしいと思えるまで時間がかかりました」と語っていた。ある医療ジャーナリストは、後遺症に悩む女性が多いという。「国立国際医療研究センターの調査では、男性と比較して女性に後遺症が出やすく、味覚異常を訴えた女性は男性の1.6倍多かったといいます。さらに若くて痩せている人に味覚や嗅覚異常が出やすい傾向があったそうです」新型コロナの後遺症外来を開設している、もちづき耳鼻咽喉科の望月優一郎院長もこう指摘する。「男性は味覚が8割程度回復していれば満足する人が多いですが、女性は完全回復を目指す傾向にあります」現在、日本でも急拡大中のオミクロン株。感染後に味覚異常を訴える人が少ないという報道も出ているが、望月院長は警鐘を鳴らす。「今でも昨年夏に感染した患者さんで後遺症に悩む方が毎日、40〜50人ほど来院し、新患も1日10人ほどいる状況です。それほど後遺症の治療は大変なのです。症状は比較的軽いといわれているオミクロン株ですが、後遺症については明らかになっていない部分も多いので注意が必要です。実際に後遺症の報告が増えてくるのは春先以降になるでしょう」後遺症に悩んだ永野たちの回復後の活躍は、多くの患者の励みになるはずだ。
2022年01月19日「去年、撮りためていた作品たちが世の中に飛び立つ年となって コロナで公開が延期になっていたものがたまたま今年に重なって多くの作品を発信することができた」。そう語ったのは、先日「ELLE CINEMA AWARDS 2021」にてエル べストアクトレス賞を受賞した有村架純。2021年も撮影中止や延期となった作品はあったが、2020年よりは少しずつエンタメ界も活気を取り戻してきた印象だ。今年TVやスクリーンを賑わせた俳優たちを改めて振り返った。赤楚衛二「かのきれ」「SUPER RICH」…話題作で人気拡大ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」の大ヒットでアジア圏からも熱い視線を送られる赤楚衛二は、7月期、パク・ソジュン主演の人気韓国ドラマを「Sexy Zone」中島健人と小芝風花のW主演でドラマ化した「彼女はキレイだった」が大きな話題となった。放送の度に、演じた樋口拓也役にちなむ「樋口くん」や「赤楚くん」といったワードがトレンドを賑わせ、劇中での明るいムードメーカーぶりと、愛(小芝さん)へのさりげなく繊細な気遣いは視聴者の心を掴んだ。2021年は、寺田心主演で帰ってきた『妖怪大戦争 ガーディアンズ』にも出演し、特殊メイクで“天邪鬼”役に。「世にも奇妙な物語‘21秋の特別編」の1篇「スキップ」では主演を務めた。先日最終回を迎えたフジテレビ木曜劇場「SUPER RICH」では、江口のりこ演じる主人公・氷河衛が出会う、ひと回り年下の春野優役に抜擢。何もかもを失った衛にまるで子犬のように懐き、公私にわたり尽くしていきながら、衛の会社「スリースターブックス」の再生とともに成長していく姿が注目を集めた。『妖怪大戦争 ガーディアンズ』2022年は、「SUPER RICH」で対照的な立場となった町田啓太と再共演し、ドラマのその後を描く『チェリまほTHE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』が4月8日(金)に公開。また、1月7日(金)から公開のポリティカル・コメディ『決戦は日曜日』完成披露では「監督に“若者代表でいてほしい”と言われたので、頑張りました」と明かしていた赤楚さん。窪田正孝、宮沢りえを筆頭に実力派俳優たちばかりの中で揉まれたはず。これからのさらなる飛躍に期待したい。『チェリまほTHE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』坂口健太郎「おかえりモネ」で「#俺たちの菅波」の沼を生み出す坂口健太郎は、韓国ドラマをリメイクした主演ドラマ「シグナル」が映画化・スペシャルドラマ化され、『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』では「BTS」と「back number」のコラボ曲「Film out」が主題歌となり、3年ぶりの“三枝健人”の姿を披露した。『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』新型コロナの影響で5月17日よりスタートしたNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」では、ヒロインの百音(清原果耶)の相手役に。第一印象は最悪、一見冷たくて理屈っぽく素っ気ないが、心根は優しい青年医師・菅波光太朗役で真骨頂といえる演技を見せ、ハッシュタグ「#俺たちの菅波」タグが視聴者の間で生まれるほど。多くの「菅波沼」「坂口沼」を生みだした。特に、震災のとき故郷にいなかった百音の心痛とその夢に寄り添う姿は称賛を呼び、それぞれ医師として、気象予報士として切磋琢磨しながら成長していく“相方”となった。秋の火曜ドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」にも出演。普段はクールでスマートなのに不毛な恋愛を続け、加えて寝起きのギャップがヤバすぎる百瀬柊を演じた。同枠の新ドラマ「ファイトソング」の主演は清原さんということもあり、そのバトンタッチにも菅波ファンが湧くことに。2022年は人気漫画をドラマ化するWOWOWオリジナルドラマ「ヒル」に主演、Season1は赤楚さん、Season2は坂口さんが主軸になる。解禁されているビジュアルがかなり危険な香りを漂わせており、期待が高まる。藤井道人監督、小松菜奈とのW主演『余命10年』の3月4日(金)が控えている。WOWOWオリジナルドラマ「ヒル」有村架純『花束』『るろ剣』ほか出演映画6本公開!有村さんは「ELLE CINEMA AWARDS 2021」ほか、2021年3月に日本、中国、香港、韓国、台湾、インドなどから各国の話題作が集まる「第12回Asian Pop-Up Cinema」にて、是枝裕和監督が手がけた「有村架純の撮休(#1)」(2020)と坂口さん共演の『劇場版 そして、生きる』(2019)が上映され、日本人として初めて「BRIGHT STAR AWARD」に選ばれた。『花束みたいな恋をした』さらに「第13回TAMA映画賞授賞式」では、ドラマ「コントが始まる」をはじめ何度も共演してきた菅田将暉と『花束みたいな恋をした』で揃って最優秀男優賞&最優秀女優賞を受賞。同作はリピーターが続出し、SNSを中心に盛り上がりを見せた2021年上半期一番の話題作となった。『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』ほかにも、シリーズ最終章のキーパーソンを演じた『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』から『映画 太陽の子』、ドキュメタンタリー映画『人と仕事』、『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』と6本もの出演映画が公開された。新春スペシャルドラマ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」では戦時下に生きる心優しい小学校教員を演じる。新米保護司を演じているWOWOWオリジナルドラマの映画版『前科者』は1月28日(金)より公開、最前線での活躍は2022年も続きそうだ。「前科者」永野芽郁「ハコヅメ」から『そして、バトンは渡された』で成長見せる7月期ドラマ、戸田恵梨香とのW主演で交番勤務の女性警察官の仕事をコミカルに描いた「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」のオンエア中、新型コロナウイルスへの感染が発表された永野芽郁。とはいえ、キュートな新人警官ぶりは永野さんにハマり、女性警察官の実情や苦悩がよりリアルなものに。戸田さん演じる元エース刑事や西野七瀬演じる刑事課新任刑事とのシスターフッドも好評を博した。特に第3話、第4話は必見だ。「ハコヅメ」年末一挙放送SPまた、映画では『地獄の花園』『キネマの神様』とまったくタイプの異なる映画に出演。『そして、バトンは渡された』では、4回苗字が変わっても前向きに生きる森宮優子役に。料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)との絆、早瀬(岡田健史)との恋に加え、ピアノにも初挑戦し「記憶に残るシーンになった」と自身でも振り返っている。『そして、バトンは渡された』『地獄の花園』にて「第46回報知映画賞」主演女優賞を受賞、「第76回毎日映画コンクール」にもノミネートされており、今年度の映画賞を席巻しそうだ。『そして、バトンは渡された』柳楽優弥『映画 太陽の子』「二月の勝者」見事なハマりっぷり太平洋戦争末期、“日本の原爆開発”を背景にした青春群像劇『映画 太陽の子』で、核エネルギーの研究に関わる若き科学者に扮した柳楽優弥。「ひよっこ」「青天を衝け」などを手掛けた黒崎博による監督・脚本のもと、幼なじみ役の有村さん、弟役の三浦春馬さんと戦時下での等身大の若者たちを演じ、科学者の葛藤を体現してみせた。『映画 太陽の子』一方、Netflix映画『浅草キッド』で演じたのは若き日のビートたけし。劇団ひとり監督が脚本を務め、昭和の浅草を舞台に、大泉洋演じる師匠・深見千三郎と柳楽さん演じるたけしとの日々を描いた青春映画は12月9日に配信されて以来「今日の映画TOP10」で連日1位となっている(12/19現在)。Netflix映画『浅草キッド』新型コロナウイルスの影響を受け、当初の2020年7月放送予定から1年以上たって土曜ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」も放送。中学受験塾「桜花ゼミナール」に現れる元カリスマ講師・黒木蔵人役には視聴者から「原作通り」「目力すごい」など多くの称賛の声が上がるほどのハマりっぷりを見せた。佐久間由衣主演映画&ドラマ「最愛」で印象残す連続テレビ小説「ひよっこ」で有村さん演じるヒロインの親友役を演じて脚光を浴びた佐久間由衣は今年、映画主演2作目となる『君は永遠にそいつらより若い』で、共感性の高い、児童福祉士として就職が決まっている大学生・ホリガイを好演。そして、ドラマ「彼女はキレイだった」では、愛(小芝さん)の親友で宗介(中島さん)に思いを寄せる複雑な役どころとなった。『君は永遠にそいつらより若い』秋ドラマで話題となった「最愛」では一転、大輝(松下洸平)とコンビを組む所轄刑事・“桑子”こと桑田仁美役に挑んでいる。15年前の失踪事件から現在の連続殺人事件に繋がる謎に迫る完全オリジナルドラマは、性暴力が及ぼす心身への傷を色濃く映す一面もあったが、桑子が警察組織という権威主義の男性社会で自らの信念を貫く姿に、佐久間さん自身の成長を重ねた人も多いかもしれない。杉野遥亮「恋です!」心優しきヤンキー役が大好評秋ドラマといえば、「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」にも好評が寄せられた。主演は、連続テレビ小説「おちょやん」でヒロインを務めあげた杉咲花。杉咲さん演じる白杖を持った弱視の主人公・ユキコに恋するヤンキー・黒川森生役の杉野遥亮は、顔にある傷とは裏腹に誠実でピュアな一面と、人懐っこい笑顔や一本気なキャラクターが人気に。視聴者は森生を通して、白杖を持つ人たちのリアルに気づいていくことができた。また、獅子王の告白に対する“答え”は語り継がれるべき名シーンといえるだろう。2021年は、「直ちゃんは小学三年生」で渡邊圭祐、前原滉、竹原ピストルと、なんとランドセルを背負った小学生を演じて幕開け。とにかく“いま”この瞬間を全力で生きる小学3年生になりきり、続いて「東京怪奇酒」にも主演した。『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』に本人役で参加、若手実力派キャスト総出演『東京リベンジャーズ』にも出演した。『東京リベンジャーズ』細田佳央太『花束』「ドラゴン桜」「恋です!」で魅了杉咲さん、杉野さんをはじめ、田辺桃子、奈緒ら若手実力派が揃った「恋です!」には、細田佳央太もユキコの同級生で全盲の青野陽太役で出演した。2019年、1,000人以上の中からオーディションで抜擢され、石井裕也監督の『町田くんの世界』にて映画初主演。今年、『花束みたいな恋をした』では清原果耶と初々しいカップル役を担い、日曜劇場「ドラゴン桜」では発達障がいのある昆虫が大好きな学生・健太役に。『子供はわかってあげない』SNSでは「役によって全然違うように見える」「演技力がすごい」など注目の人物となり、上白石萌歌主演『子供はわかってあげない』では書道部員のもじくんを快演。2022年1月期、話題作を次々生み出すテレビ朝日土曜ナイトドラマ枠で秋元康企画の「もしも、イケメンだけの高校があったら」でついにドラマ初主演。実に頼もしい次世代俳優だ。鈴木伸之秋ドラマは3本掛け持ち!?多彩な作品に引っ張りだこ「恋です!」で鈴木伸之が演じた獅子王は、その真摯さで視聴者の心に残るキャラクターとなった。「今日から俺は!!」のヤンキーから一転、「俺たちはあぶなくない ~クールにさぼる刑事たち」(2020)にて連続ドラマ初主演を果たしてから、2021年の活躍は目覚ましいものがあった。『東京リベンジャーズ』に出演し、「ボクの殺意が恋をした」では、2019年のドラマ「G線上のあなたと私」で兄弟にして恋のライバル役を演じた中川大志と再共演。“デス・プリンス”の異名を持つ、独自の美学に基づいて殺しを行う殺し屋・八乙女流星役でスタイルを生かしたカッコよさと、コメディセンスを発揮した。「ラジエーションハウスll ~放射線科の診断レポート~」では杏(本田翼)に思いを寄せる整形外科医・辻村役を再び演じ、「今日から俺は!!」の西森博之が原作の「お茶にごす。」にも主演、そして「恋です!」と、なんと秋ドラマを3本掛け持ち!先に撮了していた作品があったとはいえ、引っ張りだことなった。2010年、「三代目J Soul Brothers」のボーカルオーディション(VOCAL BATTLE AUDITION)に落選するも、その後LDH側から声がかかりオーディションを経て「劇団EXILE」に加入した鈴木さん。2022年には30代に突入、これまで不良役で人気を得てきたが、そろそろ学生服も卒業だ。犬飼貴丈と共演する、公安捜査官とヤクザがバディを組む新ドラマ「ケイ×ヤク―あぶない相棒―」で鈴木さんが演じるのは堅物な公安捜査官のほう。禁断のバディは、骨太なサスペンスに挑んでいく。多彩な作品で輝いてきた鈴木さんの新境地となることはまず間違いない。「ケイ×ヤク―あぶない相棒―」(text:Reiko Uehara)
2021年12月31日「主演の戸田恵梨香さんや永野芽郁さん、ムロツヨシさん、監督も含め、ほとんどの人が初対面だったので、かなりアウェーな撮影現場。唯一、山田裕貴君だけは映画『闇金ドッグス』で共演して知り合いだったので、心強かったです」こう語るのは、‘21年の人気ドラマ『ハコヅメ』(日本テレビ系)の第6話で、パチンコにハマる妻とケンカする夫を演じた、個性派俳優の仁科貴(51)。浅野忠信と神木隆之介が共演した『刑事ゆがみ』(’17年・フジテレビ系)でも、独特の存在感を放っていた年配の刑事と聞いたら、ピンとくる人もいるかもしれない。少し見ただけで印象に残る、四角い顔と、太い眉で、どことなく人が良さそうなキャラクターは、どこかで見たような……。『ハコヅメ』を見た人からもこんな疑問がネット上であがっていたが、それもそのはず。父親は“拓ボン”の愛称で親しまれた、昭和の名優・川谷拓三さん(享年54)なのだ。「ボク自身はあまり似ていないと思うんですが、『拓三さんに似ていますね』と言われることはよくあります。『息子なんです』と正直に話すこともありますが、だいたいは恥ずかしいので『よく言われるんです』でとどめています」川谷さんといえば、斬られ役、殺され役の大部屋出身の俳優。しだいに演技力を認められ、映画、ドラマで活躍。ちなみに仁科の名前『貴』は、川谷さんが7年ほど付き人をしていた鶴田浩二さんが名付けたのだという。そんな川谷さんの出世作となったのは『仁義なき戦い』シリーズや、ドラマ『前略おふくろ様』(‘75年〜’77年・日本テレビ系)だ。「オヤジは東映の京都撮影所に入るために、15歳で京都撮影所の門を叩きますが、年齢制限が18歳以上だったので、約2年間、祇園の氷屋で丁稚奉公していました。氷の配達には自転車を使っていて、相当な脚力が鍛えられたようです。それが活かされたのが『仁義なき戦い』。梅宮辰夫さんがピストルを打つと、ビックリして跳び上がるシーンなど、すごいジャンプ力なんです」幼い時から父の出演作品を見ていたという仁科。「もとは京都で暮らしていたのですが、『前略、おふくろ様』の出演を機に、オヤジが東京に単身赴任しました。父親不在の家庭だったため、母から『立派な役者なんだよ』と、オヤジの出演作品を見せられていたんです」■菅原文太さんに「殴って」直談判なかでも印象に残っているシーンは、ドラマ『ダウンタウン物語』(‘81年・日本テレビ)。「オヤジが演じたのは、貧しい教会の牧師。クリスマスの日に、リボンをつけた鉛筆くらいしか子供達にプレゼントできず、嘲笑されてしまうんですね。そのときのニコニコとして取り繕う父の顔が、何とも切なくて……。家族の前で泣くのは嫌で、一人でトイレに行って、ボロボロ泣いていました。かわいそうな役をやらせたら、父の右に出る人はいないんじゃないかと思っています」父の演技で感性が磨かれた仁科は、12歳で京都から東京に引っ越し、父との生活をスタート。時間があれば映画談義をしたり、映画の裏話を聞いたりした。「そのたびにオヤジは何でも答えてくれました。『仁義なき戦い広島死闘編』で、ボートにロープで縛られて海の中を引きずられるシーンでは、実際には安全のためにロープを縛らず、手で握っていたそうです。それでも溺れる間際まで手を離さず、死にかけたと聞きました。菅原文太さんに殴られるシーンでは、『本気で殴ってください』と直談判した話など、今では驚くようなことばかりでした」ワンシーン、ワンシーン、命懸けで演じた父の背中を見ていたが、自らが役者になることは考えもしなかったという。「父の仕事の関係で、学生時代にオファーが来ることもありましたが、友達に見られるのが恥ずかしくて、ぜんぶ断っていたんです」大学在学中、水道工事のアルバイトをしていたころ、川谷さんの個人事務所で、信用してきたスタッフによる数千万円に及ぶ使い込みが発覚した。「オヤジも誰を信用していいのかわからなかったのでしょう。ボクがマネージャーとして、オヤジのスケジュールを組み、ギャラ交渉までするようになったんです」『ダウンタウンDX』(‘93年〜・日本テレビ系)の第1回目の放送で、菅原文太さん、山城新伍さんとともに川谷さんがゲスト出演した際には、収録現場まで付き添った。「オヤジについてまわり、華やかな世界を見る機会が増えました」尊敬する父の仕事を見ることができたのは、2年間ほど。川谷さんの肺がんが判明したことで、突然、終止符を打たれたのだ。「体調が悪かったのに、病院に行くのを先延ばしにしてしまって……。ボクが風邪をひいたとき、近所のクリニックにオヤジを連れていったんです。胸部のレントゲン写真を見て、すぐに大きな病院を紹介されましたが、すでに肺がんはステージ4。オヤジに告知することもできず、半年後の‘95年12月に急逝したんです」■「親父と違う」たけしの言葉に勇気を個人事務所を閉鎖し、普通の仕事に戻ろうとしたとき、知人のツテで『きっと俳優をできるから、やってみないか』と誘いを受けた。「25歳のときでした。人前に出るのは恥ずかしい人間ですが、当時、オヤジはボクのすべてだったので“どうせこれ以上、失うものはない”と吹っ切れた思いもあって、挑戦できたんですね。そんな勘違いもあって、役者の世界に飛び込んでしまったんです」映画が好きで、知識としては詳しかったが、いざ演じるとなれば勝手が違った。「全然、ダメでしたが、“悔しい”という思いをバネにすることができたんです。いまだにうまくならないので、その思いで続いているんです(笑)」映画『ピエタ』(‘97年)で本格デビューしたのは、26歳。少しずつ仕事を増やし、’00年には連続テレビ小説『オードリー』(NHK)にも出演の機会が得られた。その当時、所属していた事務所があったマンションに、北野武作品に携わる関係者が住んでいたこともあり、プロフィールを託したこともあった。「たけしさんが映画を撮るとなれば、大量にプロフィールが送られてくるので、なかなか選ばれることはありません。でも、ようやく『BROTHER』(‘01年)で『若い衆7』という役をもらって。セリフはないのですが、いいポジションだったんです。撮影の際、機材トラブルがあって、スタッフが『いまのシーン、もう一回お願いします』と監督に伝えたとき、たけしさんが『撮れてないの?せっかく若い衆がいい演技をしたのに』とぼやいてくれたんです。それがすごくうれしくて」映画『血と骨』(‘04年)では、たけしと役者として共演。「ごあいさつすると『オイラが映画を撮るときは、必ずやってもらうんで、そのときはよろしく頼みます』と言ってくれて、本当に『アウトレイジ最終章』(‘17年)などで、ボクを起用してくださったんです」なにより嬉しかったのは、仁科を“川谷拓三の息子”として扱わなかったこと。「ボクから父の面影を見つけてくださる人も多く、すごくありがたいのです。でもたけしさんは『仁科くんは、お父さんとは全然違うやり方をやろうとしている。そこが好きなんだ』と、父と切り離して見てくださったので、大きな自信にもつながりました」2年ほどオフィス北野に所属し、さらに役者としての経験を積み、現在はフリーランスで活動している。「まったく知らない人からオファーが来るのは、年に1回か2回くらい。あとの仕事は、ほとんど前にやった仕事の関係者など、自分の人脈でお仕事させてもらっています」‘22年は『あしやのきゅうしょく』(監督/白羽弥仁)、『西成ゴローの四億円』(監督/上西雄大)、『ミドリムシの姫』(監督/真田幹也)などにも出演予定だ。「オヤジが死んだときの年齢を超えるので、会社の上司など、オヤジができなかったような役柄が来るのが楽しみです。ワンシーンでも、みなさんの記憶に残る演技に挑戦していきたいです」あのクシャッとした笑顔で、天国から拓ボンが見守っているはずだ。
2021年12月30日第46回報知映画賞の表彰式が16日に都内で行われ、各賞の受賞者が登場した。『地獄の花園』『そして、バトンは渡された』で主演女優賞を受賞した永野芽郁には、『そして、バトンは渡された』で血のつながらない父親役を演じた田中がお祝いに駆けつけた。田中は「芽郁ちゃんが主演女優賞をいただいたという話を聞いて、すごく嬉しかったです。やった! と思いましたし、やったな、とちょっと思いました。それはなぜかと言うか。僕が共演して撮影した時に、すごい人を見てるんじゃないか、すごい現場に立ち会えてるんじゃないかなという感覚がありまして、そんな彼女が主演女優賞を取ってくださったので、やっぱり特別だったんだな」と確信を深めた様子。永野は田中の言葉に涙を流し、田中は「今回芽郁ちゃんが主演女優賞をいただいたという話を聞いて嬉しかったし。やっぱりなんだと思いました。芽郁ちゃんを評価してくださってありがとうございます。僕も皆さんと同じで今後のいろんな芽郁ちゃんに期待しているので、これからもガシガシ働いてください」とメッセージを贈った。永野は「父親が来てくれて、感動して泣きました」と笑顔を見せ、「事務所に入った頃は、自分が映画で賞をいただけるような人間になると思わなくて。はたしていつまで私はこの仕事を続けられるのだろうと思ったんですけど、これから『職業何してるの?』と聞かれたら、『女優さんやってます』と言えるような、自分に自信をくれるような賞をいただけたことを本当に嬉しく思っています」と涙ながらにスピーチ。「これまで本当にたくさんの方にご迷惑をおかけしましたし、1人じゃ絶対ここまで来れなかったなって思います。これまで支えてくださった全ての方に感謝します。みなさん本当にありがとうございました」と頭を下げた。○第46回報知映画賞 受賞・登壇者一覧作品賞・邦画部門:『護られなかった者たちへ』アミューズ 筒井竜平、松竹 福島大輔作品賞・海外部門:『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』東宝東和 代表取締役社長 山崎敏 花束ゲスト:田中誠アニメ作品賞:『漁港の肉子ちゃん』渡辺歩監督、大竹しのぶ主演男優賞:木村拓哉(欠席)『マスカレード・ナイト』主演女優賞:永野芽郁『地獄の花園』『そして、バトンは渡された』 花束ゲスト:田中圭助演男優賞:鈴木亮平 『孤狼の血 LEVEL2』 花束ゲスト:東映 紀伊宗之プロデューサー助演女優賞:寺島しのぶ 『ヤクザと家族 The Family』『キネマの神様』『空白』 花束ゲスト:寺嶋眞秀監督賞:前田哲『そして、バトンは渡された』『老後の資金がありません!』花束ゲスト:市村正親新人賞:片山友希 『茜色に焼かれる』サプライズゲスト:立川志の輔新人賞:Fukase『キャラクター』サプライズゲスト:中村獅童新人賞:堀貴秀監督 『JUNK』 花束ゲスト:ギャガ 代表取締役 社長 CEO 依田巽特別賞:岡田裕介(代理受賞者 高木美也子)
2021年12月16日女優の永野芽郁が8日、都内で行われた「LINE NEWS AWARDS 2021」の表彰式に出席。2021年を彩る“話題の人”をLINE NEWSが表彰する同アワードで俳優部門を受賞した。永野は、個性的なデザインの黒の衣装で登場。スラリとした美脚を披露した。トロフィーを受け取ると、「ありがとうございます。うれしいです」とにっこり。「今年も1年間、自分の中では頑張った1年になったので、プレゼントもらえてうれしいです」と喜んだ。戸田恵梨香とW主演を務めた今年7月期の日本テレビ系ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』の話題になり、“ハコヅメロス”という言葉が出てきていると言われると、「あら、そうですか。ありがとうございます」と感謝。「夏を『ハコヅメ』のチームの皆さんとずっと過ごしていたので寂しいなとは思ったんですけど、年末に放送があるみたいですから、年末に見てください!」と年末の一挙再放送をアピールした。そして、戸田との共演について「河合(永野)が藤(戸田)さんに対して抱く安心感をそのまま戸田さんに感じていたので、離れている時間って家に帰って寝るだけの時間なんですけど、次の日の朝会うとすごくほっとしましたし、今日も1日始まるんだなと思えるような方だった」と振り返り、「今全然会えていないので寂しいです」と“戸田恵梨香ロス”を吐露した。さらに、来年について「ちょっと皆さんがびっくりするかもしれないです。今までに見たことのない顔をお見せできるような作品をお届けできるんじゃないかなと思います」と予告した。
2021年12月08日女優の永野芽郁が8日、都内で行われた「LINE NEWS AWARDS 2021」の表彰式に出席。2021年を彩る“話題の人”をLINE NEWSが表彰する同アワードで俳優部門を受賞した。トロフィーを受け取った永野は「ありがとうございます。うれしいです」とにっこり。「今年も1年間、自分の中では頑張った1年になったので、プレゼントもらえてうれしいです」と喜んだ。今年の一大ニュースを聞かれると、「ピアノがおうちに来ました! すごく大きなお買い物、自分へのご褒美なんですけど、大きなニュースだと思っています」とうれしそうに報告。映画『そして、バトンは渡された』の役作りでピアノを始めたが、「終わってもピアノを続けていて、上達したいなと思って先生と一緒に買いに行きました」と説明した。そして、「寝る前か、友人が自宅に来たときに弾いて自慢しています。みんな映画を見に行ってくれているので、『「旅立ちの日に」弾かないで~』ってみんなうるうるしてくれます」とうれしそうに話し、曲のレパートリーは「本当に少しずつですが増えました」と明かした。さらに、1週間前からNintendo Switchを始めたことも明かし、「ずっとゲームというものに触れてこなかったのでなんかやりたいと思って、 Switchだ! と思って始めました。楽しい! 指が大変です」とすっかりハマっているようだった。
2021年12月08日戸田恵梨香&永野芽郁W主演ドラマ「ハコヅメ ~たたかう!交番女子~」が、12月28日(火)より4日間に渡り一挙放送されることが決定した。本作は、「モーニング」(講談社)で連載中の泰三子の人気漫画の実写化。戸田さん演じるワケあり元エース刑事・藤聖子と、永野さん演じる天然新人・川合麻依の最強ペアが繰り広げる、やけにリアルな交番エンターテインメント。地域の人たちのために働いているはずが全く感謝もされず、ただただハードな交番勤務に身も心もボロボロなひよっこ警察官・川合の前に現れたのは、パワハラで交番に異動させられたという元エース刑事の藤。突然、ペアを組むことになった2人は、時に助け合い、時に支え合い、事件に、雑務に、恋に奮闘する。そして、藤が交番に来た本当の理由とは…。7月期の水曜ドラマとして放送された本作は、藤や川合をはじめ、三浦翔平と山田裕貴が演じる刑事コンビ、ムロツヨシ演じるハコ長など、魅力的なキャラクターが登場し、爆笑シーンの連続やほろっと泣けるシーンから、回を重ねる毎に大きな話題を生み、最終回視聴率は7.2%(12.6%)を獲得(※ビデオリサーチ調べ関東地区個人全体視聴率カッコ内は世帯視聴率)。1話あたりの平均見逃し配信再生回数は、日テレドラマ歴代1位の約260万回超えとなった(※日テレ調べ特別編は含まず)。また、「第59回(2021年度)ギャラクシー賞奨励賞」を受賞。先月25日に発表された「SMBC2021年ヒット商品番付」にも入るなど、大きな反響を呼んだ。「ハコヅメ ~たたかう!交番女子~」年末一挙放送SPは12月28日(火)~31日(金)11時55分より日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年12月07日国内映画賞レースの先陣を切る「第46回報知映画賞」の各賞が決定。作品賞・邦画部門は『護られなかった者たちへ』が受賞、主演男優賞は『マスカレード・ナイト』で破天荒な刑事を演じた木村拓哉が初受賞。また、『地獄の花園』『そして、バトンは渡された』と振り幅のある演技を見せた永野芽郁が主演女優賞に選ばれた。『護られなかった者たちへ』監督賞は、『そして、バトンは渡された』と『老後の資金がありません!』の前田哲監督が受賞。『老後の資金がありません!』新人賞には、菅田将暉主演『キャラクター』で連続殺人犯を演じ切った「SEKAI NO OWARI」のFukaseと、尾野真千子主演『茜色に焼かれる』で存在感を見せた片山友希。『キャラクター』また、独学で7年間かけてSFストップモーションアニメを完成させ、世界の映画賞で称賛された『JUNK HEADジャンク・ヘッド』の堀貴秀監督も選出。作品賞・洋画部門は、ダニエル・クレイグ最後のジェームズ・ボンド役となった『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が受賞した。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』◆第46回報知映画賞各賞作品賞・邦画『護られなかった者たちへ』監督賞前田哲『そして、バトンは渡された』『老後の資金がありません!』主演男優賞木村拓哉『マスカレード・ナイト』主演女優賞永野芽郁『地獄の花園』『そして、バトンは渡された』助演男優賞鈴木亮平『孤狼の血 LEVEL2』助演女優賞寺島しのぶ『ヤクザと家族 The Family』『キネマの神様』『空白』新人賞Fukase 『キャラクター』/片山友希『茜色に焼かれる』/堀貴秀監督『JUNK HEADジャンク・ヘッド』作品賞・海外部門『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』アニメ作品賞『漁港の肉子ちゃん』特別賞岡田裕介さん(元東映株式会社代表取締役グループ会長)(text:cinemacafe.net)■関連作品:老後の資金がありません! 2021年10月30日より全国にて公開©2020映画『老後の資金がありません!』製作委員会護られなかった者たちへ 2021年10月1日より全国にて公開©2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会ヤクザと家族 The Family 2021年1月29日より全国にて公開©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会マスカレード・ナイト 2021年9月17日より全国東宝系にて公開©2021東野圭吾/集英社・映画「マスカレード・ナイト」製作委員会孤狼の血 LEVEL2 2021年8月20日より全国にて公開©2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会キャラクター 2021年6月11日より公開©2021 映画「キャラクター」製作委員会地獄の花園 2021年5月21日より全国にて公開©2021『地獄の花園』製作委員会そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年12月01日10月29日、東京都内の映画館で映画『そして、バトンは渡された』の初日舞台挨拶に出席した市村正親(72)。「映画の主演は永野芽郁。その母で、何度も夫を変える女性・梨花を石原さとみが演じています。市村は、梨花の2番目の夫役ですね」(芸能関係者)プライベートでは7月に篠原涼子(48)と離婚を発表したことでも話題になった市村。しかし、それから3カ月たつというのに、彼の左手薬指にはリングが輝いていたのだ。ちなみに市村は‘19年の「旭日小綬章」受章会見でも同じと思われる指輪をつけている。彼が結婚指輪を外さない理由について、夫婦問題研究家の岡野あつこさんに聞いた。「もし、ただのファッションリングでしたら、あえて左手薬指にはつけないでしょう。市村さんは“演じること”においては最高峰の立場にいる方ですから、無造作につけているということもないと思います。一般的な結婚指輪を外さない理由としては、“離婚したという事実を知られたくない”ということが多いです。しかし市村さんの場合、篠原さんとの離婚を2人で公表しているわけですから、このケースにはあてはまりません。そこで考えられるのは2つの理由です。1つはお子さんたちへのアピールです」市村と篠原には、13歳と9歳の2人の男児がいる。「世間がどう言おうとも、パパとママは仲良しなんだよ、気持ちはつながっているんだよ、というメッセージをお子さんたちに発信しているのかもしれません。もう一つの理由として考えられるのは元妻である篠原さんへのメッセージですね」7月、市村はこんなコメントを公表していた。《私と涼子は言うまでもなく父として、母として可愛い子どもたちと繋がっています。そして同業だからこそ理解し合えること、また何より私も女優篠原涼子の一ファンとして、彼女がより一層女優として輝き、母としても生きていく道を歩ませたいという思いに至りました。》岡野さんが続ける。「つまり、篠原さんに対して“いまもあなたを応援し続けています”と伝えているのかもしれません。さらに言えば、いつか篠原さんが市村さんのもとへ戻ってくることがあるのなら、彼女を受け入れようという気持ちもあるのでしょう」元夫の大きな包容力に篠原が気づくことはあるのかーー。
2021年11月19日先日発表された報知映画賞にて、監督賞(前田哲)、主演女優賞(永野芽郁)、助演男優賞(田中圭)、新人賞(岡田健史)がノミネートされ、公開3週目にして前週・前々週の興行収入を上回る劇場も出ている映画『そして、バトンは渡された』。そんな本作の大ヒットを記念して、キャストたちのクランクアップ写真が到着した。全ての秘密を知った後、もう一度初めから観返すことで気づく新たな発見や、細かな伏線を楽しみながら何度も涙を流す“追いバトン”というキーワードが広がり、「8本目の追いバトン」「9走目行ってきます」といったリピーターも続出。「何回見ても泣けるし心が温かくなる」という口コミが公開後に広がっている本作。公開3週目の週末土日2日間(11月13~14日)の興行収入では、全体の約24%の劇場で前週・前々週の興行収入を上回り、なかには178%アップした劇場も。土日2日間の動員ランキングは先週の4位から3位にアップして実写邦画NO.1に返り咲き、大ヒットの勢いはまだまだ止まらない。そんな中、解禁された写真には、クランクアップを迎えた永野芽郁&岡田健史のツーショットや、田中圭のクランクアップを祝う永野さん&岡田さんの姿も。そして、石原さとみ、大森南朋、市村正親、稲垣来泉ら主要キャストたちの笑顔が切り取られている。完成作を観た永野さんは「脚本やいただいていた映像とはまた違う、自分では全然想像していなかった場面でこんなに感動するんだ!と思って。想像を超えたところで違う感動を与えられた気がするし、自分が出ている作品でこんなに感動できるんだっていうのは改めて思いました」とコメントしており、演じた本人たちも本作に込められた温かい愛を嚙み締めていた様子。なお、週刊文庫ランキング(11月9日トーハン調べ)では本作の原作本が1位を獲得。第46回報知映画賞において4部門でノミネートされるなど、ますます注目度は増している。『そして、バトンは渡された』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年11月17日女優の永野芽郁が主演を務める映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)の未公開シーンが17日に公開された。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたん(稲垣来泉)に精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。公開3日間(10月29日~10月31日)の興行成績は、動員:161,667人/興収:216,309,720円となり、週末興行収入ランキングでは、実写邦画1位の大ヒットスタートを記録。この度、森宮さん(田中圭)が優子(永野芽郁)に隠した知られてはいけない秘密が垣間見える貴重な本編未公開シーンが公開された。母親から届いた手紙をきっかけに親巡りの旅を閃いた優子に対し、「現役の親なのに俺は後回しかよ」と、歴代パパたちに嫉妬した様子の森宮さん。文句を言いながらも優子への愛が溢れる、微笑ましい親子のやりとりが切り取られたワンシーンだが、優子が母親に会いたいことを告げると、森宮さんは先ほどまでの拗ねた態度から一変、困惑と苛立ちの表情で「何言ってんだよ、俺が知ってるわけないだろ」と言い放ち、その場から立ち去ってしまう。普段は母親についても明るく話す森宮さんの変わった様子に優子はどこか違和感を覚える、というシーンになっている。森宮さんを演じた田中は、撮影現場を振り返りながら「森宮さんと優子ちゃんは中々ない親子関係だったので、この関係性を作るのが結構難しかったです。現場で実際に生まれるものもありますし、きっと森宮さんの感情はこうだったんだろうなって想像して相手の優子ちゃんと役を作っていく作業が一筋縄ではいかない難しさがありました。監督も本当にすごく丁寧に演出をつけてくださったので、一緒に作っていく感じは本当に刺激的で面白かったです。芽郁ちゃん演じる素敵な優子ちゃんと自然な距離感になれていたらいいなと思います」とコメントしている。(C)2021映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年11月17日湊かなえのミステリー小説『母性』が戸田恵梨香・永野芽郁出演で実写映画化。2022年11月23日(水・祝)に公開される。湊かなえの小説『母性』を実写映画化原作は、2012年に発表された湊かなえの小説『母性』。ある女子高校生の遺体が見つかったことに端を発した「母と娘」を巡るミステリー小説だ。第6回本屋大賞受賞を経て300万部を超えるヒットを飛ばし、映画化もされた『告白』をはじめ、『贖罪』『望郷』『豆の上で眠る』『ユートピア』『落日』といった名作を世に送り出してきた湊かなえ。『母性』はそんなベストセラー作家をして「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説です」と言わしめるほど、心血を注いた物語だという。母娘「2人の証言」で語られる「1つの事件」そんな『母性』が映画化。母と娘、「2人の証言」で語られる「1つの事件」を軸に、母娘の関係性、そして秘密を浮き彫りにしていく。母と娘の不穏な関係性が、事件を巡る2人の視点の違いととも描かれるのが大きな見どころのひとつ。母の証言では「娘を強く抱きしめた」という一方で、娘は「母に首を絞められた」と証言をするなど、2人の真逆の証言に、観客は終始惑わされることとなる。戸田恵梨香&永野芽郁が母娘役に物語の主役となる母娘は、戸田恵梨香、永野芽郁が演じる。戸田と永野といえばドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」で先輩・後輩役として共演し息の合った掛け合いを見せたが、『母性』では初の母娘役に挑戦する。■母・ルミ子…戸田恵梨香母性を持てず、娘を愛せない母親。演じるのは、ドラマ『スカーレット』や、『ライアーゲーム』『SPEC』『コード・ブルー』など人気シリーズに出演する戸田恵梨香。娘を愛せない母親の複雑かつ危うい姿を熱演する。『母性』のオファーを受けた理由について、「私自身の年齢や経験を考えると娘の清佳に近く、ルミ子を演じるには演技力含め全ての要素が足りないと感じました。素直にその気持ちを伝えたところ、作品の構成から役についての事や目的、目標、そして何故私なのかをとても丁寧に説明して頂きました。その熱い想いを一緒に背負いたいと思い、お引き受けしました」と語っている。■娘・清佳…永野芽郁母性を求め、母に愛されたい娘。ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』『半分、青い』に出演し、映画『そしてバトンは渡された』では、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した永野芽郁が、清佳の揺れ動く感情を繊細かつミステリアスに演じている。『母性』への出演にあたり、「戸田恵梨香さんと共演できること。湊かなえさんの作品に出演できること。それが私の中の決め手でした」とコメントしている。■ルミ子の実母…大地真央ルミ子の母親で、“お上品なママ”。■ルミ子の夫の母…高畑淳子口が悪すぎるルミ子の義母。■ルミ子の夫“無関心父″…三浦誠己■ルミ子の親友“わけ知り顔女”…中村ゆり■ルミ子の義妹“依存しすぎ娘″…山下リオ主題歌はJUJUの新曲 「花」主題歌は、JUJUの新曲 「花」。穏やかなバラード調のメロディと、登場人物たちの心情を反映した力強い歌詞、そしてJUJUの強さと優しさのある 歌声が、“母性”を巡る物語を支え、彩る。監督は廣木隆一『告白』をはじめ、吉永小百合主演の『北のカナリアたち』、井上真央が第38回日本アカデミー賞主演女優賞を受賞した『白ゆき姫殺人事件』、『少女』、ドラマ「花の鎖」「夜行観覧車」「Nのために」「リバース」「贖罪」など多くの作品が映像化されてきた湊かなえ作品。最新作となる『母性』の実写映画化の監督は、廣木隆一に託された。廣木隆一は、1982年に映画監督デビュー。1994年にサンダンス・インスティテュートの奨学金を獲得して渡米すると、帰国後発表した『800 TWO LAP RUNNERS』で文化庁優秀映画賞ほかを受賞。以降、国内外40以上の映画祭で数々の賞を受賞した『ヴァイブレーター』をはじめ、『余命1ヶ月の花嫁』『軽蔑』『さよなら歌舞伎町』『ナミヤ雑貨店の奇跡』『ノイズ』などを手掛けてきた。<映画『母性』あらすじ>女子高生が自ら命を絶った。その真相は不明。事件は、なぜ起きたのか? 普通に見えた日常に、静かに刻み込まれた傷跡。愛せない母と、愛されたい娘。同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、ふたりの話は次第に食い違っていく…。 母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」—2つの告白で事件は180度逆転し、やがて衝撃の結末へ。 母性に狂わされたのは母か?娘か?・・・この物語は、すべてを目撃する観客=「あなたの証言」で完成する。【詳細】映画『母性』公開日:2022年11月23日(水・祝)原作:湊かなえ『母性』(新潮文庫刊)出演:戸田恵梨香、永野芽郁、三浦誠己、中村ゆり、山下リオ、高畑淳子、大地真央監督:廣木隆一脚本:堀泉杏音楽:コトリンゴエグゼクティブプロデューサー:関口大輔製作:映画「母性」製作委員会配給:ワーナー・ブラザース映画
2021年11月12日永野芽郁、田中圭、石原さとみが共演する『そして、バトンは渡された』から大ヒットを記念し、3人の特別インタビューが到着。これまで語られることのなかった“嘘と秘密”の一部が明かされた。11月8日時点の興行成績は、動員:49万456人/興行収入:6億4238万9,920円となり、公開から11日で興行収入6.4億円越えとなっている本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。映像のインタビュー冒頭で、永野さん演じる優子と石原さん演じる梨花の関係性について聞かれると、「実は…親子です!」と告白。森宮さん(田中圭)と優子(永野芽郁)、そして梨花(石原さとみ)とみぃたん(稲垣来泉)それぞれの“血の繋がらない親子”の物語として描かれてきた本作だが、その中に隠された、「梨花と優子の(血の繋がらない)親子関係」、そして「みぃたんが優子の幼少時代」であったことが明かされた。親子という関係性ながらも共演シーンが少なかった永野さんと石原さんは、本作が初共演。撮影が進み、ようやく石原さんに会える日が来た永野さんは、「ずっと見てきた凄い女優さん、ママに会えるんだという(二つの)複雑な気持ちを持っていたので、(お会いした時は)感動しました」とコメント。また、石原さんも「やっと会えた瞬間は震える気持ちだった」と、撮影当時の心境を明かした。さらに石原さんは「芽郁ちゃんの写真をずっと待ち受け画面にして、会えない時間で自分の愛情を深くしていきました」と自身の携帯の待受に設定し、役作りに励んだと話す。さらに、共演作も多くプライベートでも親交が深いという田中さんと石原さん。本作での共演について石原さんは「やっと結婚できましたね。ずっと成就しない二人(という設定が)多くなかったですか?」、田中さんは「やっと…初めて結ばれましたね」と、意外にも初めて夫婦役を演じたことを明かす。田中さんは「プライベートでも話せる関係性なので、安心感しかなかった」と深い信頼関係があったことを話している。なお、公式サイトではインタビュー映像に合わせて3名のインタビュー全文が公開されている。『そして、バトンは渡された』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年11月11日女優の永野芽郁が主演を務める映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)の特別インタビューが11日に公開された。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたん(稲垣来泉)に精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。11月8日時点の興行成績は、動員:490,456人、興行収入:642,389,920円となり、公開から11日ですでに興行収入6.4億円越えの大ヒットを記録している。今回は大ヒットを記念し、永野芽郁、田中圭、石原さとみの3人へ特別インタビューを実施。今まで語れることのなかった “嘘と秘密”の一部が明かされた。○以下、本編ネタバレありインタビュー冒頭で、優子と梨花の関係性について聞かれると、「実は…親子です!」と告白。森宮さん(田中)と優子(永野)、梨花(石原)とみぃたん(稲垣)それぞれの“血の繋がらない親子”の物語として描かれてきた本作だが、その中に隠された、「梨花と優子の(血の繋がらない)親子関係」、そして「みぃたんが優子の幼少時代」であったことが明かされた。親子という関係性ながらも共演シーンが少なかった永野と石原は、本作が初共演となった。撮影が進み、ようやく石原に会える日が来た永野は「ずっと見てきた凄い女優さん、ママに会えるんだという(二つの)複雑な気持ちを持っていたので、(お会いした時は)感動しました」、石原も「やっと会えた瞬間は震える気持ちだった」と、撮影当時の心境を明かした。さらに石原は「芽郁ちゃんの写真をずっと待ち受け画面にして、会えない時間で自分の愛情を深くしていきました」と、永野の写真を自身の携帯の待受に設定し、役作りに励んだと話す。さらに、共演作も多くプライベートでも親交が深いという田中と石原。本作での共演について石原は「やっと結婚できましたね。ずっと成就しない2人(という設定が)多くなかったですか?」、田中は「やっと…初めて結ばれましたね。」と、意外にも初めて夫婦役を演じたという。田中は「プライベートでも話せる関係性なので、安心感しかなかった」と深い信頼関係が、本作に活きたと語った。インタビューの最後に、本作を自身で観た感想を聞かれた田中は、「こんな素敵な子(優子)のお父さんになれて嬉しかった」と、永野は「想像を超えて感動を(映画に)与えられた。自分が出ている作品でこんなに自分も感動できるんだと思いました」と答えた。公式サイトではインタビュー映像に合わせて、3名のインタビュー全文が公開されている。(C)2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年11月11日現在公開中の映画『そして、バトンは渡された』より、永野芽郁、田中圭、石原さとみへの特別インタビュー映像が到着した。本作は、2018年2月発売直後より、感動傑作との多数の反響が大きな話題を集め、累計発行部数110万部を突破している本屋大賞受賞の感動作『そして、バトンは渡された』(著・瀬尾まいこ)を、その確かな演出力に定評のある『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』などの前田哲が映画化したもの。主演の永野は苗字が4回も変わる数奇な人生をポジティブに捉えながらも、人知れず不安や葛藤を持ち合わせている主人公・優子を、田中は優子の血の繋がらない父親・森宮さんを、石原は夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女性・梨花を演じる。さらに優子の同級生で淡い恋心を抱く存在で、天才ピアニストとして周囲から大きな期待をされている早瀬賢人には岡田健史、梨花の血の繋がらない娘・みぃたん役に『漁港の肉子ちゃん』の出演が話題となった稲垣来泉、さらには梨花に翻弄される役を演じ、梨花とみぃたんの物語に深く関わっていく役柄に大森南朋と市村正親も出演するなど、各世代の実力派俳優陣が出演を果たした。11月8日時点での興行成績は、動員:490,456人、興行収入:642,389,920円となり、公開から11日ですでに興行収入6.4億円越えの大ヒットを記録し、すでに映画を鑑賞した人からは「今年一番泣いた」「後半は驚きと感動の嵐だった」と、多くの感動と幸せの涙を呼んでいる。この度、本作の大ヒットを記念し、永野、田中、石原の3人へ特別インタビューを実施。今まで語れることのなかった “嘘と秘密”の一部が明かされた。インタビュー冒頭で、永野演じる優子と石原演じる梨花の関係性について聞かれると、「実は…親子です!」と告白。森宮さん(田中圭)と優子(永野芽郁)、そして梨花(石原さとみ)とみぃたん(稲垣来泉)それぞれの“血の繋がらない親子”の物語として描かれてきた本作だが、その中に隠された、「梨花と優子の(血の繋がらない)親子関係」、そして「みぃたんが優子の幼少時代」であったことが明かされた。親子という関係性ながらも共演シーンが少なかった永野と石原は、本作が初共演となった。撮影が進み、ようやく石原に会える日が来た永野は、「ずっと見てきた凄い女優さん、ママに会えるんだという(二つの)複雑な気持ちを持っていたので、(お会いした時は)感動しました」と。また石原も、「やっと会えた瞬間は震える気持ちだった」と、撮影当時の心境を明かした。さらに石原は「芽郁ちゃんの写真をずっと待ち受け画面にして、会えない時間で自分の愛情を深くしていきました」と、永野の写真を自身の携帯の待受に設定し、役作りに励んだと話す。さらに、共演作も多くプライベートでも親交が深いという田中と石原。本作での共演について石原は「やっと結婚できましたね。ずっと成就しないふたり(という設定が)多くなかったですか?」、田中は「やっと…初めて結ばれましたね。」と、意外にも初めて夫婦役を演じたというふたり。また田中は「プライベートでも話せる関係性なので、安心感しかなかった」と深い信頼関係が、本作に活きたと語る。インタビューの最後に、本作を自身で観た感想を聞かれた田中は、「こんな素敵な子(優子)のお父さんになれて嬉しかった」と、永野は「想像を超えて感動を(映画に)与えられた。自分が出ている作品でこんなに自分も感動できるんだと思いました」と答えた。公式サイトではインタビュー映像に合わせて、2名のインタビュー全文が公開中。映像と合わせて、インタビューを読めば本作をより深く理解できるはず。しかし、今回のンタビュー映像で明かされた“噓と秘密”は一部にすぎず、ぜひその先に待つ驚きと“感動のラスト”を劇場で目の当たりにしてほしい。『そして、バトンは渡された』インタビュー特別映像『そして、バトンは渡された』公開中
2021年11月11日2021年11月4日、映画『そして、バトンは渡された』の大ヒット御礼舞台挨拶が都内で行われ、劇中で血のつながらない親子役を演じた、俳優の永野芽郁さんと、同じく俳優の田中圭さんが出席しました。田中圭、永野芽郁との共演に「本当に幸せでした」累計発行部数110万部を突破している、『本屋大賞』受賞の同名小説『そして、バトンは渡された』を映画化した、同作。初共演となる永野さんと田中さんですが、息の合った演技はもちろん、映画のPRのため出演したテレビ番組でも、仲のよさを見せ、ネット上でも話題を呼んでいました。永野さん自身、舞台挨拶では田中さんとの共演を振り返り「一瞬で田中さんを好きになる魅力が爆発している人だなと思いました」と、その人柄を絶賛。田中さんもまた、「現場でのスタンバイ中から本番が始まるまでの自分の持って行き方だったり、アプローチのぶつけ方や受け取り方が、いい意味で女優さんぽくなく、切り替えが自然ですごく好きでした」とし、共演できたことを「本当に幸せでした」と語っています。また、今後挑戦したい役柄を問われ、「上司と部下をコメディで演じたいです」と笑顔で語る永野さんに対し、田中さんはというと「芽郁ちゃんをいじり倒したい」と明かし、会場の笑いを誘っていました。舞台挨拶では、観客から2人へのサプライズとして、会場が一面花で包まれるという演出も。永野さんも田中さんも、「ありがとうございます」「嬉しいです」と喜びをあらわにし、終始、笑顔に包まれた舞台挨拶となりました。[文・構成/grape編集部]
2021年11月05日女優の永野芽郁が主演を務める映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)の本編未公開シーンが5日に公開された。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたん(稲垣来泉)に精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。今回公開されたのは、親子役を演じた石原さとみと稲垣来泉の本編未公開シーンで、夕暮れ時の河川敷で鮮やかなシャボン玉を作って遊ぶ、梨花とみぃたんの仲睦まじい姿が映し出されている。「見てみぃたん~!」とはしゃぐ梨花と楽しんでいるみぃたんからは絆の強さがうかがえるが、一方で遊び疲れて休憩する梨花は少し息が切れ、どこか辛そうな様子を見せる。みぃたんは「これ! パパへの手紙、出してきて!」と実の父への手紙を無邪気に託すも、受け取る梨花の表情は複雑で浮かない様子に。父からの手紙を心待ちにしている娘を見つめる梨花の寂し気な後ろ姿、そして「今度こそお返事来るといいな」と期待を膨らませて微笑むみぃたんの対照的な表情と、シャボン玉が儚く消えていく意味深なシーンが収められている。石原は稲垣との共演について「くるみちゃんは思い出すだけでも愛おしくなるくらい可愛くて素直で感性豊かな子で、本当にいいご両親に育てられたんだなと思いました。撮影がない間もずっとみぃたんのことを思っていようとくるみちゃんとの2ショット写真を携帯の待ち受け画面にしていました。離れていても心の底から凄く好きになれた子です」と、本当の親子のような関係性を築きながら作品を作り上げたことを明かしている。
2021年11月05日映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶が4日に都内で行われ、永野芽郁、田中圭が登場した。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。初共演で親子役となった2人。「互いに知っている秘密は?」という質問に、田中は永野について「多分、ものすごい素直に、自分が思っている以上に感情が顔に出てるんですよ。いつかきっと皆さんもテレビを見ながら、芽郁ちゃんが嬉しそうにこうしゃべってるけど、実は違うことを思ってるんじゃないかってわかる」と明かす。「それ、ダメじゃないですか」と苦笑する永野に、田中は「いや、ダメじゃないから。隠そうとしているのはみんなにわかるから。いつかそういう時がきたら、多分出ちゃうんじゃないかなっていうぐらい、芽郁ちゃんが思ってる以上に顔に出るんですよ。僕もそれを見るのが好きで好きでたまらなくて。 眠いとかお腹すいたとか」と畳み掛ける。永野は「確かにめちゃくちゃ出るんです。『すごいお腹空いてるのに、なんでごはんを食べさせてさせてくれないんだろう』と思ってる。気をつけます」と自分でも認めていた。逆に田中について、永野は「隠し事を本当にしないタイプ」と表し、「共通の友人がいて、その人にプレゼントを渡すとなったときに、自分の自宅の住所がついたままのものを渡されて。せめてそこは隠してほしい」と訴える。「自宅を知ってしまう申し訳なさもあるし、私はそれを剥がして、自分の家でシュレッダーにかけて友人に渡したんですけど、そういうところでも、おっちゃめ〜」と田中にツッコミ。田中は「『ああいうのは剥がしておいた方がいいですよ』ってご指摘いただいて、『ちゃんと私が処分しておきましたけど』って。ほんとすみません。隙だらけなところが良くない」と反省していた。ちなみに同作の宣伝では、作中の姿と同じくずっとメガネをかけていたという田中。「いつも衣装似合うメガネなんとなく選んでいたんですけど、今日は悩んだんです。すごく悩んで、最終的に芽郁ちゃんに決めてもらって、これにしました。今日は舞台挨拶が3回あるので、メガネを全部変えてこうと思っています」と宣言する。メガネの決め手を聞かれた永野は「この眼鏡をかけてる姿をファンの皆さんが見たいだろうなというのを決め手として選びました」と説明し、拍手が起こっていた。
2021年11月04日永野芽郁が、4回苗字が変わった主人公を演じる映画『そして、バトンは渡された』が現在公開中。この度、漫画家・やまもり三香が本作の主人公・優子を幻想的に表現した応援イラストが公開された。やまもりさんといえば、永野さん初主演映画『ひるなかの流星』の原作者。今回公開された優子のイラストは、明るく振り撒く笑顔ではなく、物語の重要な場面で大粒の涙を流す姿が切り取られている。悲しさではなく、本作における温かみや柔らかさが色使いで表現されており、美しく、幻想的なイラストに仕上がっている。本作を先行して鑑賞したやまもりさんは「ある場面でそれまでの全てが繋がり、『そういうことか~!』とハッとさせられました(観た人はきっとまた最初から観直したくなるはず)」と感想を述べ、「ご覧になった方も、まだ観てない方も、是非映画館に足をお運びください」とメッセージを寄せた。『そして、バトンは渡された』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年11月03日今年、ひよっこ警察官を演じた「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」が大きな話題となり、現在、4回苗字が変わっても前向きに生きる主人公を演じた主演映画『そして、バトンは渡された』が公開中の女優・永野芽郁。この度、彼女の来年のカレンダーと、季刊誌「team mate」の第2号が、12月24日(金)に同時発売されることが決定した。今回撮影のために訪れたのは、北海道の雄大な自然に囲まれた「星野リゾート トマム」。絶景を眺められる「雲海テラス」や牧草の広がる広大な「ファームエリア」などで撮影が行われた。ポスタータイプ表紙また、発売されるポスタータイプ(サイズ:B3)&デスクタイプ(サイズ:B6判 卓上ケース入)のカレンダーの表紙ビジュアルと、特典イメージカットも公開。圧倒的透明感が印象的なインドアプールで撮影されたカットや、少女らしい笑顔を向けるカット、一方で大人っぽくどこか儚げな表情も写し出されている。楽天ブックス 特典イメージほかにも、「雲海テラス」からの絶景をバックに撮影したり、フランス映画の登場人物のようなエレガントな衣装を身に纏ったりと、彼女のまだ見ぬ魅力に出会える写真が多数収録される。そして、22歳の誕生日である9月24日に、メイト(=永野芽郁のファンの呼称)に向けた季刊誌「team mate vol.1」が販売されており、今回これに続く第2号「team mate vol.2」がカレンダーと同時に発売される。表紙には、「ファームエリア」の敷地内を移動できるカートに乗る写真が起用。今号の撮り下ろしには、乗馬体験を楽しむ様子なども収められている。「team mate vol.2」表紙2021年9月~2022年8月までの間に年4回発行予定の季刊誌。6月にはパイロット版となる<vol.0>も発売されており、<vol.1>と共に現在発売中だ。「永野芽郁オフィシャルカレンダー2022」ポスタータイプ&デスクタイプは12月24日(金)発売。永野芽郁「team mate vol.2」は12月24日(金)発売。(cinemacafe.net)
2021年11月02日10月29日(金)より公開中の永野芽郁主演映画『そして、バトンは渡された』が、公開3日間(10月29日~31日)で動員数161,667人、興行収入216,309,720円を記録し、週末興行収入ランキング実写邦画1位を獲得したことが分かった。累計発行部数110万部を突破、2019年の本屋大賞受賞の同名ベストセラー小説を、永野さんと田中圭が親子役で共演し映画化した本作。客層は20代の女性を中心に、キャストファンや原作ファン、土日は大学生やカップルの姿も目立つ印象。SNS上では感動の声が多く寄せられ、早くもリピーターも出てきている様子。そんな本作の公開を記念して、永野さん演じる4回苗字が変わっても前向きに生きる優子、義理の父・森宮さん(田中さん)、梨花(石原さとみ)、義理の娘・みぃたん(稲垣来泉)、早瀬くん(岡田健史)の新場面写真が到着。持ち前の明るい笑顔を見せる優子や、優しい表情の森宮さん、梨花とみぃたんが遊園地ではしゃぐ様子、天才ピアニスト・早瀬くんの演奏場面など、劇中のシーンをふり返り、物語の余韻に浸ってしまうようなカットとなっている。また、アジア映画の普及を目的に2000年に始まり、今年で22回目を迎える、アメリカ西海岸の都市サンディエゴで開催の「サンディエゴ・アジアン映画祭」にて、インターナショナルプレミアとして先日、本作が海外初上映された。映画祭のアーティスティックディレクターは本作について「結末にはサプライズが待っている。この映画では、よくある日常のシーンを、希望や共感に魔法のように変えてしまう不思議な魅力がある。作品にはあふれるほどのポジティブさがあって、めくるめくファッションも楽しめる。これは、すべての人の心を癒してくれる、感動と驚きがある最高の映画」(公式HPから抜粋)と紹介している。『そして、バトンは渡された』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年11月01日累計発行部数110万部を突破した、2019年の本屋大賞受賞のベストセラー小説の映画化『そして、バトンは渡された』。この度、永野芽郁、田中圭、岡田健史らキャスト陣の仲の良さが光るメイキング映像がシネマカフェに到着した。今回のメイキング映像は“早瀬くん編”と題され、岡田さん演じる天才ピアニストの早瀬にフォーカスをあてている。岡田さんが永野さん演じる優子の血の繋がらない父・森宮さん役の田中さんと、撮影の合間に仲良くキャッチボールする姿からスタートする本映像。本作では、ピアノ経験ゼロの状態から半年にも及ぶ練習の末、クールな天才ピアニストを見事に演じきっている岡田さんは、実は甲子園にも出場するほどの強豪校出身で筋金入りの元野球少年。今回のキャッチボールの中でも、ふいにカーブを混ぜる場面も。続いて、本作でも重要な意味合いを持つ、卒業式で優子が「旅立ちの日に」をピアノ演奏するシーンに変わり、そこで岡田さんがカメラマンに扮し、永野さんを撮影したメイキング映像も流れる。永野さんはお茶目に決めポーズをしたり、「岡田カメラの調子はいかがですか?」などと聞いたり、実際に同い年という共通点から仲を深めていった2人のリラックスした姿が垣間見える。『そして、バトンは渡された』メイキング映像・早瀬くん編『そして、バトンは渡された』は10月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年10月30日映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)の初日舞台挨拶が29日に都内で行われ、永野芽郁、田中圭、石原さとみ、稲垣来泉、市村正親、前田哲監督が登場した。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。キャスト陣が質問をし合うコーナーでは、石原が田中に「帰ってからのルーティーンは?」と尋ね、田中が家に帰って鞄を置いて手を洗って……と再現する一幕も。稲垣が「田中圭さんが、奥さんの夜ご飯で1番好きなのは何ですか?」と尋ねると、「牛丼。なんかすっごい好きですね」と答える。さらに石原が「どういう形で寝ているんですか?」と寝方について聞くと、田中は「めっちゃでっかい抱き枕に抱きつく」と再現しながら赤裸々に回答し、石原は「取材で聞かれないけど、ファンの方は聞きたいことは何かなって、(稲垣と)2人で考えたんです」と質問の意図を明かす。田中は「でも補足していいですか? 最近枕をオーダーメイドみたいな感じで変えて、睡眠をグレードアップさせようとしたら、抱きつかなくても寝れるようになった。抱き枕で寝るのが自分に合ってるのかなと思ってたんだけど、意外と寝具が合ってなかっただけなのかもしれない」と説明していた。トーク後には一度キャスト陣が降壇し、ステージを整えてのフォトセッションとなったが、田中が再入場時の導線を間違えてしまい、謝りながら戻るというハプニングも。初日を祝うくす玉が割られると、中から映画の感想が書かれたメッセージカードが飛び出し、キャスト陣は嬉しそうに内容を読んでいた。
2021年10月29日映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)の初日舞台挨拶が29日に都内で行われ、永野芽郁、田中圭、石原さとみ、稲垣来泉、市村正親、前田哲監督が登場した。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。「最近泣いたことは?」という質問に、永野は「怖い夢を見て泣いちゃいました」と明かし、石原は「え〜!? 大丈夫!?」と本気で心配する。「どんな夢か忘れてしまったんですけど、寝つきが悪い時があって、4個くらい見たんです。若干つながってるんです。怖くて、起きた時に泣いてました。そして、怖かったなあと思い出してまた泣きました」と語る永野に、石原は「ああ〜疲れてるんだねえ。心配になりません? 寝つき悪いとねえ。解消して欲しいねえ」と自身も泣きそうになりながら話を聞く。一方、自分のトークの番になると、石原は「え〜? なにかあったかな?」と一気に冷静になり、田中は「お前、緩急すごいなあ」と感心していた。さらに田中が「けっこう泣きます。作品見ても泣きますし、お芝居でも泣きますし。体調悪かった友達が元気になったんですよ。それでも泣きました」と列挙しながら、「あと1こ試していいですか? 最近怖い夢見て……」と永野の真似をすると、石原は「へ〜」と絶妙に淡白な返事。「全然心配しねえじゃん!!」とつっこむ田中に、石原は「絶対見ないでしょ」と指摘し、田中は「『絶対見ないでしょ』もおかしい」と態度の違いに苦笑していた。
2021年10月29日本屋大賞を受賞した累計発行部数110万部突破のベストセラーの映画化『そして、バトンは渡された』。今回は、2つの家族のつながりが紐解かれるキャラクター動画「優子編」「森宮さん編」「梨花編」の3本が一挙に解禁された。この度解禁となったのは、血の繋がらない父と2人で暮らす優子(永野芽郁)、そんな優子を育てる森宮さん(田中圭)、自由奔放なシングルマザーの梨花(石原さとみ)、ある秘密を抱えながら生きる2つの親子の軌跡に迫るキャラクター動画。「優子編」では本作の主人公である森宮優子が料理上手な父・森宮さんと一緒にキッチンに立ち、お互いの料理を褒め合う和やかな映像から始まる。思春期の高校生時代には森宮さんの今後を心配する素振りをみせる一方で、「いちいち父親ぶるのなんかうざいよ?」と控えめに反抗してみたり、同級生の早瀬くん(岡田健史)に対し、淡い想いを抱いている様子も映し出されていく。やがて大人になり、一度は離れ離れになった早瀬くんと運命的に再会した優子はひょんなことから“親巡りの旅”に彼を付き合わせようとする。そして、優子のもとに届く1通の手紙を手にしたとき、彼女はある秘密を知ることに。涙を流しながらも、「こういうときこそ笑わなきゃ」と笑顔を見せる姿、優子のモットーでもあるその言葉が印象的となっている。「森宮さん編」では、「弁当っていうのは親の愛情を表現できる最高のキャンバスだろ?」というセリフとともに、色鮮やかでバランスの取れた可愛らしいお弁当を作るエプロン姿の森宮さんが登場。誇らしげな森宮さんの一方で、優子はキャラ弁のようなお弁当に少々恥ずかしそうな様子。さらに優子の同級生の早瀬くんが自宅に遊びに来たときも、「もし優子ちゃんが病気になったら運転して病院連れて行かなきゃいけないから、二十歳になるまでは禁酒って決めたの」と話すほど、森宮さんの行動の一つ一つは全て娘である優子を思う気持ちからということが伝わる。しかし、娘のためなら何でもすると心に決めた森宮さんも、優子には言えないある秘密を抱えていた…。そして映像のラストの「誰かを幸せに出来る人になりたいの。森宮さんみたいにさ」と穏やかに話す優子の表情からは、森宮さんと過ごす日々の中で間違いなく目いっぱいの愛情を注がれてきたこと、森宮さんなりの葛藤の中で築き上げてきた親子の深い繋がりをうかがい知ることが出来る。「梨花編」では、梨花とみぃたん(稲垣来泉)の初めての出会いと、華やかなウエディングドレスとともに幸せな笑顔を見せあう水戸家3人の結婚式から描かれる。ほどなくしてシングルマザーとなった梨花は、みぃたんと2人で暮らすようになるが、「みぃたんもピアノ習いたいな」という娘の一言で一念発起。愛する娘のために婚活パーティーに繰り出し、なんとグランドピアノを持つ年の離れた泉ヶ原さん(市村正親)と結婚する。そして、「ママは何歳まで生きるの?」というみぃたんの無邪気な質問に対し、どこか決意をにじませたような声色で「大丈夫だよ」と笑顔で答えるが、後半は一転して「ごめんね、みぃたん」と力なく娘を抱き寄せる梨花。梨花にもまた、みぃたんについた嘘があった。みぃみぃ泣いているみぃたんに、「笑っていれば、いろんなラッキーが転がり込むの」と声をかける梨花のイメージとは違った一面が垣間見える。三者三様の人生の軌跡が、それぞれの意味深な表情やキーワードとともに描かれ、物語の全貌が気になるキャラクター動画となっている。『そして、バトンは渡された』は10月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年10月28日永野芽郁と田中圭の朗らかな笑い声が上がると、室内のムードが一段と明るくなった。スチール撮影中、永野さんが以前勧めたという韓国ドラマを「観たよ!」と勢いよく告げた田中さん。しかし、その感想は「普通かな(笑)?」と茶目っけたっぷりで、永野さんは思わず「ええ~!本当にちゃんと観ました!?」と目を丸くしつつ食い下がる。田中さんに熱弁をふるう永野さん、笑顔でやさしく見つめる田中さん。いつまでも眺めていたくなるほっこりな姿は、初共演した映画『そして、バトンは渡された』にて演じた、血のつながりのない親子に重なるようだった。『そして、バトンは渡された』は、これまで4回も苗字が変わった森宮優子(永野芽郁)と料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)、自由奔放で目的のためには手段を選ばない梨花(石原さとみ)と義理の娘・みぃたん(稲垣来泉)という、血のつながらない2つの家族の物語。優子は、わけあって森宮さんとふたり暮らしを送り、同じ高校に通う早瀬(岡田健史)に恋心を抱いている。一方、梨花は何度も夫を変え自由奔放に生きているが、泣き虫な娘のみぃたん(稲垣来泉)に目いっぱい愛情を注いでいる。ふたつの家族が一体どう交わるのか――。並々ならぬ思いで本作に臨んだ永野さん&田中さんに、たっぷりと話を聞いた。永野さんが思う田中さんと役との共通点「私に向けてくれる優しさ、同じやわらかさがある」――『そして、バトンは渡された』は、第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこさんの同名ベストセラー小説の映画化です。原作または脚本を読んで、どのようなインスピレーションを受けましたか?永野:原作は元々読んでいました。涙するシーンも感動もあって、すべて「温かい」という感情の中で動くものだな、すごく優しい本だな、と思ったんです。脚本になってもそこは失われずに描かれていたので、原作の良さを自分の中で持ちつつ挑めたらいいな、と思いながらやっていました。田中:僕は、原作は読んでいないです。原作と脚本との違いはあまりわかっていないんですけど、脚本を読んだときに作りとして「本当によくできているな」と思いました。――演じた役とご自身との共通点や、例えば永野さんから見て「田中さんのこういうところが森宮さんっぽい」というところなどはありましたか?永野:私と優子との共通点は、割と何事もポジティブに捉えているところや、笑顔でいることを心がけようと思っているところ、ですかね。田中さんと森宮さんで言うと、森宮さんが優子に対して向ける優しさと、田中さんが私に向けてくれる優しさが、同じやわらかさがある気がするんです。撮影が終わって、今こうしたプロモーション期間でお会いしたときのやわらかさが、森宮さんの優しさとなんだか近いなあ、って。――田中さん、自覚はありますか?田中:そうですね、やっぱり芽郁ちゃんがお嫁にいくまでは、しっかりと!永野:(笑)。田中:僕と森宮さんの一番最初の大きな共通項として、父親である、ということがありました。優子ちゃんとは年が近いとか、血がつながっていないとかはあったけど、大きな括りとして大丈夫だろう、という感じで入ったんです。…けど、自分の実体験は全然参考にならなくて(苦笑)。現場では自分の感覚を忘れて、イチから作り直しました。なので、共通点はあまりなかったかもしれないです。僕は原作を読んでいないのもあって、芽郁ちゃんが生きているから優子ちゃんになっているという感じで見ていました。ポジティブなところ、キラキラしているところも芽郁ちゃんとの共通点というか、芽郁ちゃんからしか優子ちゃんは生まれないなと感じました。永野さんを観察していた田中さん「結構わかりやすい!」――現場で、「あ、本当に親子みたいだな」と感じたときもありましたか?永野:田中さんとの現場の距離感こそが、「あ、親子だな」とずっと思っていました。近すぎず、遠すぎず、ずっと話しているわけでもなく、同じ空間にいてもしゃべらない時間もあって。それは最初から田中さんが森宮さんという父親として、向き合ってくれていたからだと思います。――田中さんは、意識していらしたんですね。田中:最初のほうは、沈黙になるとどうしても「しゃべりかけたほうがいいのかな、コミュニケーションを取ったほうがいいのかな?」と思うんです。けど、まずお芝居でコミュニケーションが取れるなとわかりましたし、芽郁ちゃんを観察していると、結構わかりやすくて(笑)。嬉しそうなときは嬉しいのが出る、眠いときは眠いのが出る、本当に素直な反応をするんですよ(笑)。ふたりでソファに一緒に座ってスタンバイしているとき、何の会話もなくても、ぽーっとした顔をしていると、「あ、本当にぽーっとしてるんだろうな」と思うから放っておけるし、話したければ話せばいいや、という感じでした。今思うと、そのすごく素直な感じは、親子というか、森宮さんとして見ている優子ちゃんの、問答無用の「自分が守らなきゃ、育てなきゃ」みたいなところに数%ぐらいはリンクしていたのかな、と思います。――改めて、完成作をご覧になっての感動や一押しポイントなども教えてください。永野:完成作を観ると、私が観ていないシーンもいっぱいあったので、「あ、このシーン、こうなっていたんだ!」と発見するところがすごく多かったです。登場人物がそれぞれを想い合いながら過ごしているから、人を想う気持ちがこんなに美しいものなんだな、と改めて感じました。それに、ダークさを感じさせない作品ができたことへの達成感と喜びみたいなものもありました。――演じているときは、優子の心情に寄り添いすぎてしまい、苦しかったときもあったのでしょうか?永野:ありました。「本当はこうしたかったのに…」と優子が思っているところは私もそう思っていたので。でも、それは完全に優子の気持ちだけだから、みんなのことを考えたら、もしかしたら自分本位な考え方かもしれないけど…という葛藤もあったりしました。ふたりにとって家族とは?「一番言葉を信じなきゃいけない」「離れていても近くにいる」――田中さんは、完成作をご覧になって特に感動ポイントはどこでしたか?田中:僕はもう、優子ちゃんと森宮さんが初めてケンカをするところですね。ふたりはずっとお父さんと娘でやってきているけれど、血がつながっていなくて、けどふたりの絆はあって、それまではケンカをしたことがなかった。というよりも「ケンカもできないんだね!」なんて優子ちゃんに言われていたけど、初めてケンカができたときに、「あ、ケンカできた!」となりました。ネタバレになるので詳細は言えませんけど、その内容がまた…ね。嬉しいんだか、悲しいんだか、よくわからないぐちゃぐちゃな感情で。優子ちゃんを見ていて、そこで僕は感情が一気に動きました。――あのシーンは田中さんが演じたからか、森宮さんの父性や懐の深さが非常に出ていたように感じます。田中:出ちゃうんですよね~。…出ちゃったんでしょうね(笑)!――(笑)。田中さんから見て、あれだけ愛情を注いで優子を育てている森宮は、どんな風に映りましたか?田中:いや、とても楽しいと思うんです。あんなにかわいい娘と絶妙な距離感でいられて、ずっと彼女を応援できて。きっと、あのふたりはこれから先もずっとあの距離感だろうし、「あー、すごい幸せだな」と思います。森宮自身も、「優子ちゃんが生きる意味をくれた」と言っているじゃないですか。本当にそうなったんだろうなとうなずけるくらい、すごく楽しそうというか、幸せそうだなと思いました。――家族の形が描かれた作品です。おふたりにとって、家族はどういう存在でしょうか?永野:うーん(悩)。田中:一言で言うの、難しいよね。家族って、いろいろな側面があると思うんです。離れていても、一番近くにいるのが家族というか。うちは比較的何でもしゃべる家族なんですけど、今まだチビたちが小さいので「大きくなったら何にもしゃべってくれなくなるのかもな」とも思いますし。家族って、本当に人によっても、歳によっても違うものだと思いますが、近くにいるということは間違いないと思います。永野:そうですね。味方とか、そういうことですかね…?田中:味方だよね。永野:ですよね。もしも私がめちゃくちゃ悪い人間になったらわからないですけど、失敗しても味方でいてくれますし、頑張っている姿を見せても一緒に喜んでくれる存在が家族です。とにかく家族が一番ストレートな意見を言ってくれるので。一番言葉を信じなきゃいけない人たちだな、と思っています。(text:赤山恭子/photo:Maho Korogi)■関連作品:そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年10月26日映画『そして、バトンは渡された』学生限定サプライズ登壇試写会イベントが20日に都内で行われ、永野芽郁が登場した。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。会場では学生限定の試写会が行われ、スペシャルメッセージとして映像で「俺からの、バトンを……」と泣きながら登場した田中が「残念ながら僕がそちらに行けなかったので、娘の優子ちゃんにいってもらおうと思います。優子ちゃ〜ん、よろしく〜」と振ると、永野が実際に登場し、学生達は思わず歓声を上げてしまう。永野は「見てたんです、一緒に。すごいすすり泣いている声とか聞いて、嬉しかったです」と明かし、客席の学生達は永野への質問や「応援してほしい」といったやりとりを楽しむ。中には永野と話せたことで泣いてしまう学生もいた。田中の裏話を聞かれると、永野は「とにかく寝癖がひどい」と暴露。「芸術です。ちょっと寝癖突いてますよ〜とかいう会話じゃない。どうやって寝られてたんですか? というのが毎朝でした。楽しみでした。今日どっちにどっちの毛がいってるんだろう? みたいな。寝癖写真展を開いてい欲しいです」と語る。さらに永野は田中について「意外とおっちょこちょい。おちゃめ。あれだけかっこよくてなんでもできて、女性なんて特に『田中圭大好き』みたいな感じじゃないですか。なのに『俺、俺』ってしてない」と絶賛。一方で「ふざけたよくわかんない嘘とかもいってくるし、つっこみづらいですよ。初対面の時からよくわかんない嘘を言ってくるから、人を和ませる力がすごくある人だなと思います」と褒めているのかどうかよくわからない一面も。「最近嘘が増した。沢山の方に取材していただいてるときも、1媒体1嘘みたいな勢いで嘘をついてるんですけど、取材してる方はわからないから『そうですかあ』と聞いてるので、どんなテンションでつっこめばいいんだろうと思っています」と苦笑した。
2021年10月20日永野芽郁と田中圭が親子役で共演する映画『そして、バトンは渡された』より、3種のスポット映像をシネマカフェが独占入手した。今回到着したのは、“号泣編”、“旅立ちの日に編”、“共感編”の3種のスポット映像。“号泣編”では、主人公・優子(永野さん)と森宮さん(田中さん)が涙するシーンと共に、一般試写会を訪れた観客の感想が挿入され、“旅立ちの日に編”では名曲「旅立ちの日に」の合唱シーンが登場し、未来へ飛び立とうとする優子と、娘の成長を見守り続けてきた森宮さんの気持ちが、曲とリンクし胸を揺さぶられる。最後に“共感編”では、2人の母親と3人の父親に育てられたと話す優子と天才ピアニストの同級生・早瀬くん(岡田健史)とのシーンが登場。一生忘れられない感動が待ち受けるという、優子が知った親たちの切なくも愛おしい嘘とは…?本作への期待がさらに膨らんでいく映像だ。また、本作の本予告や今回のスポット映像でナレーションを担当した声優の細谷佳正は、一足先に本作を鑑賞し「人は他者から影響を受けながら、他者に影響を与えながら生きているのだと、改めて思わされました。他者の決断を尊重する様々な登場人物の姿に、これから先の人間関係の在り方を感じたし、他者の意思を封じ込めてしまうエゴの中にも、愛情を見たような気がしました」と感想を語る。フリーアナウンサーの宇垣美里も「画面いっぱいに溢れるそれぞれの愛の形がじんわりと胸に沁みる。家族とは血の繋がりにあらず。自分や自分の大切な人を大切に慈しみここまで守ってくれた人たちの声が聞きたくなった」とコメントを寄せている。号泣編旅立ちの日に編共感編『そして、バトンは渡された』は10月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年10月20日永野芽郁、田中圭、石原さとみらの共演で贈る映画『そして、バトンは渡された』。本作の個性ともいえる重要な料理の数々は、前田哲監督作『極道めし』も担当しているフードコーディネーターのせんるいのりこが手掛けている。主人公・優子(永野芽郁)の義理の父親である森宮さん(田中圭)は「子供に栄養をつけさせるのは親の務め」「優子ちゃんを幸せにするのが親の務め」と、とりわけ料理には気を遣い、愛情を表現するキャラクター。原作と同様に、劇中でも回鍋肉、ロールキャベツ、餃子、野菜たっぷりスープ、オムライスなど森宮さんが作る沢山の手料理が登場する。森宮さんが優子に料理を振る舞うシーンはどれを切り取っても印象的だが、中でも必見なのは楽器店の前でばったり会った優子の憧れの存在、早瀬くん(岡田健史)を食事に誘い、森宮さん、優子、早瀬くんの3人で食卓を囲むシーン。その日の献立のメインは、森宮さん特製の「ニラと野菜たっぷり餃子」。焼きたての円盤餃子が運ばれるたびに、永野さんも、田中さんも、岡田さんも、とにかく美味しそうに餃子を口にし、「カット!」がかかるたび、キャストからは「おいしい~」という言葉が漏れていたという。前田監督からは、食べながら目線をどう動かすのかなど細かい演出も入っていたようだが、「本当に美味しいと芝居も変わってくると思うんです」とプロデューサーが語るように、家族で食卓を囲むという、平凡ながらも贅沢な幸せを、美味しい料理と温かい空気感によって作り出していた。「せんるいさんの料理はどれも美味しいので、料理のシーンの撮影日は、俳優部はお弁当を食べないんですよね(笑)」とスタッフが明かすほど、キャストもせんるいさんの料理に胃袋を掴まれていた様子。また、ひとり暮らしを始めた優子が久々に森宮さんを訪ねるシーンでは「手伝ってもいい?」と、優子と森宮さんが並んでキッチンに立ち、ミートソースのパスタを作る。森宮さんの背中を見て料理の道へ進むことを決心した優子が、森宮さんと同じリズム、同じ動きで、野菜を刻む姿は、何気ないなかに2人が親子として過ごしてきた時間が感じられ、胸にじんわりと響くシーンとなっている。田中さんは「普段料理はしないので、どうにか編集で誤魔化していると思っています(笑)」と、最初は慣れない調理に悪戦苦闘していたものの、撮影を重ねるうちに少しずつ上達していき、包丁さばきや鍋ふりも器用にこなす料理上手の父親役を熱演。キッチンの棚には様々な調味料が、リビングの棚にはたくさんの料理本が並び、優子への森宮さんの愛情が垣間見える家の風景も注目ポイントとなっている。『そして、バトンは渡された』は10月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年10月18日女優の永野芽郁が主演を務める映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)のメイキング映像が13日に公開された。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。今回解禁されたのは、血の繋がらない父と娘である“森宮親子”にスポットをあてた本編&メイキング映像。年齢も大きく離れず、血の繋がらない親子という難しい役柄だったが、永野が「(田中との撮影)初日に現場に行ったら、すでに森宮さんだった!」と語るように、撮影初日からすでに“森宮親子”の関係性は出来上がっていたようだ。互いの印象について永野は「人との壁がなく気さくに接して下さったので、本当に(田中さんの)存在が大きかったと思います」、田中は「本当に頑張っていて、素敵だなと思いました」と明かす。メイキング映像には親子の絆が存分に詰め込まれ、中には卒業式で披露するためにピアノを練習している優子の隣に寄り添い、父・森宮さんが「旅立ちの日に」を歌唱するシーンも。永野の伴奏に合わせ、田中は心を込めて何度も歌い上げる。クランクインの3カ月前からピアノを練習していたという永野を、田中は親のように誇らしく近くで支え、優しい歌声を響かせた。映像には森宮さんが、娘・優子のために料理で愛情を表現する様子も収められている。田中は料理上手な父親という役柄を演じるため、慣れない料理シーンを丁寧に監督と相談しながら撮影に臨んだ。3日間かけて撮影された森宮家のシーンは、何気ない日常の中で2人の絆が感じられるまでになったそうで、撮影を終えた永野は「3日間、楽しく親子の時間を過ごせました!」と振り返り、田中は「今日もう終わるんでしょ? 寂しくてしょうがない」と話す。永野は「『俺は、そんな森宮さんほど優しくないよ』と(田中さんは)仰ってましたが、私が思う森宮さんのイメージにピッタリで、とても感謝しています!」と、田中への感謝を表した。
2021年10月13日