子育て情報『ハンドリガードは発達のサイン?赤ちゃんが手を見つめる意味、しない場合の工夫、ミトンの着衣について』

2017年2月22日 22:00

ハンドリガードは発達のサイン?赤ちゃんが手を見つめる意味、しない場合の工夫、ミトンの着衣について


ハンドリガード(Hand-regard)とは

ハンドリガードは発達のサイン?赤ちゃんが手を見つめる意味、しない場合の工夫、ミトンの着衣についての画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144083509

ハンドリガード(Hand-regard)とは、自分の手をじっと眺める赤ちゃんに特有のしぐさです。regardとは英語で「~をじっと見る」という意味であり、手を見つめる赤ちゃんは、どこか神妙で不思議そうな表情をします。

握りこぶしをつくった片腕を見つめるだけではなく、腕をゆらゆらと動かすのを見たり、手先をグーパーと開閉したり、胸の前に両手をもってきて指先を合わせることもハンドリガードの一種です。

ハンドリガードは、赤ちゃんが自らの手を認識したときに起こるしぐさです。私たち大人にとっては、「自分に体があること」と「その体を自らの意思で動かせること」は当たり前の事実であり、普段意識することはなかなかありません。ですが、生まれたての赤ちゃんにとっては、そのような事実は新しい発見であり、不思議なことなのです。

赤ちゃんはある段階で「あれ、目の前のモノが動くと、自分の体がモゾモゾするなあ」というように、手の動きと身体感覚がリンクしていることに気が付きます。その手は「自分の体の一部」であり、動かしたいように動かせるものだと次第に認識していきます。
赤ちゃんと自分自身の「手」との出会いは、幼児期にかけて思い通りに体を動かしていくためのはじめの一歩であると言えるでしょう。

ハンドリガードは、赤ちゃんが発達していく中でのステップのひとつであり、だいたい生後3~4ヶ月頃に見られるといわれています。ハンドリガードが見られてから数ヶ月がたち、次の発達のステップに進むと自分の手を眺めるハンドリガードのしぐさは徐々に消失していきます。


ハンドリガードのしぐさは発達のしるし

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ハンドリガードのしぐさが出るときには赤ちゃんには「ものを見る力」と「体を動かす力」というふたつの力が身についたと考えることができます。ハンドリガードをするためには、まずは見たい対象へ焦点を合わせる目の力が必要です。

新生児期の段階にも、強い光が当たると目を閉じたり、光が当たると瞳孔が縮む、などといった目の動きは見られます。

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