子育て情報『発達障害におけるグレーゾーンとは?特徴や注意すべきポイントのほか、支援、療育について紹介します!』

2017年3月26日 10:25

発達障害におけるグレーゾーンとは?特徴や注意すべきポイントのほか、支援、療育について紹介します!

精神障害者保健福祉手帳や療育手帳がなくても受けることのできる公的支援を利用したり、学校や職場で合理的配慮をお願いしたりすることで困難の解消を目指していくことが大切です。


発達障害グレーゾーンの症状・特徴

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272002139

グレーゾーンの症状は「どの発達障害の傾向を持つグレーゾーンなのか」によって異なるため、グレーゾーンに特定の症状というものが存在するわけではありません。

またグレーゾーンには、その人の持つ症状や特性の程度やその現れ方が、体調や環境・場面によって左右されるという特徴があります。例えば、学校にいるときは症状が強く出るが、家では比較的症状が弱くなるといったことが起こりえます。

グレーゾーンの場合、発達上の問題や困りごとが気づかれにくかったり、気づいていながら放置してしまう親御さんなどもいます。そうして適切な対処が行われない期間が続くと、元々の症状や特性がさらに強くなり、発達障害として診断名のつく「診断域」に入ってしまう可能性があります。

さらに、同じような状況が原因で生じてしまう問題として「二次障害」の発現があります。



発達障害グレーゾーンにある人が注意したい二次障害

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発達障害の特性があることに気づかなかったり、気づいていても適切なサポートを受けられなかったりすると、周囲に理解されず怒られたり非難を受けたり、失敗体験を積み重ねてしまいます。その結果、本人の自尊心ややる気が失われ、新たな障害が生じることがあります。こうして副次的に生まれる問題を「二次障害」といいます。

二次障害の例としては、以下のようなものが挙げられます。
・いじめ
・うつ病などの精神疾患
・不登校・ひきこもり
・家庭内暴力
・アルコールなどの依存症

これらの二次障害は、発現に気づかなかったり、気づいても適切な対処をしなかったり、あるいは放置したりすることで状況が悪化・長期化する傾向にあります。発達障害の診断基準を満たす場合と比べ一次的な症状が軽いことが多いグレーゾーンでは、この二次障害を防止・改善することが一つのポイントとなります。

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