フォーカルポイントは10月22日、伊IK Multimediaのデジタルステレオマイク「iRig Mic Field」の国内発売概要を発表した。iPhoneやiPadのLightningコネクタに接続して使用する製品だ。発売は11月中旬の予定で、価格はオープン。直販価格は税別13,500円。iRig Mic FieldはiPhoneやiPadのLightningコネクタに挿して使用するデジタルステレオマイク。単一指向性のマイクを2基内蔵し、44.1/48kHz対応の24bit A/Dコンバータによって高品位なデジタル録音を可能とする。90度の角度調節や入力ゲインの調節も行える。本体サイズはW57.5×D16×H50mm、重量は約30g。純正アプリ「iRig Recorder」では、ステレオ録音機能を追加し、SNS共有機能を強化する予定だ。
2014年10月22日●手紙の良さを伝える、体験する、メッセージフェスタ2014 in KITTE日本郵便は10月11日から13日の3日間、手紙をテーマにしたイベント「メッセージフェスタ2014 in KITTE」を、JPタワー・KITTEにて開催した。手紙という、古来よりあるコミュニケーション手法に新たなエッセンスを加え、その魅力を再確認できるイベントだ。"文化の秋"にちなみ、「みる、きく、つくる」といった要素にこだわった。オープニングセレモニーでは、まず日本郵便 代表取締役社長の髙橋亨氏と、来賓代表挨拶としてカシオ計算機 代表取締役 社長執行役員の樫尾和雄氏がスピーチ。髙橋氏「手紙に関する文化をお楽しみください。『みる、きく、つくる』で構成しているメッセージフェスタですが、『みる』は頭上に展示された『ぽすくま』のぬいぐるみでしょう。弊社の女性アーティストが生み出したキャラクターで、2年間でここまで大きく育ったかと感慨もひとしおです。手紙のさまざまな表現方法『レターレシピ』や、若者による手紙提案をながめ、手紙を書くきっかけにしていただければ。そのほか、ゲストスピーカーのトークショーを『きく』、手紙をしたためる文房具や和紙のハガキ、自由に参加できるワークショップで『つくる』と、存分に楽しんでください。」樫尾氏「時計、電卓、楽器など多彩な製品を生み出しているカシオ計算機ですが、実はまだ世に出ていない製品が2つあるのです。ひとつは、絵画です。平面的な絵画を立体的にできないかという事業にチャレンジし、日本郵便の精緻な切手のデザインを、立体的にアート化できないかと考えています。もうひとつが、立体映像です。今日展示されている『ぽすくま』のような素敵なキャラクターを、立体映像として映し出すことに挑戦しています。日本郵便のアーティストと弊社の技術を融合することで、新たな事業に貢献できればと思っています。」ゲストとして、"ミキティー"ことタレントの藤本美貴さんも登場。夫である庄司智春さんとは、結婚記念日にあたる毎月11日に手紙を交換し合っているそうだ。また、結婚のとき夫婦二人でしたためた手紙をタイムカプセルとして埋めたのはいいのだけれど、現在はそれがどこだったか忘れてしまったという、手紙にまつわるお茶目なエピソードを披露してくれた。藤本さんは「メールもいいけれど、"書く"ことは大切だと思う。手紙を書くということを楽しんでもらいたい」と、手紙に対する想いや、手紙が持つ力なども語ってくれた。●カシオと日本郵便、立体デジタル絵画「カシオアート」のコラボレーション会場でひときわ目を惹いていたのが、クマのマスコット「ぽすくま」だ。JPタワー・KITTE(1階アトリウム)の中空に設置された全長5mの巨大ぽすくまバルーンをはじめ、会場に姿を現した「ぽすくま」の周囲には常に人だかり。愛らしい姿、郵便をイメージさせる帽子とたすき掛けのカバン。「ぽすくま」をデザインした日本郵便の中丸ひとみさんにお話をうかがったところ、2012年秋のグリーティング切手から「ぽすくま」はデビューした。老若男女に愛されているテディベアのような存在をコンセプトにキャラクターメイキングされ、平面から着ぐるみへ、そして数々のキャラクター商品まで幅広く展開中だ。今後もより一層、みんなから親しまれる存在として認知を拡大できればと意欲に燃えていた。親しみやすい「ぽすくま」の存在に加え、今回のイベントには数々の体験ができるコーナーやワークショップが目白押しだった。「手紙をよく出される方もそうでない方も、"気軽に手紙って書けるものなんだよ"と伝われば」とは、本イベントの企画責任者でもある在原真紀子さん。若者による手紙の提案、カシオ計算機や月光荘画材店メリーチョコレートなどとのコラボレーションによる新たなスタイル提案など、老若男女を問わず手紙に触れるきっかけになればとの思いを語ってくれた。また、日本郵便 切手・葉書室 担当部長の山下健一郎さんは「とかくコミュニケーションの手段となると、メールやLINE、FacebookなどのSNSになりがちだが、手紙が持つ生活シーンを提案したい」と、今回のメッセージフェスタ開催の経緯を語ってくださった。一言で「手紙」と表現しても、ハガキや便せん、鉛筆や万年筆といった文房具などはもちろん、手紙を書く空間や環境なども含まれてくる。そういった「手紙」を取り巻く環境について日本郵便から新たな提案を行い、来場者に手紙を書くきっかけやヒントになればとの狙いだ。「自分たちでアポイントを取って出演者を調整した」というトークショーも、手紙を書くという行為やそこに込められた想いを聴くことによってヒントを得てほしいとの思いがうかがる。また、山下さんは「手紙は相手に素直に想いを伝えることができるツール。相手に手紙が届けば何らかのリアクションがあり、そこからコミュニケーションを深めてほしい」と手紙に対する想いを語ってくださった。さて、メッセージフェスタ2014 in KITTEに出店していたカシオ計算機。今回、日本郵便のイメージキャラクター「ぽすくま」とカシオ計算機の立体アート「カシオアート」とのコラボレーション商品も用意されるなど力が入っていたが、その真意は何なのか?キーマンとなるカシオ計算機 執行役員 デジタル絵画事業部長の寺田秀昭氏にお話をうかがってみた。「印刷において平面から立体へ。日本最高峰のデザインが施された切手の図版を、サーマルディステントという技術を用いてアート作品としてコラボレーションしました。このイベントでは、皆さまに"あ、こんな立体的な印刷もあるんだな"と、カシオアートという存在を知っていただけたらと思います。今後も、日本郵便と密なコラボレーションを続けて、老若男女を笑顔にしたい」と述べていた。メールやSNSでのコミュニケーションが当たり前となっている今の時代。手紙を書くなんて気恥ずかしい、手描きはちょっと面倒だなどと思ってしまいがちである。しかし翻せば、そういった手間や想いを込めて送る手紙が持つ力は計り知れず、必ずや相手に強く伝わることだろう。手紙というアナログな手法、改めてその価値を見直してみたいと強く感じた。
2014年10月22日東京都・お台場の日本科学未来館では、製品化前の研究開発段階にある技術やプロトタイプにフォーカスした「デジタルコンテンツEXPO 2014」を開催する。開催期間は10月23日~26日(23日午後は招待者デー、事前登録すれば入場可)、開場時間は10:00~17:00。入場無料(一部プログラムでは教材費が必要)。同イベントは、世界からコンテンツ技術の産学関係者が集まる国際交流イベントで、今年で7回目。経済産業省が実施している「Innovative Technologies 2014」に採択された、話題の外骨格クリエイター集団「スケルトニクス」ら20件のコンテンツ技術が紹介されるほか、各種シンポジウムなどが行われる。これらは、企業や大学研究機関などから応募されたプロジェクトの中から、東京大学大学院教授の河口洋一郎、廣瀬通孝、チームラボの猪子寿之、カヤックの柳澤大輔ら、各界のコンテンツ技術の専門家14名からなる審査委員によって選出されている。自由形状をした紙飛行機のデザインシステム「テロミス」、汎用性の高いロボット制御システム「V-Sido OS」、空中触覚タッチパネル、目の動きを読み取ることができるメガネ、勝率100%じゃんけんロボット、空中にスクリーンを出現させる「アクアフォール ディスプレイ」など、将来、さまざまな分野でコンテンツ産業を発展させる原動力となりそうな技術が勢ぞろいし、24日~26日に開発者自らプレゼンテーションを行う(各日内容は異なる)。また、今注目すべきテーマを取り上げる特集企画として、今年はウェアラブルの展示や実演などが行われるほか、8月に開催された「SIGGRAPH」で入賞を果たした最先端のCGアニメーションを上映するプログラム、3Dプリントペン「3Doodler」の親子ワークショップなど、多彩なプログラムが用意されている。
2014年10月21日NTTデータは10月20日、同社が構築したデジタルアーカイブシステムによってデジタル画像化されたバチカン図書館所蔵の貴重な手書き文献が、同日より順次バチカン図書館によって本格公開されると発表した。同社は、2014年3月20日にバチカン図書館と初期契約を締結したバチカン図書館デジタルアーカイブ事業において、デジタル画像化された貴重な手書き文献を長期保存・公開するため、デジタルアーカイブソリューション「AMLADR」をベースにデジタルアーカイブシステムの構築を行ってきた。デジタルアーカイブシステムの提供が開始されたことで、AMLADが提供する高機能閲覧ビューワーにより、デジタル画像化したデータを閲覧可能になった。同ビューワーは、バチカン図書館のWebサイトから直接アクセスでき、PCに加えてスマートフォンやタブレット端末からの閲覧にも対応している。バチカン図書館では現在、ボッティチェリの挿し絵が入ったダンテの『神曲』、西暦400年頃ローマで制作された『ウェルギリウス』、ルネッサンス期の装丁芸術における最高傑作とされる『ウルビーノ聖書』、1613年に作成された日本の信者42人が殉教を誓った連判状、日本舞踊の11枚の水彩画など、8冊の文献を公開している。同社は今後、バチカン図書館との初期契約に基づき、2018年3月末までに3000点の手書き文献の電子化を進め、公開点数の増加に伴い、2014年度末をめどに検索機能等の機能拡充を図る。
2014年10月21日2007年に設立された米ルビコン・プロジェクト。独立系の会社としてロサンゼルスに本拠を置き、同社が提供するデジタル広告向けのリアルタイムトレーディングプラットフォームは業界大手の一角を占めている。同社のSSP(Sell Side Platform)はグローバルで多くのメディアに採用されており、月間で数兆件にも及ぶという広告取引は、comScoreの調査によると米国のネットユーザの96%にリーチし、Googleをも凌ぐ規模となっている。テクノロジーをベースに成長を続けるルビコン・プロジェクトは、2014年4月にニューヨーク証券取引所への上場を果たした(NYSE: RUBI)。その直前の2月には日本市場への本格展開を発表し、データセンターの設置や京セラコミュニケーションシステム(KCCS)のDSP(Demand Side Platform)「デクワス.DSP」との接続を開始するなど、日本市場への参入を推し進めている。セルサイドのSSP、バイサイドのDSP、そして両者の間で広告枠をリアルタイムに自動売買するRTB(Real Time Bidding)、さらにファーストパーティやサードパーティの属性データを広告配信に利用するDMP(Data Management Platform)の登場など、メディア広告枠のかたちは大きく様変わりした。一昔前であればWebメディアの広告"枠"がターゲットされていたが、近年は、メディアに訪れた個々のユーザに焦点が当てられている。このような流れの中で、SSPやアドネットワークに流すのは余り在庫のマネタイズ……といった考えをメディア側も変えていかなければならないだろう。すでに、米国では広告の自動取引(プログラマティック)に純広告も加えていこうという流れができつつある。また、国内SSPにおいても、純広告枠をビッディングの一入札者として取り扱うことによって、より収益化を高めようといった試みも行われている。デジタル広告がテクノロジーによって新たな展開を迎えつつある中で、ルビコン・プロジェクトの日本進出にはどのような意味があるのだろうか。「すべての日本のメディアへの導入を目指す」と笑顔で語る同社のジェイ・スティーブンス(Jay Stevens)氏に話を聞いた。同氏は、ルビコン・プロジェクトにおいてイギリスなど欧州の支社をゼロから立ち上げた人物だ。***ジェイ・スティーブンス氏 : 我々の事業はパブリッシャーの広告売買を自動化することからスタートしました。例えば、アドネットワーク収益を最適化するといったことです。そして4年前にはRTBをうまく統合し、マーケットを作ってきました。現在、パブリッシャーでは30のマーケットをカバーし、プレミアムパブリッシャーの数も700を超えています。ーー日本市場への参入理由を教えて下さい。ジェイ・スティーブンス氏 : まず日本の市場規模が挙げられます。そしてタイミングです。パブリッシャーのニーズや広告在庫などの面からも非常に時期を得たタイミングでした。また、グラムメディアのようなグローバルパブリッシャーがいることもそのひとつです。日本市場への参入にあたっては、全社をあげて体制を整えました。人的リソースもかなりの投資を行い、日本国内に専用のデータセンターも構築しています。請求書なども日本語化し、日本の法規制にあった対応ができる組織など、すべての面において日本で日本の方のために運営できる組織を整えました。これらは、日本市場へのコミットメントとも言えるでしょう。ーー日本市場における競合他社をどのように意識していますか?ジェイ・スティーブンス氏 : 日本のSSPは、SSPとDSPを兼ね備えているところが多くあります。その中で両方を洗練されたかたちで戦っていかなければならない、このことは大変だと認識しています。重要なのは、我々は(資本関係などがなく)独立した会社であること。例えば、あるパブリッシャーのみに肩入れするとか、大手広告代理店の意向を汲んで……などといったことなく、あくまでも独立性を保つことを重要視しています。この独立性は非常に重要です。どこかに偏ってしまうとパブリッシャーのニーズや意を汲めなくなってしまうこともあります。パブリッシャーの収益を最大限に上げるためには独立した存在であることが重要だと考えています。ーー日本市場での現状は?ジェイ・スティーブンス氏 : すでにに契約が完了しているパブリッシャーが10社あり、9月には8社がまとまる予定です。ほかにも話を進めている会社が多数あり、ターゲットはすべてのパブリッシャーだと思っています(笑)。DSPではFreakOutとKCCSと提携し、統合も完了しています。グローバルではCriteoやMediaMath、Googleなど150社と提携しています。イタリアでの例ですが、当初、我々のプラットフォームに乗っているパブリッシャーの数は0でした。それが18ヶ月のうちにトップ50サイトのうち28サイトが我々のプラットフォームを利用しています。この数字をみると市場がどれぐらい急速に変わっていくのかがわかると思います。このような変化は日本においても起き得ることです。日本に関しては、素晴らしいそして魅力のある市場だと考えていますが、商習慣や取引など独特の部分もあり、市場における電通や博報堂の存在は大きなものです。一方で、グローバルではメディアの取引は自動化が進んでおり、効率化が必要だと言われています。テクノロジーを使うことで、日本においても効率のよいそして正確な取引を担保できると思います。ーープログラマティックな世界においてデジタル広告の効率化を支える仕組みは整ってきましたが、実際の現場においては非効率な運用がまだまだ行われています。なにが課題となっているのでしょうか。ジェイ・スティーブンス氏 : このような状況はグローバルにおいても同様で、まったく非効率な現実です。重要なことはもっとも効率的な方法を取り入れることで、包括的なオークションの場を作らなければならないでしょう。現状では、アドサーバのプライオリティ設定で純広告が高くなっており、それよりも高単価なビッドがもしあったとしても、入って来られなくなっています。我々は2つのAPIを提供することで、この課題を解決しようとしています。つまり純広告も、オークションの場に参加することになります。純広告とSSPは対峙するものではなく、プログラマティックで相互補完していく。純広告とSSPが鎬を削っている会社もありますが、競争ではなく補完しないといけないと思います。ひとつの例ですが、オランダのとあるパブリッシャでは、Webサイトに我々のタグを直接設定しています。パブリッシャーがDSPを抱えており、これは純広告をオークションに引き込むためになります。このようにして、キャンペーンの優先順位を無くし包括的なオークションを行えるようにしています。ーーこのような課題を解決するには?ジェイ・スティーブンス氏 : 私もパブリッシャーの立場にいたことがあります。その経験も踏まえ、このような課題を解決するには効率性が鍵になると思います。少額の純広告売上に時間を費やしている……そういったことはどんどん自動化してしまえばいいでしょう。フォーカスすべきは利益が高いところにすべきですが、視点が違っていたために効率的な運用ができていなかったのではないかと思います。例えば、1000ドル~2000ドル規模の純広告売上があったとして、それに関わるパブリッシャーのコストが1500ドルほどの場合もあります。まったく利益もなく赤字。我々の製品はこのような課題も解決します。一方で、DSPはエコシステムはどのユーザがどのインプレッションであるかを選ぶことができ、広告主にとってなるべく安価に価値を提供することがひとつの目的となります。SSPは、逆にパブリッシャーのインプレッション価値の最大化するアルゴリズムで動いています。DSPとSSPをひとつのソリューションとして統合するという考え方は受け入れにくいことですが、頭の構造を変えていく必要があるでしょう。
2014年10月21日NTTデータは20日、同社が構築したデジタルアーカイブシステムで画像化されたバチカン図書館所蔵の手書き文献が、バチカン図書館により公開されたと発表した。文献はバチカン図書館の公式サイトにて無料閲覧できる。同社は2014年4月より、バチカン図書館が所蔵する文献のデジタル画像化作業や、電子化された文献画像データの長期保存システム、画像公開用の閲覧ビューワーなどを含むデジタルアーカイブシステムの構築を、デジタルアーカイブソリューション「AMLAD」をベースに進めてきた。今回、デジタルアーカイブシステムの提供を開始し、「AMLAD」の閲覧ビューアにより、デジタル化した画像をWebサイト上で閲覧できるようになった。画像データは、公式サイトのメイン画面から閲覧可能。最初に表示される言語選択画面で「English」を選択した場合は、「Digitized Collections」の見出し下にある「Digital Collection Viewer」をクリックすることで表示される。同社は2018年3月末までに、3,000冊の文献をデジタル画像化する計画。また、2014年度内をめどに検索機能の追加など、機能拡充を図る予定だ。
2014年10月20日NHKは10月16日、高品質なリニアPCM音声信号の伝送を可能とする1.2GHz帯OFDMデジタルワイヤレスマイクシステムを開発したと発表した。同システムは、電波産業会(ARIB)で標準化されているOFDMデジタル方式特定ラジオマイクの伝送方式を採用した実用型マイクシステムで、高品質なリニアPCM音声信号を1ミリ秒以下という低遅延で伝送できる。また、マルチパスにも強く、さらに耐干渉モードを搭載しているため、電波反射や間欠性の干渉波の影響を受けやすい環境においても、音声信号の安定した伝送が可能となっている。なお、同システムは、ハンドヘルド型デジタルワイヤレスマイクと、2チャネル同時受信ができるデジタルワイヤレスマイク受信機などで構成されている。今後も、運用を想定した条件での検証を継続して行っていくとコメントしている。
2014年10月17日電通の100%子会社である電通デジタル・ホールディングス(DDH)は10月16日、最先端の技術力を活用したデジタル事業の開発・提案を行うグループ初のテクノロジー・ブティック子会社として「電通ブルー」を設立し、年内をめどに営業を開始すると発表した。スマートフォンやタブレットの普及、さらにはウェアラブル端末やIoT(Internet of Things)の登場など、デジタル環境の変化は続き、生活者に向けたサービス提供においても、より高度なソリューション、より迅速なビジネス開発が求められている。そこで、最新の技術力を持ったスタートアップ企業などとの柔軟な連携体制を築き、迅速な企画立案やビジネス開発を実現するために、電通ブルーは設立された。新会社では、豊富な実績を持つ社外プロフェッショナルにも参画できるような制度を準備し、積極的に人材採用と人的ネットワークの構築を進めることで、スタートアップ型の開発体制による新規事業の創出を目指す。また、テクノロジー・ブティックと呼ぶに相応しい最先端の開発基盤を整え、グループ各社との協業を図りながら顧客ニーズを先取りしたデジタル事業を展開。「ウェブサービスやアプリなどの開発・運営を行うメディア事業」「生活者の暮らしを高度化するデジタルライフツール事業」「国内外でIoTの実用化を担うハードウェア事業」などを手掛ける。なお、営業開始に向け、既に複数の新しいデジタル事業を開発しているが、それぞれの事業の詳細については、今後電通ブルーが主体となり随時情報を発信していく。
2014年10月17日セルシスは、小学館・少年サンデー編集部のデジタル漫画制作入門書「めざせ!漫画家 PCでまんがを描こう!」(10月17日発売)に、同社の漫画・イラスト制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO」ダウンロード版を6カ月間使用できるシリアルコード(5,000円相当)が付属すると発表した。同書籍の価格は1,100円(税別)。同書籍は、Windows/Mac対応のペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT」を使用した漫画制作方法が詳しく解説された、実践的なデジタル漫画制作の入門書。作画に必要なペン、ベタ、トーン処理などのほか、原稿用紙の設定方法、背景の描き方、コマの割り方など、必要な操作が詳しく解説されているのに加えて、巻頭カラーには、畑健二郎、阿部ゆたか&丸伝次郎、中村ユキチ、森多ヒロといった、PCを使って描いているプロ漫画家たちが、ソフトの使い方やお気に入りのツール、PCを使うことの利点などを語るインタビューも掲載されている。また、「CLIP STUDIO PAINT PRO」ダウンロード版の6カ月版ライセンスが付属するため、読者は別途ソフトを購入しなくても、手持ちのパソコン上で同ソフトをダウンロードし、同書の袋とじに記載されているシリアルコードを入力することで、すぐにデジタル制作をはじめることができる。
2014年10月17日アユートは15日、動画撮影時の手ぶれに弱いデジタルカメラでも、手ぶれを抑える「カメラスタビライザー」を発表した。本日より同社の直販サイト「アキハバラe市場」にて販売を開始する。直販価格は4999円。「カメラスタビライザー」では、手ぶれの軽減におもちゃの「やじろべえ」と同様の仕組みを採用。ハンドグリップ上部のボールジョイントを支点とし、カメラ固定部のアームに取り付けたウエイトでバランスを取る。ハンドグリップを動かしても、カメラの固定部はボールジョイントの上でバランスを取っているので、カメラをまっすぐに保つことが可能だという。また、カメラの固定位置やグリップ取り付け部、アームの長さ、ウエイト重量の調整に対応し、サイズや重量の異なるカメラを搭載できる。カメラが重くなるほど、調整が難しくなるため、アユートではコンパクトデジタルカメラからミラーレスカメラ程度の利用を推奨している。本体サイズはW190×D50×H21~305mm、重量は約480g~600g。
2014年10月15日アユートは10月15日、デジタルカメラ用のスタビライザー「A0152」を発売した。アキハバラe市場における直販価格は税込4,999円。A0152は、やじろべえの仕組みを応用したスタビライザー(防振装置)。デジタルカメラの三脚穴に取り付けて、手ブレを軽減した滑らかな動画を撮影するために使用する。カメラの固定位置やグリップ、アーム、1個85gのウェイトにより調整し、コンパクトからミラーレス程度のサイズのデジタルカメラに対応する。
2014年10月15日アイ・オー・データ機器は15日、ウエスタンデジタル製のHDD「WD Red」を内蔵したUSB 3.0対応の外付けHDD「HDJA-UTW」シリーズに、6TBモデルを追加した。10月末より発売し、価格(税別)は61,200円。内蔵するHDDにウエスタンデジタル製「WD Red」を採用した外付けHDD。熱や振動に強いWD Redを使用することで、信頼性を高めている。ケース全体がヒートシンクになっている独自構造を採用し、冷却用ファンと併用することでHDDの熱を効率的に放熱する。PCとの電源連動機能を搭載し、縦置きと横置きの両方に対応。同社のサイト「IO.APPs」からは、ファイルのコピーやバックアップなどの便利アプリを無料でダウンロードできる。本体サイズは約W45×D216×H155mm、重量は約1.2kg。対応OSは、Windows Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2、Mac OS X 10.7~10.9。
2014年10月15日ヤマハは10月15日、デジタル・サウンド・プロジェクター「YSP-2500」のカラーバリエーションとしてシルバーモデルを発表した。発売は10月下旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は93,000円前後(税別)。関連記事ヤマハ、4K/60Pパススルー対応で4Kテレビに最適なサウンドバー「YSP-2500」(2014年7月8日)2014年7月にブラックモデルが発表されたYSP-2500のカラーバリエーションモデル。YSP-2500は、16基のビームスピーカーを搭載するバースピーカーと2基の10cmコーン型ウーファーを搭載するサブウーファーユニットで構成される7.1chサラウンドスピーカーだ。バースピーカーでは、16基のビームスピーカーとヤマハ独自の「デジタル・サウンド・プロジェクター技術」により音のビームを壁に反射。左右や後方にスピーカーを置かなくても、リアルな7.1chサラウンドを実現する。「インテリビーム」機能により、ビームスピーカーによる音の反射を最適な状態で行える。4K/60Pでのパススルーに対応した最新規格のHDMI端子を搭載。レコーダーなどから4K/60Pの映像信号を入力して、テレビに伝送することができる。また、Bluetooth機能搭載により、スマートフォンやタブレット端末などからワイヤレスで音楽を再生することができる。Bluetoothのバージョンは2.1+EDR、対応プロファイルはA2DPおよびSPP、対応コーデックはSBCおよびaptXだ。SCMS-T方式のコンテンツ保護にも対応している。主な仕様は次の通り。スピーカーユニットはビームスピーカーが2.8cmコーン型×16基、サブウーファーが10cmコーン型×2基、実用最大出力はバースピーカー部が32W、サブウーファー部が75Wとなっている。バースピーカー部に搭載されている接続インタフェースはHDMI入力×3系統、光デジタル入力×2系統、同軸デジタル入力×1系統、アナログ入力×1系統、HDMI出力×1系統(ARC)、ヘッドホン出力×1系統、サブウーファー出力×1系統。消費電力はバースピーカー部が24W、サブウーファー部が45W。サイズはバースピーカー部がW944×D144×H51mm(レッグ非装着時)、サブウーファー部がW434×D353×H129mm、質量はバースピーカー部が4kg、サブウーファー部が7.9kgだ。
2014年10月15日京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は10月14日、米X Plus One Solutions(x+1)と、デジタルマーケティング分野でのDMP(Data Management Platform)事業の共同展開に向け、日本と東南アジアにおける戦略的パートナーとして業務提携したと発表した。x+1は、プログラマティックマーケティングやデータマネジメントソリューションのリーディングプロバイダー。同社の提供するOrigin DMPは、潜在顧客や既存顧客に向けたクロスチャネルでの最適なメッセージ配信から、配信効果の評価まで、統合的に管理・分析ができる環境を提供する。KCCSは今後、日本と東南アジア地域において、同社の提供する「デクワス. DSP」だけでなく、x+1のOriginプラットフォームを活用したマーケティングオートメーションサービスの提供により、企業の統合的なデジタルマーケティング活動を支援する考えだ。
2014年10月15日ティアックは、デジタルマルチトラックレコーダー DIGITAL PORTASTUDIO「DP-03SD」および「DP-32SD」を、同社TASCAMブランドより2014年11月上旬に発売すると発表した。価格はオープン。「DP-03SD」は、内蔵マイクによる録音、マスタリングまでこなせる8チャンネル・マルチトラック・レコーダー。カセットMTRのような直感操作を実現したユーザーインタフェースにより8トラックの録音が可能。同時入力数は2チャンネル(XLR/TRS対応)で、本体にはふたつのコンデンサーマイクも内蔵する。さらに、各トラックには、レベルフェーダーやパン、内蔵リバーブエフェクト送りつまみを装備。独立したEQ専用つまみで、直感的なミックスダウンが行える。一方、「DP-32SD」は、スリムなボディに、8つのXLR/TRSコンボジャック入力端子、8トラック同時録音/32トラック同時再生、12個のエンコーダー、21本のフェーダーなどの高度な音楽制作機能を備えた本格派デジタルマルチトラックレコーダー。ダイナミクスエフェクト最大8系統、ギターエフェクトに加えミキシングエフェクト、マスタリングエフェクトなども搭載し、プロフェッショナルクオリティの音源作りを手軽に実現できる。専用サンプリングレートコンバーターTMSSも内蔵している。
2014年10月14日様々な場面で活躍する女性達の“輝き”の理由に迫る連載インタビュー企画。第7回は、子供向け創造・表現活動を推進するNPO法人CANVASの理事長であり、絵本のアプリを製作する株式会社デジタルえほんの代表を務める石戸奈々子さんが登場。ポジティブなオーラを纏った石戸さんに、美容やファッションについて聞きました。――子供達のために奮闘中の毎日ということですが、いつもどんなファッションを楽しんでいますか?実は今日着ているワンピースは母の手作りなんです。幼い頃から祖母や母が作ってくれた洋服を着ていました。東京の下町で生まれ育ったこともあり、日暮里の生地問屋にもよく行っていました。ブランドにこだわりはあまりありません。その分、海外出張や街中を歩いている時にふと出合った、自分好みのアイテムは逃さず買うようにしています。普段から1枚でさらっと着られるワンピースが多いですね。他にはつばの広い帽子、ゲタや草履が定番スタイル。パソコンやタ ブレット、スマートフォンなどをいつも持ち歩いているので、大きめのリュックも欠かせません。――足元がゲタや草履とはユニークですね。全部で20から30足ぐらい持っていて、通勤はもちろん、役所の会議や海外の国際会議でも履いています。ヨーロッパの石畳の道では、歩く度にカランカランと音がなるので、よく振り向かれます(笑)。最近はゲタと防寒用のカバーが一体化した商品も出ているので、冬でも履いています。――では、美容について気を付けていることはありますか?スッピンで過ごすことが多いですね(笑)。日焼け止めも付けずに海に行ってしまうことも…。ただ、つばの広い帽子は必ず被るようにしています。以前、肌が 荒れて皮膚科を受診したら、無添加の石鹸をすすめられ、それを使ったらすぐに肌荒れが治ったんです。以来、その石鹸を愛用しています。――シンプルなスキンケアなのにお肌がとてもきれいですね。いつも好きなことをやり、好きな人達と一緒にいるからでしょうか(笑)。あとは、疲れていると感じたら、いつでもどこでも眠るようにしています。子供がいるので、早寝早起き、朝ご飯を食べる習慣など、自然と規則正しい生活を送っています。週末になると子供と目一杯歩いたり走ったりするので、気が付いたら運動している感じですね。■今回の撮影にあたり、イセタンミラーの門脇奈美さんがメイクを担当。明るく自然体の石戸さんの雰囲気に合わせて、メイクも優しい印象に仕上がった。敏感肌であることを考慮し、オーガニック&ナチュラルな製品を中心に使用。スキンケアは「ジュリーク(Jurlique)」、ファンデーションは「スリー(THREE)」。ベースはブラシで付けることで、むき卵のようなツルっとした質感を出した。アイシャドーやチークはピンク系でナチュラルに仕上げつつ、アイラインをしっかり引いてメリハリを付けたのがポイント。「目鼻立ちがはっきりされているので、パーツを生かしたメイクをするだけで、華やかな印象に仕上がります」と門脇さん。主な使用アイテムは、ジュリーク「クレンジングローション リプレニッシング」、スリー「フローレスエシリアル フルイド ファンデーション 203」、ルナソル「ペタルピュアアイズ 01」、イセタン ミラー ボーテ「アイライナーペンシル01」、アディクション「アディクション ブラッシュ12」。【石戸奈々子プロフィール】1979年東京生まれ。東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員となる。2002年、NPO法人CANVASを設立。これまで開催したワークショップは2,000回、約30万人の子供達が参加。2011年、株式会社デジタル絵本設立。総務省情報審議会委員や慶應義塾大学准教授を務める。著書に『子どもの創造力スイッチ!遊びと学びのひみつ基地CANVASの実践』『デジタル教科書革命』など。デジタルえほん作家&一児のママとしても奮闘中。【イセタンミラーについて】イセタンミラーは「欲しい時に好きなように欲しいモノだけ買えるラグジュアリーコスメショップ」がコンセプトのコスメショップ。そこで働くのがイセタンミラーガールだ。かつて百貨店でしか買えなかったブランドコスメを、ブランドの垣根を越えてセレクト出来る同ショップでは、アイテムを1人で試して選ぶことも、イセタンミラーガールに相談して選ぶことも可能。現在、国内で9店舗展開している。前半へ戻る。
2014年10月11日仕事や家庭など、様々な場面で活躍する女性達を紹介するインタビュー企画「輝く女性の秘密」。第7回は、子供向け創造・表現活動を推進するNPO法人・キャンバス(CANVAS)の理事長であり、絵本のアプリを製作する株式会社デジタルえほんの代表を務める石戸奈々子(いしど・ななこ)さん。未来を作る子供達のために、日々奮闘する石戸さんに話を聞いた。――今年設立10周年、石戸さんが主宰されているCANVASでは、どのような活動をされていますか?CANVASでは、子供達の創造力やコミュニケーション力を育むような活動を産官学連携で推進しています。これまでは知識を詰め込み、暗記することが重要視されてきました。しかし、情報化社会になりいくらでも情報が手に入るようになった今、その相対的な価値は下がっています。現代の子供達に求められているのは、コンピューターには代替出来ない力としての、他者と協働しながら新しいものをつくり出す力、創造力とコミュニケーション力だと考えています。だからこそそのような力を育むワークショップなどをCANVASは企画・運営しています。――石戸さんが代表を務めているデジタル絵本との繋がりは?私達の活動は、ワークショップやイベントの開催に加え、子供達の学びを支える大人のネットワーク作りなど、多岐に渡ります。その中で、家庭でもクリエーティブな活動ができるようタブレットやスマートフォンを活用した、子供向けデジタルコンテンツも作っています。作家の方々もかかわって頂いているので、デジタルえほんに関連する事業を便宜上、株式会社化していますが、すべての活動は連動しています。――最近の活動の中で心に残っているプロジェクトはありますか?今年10回目を迎える「ワークショップコレクション」が、青山学院大学青山キャンパスで8月29・30日に開催されました。CANVASは子供達が 何かをつくって表現する場、それを支える企業、自治体、学校、ミュージアム、地域、家庭など大人達が手を取り合う場、この二つの“場”を作ることを大事にしてきました。それを可視化したのが「ワークショップコレクション」です。第1回目は来場者500人でしたが、回を追うごとに規模が大きくなり、前回は2日で10万人が来場するまでに成長しました。数値目標を掲げてきたわけではありませんが、やはり感慨深いですね。もともとすべての子供達に学びの機会を提供したいという思いで始めたワークショップコレクションですので、ワークショップコレクションに合わせて、全国で同時にワークショップを開催することで、日本中で盛り上げていけないだろうか?と考えました。そこで、今年からはクリエーティブキッズデイという企画を始めました。子供達の「創る」を応援する年に1度のお祭りを催そうというものです。今年は北海道から沖縄まで、全国から約150のワークショップが参加してくれました。愛知ではワークショップコレクションと同じ日に、24のワークショップが一同に集うワークショップギャザリングが開催されています。――多くの人とかかわり合いながら、成長してきたのですね。そうですね。私達の力というよりも、子供が持っている力の大きさに驚かされます。子供達は創造力はもちろん、求心力も持っています。子供に関連する活動を続けていると、子供を“未来の宝”だと思う大人達が、支援の手を差し伸べてくれるのです。――多忙な毎日を過ごされていますが、アクティブに活動する秘訣は?毎日を楽しむことでしょうか。私は仕事とプライベートの垣根があまりないんです。ただ、4歳の子供がいるので、出来るだけ一緒に過ごす時間を作るようにしています。そのために、仕事のスタイルを変えて、同僚やスタッフなどと仕事を共有して、任せられることは任せています。私自身も、やらなければならないことは先延ばしにせず、その日のうちにやってしまうなど効率的に仕事をするよう心掛けています。――10年後の自分の姿を想像すると?今、好きな人達と好きなことをやっていているので、10年後も同じように活動していたい。この活動を海外にも広げてみたいと思っています。海外のクリエーティブで面白いものをワークショップコレクションで紹介したり、海外で開催したりすることも考えています。――憧れている人はいますか?鉄の意志と実行力を持つイギリス初の女性首相マーガレット・サッチャーさん、ルパン3世に登場する女性らしさが印象的な峰不二子さん、日本人女性らしい穏やかな立ち振る舞いの美智子皇后陛下が素敵だなと思います。――それぞれ個性的でパワフルな面々ですね。では今一番会ってみたい人は誰ですか?次の時代をつくっていく天才キッズ達に会いたいですね。最近、インターネットを活用する世界中のキッズやティーンの活動をまとめた冊子「インターネットで 出来ること」を発行しました。今の子供達は、新しい表現ツールや発信ツールを手にして、私達には想像も出来ないような活躍をしているんですよ。後半「ゲタの音が明るく響く、自然体の魅力」へ続く。
2014年10月11日渋谷、道玄坂をあがったところにある「FabCafe」は、レーザーカッターや3Dプリンタなど、普段なかなか触れることのできないクリエイティブな設備を併設したデジタルものづくりカフェだ。毎日さまざまなクリエイターが訪れるこの場所で、ワコムが新たに発売したiPad/iPhone向けスタイラスペンを用いたワークショップおよび新製品体験会が開催された。今回行われた「デジタル・ラクガキ・スケッチ・ノート入門ワークショップ」は、人気ブロガーであり、「ラクガキコーチ」というユニークな肩書を持つタムラカイ(タムカイ)氏を講師に迎え開催されたもので、ワコムが9月5日に発表した新スタイラスペン「Intuos Creative Stylus 2」とiPadを用いてだれでも簡単に本格的な絵が描ける方法をレクチャーする、約1時間のワークショップ。会場はタッチ&トライも含め、開始前から多くの人でにぎわっていた。ワークショップで用いる「Intuos Creative Stylus 2」はiPad用のスタイラスペンとして開発されたもので、ペン先の直径はわずか2.9㎜。手元を確認しながら描くことができるため、アナログのペンで描くような感覚で描画などを行えるのが特徴だ。ワークショップではまずワコムの無料ノートアプリ「Bamboo Paper」を立ち上げ、iPadで写真を撮る。今回は自分の似顔絵を描くのがテーマだ。撮った写真にレイヤーを重ねて上から鉛筆ツールなどでなぞっていくという方法で絵を描いていくと、あっという間に自画像ができあがる。タムカイ氏は、「スケッチはコツをつかめば意外と簡単にできますよ」ときっぱり。「ベースに写真があれば、ある程度のライン引きが誰でもできるので始めやすいと思います。あとはそもそもの写真のアングル、選ぶペン先の種類や色によってそれぞれ描く人の個性がでてきます」と、今回のワークショップの手法に関してアドバイス。「旅先などでiPadを用いて撮影した写真をもとに、絵を描くというのもオススメです。そうすることによって、その場所も写真もさらに特別なものとなっていくと思うんですよ。もっと気軽に、身近なものから挑戦していってほしい」とも語った。ワークショップへの参加は初めてという参加者は「コツを教えてもらって描くとすごく楽しいです! ペンの種類によって線の表情がガラッと変わるものなんですね。これがあれば、どこでも好きな場所で絵が描けますね」と感心しきり。その一方、別の男性は「普段、スタイラスペンを使っているのですが、いまひとつ使いこなせていなくて」と、スタイラスペンへのややネガティブな印象を語った。しかし、「Intuos Creative Stylus 2」を使ってみたところ、「持った感覚も太めのボールペンのようで違和感がなく、本物の筆記具みたいな使い心地に驚いています」とその印象が一変したということで、「iPadで絵を描いたのも初めてなんですが、予想以上におもしろいです。自分もタムカイさんのようにブログでもはじめてみようかな」とほほえんでいた。1時間予定のワークショップだったが、どの参加者も描き始めると(インタビューするのがはばかられるほどに)どんどん夢中になって楽しんでいるのが印象的で、終了後、引き続き作品制作を続ける様子も多く見受けられた。○Web通販限定の「Cintiq Companion」タッチアンドトライも!なお、会場ではセミナー以外に、登録不要で参加できる同社のスタイラスペンや液晶ペンタブレット製品群のタッチ&トライも行われた。液晶ペンタブレット製品からは「Cintiq 13HD」、「Cintiq Companion」、「Cintiq Companion Hybrid」が展示されていたが、「Cintiq Companion」シリーズ2製品は家電量販店などでは店頭展示されていないWeb専売品となっているため、購入を検討中の人が実機を見られる貴重な機会を逃すまいと、この日のために足を運んだようだ。実際、実機のまわりには人だかりができ、その注目度の高さが見て取れた。「Cintiq Companion」の実機を試すために訪れた人に話を聞くと、「マルチタッチなのでわざわざペンを持ちかえる必要もないのが何よりいいですね。キーボードを置く場所も必要ないし、ノートを買うかタブレットを買うか迷っていたんですが、予算や機能、使い勝手を考えるとこの13.3インチが一番いいかなと感じています。「Intuos Creative Stylus 2」も、もちろん買いですね!」と語った。実機を触ったことで、購入の意思やさらなるスタイラスペンの導入まで検討していたようだ。最後に、スタイラスペンで描いたイラストや文字が、そのままスタンプになる「世界でひとつ、手書きのFABスタンプを作ろう!」イベントを体験。いつもFabCafeでキットとして用意している「Fab Stamp」を当日限定のワコムの特別仕様で作成した。新作ペンタブレットへの熱いタッチアンドトライを横目に、スタイラスペンの新たな可能性と身近な使い心地を体験できる楽しい一日となった。
2014年10月10日シグマは、コンパクトデジタルカメラ「SIGMA dp1 Quattro」を10月24に発売すると発表した。価格はオープンとなっている。推定市場価格は101,500円(税別)。関連記事シグマ、新開発の3層イメージセンサーを搭載する「dp Quattro」を開発発表(2014年2月10日)シグマ、3層センサーと28mm相当レンズ搭載のコンデジ「dp1 Quattro」を発売(2014年9月12日)新開発のFoveon X3 ダイレクトイメージセンサー「Quattro」と、焦点距離19mm(35mmフィルム換算時28mm相当)のレンズを搭載するコンパクトデジタルカメラ。2014年2月に開発発表、9月に製品化が発表されており、今回正式に発売日が決定した。一般的なデジタルカメラのイメージセンサーではR(赤)・G(緑)・B(青)のカラーフィルターを水平に配列して色情報を取り込むのに対して、シリコンの異なる深さに3層のフォトダイオードを配置するFoveon X3 ダイレクトイメージセンサー「Quattro」では単一セル内で全てを記録。グラデーションなどを豊かに表現できるなどの特長を有する。主な仕様は、撮像素子が23.5×15.7mm・有効約2,900万画素のFoveon X3 ダイレクトイメージセンサー「Quattro」、レンズが焦点距離19mm(35mmフィルム換算時28mm相当)、F値がF2.8~F16、ISO感度がISO100~ISO6400となっている。背面のモニターは3型・約92万ドット、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード、記録形式はRAW、JPEG。サイズはW161.4×D87.1×H67mm、重量は425g(電池、メモリカード除く)となっている。なお、初回出荷分には、購入者特典としてシグマオリジナルの「dpラッピングクロス」が同梱されている。カメラをバッグに入れて持ち運ぶ際、キズが付きにくくするもの。
2014年10月10日アユートは9日、デジタルカメラの液晶モニターを約2.8倍に拡大して視認できる「液晶ビューファインダールーペ」の発売を発売した。液晶モニターサイズに合わせるアタッチメントの種類によって、A~Fの6種類を用意。いずれも直販サイト価格で1,851円(税別)となっている。液晶ビューファインダールーペをデジタルカメラの液晶モニターに装着することで、モニターの見え方が約2.8倍に拡大され、マニュアルフォーカスにおけるピント合わせの精度を向上できる。また、表示される文字なども大きく見えるので、情報を確認しやすい。液晶モニターを覆うように本体を装着するため、日中の屋外など太陽光の下でも画面がクリアに見える。画面をのぞくフード部分には深く大きなアイピースを採用し、メガネを装着したままで使用可能だ。ファインダールーペの着脱はマグネット式。取り付けアタッチメントの装着方法は、A~Bタイプが両面テープ、C~Fタイプが三脚穴となっている。対応する主なデジタルカメラは以下の通り。Aタイプ(3型液晶モニター)Canon 5D II / 7D / Kiss、Nikon D700 / D800Bタイプ(3.2型液晶モニター)Canon Kiss X4 / 5D IIICタイプCanon Kiss X5/ 60DDタイプSONY NEX3 / NEX 5EタイプNikon 1FタイプCanon EOS M本体サイズは共通で、フードがW100×D85×H135mm、アイピース収納時がW100×D85×H80mm、重量が約75gとなっている。
2014年10月10日リコーイメージングは10月9日、コンパクトデジタルカメラ「RICOH WG-30」「RICOH WG-30W」を発表した。発売はWG-30が10月中旬で、WG-30Wが12月となっている。価格はオープンとなっており、推定市場価格はWG-30が27,500円、WG-30Wが32,500円(いずれも税別)。2014年2月に発表された「RICOH WG-20」の後継となるタフネスデジタルカメラ。水深12mで2時間の連続撮影が可能なIPX8、JIS保護等級8相当の防水性能、IP6X(JIS保護等級6)相当の防塵性能、1.5mの高さから落としても動作する耐落下衝撃性能、マイナス10度の寒さで動作する耐低温性能を備えている。2モデル共通で新型の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。加えて、画像処理エンジンも新しくなり、最高ISO6400対応の高感度性能と有効約1,600万画素の高精細な描写を実現している。超解像技術による解像感の高い描写が可能なほか、また4枚の画像を合成してブレを抑えた描写を実現する「手持ち夜景」モードを新たに搭載した。WG-30WのみWi-Fi(無線LAN)接続機能を内蔵しており、スマートフォンからリモート撮影を行ったり、撮影した画像をスマートフォンで閲覧、保存したりすることができる。また、6灯のLED補助光をレンズ周囲に配置。WG-20同様に、被写体を大きく拡大して撮影できる「デジタル顕微鏡」モードを搭載しており、肉眼では確認しにくいミクロの世界を記録することができる。加えて「瞬間輝度アップ」機能が、撮影の瞬間にLED光量をアップ。手ブレ、被写体ブレを抑えて撮影することができる。主な仕様は、撮像素子が有効約1,600万画素・1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)、レンズが焦点距離約28~140mm(35mmフィルム換算時)の光学5倍ズーム、F値がF3.5~F5.5、対応感度がISO100~ISO6400となっている。背面モニターは2.7型・約23万ドットの液晶方式、記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードのほか約68MBの内蔵メモリが利用可能。動画の記録形式はH.264で、記録画素数は1,920×1,080ドット/30fps。バッテリーは専用のリチウムイオン充電池で、撮影可能枚数は約300枚(CIPA準拠)。サイズは約W122.5×D29.5×H61.5mm(操作部材、突起部を除く)、重量は電池、メモリーカードを含む状態でWG-30が約192g、WG-30Wが約194gとなっている。
2014年10月09日ニコンは、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S6900」を10月16日に発売することを発表した。推定市場価格は税別35,000円前後。左右に180度開くバリアングル液晶を備えるなど、"自分撮り"を意識して開発された製品だ。発表当初は9月中旬としていたCOOLPIX S6900の発売が10月16日に決定した。COOLPIX S6900は、左右に180度開くバリアングル液晶をはじめ、背面にカメラスタンド、前面にシャッターボタンを備えるなど、"自分撮り"機能に注力したコンパクトデジタルカメラだ。「メイクアップモード」では、「美肌」「美白」「ソフト」「鮮やかさ」の4種類の効果を撮影時に適用できるほか、再生時に適用できる効果がS6600の8種類から「ビッグアイ」「アイシャドウ」「ホワイトアイ」「マスカラ」「クマ軽減」「美肌」「美白」「チーク」「小顔」「テカリ軽減」「歯のホワイトニング」「リップカラー」の12種類へ増えた。撮像素子は有効1,602万画素の1/2.3型CMOSセンサー、レンズは焦点距離25~300mm(35mmフィルム換算時)の光学12倍ズーム、開放F値はF3.3~F6.3。そのほかの仕様詳細は関連記事を参照いただきたい。
2014年10月08日マーケターのデジタル・ハブとなるTurnは10月7日、電通に対し、データマネージメントプラットフォームとプログラマティック広告の実行、最先端の分析などのサービスを提供すると発表した。Turnは、エンタープライズ向けデータマネジメントプラットフォーム「Audience Suite」と、ビデオやモバイル、ソーシャル、ディスプレイ等の広告用デジタルメディアバイイングプラットフォーム「Campaign Suite」、マーケターのために設計されたデータ検索・最適化・保管ソリューション「DataMine Analytics」という3つのリアルタイムマーケティングアプリケーションを提供する。電通は、Turnのソリューションの採用にあたり、同社の世界市場におけるデータドリブンマーケティングプラットフォームとしての実績と、自由で高度な分析をカスタマイズ可能な柔軟性、データを活用したオーディエンスの拡張やターゲティングといったメディア・エグゼキューション能力を評価。特に、ポイント・アンド・クリックでデータ収集ができる「Flextag」や、使いやすく幅広いレポーティング機能、高度なデータ分析機能「Datamine」を高く評価したという。
2014年10月08日ライカカメラジャパンは、「Photokina 2014」で発表されたデジタルカメラ「ライカ X-E」の発売日を10月11日とすることを発表した。ライカストアにおける価格は税込226,520円。「ライカ X-E」はレンズ一体型のコンパクトデジタルカメラ「ライカ X2」をベースにしたモデル。有効1,620万画素のAPS-CサイズのCMOSセンサー、レンズは「ライカ ズミルックス f2.8/24mm ASPH.」を搭載する。背面のモニターは23万ドットの2.7型液晶。本体サイズはW124×D51.5×H69mm、重量はバッテリーを含まない状態で316g、バッテリーを含む状態で約345gとなっている。「Adobe Photoshop Lightroom」のダウンロード権が付属する。
2014年10月07日ザインエレクトロニクスは10月3日、100mデジタル信号伝送が可能な独自のインタフェースであるI/OSpreaderの新製品「THCS133/134」のサンプル出荷を開始したと発表した。同製品は、V-by-One HSをはじめとする、同社の豊富な高速インタフェース技術とノウハウを活用して開発された。具体的には、I/OSpreader技術は、パラレル信号をシリアル信号に変換して伝送することにより、スイッチのON/OFF信号、LEDのON/OFF制御信号、モータ制御信号、スピーカ制御信号などの伝送の際に、従来、16本のパラレル信号が必要だったものを1本のシリアル信号のみで伝送することが可能になる。さらに、デバイスアドレスを指定したデータの送受信を行うことも可能で、最大で16個のデバイスを同時に取り扱うことができる。そして、産業機器などにおける長距離の信号伝送のニーズに対応しており、100mの長距離にわたる信号伝送時にも配線本数を削減することが可能な他、内蔵フィルタの機能により優れた強い耐ノイズ特性を実現している。これらにより、I/OSpreaderは、スイッチ、LED、モータなどを搭載し、配線コストに割くスペースや配線重量を削減することが求められている機器や、信号伝送が必要なヒンジ部・関節部を持つ機器などにおいて、電子基板間伝送での広範な使用が期待される。例えば、マシンビジョン、セキュリティカメラ、ビル関連機器、車両機器、自動券売機、銀行などの現金自動引出機(ATM)、販売時点管理システム(POS)端末、複合機、多機能電話機、産業用工作機器、ポンプ、ロボット、搬送装置、内視鏡、アミューズメント機器、スピーカー、家庭用電気製品などの市場での活用が期待されるとしている。なお、パッケージは16ビット対応の「THCS134」がQFN-20、8ビット対応の「THCS133」がDIP-20。
2014年10月07日アーバンリサーチはこのたび、同社公式スマートフォンアプリ「UR STYLE」のスキャン機能を強化し、QRコードから商品の紹介動画や詳細情報などのデジタルコンテンツへシームレスなアクセスを可能とした。「UR-STYLE」は、全国の130を超える店舗のスタッフがスタイル写真を毎日更新するアプリ。この写真には、ショップ情報のほか、モデルの身長や着用サイズ、コーディネートに使用しているアイテムが記載され、アイテムは、ONLINE STOREへの該当ページリンク先から購入することが可能だ。今回のスキャン機能強化では、カタログや店頭ポスター、チラシ等に掲載しているアプリ専用のQRコードから、目的の商品に関する動画ページへのアクセスが可能になった。動画画面を閉じると、商品詳細ページとなり、商品名や商品価格、商品を使用したスタッフのコーディネート写真、在庫のある店舗など商品について知りたい基本的な情報が閲覧できる。QRコードのスキャン履歴は自動で保存され、関連動画や商品情報をいつでも確認可能。カタログなどの紙メディアからデジタルコンテンツへのアクセス、オンラインストアでの購入までシームレスなアクセスを実現したという。
2014年10月04日米Evernoteは10月2日(現地時間)、米サンフランシスコで開催中のEvernote Conferenceにおいて、Evernoteをデジタル時代のワークスペースとするビジョンを示し、クラウド時代のプロダクティビティに焦点を当てた新機能「コンテキスト」と「ワークチャット」を発表した。私たちはファイルやドキュメント、スライドなどを当たり前のように受け入れて使っているが、それらはタイプライターやキャビネット、スライドプロジェクターなどを使っていた頃に、仕事にPCをとけ込ませるために生まれたメタファーであるとCEOのPhil Libin氏は指摘した。デジタルに移行し、そうしたモノが主要なビジネスツールではなくなった今、モノを意識したメタファーはむしろプロダクティビティを損なうものになり得る。価値のある情報がキャビネットの奥に仕舞われたまま、誰にも気づかれないのが今日のスタイルではない。効率的に情報を集め、いつでも適切なタイミングで必要な情報にアクセスでき、価値のある情報を効果的に共有できてこそ、今日のプロダクティビティである。Evernoteが考えるデジタル時代のワークフローは「Write」「Collect」「Find」「Present」。そしてEvernoteは、これら4つのアクションを円滑に実行できるワークスペースになる。新機能のコンテキストとワークチャットは、よりスムーズな情報共有と共同作業を実現する機能になる。年内に主要なプラットフォーム(Windows、Mac、Android、iOS)のEvernoteに実装される予定だ。コンテキストは、ユーザーがEvernoteで取り組んでいるプロジェクトに関連する情報をインテリジェントに自動表示する。ユーザーが入力または収集した情報をEvernoteが開発したアルゴリズムが解析し、過去のノートから現在のプロジェクトに関連した情報を引き出す。Evernote Businessの場合はチームで共有しているノートブックも対象になる。また社内で、その内容に関して詳しいと思われる人物をリストアップするExpertise Discoveryという機能も備える。コンテキストは外部のソースからの関連情報も表示する。例えば、ノートに記された人物をLinkedInで検索して最新の情報をまとめてEvernote内で示す。また、オンライン媒体からも記事やデータを集めて資料として表示する。この連携に関してEvernoteはDow Jonesとパートナーシップを締結。Evernote内からコンテキストで表示されたWall Street JournalやFactiva (Evernote Businessのみ)のコンテンツを読めるようになる (英語ユーザーから提供)。ワークチャットはEvernoteに組み込まれるメッセージ機能である。ノートやノートブックを共有でき、ワークチャットを通じてEvernoteユーザーは考えやアイディア、資料、関連情報などを交換できる。ワークチャットを使ったリアルタイムの共同作業やコミュニケーションを促進するために、共有ノートを開いた時に同時にアクセスしているチームメンバーをそれぞれが把握できるようにする。ワークチャットを活用すれば、メールにファイルを添付してやりとりするよりも効率的かつ直接的に作業を進められる。ワークチャットは古いメタファーの1つである「インボックス」へのユーザーの依存を軽減するソリューションになる。
2014年10月03日デジタルステージは2日、同社が提供するオンラインホームページ作成サービス「BiND Cloud(バインド・クラウド、以下BiNDクラウド)」のセールスパートナー制度を開始したと発表した。今回開始されたセールスパートナー制度は、BiNDクラウドを同社に代わって取り次ぎ販売を行い、その販売件数に応じた売り上げの一部を報酬として同社が支払う制度。販売契約数に応じて「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の4つのクラスを設け、報酬額は契約数が増えるほど割合がアップし、最大で売上額の30%が支払われる。セールスパートナーになるための初期費用やノルマなどは設けておらず、所定の方法で申し込みを行えば、個人・法人を問わず始めることができる。想定するパートナーイメージは、Web制作会社、Webコンサルティング会社、フリーランスのデザイナー、教育機関など。同社は、BiNDクラウドを活用しながらWeb制作のパフォーマンスをともに高め発展してゆけるパートナーを増やすことで、BiNDクラウドユーザーの拡大を図っていくとしている。
2014年10月02日パナソニックは10月1日、「DMC-LX100」「DMC-GM5」などデジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズの新モデルの発表に合わせて、東京都内で報道関係者向けの発表会を開催した。DMC-LX100は、レンズ一体型の「LUMIX」シリーズとして初めて4/3型MOSセンサーを搭載するモデル。一方のDMC-GM5は、レンズ交換式タイプの「LUMIX」シリーズの中で特にコンパクトさを重視して設計された「LUMIX GM」シリーズ新モデルで、従来機「DMC-GM1」にはなかった装備として、新たにEVF(電子ビューファインダー)が採用されている。いずれも11月13日発売で、価格はオープンとなっている。推定市場価格はDMC-LX100が103,000円前後、DMC-GM5のボディのみが90,000円前後、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」が付属するレンズキットが100,000円前後(いずれも税別)。関連記事パナソニック、4/3型MOSセンサー搭載コンデジ「LUMIX LX100」を国内で発表(2014年10月1日)パナソニック、EVF搭載の超小型ミラーレス一眼「LUMIX GM5」を日本国内発表(2014年10月1日)○ライカも認める高い技術力発表会では、AVCネットワークス社 イメージングネットワーク事業部の杉田卓也事業部長が登壇。一眼カメラ市場を中心に、デジタルカメラ市場の動向を紹介した。杉田氏はまず、同社が2008年にミラーレス一眼の初代モデル「DMC-G1」を発売してから6年が経過したことに触れ、「ミラーレス構成比がグローバルに拡大している」とコメント。ミラーレス一眼のグローバルの一眼カメラ市場における構成比が3割近くになったことを説明した。一方で、世界最大規模のカメラ展示会「Photokina」が開催されているカメラ大国・ドイツでは、2013年10月に20%しかなかった一眼カメラ市場におけるミラーレス一眼の構成比が、2014年5月には41%と1年足らずで倍増している点を強調。次に杉田氏は、このようなミラーレス一眼を前面に押し出して展開している「LUMIX」シリーズを支える技術について紹介。非球面レンズなどの高性能レンズを製造している山形工場の技術力について「ライカの認証を受ける高い技術を持っている」と、自社の光学技術に自信をみせた。また、フラッグシップ機「DMC-GH4」で採用されている空間認識AFなど、AF(オートフォーカス)についても優れた技術を持っている点に触れた。○ミラーレス No.1を目指す杉田氏はさらに、パナソニックが2024年までオリンピックのトップスポンサー契約を更新した点に触れ、「公式スポンサーとして放送機器を納入してきた」と強調。放送機器で培った技術基盤が「LUMIX」シリーズでも活用されていることを説明し、「(プロ向け機材で培った高い技術力を持つ)パナソニックが新たに提案するのが"4Kフォト"だ」と語った。4Kフォトとは、4K解像度(多くは3,840×2,160ドット=約830万画素)の動画から静止画を切り出すとしてパナソニックが提唱している撮影のムーブメントだ。現状、30fps記録が主流の4K動画から1コマを切り出すことで、30コマ/秒で連写しているのと同様になると杉田氏は語る。杉田氏は、4Kフォトを可能にする4K動画記録対応の新製品として「DMC-LX100」を紹介。4K記録対応モデルのラインナップが拡大している点を強調した。杉田氏は最後に、「パナソニックは"CHANGING PHOTOGRAPHY"をテーマにミラーレス No.1を目指していく」と、高い技術力で市場のパイオニアであり続ける姿勢を示した。
2014年10月01日ライカカメラジャパンは、「Photokina 2014」で発表したデジタルカメラ「ライカ X」と「ライカ V-LUX」の発売日を発表した。「ライカ X」は10月4日、「ライカ V-LUX」は10月1日に発売する。ライカストアにおける価格は「ライカ X」が税込289,440円、「ライカ V-LUX」が税込183,600円。「ライカ X」と「ライカ V-LUX」は、「Photokina 2014」にて発表されたデジタルカメラ。2014年9月16日(ドイツ時間)の製品発表時には10月以降とされていた発売日が、このたび正式に決定した。「ライカ X」は、有効1,620万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ。レンズには、大口径の「ライカ ズミルックス f1.7/23mm ASPH.」を搭載しており、大型センサーとの組み合わせにより、ディテールに至るまで緻密に描写することが可能だ。開放F値がF1.7と明るく、ボケ味の美しい写真を撮影することができる。「ライカ V-LUX」は、25-400mm(35mm判換算)の焦点距離をカバーする大口径レンズ「ライカ DC バリオ・エルマリート f2.8-4.0/9.1-146mm ASPH.」を搭載したレンズ一体型デジタルカメラ。広角端で開放F2.8、望遠端で開放F4の明るいレンズとなっている。被写体に3cmまで近づいたマクロ撮影も可能。動画撮影では4K動画の撮影に対応する。撮像素子は有効2,010万画素の1型MOSセンサーだ。
2014年09月30日右手に指輪をする夫
兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい