展望リビングがゆとりと癒しを生む機能と美しさが共存した共働き夫妻のための家
(真由美さん)
職場は異なるもののデザインの仕事をしているお2人。すでに解体してしまったという模型の写真を見せていただいたが、それは現在の住まいにかなり近い完成度の高いものであった。
南向きの傾斜地に建つ。眼下には住宅街が広がり、その先の小高い丘に動物園を有する公園がある。「あ、キリンの頭が見えた!」と薫ちゃん(6歳)が教えてくれた。
ダイニングに座りながらも景色が楽しめる。「動物園の“サルの餌やりタイム”には、にぎやかなサルの声が響き渡ります(笑)」と聡司さん。
気持ちのよい眺めを得たキッチン
「フロアごとに役割を明確にしたかった」という真由美さん。1階は収納や水回りなどの機能面を詰め込み、2階は家族で豊かな時間を過ごす場に。そして、基礎を兼ねた地階は完全プライベートなスペースとし、生活と空間にメリハリをつけた構成にした。
テラスと一続きの2階リビングは、内と外が一体化した広がりのある空間。眺めの良さを最大限に活かした造りになっている。フルオーダーのアイランドキッチンを家の中央に配し、ダイニング中心の生活を選択した。
「家に居る時間はキッチンに立っていることが最も長いので、ここから眺望を楽しみたいとリクエストしました。